私事ですが、先日、鍼灸をした後の寝汗が凄いんです。

急に寝汗をかき始めたのが、実際に鍼灸のせいかどうかは不明なんですが、心配になって治療院に問い合わせてみました。

「寝汗のほかに、トイレが近くなっていませんか」

確かに、小用の回数が増えたので「はい」と答えると、「体内の余分な水分を排出しようと、代謝がよくなっているようですので、少し様子を見てみましょう」とのこと。

寝汗で睡眠途中で目覚めるのですが、寝起きは思ったよりも爽快なので、これは体にとっていい方向なのか!?

げに中国医療、恐るべし!


続いての話題です。

ううん、囲碁界初の7冠を戦っている大事な最中なんだが・・

囲碁・井山6冠離婚!
将棋の室田女流二段と結婚3年半、25日にも正式発表
スポーツ報知 1月25日(月)

 史上初の7冠制覇が期待されている囲碁の井山裕太6冠(26)=棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖=と将棋の室田伊緒女流二段(26)が離婚していたことが24日、分かった。
25日にも日本棋院から正式発表される。

 井山と室田は2009年に知人を介して知り合い、ともに生年月日が1989年5月24日だったことも縁になり、約半年後から交際をスタートさせた。
2年半の交際期間を経て、23歳の誕生日を迎えた12年5月24日に結婚した。

 関係者によると、各棋戦の対局だけでなく囲碁界の顔として全国を飛び回る井山と、イベントなどに引っ張りだこの室田が次第に擦れ違うことが多くなり、話し合った末、昨年末に離婚した。
子供はおらず、前向きな円満離婚という。

 井山は02年に中学1年で囲碁棋士に。
09年に史上最年少の20歳4か月で名人になるなど活躍。
室田と結婚した翌年には史上初の6冠に輝いた。
その後、2冠を失った後に6冠復帰。
現在進行中の棋聖戦7番勝負で防衛に成功し、3月に開幕する十段戦5番勝負で伊田篤史十段(21)からタイトルを奪えば、囲碁界初の7冠制覇を達成する。

 ◆井山 裕太(いやま・ゆうた)
1989年5月24日、大阪府東大阪市生まれ。26歳。
97年、最年少記録タイとなる全国少年少女囲碁大会優勝。
2005年に阿含・桐山杯で優勝し、16歳4か月で最年少記録となるタイトル獲得。
07年、史上最年少の17歳10か月で棋聖戦リーグ入り。
第32期新人王戦で優勝。08年、棋道賞優秀棋士賞受賞。
09年、20歳4か月で最年少名人に。
13年、史上初の6冠達成。九段。日本棋院関西総本部所属。

元奥様は、女流将棋棋士です。

これで、井山さんが7冠達成となれば「さげまん」などと呼ばれてしまうのだろうか?

6冠の時点で既に「あげまん」のはずなんだが・・


では、本題です。

甘利大臣の口利き先がURという役人の天下り天国でしたが・・

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ  
「日本の借金1000兆円」のまやかし 
「天下り先温存」が大前提だった
J-CASTニュース 1月14日(木)

 2016年度の当初予算案が、昨15年末に決まった。
予算の話が出ると、国債発行額や、いわゆる国の借金(公債や政府短期証券、借入金の合計)に、あらためて注目が集まる。「国の借金1000兆円」とよく喧伝されているが、筆者はもう4年くらい前に『「借金1000兆円」に騙されるな!』(小学館101新書、2012年)という本を書いている。

 もともと、政府のバランスシートを作成したのは役人時代の筆者である。
思い返すと、今から20年以上も前のことだ。

■国のバランスシートを見ると

 15年に公表された2013年度末の国のバランスシートを見ると、資産は総計653兆円。
そのうち、現預金19兆円、有価証券129兆円、貸付金138兆円、出資66兆円、計352兆円が比較的換金可能な金融資産である。
そのほかに、有形固定資産178兆円、運用寄託金105兆円、その他18兆円。

 その特徴は、政府資産が巨額なことだ。
政府資産額としては世界一である。
政府資産の中身についても、比較的換金可能な金融資産の割合がきわめて大きいのが特徴的だ。
(一方、負債は1143兆円。うち、いわゆる国の借金は986兆円)

 筆者は役人時代から、資料を作るときには、他の国のものも可能な限り作っている。
日本政府の資産が大きいというのは、先進国と比較したときの話だ。

 この資産の大きさを指摘すると、役人やその取り巻きからは、決まって「資産は売れないものばかり」と反論してくる。

 資産のうち、政府関係法人への出資金や貸付金などの金融資産が多いのだが、それらは民営化や証券化すれば売却できる。

 筆者は役人時代、小泉政権で経済財政諮問会議の事務局をしていたが、トップに頼み込んで、資産のスリム化に取り組んだ。
借金が膨大だというなら、どの会社でもやっている資産のスリム化が先決だ。
しかも、財政が危ない会社なら、本体資産のみならず、関係会社の整理は当然だ。
そこで、10年ほど前、政府資産規模のスリム化、諮問会議の下に専門調査会を作った。
政府関係法人を民営化するかどうかは、政府の意思次第だ。

「資産売却の話はやめてくれ」と、筆者に「忠告」

 ただし、各省の抵抗は大きく、小泉政権が終わると、資産のスリム化は尻つぼみとなって、政府関係法人、つまり天下り先の抜本的な民営化や証券化は行われず、貸付額の減少となるだけだった。
要するに、政府資産を「売れないものばかり」という人は、「売らせない」ことを擁護しているだけだ。

 この過程で、筆者には役人や役人OBからさまざまな忠告があった。
その一つで忘れられないのが、「借金が多く財政危機なんて思っていないから、資産売却の話はやめてくれ。オレの将来がかかっている」

 財務省やその関係者が「借金1000兆円あるから、増税」というとき、資産、つまり天下り先は温存するという前提だ。
もし、資産売却するつもりなら、資産を差し引いたネット債務額500兆円というはずだ。
さらに、日銀を含んだ連結ベースの200兆円といってもいい。

 日頃天下り問題に敏感なマスコミが、天下り先を温存する前提である借金1000兆円と言っているのは、不思議でならない。

++ 高橋洋一プロフィール高橋洋一(たかはし よういち) 
元内閣参事官、現「政策工房」会長1955年生まれ。
80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。
07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。
08年に退官。10年から嘉悦大学教授。
著書に「さらば財務省!」、「恐慌は日本の大チャンス」(いずれも講談社)、「世界のニュースがわかる!図解 地政学入門」(あさ出版)など。

政治家が、役人に一方的にやられっぱなしという構図も情けないですが、政治家が採用すべき有効な戦略はすべての情報を国民に開示することです。

随分前に天下りが禁止とされても、手を変え品を変え、尚脈々と存続されているのは常識や正義が機能しない舞台上でしか議論がされていないことにあります。

脛に傷を持つ政治家はスキャンダルを握られれば簡単になびき、新人議員は役人の助けがなければ法案提出すらかないません。

つまり、政治という特殊な舞台では、牢獄主のような役人が一致団結すれば一番厄介な存在だという事実です。

米国のように、政権が変わるたびに政府役人もすべて代わるのなら自浄作用も働きそうですが、日本では戦後以来役人のみが最長の長期政権を維持し続けているわけです。

現在の力関係で云えば、政治家<役人というのが現実の姿ではないでしょうか。

安倍政権がことさら公務員給与アップに執心する理由も、こうした背景だとすればわかりやすいですね。

さて、そして今回の甘利大臣の献金疑惑ですが、役人天下り天国のURが絡んでいる事案であるという点と、録音までされていたという用意周到さは、大臣をコントロールするため役人がしかけたトラップと捉えられなくもありません。

例えば、役所の意に反することを大臣が進めようとすれば、こうした「仕掛けられた事件」を明るみに出すぞと威嚇し、従わなかった場合にはマスコミにリークするという流れです。

本当の悪は、政治家を思いのままコントロールしようとする官僚組織だという可能性は否定できません。

この陰湿で巨大な権力に対抗するには、政治家がまず国民や世論を味方につけることです。

そのためには、役人たちが何をしてきたのか、何を耳打ちしたのかという「知られざる事実」をオープンにすることです。

少なくとも、当の議員の政治生命も危うくなるかもしれませんが、相手と同士討ちくらいにはできるはずです。

日頃からお題目のように言っている「政治生命をかけて国民のために尽くす」という本来の意味においては、こうした勇気ある行動こそがふさわしいはずです。

長い年月の間に、官僚組織として自己増殖を始め、政治家や国民までも食い物にし始めているという私の想像は、突飛すぎるでしょうか?

さらに想像を膨らませれば、未だ閣僚に居座る「パンツ大臣」などは彼らに急所を握られ、もはや役人の操り人形化しているのではないでしょうか、ねえ?


では、1-26生まれの有名人です。

1880年ダグラス・マッカーサー (米:陸軍元帥,連合国最高司令官)、1921年盛田昭夫(経営者,東京通信工業(現在のソニー)設立)、1925年ポール・ニューマン (米:俳優,映画監督『明日に向かって撃て!』)、1927年児島襄(作家,戦史研究家『太平洋戦争』)、1933年藤本義一(小説家『鬼の詩』『螢の宿』,コメンテーター)、1938年加藤諦三(社会心理学者)、1940年中山恭子(参議院議員,特命担当相(少子化対策・男女共同参画)[元])、1955年エドワード・ヴァン・ヘイレン (米:ミュージシャン(ヴァン・ヘイレン/ギター・キーボード))、1955年所ジョージ(タレント,シンガーソングライター)、1958年アニタ・ベイカー (米:歌手)、1992年春香クリスティーン(タレント)。

この日にロックギターのテクニシャンが生まれました!
Van Halen - Panama
外出するのが嫌になるほど寒いですが、世界的な寒波だそうです。

2016.1.24
【猛烈寒波】
北極上空の巨大な「極渦」が源 
米国東海岸の「歴史的大雪」とも関連

 大阪管区気象台予報課によると、西日本に襲来する40年ぶりともされる大寒波は、「ポーラー・ボルテックス」・「極渦(きょくうず))」という北極の上空にできる巨大な気流の渦が源だ。
週末にかけて米国東海岸の広い地域に「歴史的大雪」(気象当局)を降らせた“犯人”もこの極渦だという。

 極渦は1年の中で冬場に勢力が最も強くなるが、普段はシベリアや中国大陸の辺りで止まっている。

 しかし今回は25日にかけてさらに勢力を増し、大雪の目安となる上空1500メートル付近で氷点下12度の寒気が、シベリアや中国を超え、北陸や西日本にまでどんどん流れ込んでくる。
その原因はわかっていない。

 日本列島からみると、北西の方角から非常に冷たい空気が吹き込んでくる形。
今回は勢力が強いため、近畿から中四国、九州地方にまで広範囲に影響が及ぶ見通しだ。
降雪の目安となる氷点下6度の寒気のラインは、奄美大島(鹿児島県)まで南下しそうだ。

 担当者は「普段は雪が積もらないような場所でも、雪がなかなか解けずに積もってしまうことが予想される。大雪によって交通機関や生活への大きな影響が出る恐れがある」と注意を呼び掛けている。

九州でも雪、沖縄でも昨日「あられ」が降ったそうです。

これで本当に地球は温暖化しているのだろうか?


次の話題は、親の世話もろくにせずに、遺産のみが目当ての娘には当然の帰結かもしれません。

2016.1.24
「家政婦に全遺産」遺言有効 
「長年支えた唯一の存在」実娘2人敗訴

 平成23年に死去し「遺産は全て家政婦に渡す」としていた資産家女性=当時(97)=の遺言に反し、実娘2人が遺産を不当に持ち去ったとして、家政婦の女性(68)が遺産の返還を実娘側に求めた訴訟の判決が東京地裁であった。
実娘側は「遺言は母親をだまして作成させたもので無効だ」などと主張したが、原克也裁判長は「介護せず資産のみに執着する実娘2人と違い、資産家女性に50年以上、献身的に仕えてきた。遺産で報おうとした心情は自然だ」と判断。
家政婦の女性を全面勝訴とし、実娘側に宝石類や約3千万円など全遺産の返還を命じた。(小野田雄一)

 判決などによると、家政婦女性は、中学卒業後に宮崎県から上京し、昭和36年ごろに映像会社創業者の夫と暮らす吉川松子さん(仮名)方で住み込みの家政婦となった。

 吉川さんの夫は59年に死去し、吉川さんは10億円超を相続。
女性は吉川さんのもとで家政婦を続けた。
月給は当初6万円で、夫の死後は無給だった。

 吉川さんは「全ての遺産は家政婦の女性に渡す」と平成15年に遺言し、23年に97歳で死去。
しかし実娘側は死去当日などに遺産の大半に当たる約3千万円を自身の口座に移すなどした。
女性は住む場所を失い帰郷。
その後、遺産返還を求めて実娘側を提訴した。
一方、実娘側も、「女性は吉川さんの生前から資産を着服していた。遺言は無効だ」と主張。
女性に着服金として、約6千万円の返還を求め反訴していた。

嘘つきと主張

 争点は(1)遺言は有効か無効か(2)女性は実際に着服していたのか-だった。

 実娘側は「遺言は、女性が高齢で判断能力が低下していた吉川さんに実娘2人の嘘の悪評を伝え、不正に作成させた。実の娘を差し置いて家政婦に遺産を渡そうとするとは考えられない」と主張。
女性側は「吉川さんには判断能力が十分あった。吉川さんは多額の援助を受けながら無心を続ける実娘2人に資産を奪われることを心配していた。遺言は適正だった」とした。

 着服については、実娘側は「遺産が想像以上に少ない。女性が着服していたと考えるのが自然だ」と主張。
女性側は「着服は一切していない。実娘への援助などで資産が目減りしただけだ」と反論していた。

「何度も無心」

 18日の判決で原裁判長は、実娘側が長年にわたり吉川さんに無心を続け、吉川さんも多額の援助をしてきた
▽実娘側が平成14年、「海外に移住する」として吉川さんから3千万円を受け取った際、吉川さんと実娘側は合意の上で「援助はこれが最後」とする念書を書いていた
▽移住したはずの実娘がすぐに帰国し同居を始めた後、吉川さんは「資産を奪われるのが怖くて外出できない」と第三者に話していた
▽吉川さんの死後に女性が帰郷した際、着の身着のままで現金も5千円しか持っておらず、大金を着服した人物ならば不自然だ-などと指摘した。
「使途不明金はカネ遣いの荒い実娘側に渡るなどしたと考えられる。女性による着服は認められず、推認すらできない」と断定。
「遺言作成当時は介護を期待できる実娘も移住してしまっていた。その中で長年自分を支えてきてくれた唯一の存在である女性に感謝し、全資産を譲る心境になるのは自然だ」とし、遺言は適正なものだったとした。

 さらに「実娘2人は吉川さんの資産に執着し、無心を繰り返してきた。『遺言は不合理だ』とする実娘側の主張は、それまでの自身の行いを省みないものだ」と批判し、訴訟費用も全額実娘側の負担とした。

相続トラブル、年々増加

 遺産相続をめぐるトラブルは、年々増加傾向にある。
それに伴うように、遺言の有効性を法的に保証する「遺言公正証書」の登録件数も増加している。

 平成27年の相続税・贈与税の改正に加え、政府は有効な遺言に基づく相続について一定の相続税を控除する「遺言控除」を新設して遺言を普及させ、トラブルを未然に防ぐ考えだ。
少子高齢化が進む中、遺言の注目度が高まっているといえそうだ。
司法統計によると、全国の家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割をめぐる事件数は、平成12年度は8889件だったが、26年度は約40%増の1万2577件に達した。

 相続トラブルを防ぐため専門家である公証人が遺言を保証する遺言公正証書の登録件数は、統計が始まった昭和46年は1万5千件止まりだったが、62年に5万件を突破。
平成26年には初めて年間10万件を突破している。

当然とはいえ、久々にスカッとする判決です。

後年は無給で(将来家政婦さんに遺産相続する話を振られていたとしても)働き続けた家政婦さん、隙あらば親の金をむしりとろうとする娘たちと比べれば、血よりも縁が濃いことを証明した典型的な例ですよね。


続いては、産経のコラムですが、これってやはりロシアは怖い!?

【産経抄】
1月24日

 すぐれた推理小説は3つの要点を押さえているという。
一見、明白に誰が犯人か分かる。
同時にどうも犯人ではないとにおわせる。
読み進めるほど「その男が殺せるわけがない」と読者に思い込ませることだ、と。

 ▼アガサ・クリスティが自伝(早川書房、乾信一郎訳)で説いた創作作法である。
三段構えの筋立ては、探偵ポワロの謎解きを引き立てる隠し味だろう。
ある作品ではたばこから抽出したニコチンで、犯人にポワロを狙わせた。
クリスティ女史の着想には脱帽するが、名探偵の渋い顔も目に浮かぶ。

 ▼黒幕にとって降りかかる火の粉はお構いなしか。
動機は明白、使った毒物から足がつき-と筋立てが稚拙なだけに、気味が悪い。
プーチン政権を批判したロシア情報機関の元中佐が、ロンドンで毒殺された2006年の事件である。

 ▼実行犯は2人のロシア人とされ、犯行に使われた放射性物質ポロニウムは、ロシア西部の閉鎖都市でしか作られていないという。
政府の差し金を疑われるのは、やむを得ない。
英国側はプーチン大統領の承認を得た犯行とみている。

▼旧ソ連時代から諜報と粛清で体制を維持してきた国の、疑心に満ちた性根は今も変わるまい。
到底信用は置けない。
価値観の共有もありえない。
かといって北方領土の返還を見るまでは、腰を据えた交わりが欠かせない。
いたずらに振り回されぬためにも、対露外交には周到な筋立てが必要である。

 ▼ある事件でポワロが語っている。
「わたしの頭脳はおもしろみのない事実で成り立っているのです。芝居の衣装や照明を抜きにしてそのものだけを見るのです」。
安倍晋三首相は今春の訪露を探っている。
「島」が動く状況かどうかを考えれば、拙速な交わりは愚とみるべきだろう。

国家のリーダーが世界に平気で嘘をついているとしたら、ロシアは本当に怖い国です。

続いての話題ですが、またしても血税320億円が無駄になりそうです!

2016.1.24
【福島第1原発事故】
凍土壁が月末に完成するも稼働できず 
規制委、認可に慎重…「汚染水問題解消は錯覚」

 東京電力福島第1原発事故に伴う汚染水問題で、建屋周辺の土壌を凍らせる「凍土遮水壁」の凍結に向けた工事が今月末にも完成することが23日、分かった。
しかし、原子力規制委員会は「安全な運用が確認できない」として、稼働に待ったをかけている。
国が汚染水問題の抜本策と位置付け、国費320億円を投じた凍土壁は、規制委の認可が得られず“無用の長物”と化す恐れが出ている。

 東電によると、凍土壁は山側と海側に分けて工事が行われている。
山側は平成26年6月に着工し、27年4月に試験凍結を始めた。
海側には鋼管を縦に並べた別の遮水壁があり、工事も難航が予想されたため規制委は必要性に疑義を示していたが、同年7月、海側についても着工を認可した。
管に冷媒を入れる作業が今月末にも終わり、凍土壁は試運転後、いつでも凍結できる態勢になるという。

 東電は「試験凍結で土壌が凍るというデータが得られた」と自信を示す。
もともと凍土壁は昨年3月に本格運用を始める予定だったが、規制委の認可が得られず1年延長。
規制委は、凍土壁で地下水を止めることで、建屋地下にたまる高濃度の汚染水が土壌に漏れ出さないか、東電に対策を求めてきた。
規制委によると、東電からこれまで納得できる回答が得られず、今月27日に検討会を開き、議論を進めるという。

 予想外の事態も浮上した。
海側を鋼管遮水壁で閉じた後、海側の井戸から地下水のくみ上げを始めたところ、放射性物質の濃度が高く浄化後の海の放出ができず、そのまま建屋に送水せざるを得なくなった。
遮水壁を作ったことでさらに汚染水を増やす結果になったことで、規制委側は「地下水の管理は難しい」と、凍土壁の運用に消極的になっている側面もある。
原発事故は3月で5年を迎えるが、汚染水問題の解決が遠のいていることに対し、規制委の田中俊一委員長はこれまで「凍土壁ができれば汚染水問題がなくなるという変な錯覚をまき散らしているところに過ちがある。
(凍土壁は)不要では、と指摘しても東電や経済産業省は検討しない」と指摘している。(原子力取材班)

 凍土遮水壁:
 建屋周辺の土壌の水分を凍らせて、建屋内への地下水の流入を抑制する工法。
約1500本の凍結管(1本の長さ26・4メートル)を埋め、その中に冷媒となるマイナス30度の塩化カルシウム水溶液を循環させる。
壁の総延長は約1500メートルで、厚さは1~2メートル。
凍土壁はトンネル工事などでも使われるが、福島第1原発の凍土は計約7万立方メートルにもなり、日本最大となる。

前回の大惨事も、電源喪失によるメルトダウンが起こったわけですから、電源なしでは機能しない凍土壁という発想自体が矛盾を抱えていました。

経産省と東電はこの国費の無駄をどう責任をとるつもりなのでしょうか?

規制委員会の不要論にもかかわらずのごり押しだったようですので、金の流れは要チェックです。

発注先がどんな会社か、企業献金の有無、天下り役員の有無など調べれば、彼らがこだわり続けた理由がみえてくるはずです。

まだ、はっきりはしていませんが災害復興に便乗した不正は許してはなりません。

最後は、スポーツ2題です。

まずは、10年ぶりの待ちに待った日本人力士の優勝。

琴奨菊初V愛妻パワーだ日本出身力士10年ぶり
日刊スポーツ 1月24日(日)
<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

 2016年の幕開けを飾ったのは、大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)だった。
本割りで大関豪栄道(29=境川)を下し14勝1敗、うれしい初優勝だ。

 日本出身力士の優勝は、2006年初場所の大関栃東以来10年ぶり。
佐渡ケ嶽部屋からは08年夏場所の大関琴欧洲以来の賜杯となった。

 優勝の瞬間、場内で息子の勇姿を見守った父菊次一典さんが顔を覆って泣いた。
花道を引き揚げる際、中学時代から切磋琢磨してきた豊ノ島から抱き合って祝福された。

 口をへの字に結んだ琴奨菊は、八角理事長から受け取った銀色に輝く賜杯の重みを初めて体感した。
「つらいとき、成績を残せなかったとき、たくさんの人に応援してもらって、こうしてここに立っていられることがうれしい」。
優勝インタビューで、顔に似合わぬ?甲高い声を場内に響かせながら、細い目尻をいっそう下げた。

 発奮材料があった。
昨年2月に祐未夫人と婚約した。
32歳の誕生日でもある今月30日に挙式を控えていた。
「勝負師は孤独なもの。とくに自分は考え込むほうなので、安らぎが入り、癒やしが入って、相撲にも向き合いやすくなった」。
慌てず、騒がず、おごらず。
夫人の存在がメンタル面でも心に安定をもたらした。
平常心-。どんな場面でも落ち着き払っていた。

 夫人の料理も強力サポートとなった。
「温かいご飯がある。それだけでも全然違う。ともに戦ってくれている感じ。心強いよ」。
玄米や五穀米を炊いて体にも気を使ってくれる新妻と二人三脚。
昨年の秋場所で7場所ぶりの2桁11勝。
復調への手掛かりはつかんでいた。

 左四つから一気のかぶり寄り。
重戦車をほう彿させる前へ出る相撲が勢いを取り戻した。
横綱も蹴散らした。
大関以下では91年初場所の大関霧島以来25年ぶりの3横綱撃破だ。
「やるべきことをやろうと思いました。やりきったから勝った」。

 慢性的な膝のけがと闘いながら、大関の座を何とか守ってきた。
昨年は5度目のかど番も味わった。
崖っぷちを乗り越えてきた九州男児に涙はなかった。
6日後に迫った挙式へ、愛妻にひと足早く“前祝い”を届けた。

我々も10年も我慢したんだから、1回優勝したくらいで喜んでいてはいけません。

是非、連覇を目指してください!


続いて、男子駅伝の結果です。

愛知が15年ぶり優勝、2位広島 
都道府県対抗男子駅伝
朝日新聞デジタル 1月24日(日)

 陸上の第21回全国都道府県対抗男子駅伝大会は24日、広島・平和記念公園前を発着とする7区間48キロで争われ、4区終わりで先頭に立った愛知が最後まで首位を明け渡さず、2時間20分12秒で15年ぶり2度目の優勝を果たした。
31秒差の広島が2位。
連覇を狙った埼玉は3位だった。
(スタート時の天候は曇り、気温1度、湿度62%、東南東の風1・8メートル)

■8位までの記録

(1)愛知 2時間20分12秒

(長谷川、大上、田中、三輪、青木、葛西、山本)

(2)広島 2時間20分43秒

(中島、前垣内、北、植村、吉田、梶山、工藤)

(3)埼玉 2時間20分59秒

(館沢、円谷、設楽啓、三井、中村、関口、服部)

(4)静岡 2時間21分3秒

(5)長野 2時間21分9秒

(6)福島 2時間21分17秒

(7)群馬 2時間21分50秒

(8)福岡 2時間21分50秒

主催県の広島をおさえて、愛知が2度目の優勝!

おめでとう!

しかし、実況アナウンサーが「あこがれの先輩ランナーと一緒に走れる、中高生にとっては貴重な経験」と力説していましたが、中高校生から大学生や社会人へのたすき渡しの際の受け手の掛け声「おい、ラスト、ラスト」のどこに敬意の念があるのでしょうか?

ここは、少なくとも「先輩、ラストです」くらいはいいなさい!

監督や先輩は言葉使いを後輩にきちんと指導しなきゃあ、だめだよ!

さわやかなスポーツが、とても不快になってしまうシーンでした。


閑話休題。

フジテレビ「報道2001」の司会者、須田さんっていつまでたっても進行が下手ですよね。

では、1-25生まれの有名人です。

1627年ロバート・ボイル (英:自然哲学者,化学者,物理学者)、1858年御木本幸吉(実業家,真珠養殖法を開発)、1874年サマセット・モーム (英:小説家,劇作家『月と六ペンス』)、1885年北原白秋(詩人,歌人,童謡作家)、1900年石坂洋次郎(小説家『青い山脈』)、1917年土屋隆夫(推理小説家『影の告発』)、1923年池波正太郎(小説家,劇作家『錯乱』『鬼平犯科帳』)、1927年アントニオ・カルロス・ジョビン (ブラジル:作曲家,ボサノバを考案)、1933年生島治郎(推理小説家『追いつめる』『片翼だけの天使』)、1938年松本零士(漫画家『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』)、1938年石ノ森章太郎(漫画家『サイボーグ009』『仮面ライダー』)、1950年森田芳光(映画監督)、1982年桜井翔(タレント,歌手(嵐))。

ボサノバキングの誕生日です。
Agua De Beber - Antonio Carlos Jobim


今回ばかりは、国会議員がお得意の引き伸ばし戦略も有効ではなさそうです。

甘利氏、金銭疑惑「1週間以内に説明」=野党反発、施政方針ずれ込み
時事通信 1月22日(金)

 甘利明経済再生担当相は22日午前の閣議後の記者会見で、自らの金銭疑惑について「1週間以内には記憶を確認し、お話しできると思う」と述べた。
 しかし、野党各党は納得しておらず、安倍晋三首相の施政方針演説が行われる衆院本会議の取り扱いをめぐる協議が紛糾。
本会議は午後1時予定の開会が1時間ずれ込んだ。
施政方針演説が遅れるのは極めて異例だ。
 会見で甘利氏は、「私は法に反するような行為はしていない。職務に専念する」と重ねて辞任を否定。
首相から「しっかり説明責任を果たし、乗り切って、職務に専念してほしい」と指示を受けたことも明らかにした。
 また、週刊誌で報じられた件に限らず大臣室や事務所で多額の現金を授受することがあるのか問われ、「それはない」と述べた。
 一方、萩生田光一官房副長官は衆院議院運営委員会理事会で、甘利氏が速やかに調査結果を報告すると説明した。
しかし、野党は甘利氏本人が現金を受け取ったのか、本会議での経済演説冒頭で明らかにするよう要求して与党側と折り合わず、本会議は予定通りに開かれなかった。
 民主党の高木義明国対委員長は記者会見で、「本人から一切(納得できる)説明がない。このような異常な状況で演説を聞くわけにはいかない」と述べ、衆院本会議の開会までに十分な説明がなければ、経済演説の際に議場を退席する可能性に言及した。
民主党は金銭疑惑を調査するチームの設置を決めた。 

今後の争点。

1.秘書が独断で(大臣に内緒で)やったものなのか?

2.なぜ、今になって週刊誌にタレコミしたのか?

1は、バラバラな情報だけでははっきりしませんが、日頃から秘書は該当業者から接待を受けていたそうですので、献金の一部を自分の懐にいれていたとしても、不思議ではありません。

2は、献金までしていた業者の反旗は、これだけ献金したのだから少しは便宜を図れよ、と業者からの一方的な要求を無碍に断ったのがきっかけ、という読みかたもできます。

1週間以内に詳細はわかるようですので、当面は静観しましょう。

では、引き続き政治関連の話題です。

国会で「トリプルゼロ」“サボリ”衆参議員65人〈週刊朝日〉
※週刊朝日 2016年1月29日号より抜粋
dot. 1月22日(金)

 国会議員1人当たり約2千万円の給料、文書通信交通滞在費、秘書給与など年間約1億円の税金が支払われている。
その対価としての重要な仕事が立法だ。
唯一の立法機関である国会での活動を調べれば、各議員の仕事ぶりがわかるはずと、本誌は「国会議員三ツ星データブック」を発行するNPO法人「万年野党」の協力で衆参全議員の国会(2014年12月~15年9月)での質問回数、議員立法発議数、質問主意書提出件数を調査。
すると、三つともゼロという「トリプルゼロ議員」が65人もいることがわかった。
さらにトリプルゼロ議員全員にアンケートを送り、その言い分を尋ねた。

 65人中、多数を占めたのが自民党の54人だ。
14年10月に「政治とカネ」の問題、「うちわ」問題で当時それぞれ閣僚を辞任した小渕優子氏と松島みどり氏、昨秋、総裁選出馬断念に追い込まれた野田聖子氏、すっかり影が薄くなった石原伸晃&宏高兄弟、安倍晋三首相の弟、岸信夫氏らがエントリーした。
松島氏はアンケートに対して「委員会への法案提出に関して、責任をもって対応、取り組んできた」と釈明するが、いったい何に取り組んできたのか、具体的な活動は見えてこない。

 昨年10月の内閣改造で入閣した河野太郎・行革相、高木毅・復興相、森山裕・農水相もトリプルゼロ議員に名を連ねる。

 入閣後、持論だった“脱原発”を封印した河野氏は、前国会での活動実態はデータから見えてこないが、「インターネット等を通じて活動内容を発信している」と反論。
また、過去の下着泥棒疑惑を報じられ“パンツ大臣”の名が定着した高木氏は、「(前国会時は)国対筆頭副委員長として活動している」と釈明した。

「国会での活動よりも、安倍首相は人間関係で閣僚を選んでいるんです。それと、各派閥に配慮して選んでいて、国会での活動は評価されていないんです」(政治評論家・浅川博忠氏)

 リストにはベテラン勢がずらりと並び、アンケートでは、「質問時間を若手議員に優先的に差配する」(自民党衆院議員の後藤田正純氏)、「党若手に質問の機会を作り、調整、指導する」(自民党衆院議員の山口泰明氏)などという回答が相次いだ。
前国会で8回の質問に立った自民党参院議員(国対委員長代理)の西田昌司氏は言う。

「今回の予算委員会は2日間で14時間のうち、野党に11時間あてられ、与党に割り振られた時間は3時間だけ。与党は法案審議をスムーズに行うよう、野党になるべく多くの時間を割り当てるのが慣行で、質問が少ないのは致し方ない」 (本誌取材班=長倉克枝、西岡千史、亀井洋志)

質問回数、議員立法発議数、質問主意書提出件数の3つの活動項目がゼロの議員をトリプルゼロというらしいのですが、個人的にはこれよりも、議会欠席日数の方が「サボリ」のバロメーターだと思いますが、ねえ。

コストや時間をかけても、本来の「サボリ」の定義を無視した調査結果はあまり意味があるとも思えません。


最後は、こんな話題です。

記事後半は、野村マネジメントスクールの宣伝っぽいですが、学問の教材は実学でなければ面白くないという観点からは拍手です!

JAL倒産がハーバード大学の教材に選ばれた理由
ダイヤモンド・オンライン 1月22日(金)

 ハーバードビジネススクールの必修科目「ファイナンス2」では、日本航空の再建事例が取り上げられている。
倒産が相次ぐ航空業界で、なぜJALの事例が教材として選ばれたのか。
同スクールのカール・ケスター教授に聞く。
(聞き手/佐藤智恵 インタビュー(電話)は2015年11月11日)

● ユナイテッド航空に代わって 日本航空の倒産事例が教材へ

 佐藤 日本航空(以下、JAL)の再生事例が必修科目の「ファイナンス2」で取り上げられていると聞きました。
なぜファイナンスの授業に、JALのケースが選ばれたのでしょうか。

 ケスター 航空会社の事例は倒産の事例として欠かせません。
なぜなら世界中で、数多くの航空会社が倒産し、常に利益を上げるのに苦労しているからです。
結局のところ負債に頼らざるをえないのですが、だいたい債務超過となり、場合によっては何度も倒産することとなります。
 倒産事例を教えるのに、ずっとユナイテッド航空のケースを使っていましたが、私たち教員は、新しい航空会社の事例を探していました。
できれば、北米以外の会社がいいと考えました。
そうすれば外国での倒産事例を教えられるからです。
そこでJALが候補としてあがってきたのです。
 私の同僚が、ハーバードビジネススクール日本リサーチセンターを通じて関係者を取材したところ、うまく教材を作成することができたので、JALのケースを新たな再建事例としてファイナンスの授業で取り上げようということになったのです。

 佐藤 必修科目では、JALの他にも倒産事例を数多く学ぶのでしょうか。

 ケスター 1年生のファイナンスの授業では、1つか2つの事例だけです。

 佐藤 ということは、ユナイテッド航空のケースのかわりに、JALのケースが導入されたというわけですね。

 ケスター そうです。
このケースでは、最初にモジリアーニ=ミラーの理論(MM理論)について学びます。
MM理論とは「完全な市場の下で企業が資金調達を行うときには、資金調達方法の組み合わせ方を変えても企業価値は変化しないという定理」です。
しかしながら、現実の世界では、負債、株主資本をどのぐらいの割合にするか、といった資金調達の組み合わせ方は非常に重要です。
なぜなら市場は必ずしも万能ではないからです。
負債によって資金調達をすることのメリットとデメリットは何でしょうか。
負債の利息は所得から控除されるため、税金面ではメリットがあります。
しかし、もしそうならば、誰でも借りられるだけ借りたいと思うはずです。
 では何が借金の歯止めとなるのでしょうか。
それは、借金をする、というのは、税金面でのメリット以上にデメリットが大きいことです。
債務超過となれば、成長戦略をあきらめなくてはならないし、資産も売り払わなくてはならない。
競争優位性も失ってしまうでしょう。
顧客は離れ、調達先からも逃げられてしまう。
会社の運営そのものを危機に陥れてしまうのです。
 倒産事例では、倒産・再建の手法を学ぶだけではなく、負債を使って資金調達することのデメリットを学んでもらいます。
それは、JALに限らず、どれも非常に生々しく、ドラマチックな事例ばかりです。
だからこそ、私たちは必修科目で倒産事例を必ず教えることにしているのです。

 佐藤 倒産事例では主にどのようなことを議論するのですか。

 ケスター なぜその会社は債務超過に陥ったのか、あるいは、今後債務超過になるのを避けるにはどうしたらいいのか、を中心に議論していきます。
 また資産の構成や損益計算書などを読み解きながら、投資家の立場から、倒産しそうな会社を救済すべきかどうかも議論します。
学生は、「この会社は財務さえ再建できれば、利益をあげられる可能性があるのだから、救済したほうがよいのか」、あるいは「もう再建の余地はないから、倒産させてしまったほうがいいのか」を考えて、意見を述べなくてはなりません。

● 日本特有のビジネス慣行を学べる ベンチャーリパブリックも事例に

 佐藤 ケスター教授はこれまで、コーポレート・ファイナンスや企業の合併・買収をテーマに、日本企業の事例を執筆されてきました。
2015年5月には、旅行サイトを運営するベンチャー企業、ベンチャーリパブリックのケースを出版されました。
なぜこのケースを執筆しようと思ったのでしょうか。

ケスター ベンチャーリパブリックのどこが面白いと思ったか、3つあります。
 1つめは、2人の起業家(柴田啓氏と柴田健一氏)は、大企業に在籍したままで、ベンチャーリパブリックを創業したことです。
これはアメリカの商慣行とは大きく異なっています。
アメリカでは、起業家は二足のわらじをはきません。
起業に必要なリソース(ヒト・モノ・カネ)は、起業家がゼロからかき集めてくる、というのが通例です。
大企業、しかも自分が働いている企業(筆者注:ベンチャーリパブリックの場合は、三菱商事)に出資を募るケースは稀です。
なぜなら、出資をしてもらうためには、ビジネスアイデアを明かさなければなりませんから、大企業にアイデアごととられてしまう恐れがあるからです。
 このケースを通じて、世界各国にはその国特有のビジネス慣行がある、ということを知ることができますから、ハーバードの学生にとっても有益だろうと思いました。
 2つめが、ベンチャーリパブリックが2008年にIPOを実施したことです。
同社が日本の株式市場に上場するまでの過程も興味深いと思いました。
 3つめが、同社は、上場からたった3年しか経っていないのに、2011年にMBO(マネジメント・バイ・アウト=経営陣と従業員が上場した株式を買い戻すこと)を実施して、再び非上場になったことです。
これほど早く、なぜMBOを実施したのか、アメリカとは違って日本では一般的でないMBOという手法をなぜ使ったのか、非常に興味を持ちました。

 佐藤 このケースから学生は何を学ぶことができるのでしょうか。

 ケスター まずは企業価値の算出方法です。
ベンチャーリパブリックは2008年8月に上場しましたが、その翌月に世界的な金融危機が起こり、創業者たちは想定していたような成長戦略を描けなくなりました。
そこで2011年、再び非上場にしたわけです。
 2001年の創業から2011年までそれほど急成長しているわけではないが、将来、成長する潜在能力はある。
こうした会社の価値をどのような基準で算出したらいいか、いくらが適正価格か、を学生には考えてもらいます。
 また、創業者と他の投資家との利益相反を防ぐためにはどうしたらいいかについても、議論してもらいます。
創業者は会社の内情に詳しく、他の投資家が知り得ない情報もすべて持っています。
創業者は出来るだけ安く買い戻したいし、投資家は出来るだけ高く売りたい、という状況の中で、利益相反をどのように解決していくのか、というのは非常に難しい問題なのです。

 佐藤 ベンチャーリバプリックのケースはどの授業で教える予定ですか。

 ケスター まだ未定ですが、エグゼクティブプログラムか、MBAの必修科目「ファイナンス」で教えたいと考えています。

● 野村マネジメント・スクールで教える 「資本コスト」の概念とは

 佐藤 ケスター教授は長らく野村マネジメント・スクールでも教鞭をとられていますが、日本のエグゼクティブ講座では、どのようなことを教えているのですか。

 ケスター 1998年から野村マネジメント・スクールでコーポレート・ファイナンスを教えています。
授業を通じて、資本構成と資本コストについての基礎的な知識を身につけていただきたいと考えていますが、特に私がお伝えしたいのは、「資本にはコストがかかる」という点です。
人件費や消耗品費と同じように、企業が資本を調達して、維持するためには、資本コスト(筆者注:株主への配当金や銀行への支払利息等)がかかるのです。
 これは私がこれまで教えていて気づいたことですが、日本企業の経営幹部の皆さんは全般的に「資本は、低利、あるいは、利子ゼロで維持できるものだ」と考える傾向にあります。
「負債も株主資本も手に入れるまでは大変だが、いったん手に入れてしまえば、維持費などかからない」という前提でビジネスを考えている方々が非常に多いのです。
 そこで私の授業は、まず資本コストの概念を伝えることからはじめるようにしています。
資本は手に入れるのは簡単だが、維持するのが難しいものなのです。
実際、資本は、あるところには豊富にあります。
儲けられるものにはある程度のリスクをとってでも投資したいと思っている投資家は世界中に山ほどいます。
維持することのほうがずっと大変なのです。
 野村マネジメント・スクールで学んでいる日本企業のエグゼクティブは皆さん、優秀な方々ばかりですが、開発、製造管理、人事、マーケティングなど、財務以外の分野で活躍されてきた方々が大半です。
入社以来、一度も財務の実務を経験することなく、経営幹部になられた方もいらっしゃいます。
 そういうエグゼクティブの方々に、ビジネスに対する新しい視点を与えられたらと願っています。
どのようなビジネスが企業価値を上げて、何が企業価値を上げる決め手となるのかを財務の面から学び、今後、さらに経営幹部として活躍していただきたいと思っています。

 佐藤 今年の夏も来日される予定ですか。

 ケスター そのつもりです。7月に日本の皆さんにお目にかかれるのを楽しみにしています。

やはり、経営には財務知識が必須のようです。

では、1-23生まれの有名人です。

1783年スタンダール (仏:小説家『赤と黒』『恋愛論』)、1832年エドアール・マネ (仏:画家「印象主義の父」)、1907年湯川秀樹(理論物理学者,中間子の存在を予言)、1928年ジャンヌ・モロー (仏:女優)、1938年ジャイアント馬場(馬場正平)(プロレス,野球(投手))、1939年千葉真一(JJサニー千葉)(俳優)、1948年相米慎二(映画監督『セーラー服と機関銃』)、1968年葉加瀬太郎(ヴァイオリン奏者,高田万由子の夫)、1973年ニコラス・ペタス (デンマーク:空手)、1986年川村ゆきえ(タレント)。

今日が誕生日の日本人バイオリニストです。
Celine Dion - To Love You More (with Taro Hakase)