「あ、今日はダンナ君も連れて行こうかな。」
彼に電話すると、出ない。「やっぱりだめか。」彼は私の仕事場にはあまり来たくないのである。
彼の仕事は8時-5時の堅気のお仕事。なーんて書くと、私のお仕事が破廉恥なように聞こえるが。。。人様に言えないような職業じゃなくってよっ!!とにかく、私は彼が帰ってくる頃に出かけて、週末も仕事のことが多い。なので、時間的にはいつもすれ違い。なので、毎朝、彼のランチとコーヒーは詰めて持たせ、ディナーもなるべく作っておいておくようにしている。

土曜日は遠出するので、帰ってくるのは真夜中。今週は3連続で夜遅い仕事だったので、今日一緒に出かけられれば、少し話ができて、彼の落ち込みをどうにかできるかなと思っていたところだった。
と、彼から電話が。「いいよ、行っても。」とのこと!!しめた!!
早速家に寄って、彼を車に乗せる。「向こうに今日泊まってこようか?」「お前の好きなようにしていいよ」
なので、急遽、一泊分の着替えと最小限のコスメだけバッグにつめ、猫たちのご飯を余分に置いて、家を出た。
家を出たのは午後3時半ころ。彼は案の定、もう酔っ払っていた。
アル中もいいところ。
でも、家で一人でいると飲んでしまう。だから、外に連れ出さないとだめなのだ。2時間のドライブで、なぜ落ち込んでいるか、なぜ飲まないといけないのか、などについて話す。カウンセラーのように振舞うように努める。少しは元気が取り戻せた感じ。話し相手が必要なのだ。
到着してから、とあるレストランで食事をしてから、私の仕事場へ向かう。
私の仕事仲間で友人でもあるJ氏は、ダンナ君が大好きなので、顔を見ると喜んでハグしてくれた。
J氏も最近私生活でいろんなことがあったため、痛みを分かち合っている様子。
と、そこにっ!!
Fabio登場!!Fabioというのはもちろんニックネームなのだが、金髪のガタイのいい青年で、年末の仕事で、ダンナ君を連れてきたときにみんなで知り合って、即、気の会う仲間になった彼なのだが、お仕事のために国へ帰ったと聞いていた。それが、予定が変更になって、まだこっちに滞在していたらしい。
そしてなんとっ!!!!!
Fabio君、今日彼女にプロポーズするんだって!!!おーまいがー!!
そーんなところに居合わせた私たち。「いつよ?!!」「彼女が仕事終わるのが11時ころだからその後。」オッケー、まだ夜は始まったばかりよ。今からどきどきしてきたけどー!!!ヽ(゚◇゚ )ノ
私とダンナ君は、結婚して今年で10年目になる。子供はまだいない。
10年前のプロポーズのときの話をFabio君に聞かせてやったと自慢げに話すダンナ君を見て、ちょっと感動。
大人になったな、と思った。いろいろあったもんね私たち。よくここまで来たよ。・°・(ノД`)・°・私の仕事も終わり、友人に呼ばれた2件目の店でワインを一杯飲んでから、彼女を迎えに行くためダウンタウンを3人で闊歩する。Fabio君の長い足、緊張しているのか速い足取り、追いつくのに必死だ。
「彼女には何も言ってないから、内緒で」オッケー!!!カメラの準備しとくからーーー!!!
会ってみると、彼女は仕事前に私たちが寄ったレストランで働いている子だった。「さっき会ったよね!」だって。笑 なんという偶然の重なりあいだろうか。

しばし歓談の後、Fabio君が消えた。
と思ったら、ミュージシャンを従えた舞台上で、マイクを片手に話し始めた。
自分はこの町のものではないが、この町でかわいい彼女を見つけることができたこと、とても幸運に思っていて、これからも彼女と幸せに暮らしたいと思っていること、などなど、大きなマッチョの体をもてあましてテレながら語った後、彼女を舞台上に呼び出した。。。!!!
ひざまづくFabio。指輪を取り出すため、マイクから手をはずす。話がよく聞こえない。
携帯でビデオをとる私。近くのテーブルのお兄さんに、すいません、撮らせて、友人なの、とか言ってる間に
ぶちゅーーー!!!
でました!OK!!SHE SAID YES!!! ラブラブな2人

はぁーーー こーんな幸せな瞬間を目の当たりにするなんて誰が思ってた?

ダンナ君を連れてこいという神様たちの指令がちゃんと受け取れてよかったよ。

10年前のフレッシュな気持ちを思い出させてくれる出来事でした!
Fabio&彼女、末永くお幸せになっ!!
毎日毎日、よくこんなにいろんなことが起きるもんですね。アデプト効果なのかっ?!
もう、疑う余地もなくなってきましたけどっ!!

散々酔っ払った私たちは、ちゃんとまじめに泊まって帰ってきました。(・∀・)
日曜日はくったくただったので、なーんにもしませんでしたとさ。おしまい
