まずは、昨日のサッカー。

因縁の対決、見事な逆転劇。

手倉森ジャパン、韓国に劇的逆転勝利!
浅野の決勝ゴールで5年ぶりアジア頂点
サンケイスポーツ 1月31日(日)

 サッカーU-23アジア選手権決勝(30日、日本3-2韓国、ドーハ)サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねた大会で、6大会連続10度目の五輪出場を決めた日本は韓国と対戦し、2-2で迎えた後半36分にFW浅野拓磨(21)=広島=が決勝点を挙げ韓国に勝利。
11年アジア杯(カタール)以来、5年ぶりとなるアジアの頂点に立った。

 日本は、前半20分に今大会初めて先制点を奪われると、後半2分にも追加点を奪われ苦しい展開となった。
しかし15分、大島に代えて浅野を投入すると、その浅野が22分に1点を返し、23分には矢島が立て続けにゴールを奪い同点に追い付いた。

 さらに36分、またも浅野が、決勝点を奪い3-2と試合をひっくり返した。
その後日本は、韓国の猛攻を必死にしのぎ、劇的な逆転勝利を挙げた。

 手倉森監督は「スリリングな見応えのあるゲーム。ちょっと大味になった時間帯もありましたけど、2点取られたので開き直って仕掛けるしかない。(韓国に)勝つことになっていたのかな、そんな気持ちです」と試合を振り返った。

 さらに「韓国に2点取られて、俺自身が目を覚まさせてもらった。2点取られたときは、相当プランが崩れた。ただ、リードされてたことも考えながら交代の順番が当たってました。選手がよく頑張ってくれました」と安堵の表情を浮かべた。

後半まで2点ビハインドの状況で、まさかこの試合をひっくり返せるとは思いませんでした。

やはり、劣勢の試合に対して、選手交代からの新展開という二の矢は大事な戦術です!

さて、この試合をご意見番は・・

【セルジオ越後の天国と地獄】
厳しいことを言うようだけど、日本が“強かった”わけではないよ
SOCCER DIGEST Web 1月31日(日)

優勝という結果は胸を張っていい。
ただ、韓国の試合運びの拙さに助けられた部分もあったね。

 劇的な勝利だったね。
韓国を3-2で下したリオ五輪予選の決勝のことだ。

 2点を先行されながら、後半に3点を奪っての逆転優勝。
今大会はヒーローが出ないかと思っていたけど、最後に浅野がやってくれた。
途中出場で2得点は大きな仕事だ。
1得点・1アシストの矢島も素晴らしかった。

 優勝という結果は胸を張っていいし、ドラマチックな勝利は日本サッカー界を盛り上げるうえでも良かったね。
選手やスタッフには、心からおめでとうと言いたい。

 韓国戦の勝因は、やっぱり粘り強さだろう。
日本は立ち上がりから韓国の攻撃を受けて、良いところがまるでなかった。
なんとか2失点でとどめたけど、展開を考えればもっと取られていてもおかしくなかったんだ。

 それでもGK櫛引のファインセーブなどで決定的な3点目を与えなかったことが、後で効いてきたよね。
前半から飛ばしていた韓国には試合途中で足を攣った選手がいたけど、日本は早めの選手交代でフレッシュな状態を保った。
2点のビハインドを背負っていたから当然の判断だったけど、この交代で上手く試合の流れを変えられたと思う。

 それに、韓国の試合運びの拙さに助けられた部分もあったね。
韓国は2点をリードしているにも関わらず、3点目を取って試合を決めようとしてきた。
そこで決めきれなかったことで、序盤から飛ばしたツケが回ってきたんだ。

2点を先に取られている。
この事実を見過ごしてはいけないよ。

 今大会は18日で6試合をこなす強行スケジュール。
中2日や中3日が続く消耗戦だ。
そんな過密日程の疲労も影響し、韓国は後半に運動量がガクッと落ちていた。

 それでも、彼らは攻撃的な戦い方を変えなかった。
選手の足が止まっているのに全体が前がかりなままなんだから、当然スペースは空いてくるよね。
スピードのある浅野にとっても、2点を返さなければならない日本にとっても、願ってもないシチュエーションが生まれていたんだ。

 仮に韓国の監督が守備的な指示を出すなり、選手交代で守りを固めるなりしていたら、試合は膠着してしまったかもしれない。
むしろ、成熟したチームであれば、そうした選択をしたはずだ。
2点リードのなかで攻めに出た韓国は、文字通り墓穴を掘った。
そういうラッキーな面があったんだ。

 厳しいことを言うようだけど、日本が“強かった”わけではないことも、受け止めておくべきだね。
90分間をとおして見れば、韓国に圧倒される時間のほうが長かったからね。
韓国の足が動いていた前半や後半の序盤は押されていたし、実際に2点を先に取られている。
この事実を見過ごしてはいけないよ。

 ヒーローになった浅野も、果たして90分間プレーしたらどうなのか。
もちろん、浅野の途中投入は戦術的に有効だけど、個のレベルアップを考えたらスタメンで活躍できる選手にならないといけないよね。
所属クラブのサンフレッチェでも、U-23代表でもスーパーサブとして起用されているのは、まだ浅野には「スタメンから使いたい」と思わせる力がないからなんだ。

僕がこの大会のMVPを選ぶとすれば、GKの櫛引かな。

 同じことは、他の選手にも言えるよね。
手倉森監督は毎試合、選手をターンオーバーして使っていた。
短期決戦ではコンディション調整が大きなポイントになるから、その判断は理解できる。
でも、ここまで選手を入れ替えるチームは珍しいでしょ? 
つまりは、絶対的な存在がいなかったから、スタメンを固定できなかったともとれるんだ。

 僕がこの大会のMVPを選ぶとすれば、GKの櫛引かな。
唯一、不動のレギュラーと言える存在感を見せたし、彼がコンスタントに活躍したから日本は接戦をものにできた。
A代表の仲間に入ってもおかしくないと思うよ。
レギュラーを獲れるかは別として、西川や東口、川島たちと競わせるのは悪くない手だよね。

 一方で、攻撃的なポジションに、これといった選手がいないのは寂しいね。
浅野がインパクトを残したのは決勝だけだし、南野はノーゴールで大会を終えている。
エースと期待された久保も含めて、もう一段レベルアップしないとA代表の主力を脅かす存在にはなれないよ。

 まあ、そのあたりの答えは、ハリルホジッチが出すだろう。
3月にはロシア・ワールドカップのアジア2次予選がある。
2次予選突破はすでに決まっているから、五輪世代の何人かをテストするかもしれないよね。

 そこで少しでも使ってくれれば、五輪代表の強化にもつながる。
仮に呼ばれなかったとしても、8月のリオ五輪で結果を出せば、その後のワールドカップ最終予選でチャンスを与えられるはずだ。

協会はリオ五輪のノルマを設定すべきだ。

 これからU-23代表の選手たちは、リオ五輪のメンバー入りをかけたサバイバルに挑む。
その枠は、今予選よりも狭き門だ。
世界との戦いを考えれば、やっぱりオーバーエイジは必要だからね。
手倉森監督がどんな選手を選ぶか分からないけど、個人的には日本のベストと言えるチョイスをしてほしいと思っているんだ。

 ブラジルはネイマールの招集を考えているようだし、他の参加国も可能な限り、トップレベルのオーバーエイジを呼ぶだろう。
そこで挑戦者である日本が育成を重視した人選をしていたのでは、始まる前から出遅れているようなものだ。
日本が本気でメダルを狙いに行くなら、「選手を育てる」と言い訳をせず、勝つための人選をすべきだよ。

 それに、協会としてのノルマも設定すべきだろうね。
今は「メダルが目標」と監督が言っているだけで、組織としてのノルマを明確にしていない。
普通の会社であればノルマを設定し、その達成のためにプロジェクトを組むよね。
そのうえで、ノルマを果たせなければ、トップが責任を取らされる。
でも、日本のサッカー界はそういう普通の状態になっていないんだ。

 どんな結果でも責任を追及されない現状は、決して健全とは言えないよ。
例えば、ブラジルが本大会のグループリーグで負けたら、監督は袋叩きだし、会長も辞任を迫られるだろう。
世界を目指しているのなら、日本もそうした厳しさを持つべきじゃないかな。

おっしゃるとおりです。

では、プロの採点をみてみましょう。

【日本 3-2 韓国|採点&寸評】
浅野が韓国撃破の立役者に。
ただ大味な展開に守備陣には厳しい評価を下さざるを得ない
SOCCER DIGEST Web 1月31日(日)
2失点をするまでは韓国に手も足も出ず……。

【日本代表・総評】 6
 劇的な大逆転勝利で優勝。ただ決勝の大味な展開は褒められたものではない。
2失点するまでは韓国に完全に主導権を握られ、まったく良いところがなかった。
しかし、浅野投入で息を吹き返すと、韓国の稚拙な守備にも助けられ、連続ゴールを奪った。

[個人採点・寸評]
[GK]
1 櫛引政敏 5.5
1失点目の場面は相手のシュートがDFにリフレクトし、ノーチャンス。
2失点目も完全に崩され、やむを得ない部分はあった。
逆に70分には好セーブでピンチを防いだ。

[DF]
4 岩波拓也 5
誰よりも声を出して最終ラインを統率。
いくつかのオフサイドは取った。
それでも1対1に持ち込まれると分が悪く、1失点目は相手のシュートが足に当たり、ゴールに吸い込まれた。

5 植田直通 5
空中戦では戦えたが、地上戦の対応では後手を踏んだ。
先制点を奪われた場面ではシュートブロックへの反応が遅れた。

6 山中亮輔 6
気合いが空回りし、22分にはあわやレッドかと思えるタックルを見舞う。
35分には中央を易々と突破され、決定機を作られた。
が、同点弾を演出して汚名返上。

12 室屋 成 5.5 
高い位置を保ち、クロスを供給した。
しかし1失点目は自らのサイドを崩され、2失点目は中に絞るも対応が間に合わなかった。

[MF]
3 遠藤 航 5.5
後半はやや挽回するも、前半はパスをことごとくカットされ、中盤でのプレッシャーも簡単に外された。
いつもの安定感は影を潜めていた。

8 大島僚太 5
前半はパスをもらうわけではなく、守備で身体を張るわけでもなく中途半端な出来。
1失点目のシーンでは競り負け、後半はパスミスを連発した。

10 中島翔哉 5.5 
相手のフィジカルの前に潰されたかと思えば、日本に流れが傾いた後半は自慢のドリブルを披露。
スペースがあれば輝くことはできた。

21 矢島慎也 7.5
前半は室屋のオーパーラップを引き出す意識が感じられた。
後半は浅野のゴールをアシスト。
直後に頭で同点弾を決めた。
試合の流れを変えるキーマンとなった。

[FW]
11 久保裕也 6
前半は唯一、前線で戦うことができた。
後半はボールをしっかり収め、カウンターの先導役となった。

20 オナイウ阿道 5
焦りからか雑なプレーが多すぎた。
積極的に相手を追うなど守備意識は高かったが、FWとしては寂しいパフォーマンス。
前半のみで交代に。

交代出場
MF
7 原川 力 6
後半頭から出場。
初めはインサイドハーフ、途中からは2ボランチの一角に入り、攻守に貢献。
縦への推進力を生み出した。

FW
16 浅野拓磨 8 MAN OF THE MATCH
矢島のスルーパスに抜け出し反撃の狼煙となる1点を返すと、同点後の80分、値千金の逆転弾をもぎ取る。
途中出場からのスーパーな活躍で日本を優勝に導いた。

MF
14 豊川雄太 -
同点になってから矢島に代わりピッチへ。
逆転後は右サイドで時間を作り、勝利に貢献した。

監督
手倉森誠 6.5
前半はまったく守備が機能せず、後半から4-3-3へシステムを変更。
それでも2失点目を喫すると、浅野を投入し4-4-2へ戻す。
この交代が奏功し、大逆転勝利に導いた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

勝利したチームの採点とは思えないくらい厳しいものですね。

まあ負けられない試合で簡単に2失点を許してしまったのですから、仕方ないですかね。

ところでDFの岩波選手の気合と闘志は評価しますが、終盤近くにラフプレーの韓国選手の肩を本人は関係ないにも係らず、プレー中断中につかんだのはいけません。

解説者も指摘していましたが、一発退場にならなくてラッキーな愚行でした。

さらなる飛躍のために、彼にはもっと冷静な闘志が求められます!


最後は、女子マラソンの結果です。

福士加代子 2度目の優勝/マラソン全成績
日刊スポーツ 1月31日(日)
<大阪国際女子マラソン>
◇31日◇大阪・ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

 福士加代子(33=ワコール)が優勝した。
福士は2度目のマラソン優勝。
ただ前回13年の大阪国際女子マラソンでの優勝は1位だったタチアナ・ガメラシュミルコ(ウクライナ)がその後ドーピング違反。
資格停止処分が確定したため繰り上げでの優勝だった。

<福士のマラソン全成績>
08年1月  大阪国際女子マラソン(19位)2時間40分54

11年10月 シカゴマラソン(3位)2時間24分38秒

12年1月  大阪国際女子マラソン(9位)2時間37分35秒

13年1月  大阪国際女子マラソン(優勝)2時間24分21秒

13年8月  世界陸上モスクワ大会(3位)2時間27分45秒

14年9月  ベルリンマラソン(6位)2時間26分25秒

15年10月 シカゴマラソン(4位)2時間24分25秒

16年1月  大阪国際女子マラソン(優勝)2時間22分17秒

今大会の順位です。

1位 福士加代子 ワコール 2:22:17
2位 堀江美里 ノーリツ 2:28:20
3位 竹中理沙 資生堂 2:29:14

4位 ディアナ・ ロバチェブスケ リトアニア 2:30:09
5位 重友梨佐 天満屋 2:30:40
6位 加藤岬 九電工 2:31:04
7位 東本彩 十八銀行 2:31:28
8位 宮内宏子 ホクレン 2:32:40

福士選手は今までも2時間24分台では3回も走れていたわけですが、この2分をさらに縮めるってやはり大変なんですね。

とにかく福士選手、リオ内定おめでとう!

最後は、1月のデータ使用量です。

ポケットWifiは6.2/7GBで、スマホは4.5/5GBというまずまずの着地でした。

では、2-1生まれの有名人です。

1892年子母澤寛(小説家『国貞忠治』『父子鷹』)、1894年ジョン・フォード (米:映画監督「西部劇の神様」)、1901年クラーク・ゲーブル (米:俳優『風と共に去りぬ』)、1917年澤村榮治(野球(投手))、1922年ジェームズ・ボンド (小説登場人物(『007シリーズ』))、1933年渡辺貞夫(ジャズサックス奏者)、1954年井沢元彦 (小説家,評論家『猿丸幻視行』『逆説の日本史』)、1955年唯川恵(小説家,エッセイスト『肩ごしの恋人』)、1958年みうらじゅん(漫画家,イラストレーター)、1962年村上隆(現代芸術家)、1962年布袋寅泰(ミュージシャン(BOOWY[解散],コンプレックス[解散]/ギター))、1984年綿矢りさ(小説家『インストール』『蹴りたい背中』)。

なんと歌詞の冒頭と最後に、「グリコ」の宣伝、おおらかな時代でした。
鉄人28号
ふざけるな、自民党!

<衆院選挙制度改革>自民、定数削減を先送り
毎日新聞 1月30日(土)

 ◇抜本改革は20年の大規模国勢調査の結果が出るまで先送り

 自民党は29日、衆院選挙制度改革について、当面は定数削減は行わず、都道府県内の区割り変更によって「1票の格差」を2倍未満に抑える案を提示する方針を固めた。
衆院議長の諮問機関「衆院選挙制度に関する調査会」の答申は小選挙区6減、比例代表4減の計10議席減を求めたが、こうした抜本改革は2020年の大規模国勢調査の結果が出るまで先送りする。
答申内容の受け入れを求める野党から批判の声が上がるのは必至だ。

 調査会の答申は、現行制度よりも人口比をより反映する「アダムズ方式」と呼ばれる配分方法を採用し、小選挙区の都道府県配分を「7増13減」、比例代表のブロック配分を「1増5減」し計10減するよう提案した。

 しかし、自民党は削減対象となる13県の出身議員を多く抱え、全体でも衆院定数475議席(小選挙区295、比例代表180)のうち292議席(大島理森議長を含む)を占め、定数削減に反発している。

 党執行部は答申通りの改革の早期実現は困難と判断。
ただし、最高裁が「違憲状態」と指摘した現状の格差を放置することはできないとして、最高裁が違憲の判断基準としている「格差2倍」未満に収まるよう選挙区の区割りを見直すことを優先する。

 一方、比例代表については、自民党は30議席削減する案を調査会に示していたが、削減は小選挙区の削減時に合わせるべきだとして、同時に先送りとする。

 野党は定数削減に後ろ向きな自民党への批判を強めるとみられる。
だが、自民党は、調査会の答申が新制度の導入時期について明記していないことを盾に、格差是正優先の立場を正当化する考えだ。

 また、格差是正については、10年ごとの国勢調査の中間年に実施される簡易国勢調査を利用し、5年ごとに格差が2倍を超えた選挙区については是正するよう提案する。【中島和哉、水脇友輔】

党利党略で10議席さえも減らさないのでは、国民との約束を果たそうとする意思も意欲も無さそうです。

次回の選挙では自身の身を切らない安倍政権に、鉄槌を!

続いての話題です。

北海道内、乗客1日10人以下は159駅 
全体の3割に JR発表
北海道新聞 1月30日(土)

 JR北海道は29日、道内で1日平均乗車人数が10人以下という「極端に利用の少ない駅」が159あると発表した。同社全駅453の3割を占める。
乗車人数がほぼゼロという「1人以下」の駅も58に上る。

 JRが毎年11月に実施している調査結果の5年間の平均。
同社の小山俊幸常務が道主催の地域公共交通検討会議で明らかにした。

 2016年度中の廃止に向けて地元と協議が進む留萌線留萌―増毛間は、留萌と増毛を除く7駅が「10人以下」。うち5駅が「1人以下」だった。
JRは3月26日のダイヤ改正に合わせて石勝線十三里駅(夕張市)など8駅を廃止する方針だが、うち7駅は「1人以下」。
石北線旧白滝駅(オホーツク管内遠軽町)のみ「1人超10人以下」だった。

 小山常務は「利用の少ない駅も定期的に巡回して維持管理を行っているが、施設も老朽化が進んでいる」と述べ、将来的に廃止を進める可能性を示唆した。


いくら公共の交通は採算だけではない使命があるとはいえ、これだけ利用者がいないのではもはや公共機関とはいえません。

一人暮らしの老人向けの交通手段については、設備費用のかかる鉄道ではなく、バスや乗り合いタクシーのような形で至急、対策を考えるべきです。


続いての話題は、やはりメイドインジャパンの優秀さを具現化した商品の紹介です。

2015.12.28 産経新聞
老舗メーカーが製造 
雨にも雪にも強いゴアテックス採用の日本製防水ブーツ

 「濡れない」「ムレにくい」「すべりにくい」と三拍子揃った高機能シューズ「トップドライ」にスエード素材のモデルが登場した。

 トップドライは、120年以上の歴史を持つ靴メーカー、アサヒコーポレーション(福岡県久留米市)の熟練職人が作る日本製シューズ。
防水と除湿機能を持つゴアテックス素材を用いることで、外からの水を通さず、内側の湿気は外に逃がし、足をドライな状態に保つ。
靴表面とソールの接着面からの水の浸み込みも遮断し、ソールは地面との摩擦が高くグリップ性にも優れている。

 冬に最適なスエード素材のモデルは、シンプルなブーツ形状のデザインでビジネスにもカジュアルにも使える。
靴ひもが付いたタイプとスリッポンタイプの2種類。
いずれも4Eの幅広設計で靴の内側にファスナーを設置しており、脱ぎ履きに便利。
ファスナー部分もゴアテックスの水かきが付いて雨や雪をシャットアウトする。
ブラック、グレー、ブラウンの3色展開。
1万9,440円(税込)。

当ブログは、宣伝料は一切いただいておりませんよ。


続いては、スポーツです。

負けがニュースになる強さです!

伊調、13年ぶり敗戦=レスリング
時事通信 1月30日(土)

 レスリングのリオデジャネイロ五輪で4連覇を狙う女子58キロ級の伊調馨(ALSOK)が29日、ロシアのクラスノヤルスクで行われたヤリギン国際の決勝で、モンゴル選手にテクニカルフォール負けを喫した。
 伊調の敗戦は、2007年アジア選手権での不戦敗以来で、試合をして敗れたのは03年3月以来13年ぶり。
 伊調は63キロ級で04年アテネ五輪から12年ロンドン五輪まで3連覇。
世界選手権では02年の初制覇から、昨年まで10度優勝している。 

これまで負け無しということで練習メニューにも目標設定が難しかったと推察されますが、189連勝後のこの敗戦で彼女のトレーニング魂に火がついたでしょう!

逆に、オリンピック前でいい刺激になったのではないでしょうか!?

最後は訃報です。

1月28日 - ポール・カントナー、アメリカ合衆国のロック歌手、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバー(* 1941年)

ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)は、アメリカ合衆国のロック・バンド。
のちジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)に改名し、スターシップ(Starship)などへ派生する。

メンバーの離脱、再加入、ポール・カントナー(en)のソロ・プロジェクト、名称変更と再編成、80年代に起きた「ジェファーソン」名義継承権訴訟をへて、現在ではミッキー・トーマスが結成したスターシップ(Starship featuring Mickey Thomas)と、ポール・カントナーが再結成したジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship - The Next Generation)という似通った名の二つバンドが並立して存在している。
前者は、エアプレインとは分立したバンドとして認識されている。

ジェファーソン・エアプレインは1960年代後半のサンフランシスコのサイケデリック文化を代表するバンドであり、1996年にロックの殿堂入りを果たした。

主なメンバー(正式に在籍した経歴があるもの):

・ポール・カントナー(Paul Kantner) - Vocal/Guitar (1965-'84, '89, '92-)
エアプレイン中期から実質的にバンドのオーガナイザーとなり、1984年から脱退していた時期を除いて現在までの中心人物。
自身は独特のスタイルを持つが、新しいサウンドを導入する事については、意外な程許容範囲の広いプロデュース感覚を持つミュージシャンでもある。
エアプレインから大幅に変化してさらに商業的成功を収めた、1970年代のジェファーソン・スターシップも、各メンバーの能力を的確に活かす事ができた彼の手腕による所が大きい。
しかし、自身のスタイル自体を変える事を要求された1980年代の変化は受け入れる事ができず、バンド脱退に至った。
ルーツはフレッド・ニールなどに憧れた根っからのフォーキーであり、1960~1970年代のロック・レジェンド、詩人、作家、ユニークな12弦ギター奏者。
サイエンスフィクションを愛し、ここからスターシップのコンセプトも生み出された。
C,S,&N、グレイトフル・デッドをはじめとするカリフォルニア州のアーティストに広い人脈を持ち、彼らとの交流から数々の作品を生み出した。

・マーティ・バリン(Marty Balin) - Vocal/Acoustic guitar(1965-'71, '75-'79, '93-)
ソロでレコードデビュー、フォーク・グループ「タウン・クライアーズ」での活動等を経て、1964年、クラブ「マトリックス」を開設、ポール・カントナーとの出会いからエアプレインを結成。
独特なハイトーンボイスを持つシンガー。
R&Bも好み、初期のエアプレインでウィルソン・ピケットの「In The Midnight Hour」、1970年頃にはシル・ジョンスンの「You Wear Your Dresses Too Short」をカバーしている。
1971年に一時脱退し、サンフランシスコ・バンドの「グルートナ(Grootna)」をプロデュースし、自身のバンドである「ボデイシャスDF(Bodacious DF)」でアルバムを発表した後、ジェファーソン・スターシップに復帰。
ソロ転向後は1981年に「ハート悲しく」などのヒットを放った。
ジェファーソン・スターシップにヒット曲を提供した友人、ジェシ・バリッシュのアルバム2枚でプロデューサーも務めている。
ソロ・キャリアでの成功もおさめたが、セッション・ミュージシャンを従えた完全なソロ・シンガーとしての道は行かず、常に気心知れたバンドで歌うことを選んだ。
結局、1993年よりジェファーソン・スターシップに再合流し、ソロ活動も並行して継続。
画家としても制作活動をしている。
ベイリン、ないしベーリンと表記される事が多かったが、実際の発音はバラン~バリンの間であり、本稿ではバリンで統一した。

・グレイス・スリック(Grace Slick) - Vocal/Piano (1966-'79, '81-'88, '89)
マトリックスに出演していたバンド、グレート・ソサエティから引き抜かれてライブデビュー。
アルバムは『シュールリアリスティック・ピロー』(1967年)から参加。
以降バンドを象徴する重要人物になり、女性ロックスターの草分け的存在。
また、常にエキセントリックな言動が注目を浴びた。
数々のアルバムで聴かれるピアノも独特なセンスが光り、強力なバッキングは聴き物。
ジェファーソン・スターシップTNGでは、1995年・2001年とステージに登場しているが、原則的には音楽界からは引退して画家などの活動をしている。

・ミッキー・トーマス(Micky Thomas) - Vocal (1979-1990,1992-)
南部出身で、黒人ゴスペルシンガーのバックコーラスなどを経て、エルビン・ビショップ・バンドで活躍。
スリック、バリンの後釜としてジェファーソン・スターシップに参加。
1985年頃、ピーター・セテラが抜けたシカゴ参加の打診も受けたが実現しなかった。
近年では自己のスターシップ以外に、プロジェクト=オーヴァー・ジ・エッジ(2004年)のCDにも参加している。
(ウイッキペディア)

新聞記事を検索したのですが見つからず、上記のようなツギハギ記事になった点、故人にお詫びいたします。

私個人のバンドとしてのベストアルバムは「地球から愛をこめて1978/ Earth」ですので、是非聴いてみてください!

メロディも素晴らしくポップスセンスあふれる好盤に仕上がっています。

合掌!

では、1-31生まれの有名人です。

1797年フランツ・シューベルト (墺:作曲家)、1935年大江健三郎(小説家『飼育』『性的人間』)、1941年イナ・バウアー (独:フィギュアスケート)、1947年加古隆(ジャズピアニスト)、1977年香取慎吾(歌手,俳優(SMAP))。

今でも一番かっこいいヒーローキャラです!
「エイトマン」オープニング
新たな奇病が世界中に蔓延し始めています。

ジカ熱は「爆発的に拡大」
400万人感染の恐れ WHO
AFP=時事 1月29日(金)

【AFP=時事】(更新)世界保健機関(WHO)は28日、米大陸でジカウイルスが「爆発的に」広がっており、感染者が最大で400万人に達する可能性があると発表した。
ジカ熱は、妊婦が感染すると胎児に「小頭症」と呼ばれる先天異常を引き起こすことが強く疑われている。

 ブラジルでは、同ウイルスとの関係性が指摘されている小頭症の疑い例が急増している。
WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は、来月1日に緊急委員会を開き、ジカ熱の感染拡大を「国際的に懸念される保健衛生上の緊急事態」とみなすかどうか、また国際社会が取るべき対応を話し合う方針を明らかにした。

 小頭症にかかった胎児は、頭部が異常に小さい状態で生まれる。
ブラジル保健省によると、同国における小頭症の発症例はかつて年間平均163件だったが、ジカ熱の感染拡大が始まって以降、3718件を超える疑い例が報告され、すでに新生児68人が死亡したという。

 コロンビア、エクアドル、エルサルバドル、ジャマイカの4か国と米自治領プエルトリコ(Puerto Rico)の当局は女性らに対し、当面妊娠を避けるよう呼び掛けている。
またフランスは、南米やカリブ海(Caribbean Sea)にある海外県への渡航自粛を促した。
チャン事務局長はスイス・ジュネーブ(Geneva)で開いたWHO加盟国の会合で、現在のジカ熱流行の深刻さはここ数十年で前例のないものだとの見解を示している。

 蚊が媒介するジカウイルスは1947年、ウガンダで初めて確認されたが、ヒトが感染すると「軽度の」症状が出る程度で、これまでほとんど問題視されてこなかった。
チャン事務局長は、「今日の状況は劇的に異なる。警戒レベルは極めて高い」と述べると同時に、同ウイルスが「ギラン・バレー症候群」と呼ばれる神経障害と関係している可能性もあると述べた。

 同事務局長は、ジカウイルス感染と新生児の先天異常や神経障害との間の関連性はまだ確認されていないものの、「強く疑われている」と指摘。
米大陸では23の国と地域でウイルス感染が報告されており、同域でジカウイルスが「現在爆発的に拡大している」と警告した。

 さらに、WHOアメリカ地域事務局である汎米保健機構(PAHO)の伝染病・健康分析部門の代表は、同域でのジカ熱感染者が300万~400万人に増える可能性があると指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News

地球上の自然の調和と均衡の上に成り立っていたウィルスが、人間の急激な自然破壊で怒りだした、ということなのでしょうね。

つまり、人間を絶滅させない限り、ウィルスの存在は脅かされ続ける、という構図からくる反撃です。

もう既にSF世界の話ではなく、現実の脅威です!


では、本題です。

これは何かの冗談ですか?
小学校「道徳教育」の驚きの実態 法よりも道徳が大事なの!?
現代ビジネス 1月26日(火)木村草太(憲法学者)

 今日も大学の法学部では、民法や会社法、労働法に刑法が講じられている。

 そこでは、「法とは何か?」、「法の支配は実現できるか?」などと考える必要はない。
国会が制定したルールが法だと誰もが思っているし、裁判官や警察官は粛々と法を実現している。
「なぜこれが法なのか」などと悩む学生は、よほどの変わり者だろう。

 法学部法律学科の講義では、法の定義も、法の支配も自明なのだ。

 ところが、学校に関わる法律問題を考えていると、「法とは何か?」、「本当に法の支配はあるのか?」という問題が深刻さを帯びる。

骨折という事故はスルー?

 一例として、少し前からインターネット上で話題になっている道徳教材について検討してみよう。

広島県教育委員会は、「『児童生徒の心に響く教材の活用・開発』研究報告集」として、「心の元気」という教材を作っている*1
。その中に、「組体操 学校行事と関連付けた取組み」という教材がある*2
。小学校5・6年生用の教材で、運動会の組体操での練習のストーリーが題材になっている。
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*1 http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/12doutoku/12doutoku-elementary-index.html
*2 http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/31631.pdf
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 その主人公、つよし君は、組体操に熱心に取り組み小学校6年生だった。
そんな彼が、人間ピラミッドの練習中に事故にあう。

 今日は運動会の前日。最後の練習だ。
笛の合図でだんだんとピラミッドができあがっていく。
二段目、三段目。とうとうぼくの番だ。
手と足をいつもの場所に置き(さあ決めてやる)と思ったしゅん間、ぼくの体は安定を失い、床に転げ落ちていた。
かたに痛みが走る。

 ぼくはそのまま病院に運ばれた。骨折だった。
ぼくは、目の前がまっ暗になったようで何も考えられなかった。

 事故の原因は、わたる君がバランスを崩したことだった。
わたる君はごめんと謝るが、つよし君は許すことが出来ない。
そんなつよし君に、お母さんが次のように語る。

 「一番つらい思いをしているのは、つよしじゃなくてわたるくんだと思うよ。
母さんだって、つよしがあんなにはりきっていたのを知っているから、運動会に出られないのはくやしいし、残念でたまらない。
でも、つよしが他の人にけがさせていた方だったらもっとつらい。
つよしがわたるくんを許せるのなら、体育祭に出るよりも、もっといい勉強をしたと思うよ」

 つよし君の心に、「今一番つらいのはわたるくん」という言葉が強く残る。
そして、「その夜、ぼくは、わたる君に電話しようと受話器をとった」という一文でこの教材は終わる。

 読者の皆さんは、この教材を見てどう思うだろうか。
シッカリトシタ学校教育を受けたリョウシキアル方々は、「人の失敗を許すのは大切だ。これを機にクラスの団結力を高めよう」と思うのかもしれない。

 実際、この教材の解説にも、「相手を思いやる気持ちを持って、運動会の組体操を成功に導こう」という道徳目標が示されている。
教材の実践報告にも、「この実践後の組体操の練習もさらに真剣に取り組み、練習中の雰囲気もとてもよいものになった」と誇らしげな記述がある。
そこには、骨折という事故の重大さは、まるで語られていない。

学校は治外法権?

 これが交通事故だったら、運転者は十分に注意をしていたのか、車はきちんと整備されていたのか、道路の整備に不備はなかったのか、など、原因がしっかりと追究されるだろう。
そして、原因に対して誰かが責任をとり、そのような事故の再発をいかにして防止するかが議論されるだろう。

 なぜ、学校が舞台になると、「骨折ぐらいは仕方ない。お互いに許して団結しよう」という話になってしまうのだろうか。
この教材を見た時、私は、「法とは何なのか」をあらためて真剣に考えなくてはならないと思った。

 法的に見ると、つよし君が参加した組体操は、違法の可能性が高い。

 学校は一般に、子どもの安全を確保するために十分な配慮をすべき義務(安全配慮義務)を負う。
組み体操を実施するならば、十分な監視者を配置し、バランスを崩した子どもがいないかを丁寧に監視し、危険な場所が見つかれば即座に練習を中止する。
それだけの体制を整える必要が学校にはある。
これは、下級審ではあるが確定した判決が指摘したことだ。

 一部の子どもがバランスを崩しただけで骨折者がでる、そんな危険な状況で練習をさせたのであれば、学校の安全配慮義務違反が認定される可能性は高い。
民事上の問題として考えるなら、学校が損害賠償を請求されれば責任は免れ得ないだろう。

 また、刑事上の問題として考えるなら、注意義務違反によって骨折者が出ているのだから、教員は業務上過失致傷罪に問われてもおかしくない。

 事故が起きれば、原因を追究し、責任者を特定する。
責任者の行動が、不法行為や犯罪なら、損害賠償義務が発生し、刑罰が科される。どの国でも、法とはそういうものだ。

 しかし、この教材は、「困難を乗り越え、組体操を成功させる」という学校内道徳の話に終始する。
学校内道徳が、法規範の上位にあるのだ。
いや、もっと正確に言えば、学校内道徳が絶対にして唯一の価値とされ、もはや法は眼中にない。
法の支配が学校には及んでいないようだ。
これは治外法権ではないのか。

法とは何か?

 「法とは何か」という問いに、たくさんの偉人が頭を悩ませてきた。
ちょっと探してみれば、この問いに答えようとする本が山ほど見つかるだろう。
哲学的で難しそうなものが多いが、興味のある人は読んでみればいい。

 ただ、今必要な「法とは何か」という問いの答えは、いたってシンプルだ。
法の本質は、法と法以外の規範(例えば、道徳や校則、会社規則など)との違いを考えれば分かる。
つまり、法の本質は、「普遍的な価値を追求する規範だ」という点にある。

 普遍的な価値とは、どんな人にでも正当性を説明できる価値のことを言う。
この世界には、それぞれまったく異なる価値観や思想や意見を持った人々がいる。
そうした人々が共存するためには、お互いを尊重し、どんな人に対してもその正当性を説明できるルールが必要になる。

 「どんな人も見捨てない」のが普遍という概念であり、普遍的なルールを生み出そうと思って作られるのが法だ。
つまり、「法の支配」とは、支配をするなら普遍的なルールに基づいて行わなくてはならないという理念なのだ。

 法の支配を実現するために考え出されたのが、議会が立法するというシステムだ。
王様が勝手に法律を作ったのでは、王様本人やその仲間たちにだけ都合のいいルールが国民に押し付けられる危険が高い。
議会のメンバーを国民が選挙で選ぶことにすれば、異なる意見や価値観を持った代表者が集まってくる。
そうした多様なメンバーが十分な議論をすれば、多くの人が納得する普遍的な立法がなされる可能性が高まるだろう。

 もっとも、多様なメンバーが集まって議論するだけでは、多数派が力で少数派をねじ伏せ、少数派が迫害される危険もある。

 そこで、憲法には、立法の前提ルールとして、特定の宗教と結びついてはならないとか(政教分離)、固有名詞を含む特定の人に向けた命令の形にしてはならない(法律の一般性の要請)といったルールが規定されている。
これらも、法が、普遍的な価値を持つようにする工夫である。

法以外の規範とはなにか?

 もちろん、法以外の規範がすべて悪いものだ、ということではない。

 ただ、法以外の規範の特徴は、「普遍性を持たない」ことにある。
つまり、特殊集団のための規範だ。

 道徳は同じ道徳観をもつ人たちの間のルール、校則は学校に通う人たちの間のルール、会社規則は会社に勤める人たちの間のルールだ。
特別な集団の中で、独自のルールがあった方が、コミュニケーションがスムーズに進むということはよくある。
「みんなで団結してがんばるのが好き」な人が集まって、辛い試練に耐えて頑張るのは、それはそれですばらしいことだろう。

 しかし、内部の人にとっては守るべきルールであっても、その外部にいる人たちには自分たちのルールを押し付けることは許されない。

 さらに、「そのルールに従う集団に入るか否かは、当人の自由な意思に委ねなければならない」のが大前提だ。
逆に言えば、参加するか否かの自由が保障されない集団では、内部ルールにも普遍性が要求されることになる。

 また、内部ルールはいくらでも自由に定めてよい、というものではない。
あくまで法に違反しない範囲で定めなければならない。
たとえば、ある会社で、残業手当を払わないという規則があったとしても、それは労働基準法違反で許されない。

学校内道徳の何が問題なのか?

 こう考えてくると、学校内道徳を絶対視する態度の何が問題なのかが、よく分かる。

 六年生なら中学受験のために根を詰めている子もいるだろう。
ピアノの発表会や、サッカークラブの試合など、学外での活動をとても大事に思っている子もいるだろう。
もちろん、運動会での晴れ姿を楽しみにしている子もいるだろう。
学校に通う子どもたちが大事にしているものは、みんなそれぞれに異なる。
しかし、組体操への強制参加は、そんな子どもたちの個性を無視して、全員に骨折の危険を強要することになる。

 もちろん、「嫌いだから」というだけで、学校のカリキュラムをすべて拒否して良いはずはない。
ただ、学校が子どもたちに義務付けてよい教育内容には、普遍的な価値が要求される。

 そして、教育内容は、その普遍的な価値を実現するのに効果的で、かつ、弊害の生じないものが選ばれなければならない。
これを行政法の世界では、「比例原則」とよぶ。

 では、組体操への参加を強制することに、普遍的に説明できる価値はあるのだろうか。
また、それは、組体操以外の安全な競技では得られないものなのか。

 組体操は、骨折はもちろん、場合によって死の危険もあるほど危険な競技だ。
それを強要するなら、これらの疑問に誠実に答える必要がある。
「クラスの団結力を高める」、「困難を努力で乗り越える」という程度の教育目的では、あえて、組体操という危険な競技を選ぶことを正当化することは不可能だろう。

 しかし、今回紹介した道徳教材には、こうした問題意識は微塵も感じられない。
その原因は、学校内道徳を絶対的な価値と思い込んでいることにあるだろう。
その盲目的な態度は、一般社会であれば当然に思い至るべき疑問を持つこと自体を圧殺してしまう。

法学教育の意義

 「道徳」といわれると、多くの人は漠然と「人として良いこと」と考えてしまう。
しかし、「道徳」の内容はあまりに曖昧だ。
また、法律と違って、誰が作るのかもはっきりしない。
このため、「道徳」の授業には、一部の人や集団にしか通用しない規範を、漠然とした圧力で押し付けてしまう危険がある。

 今回紹介した教材は、「学校内道徳が法の支配を排除する」という道徳の授業の危険をとても分かりやすく表現している。
あらゆる子どもを受け入れる公教育が公教育であるためには、もっと普遍的な教育こそが必要ではないか。

 以上の議論から得られる私の結論は、至ってシンプルだ。
学校では、道徳ではなく、法学の授業に時間を割くべきなのだ。

 組体操事故を教材にするなら、子ども達に、次のような問いを投げかけるべきだ。

「この事故の原因は何だと思いますか?」
「骨折は、その子から、どのような可能性を奪いますか?」
「この事故について、指導をしていた先生は、どのような責任を負うべきですか?」
「学校がいくらの賠償金を払えば、骨折したことに納得できますか?」
「骨折という重大事故にもかかわらず、組体操を中止しない判断は正しい判断ですか?」
「バランスが崩れても、一人もケガをしないようにピラミッドを作ることはできますか?」
「運動会で組体操を行わせることは、適法だと思いますか?」

こうした問いについて考えれば、それぞれの人が異なる価値観を持っていること、異なる価値の共存のために普遍的なルール作りが必要であることを学ぶことができるだろう。
また、実際の民法や刑法が、これらの問題にどんな答えを出しているかを学ぶ機会にもなる。 
こう言うと、「法学の授業が大事なのは分かるが、法学は難しすぎて、道徳の授業と置き換えるのは無理だ」と思う人もいるかもしれない。
しかし、法学の基本となる考え方や法律の基本的な内容は、それほど難しいものではない。

 参考書としても、『キヨミズ准教授の法学入門』など、分かりやすくて、面白い本はたくさんある。
最近では、社会的活動に関心の高い弁護士さんも増えたから、制度を整えれば、授業に協力してくれる専門家を見つけるのも難しくないだろう。

 法は、人間味のない冷たいものではない。
法は、人類の失敗の歴史から生まれたチェックリストだ。
憲法は、国家が権力を濫用し、人々を苦しめてきた歴史から、国家の失敗を防ぐ工夫を定めたリスト。
民法は、人々の生活の中で生じやすいトラブル集とその解決基準。
刑法は、よくある犯罪集とそれへの適正な刑罰の目安を定めたリストだ。

 法学を学ぶということは、人々の失敗の歴史に学ぶということだ。
法には、すべての人の異なる個性を尊重しあいながら共存するための知恵が詰まっている。
法は、全ての人を見捨てない。
法学に触れて、法の優しさ、暖かさを感じてほしい。

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木村草太(きむら・そうた)
1980 年生まれ。憲法学者。
首都大学東京法学系准教授。東京大学法学部卒業。
同助手を経て現職。著書に『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書)、『憲法の急所―権利論を組み立てる』(羽鳥書店)、『憲法の創造力』『憲法の条件―戦後70 年から考える』(NHK出版新書)などがある。
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 『キヨミズ准教授の法学入門』木村草太著
定価:907円(星海社新書)
 「高度な内容を分かりやすく」を信条に首都大学東京で教鞭をとる若手憲法学者の木村草太准教授が、進路に迷う高校生や法学に拒絶反応を示す文学部生にも分かるように、物語の手法を用いて生き生きと、そして最高に面白く語る「日本一敷居の低い法学入門」誕生! 

木村氏の文章で気になった点がいくつかありました。

①法の本質は、「普遍的な価値を追求する規範だ」

「普遍的」というのは、一見明快なようですが、とても曖昧な概念です。

例えば、民主主義の基本原理である多数決では51:49という僅差でも51の側が良しとされ、その多数側の人たちによってつくられた決まりごとが「普遍的」というものの正体であり、成文化されたものが法律だといっているわけです。

ということは、成文化された当時には51の多数を占めた「普遍」だった価値観も、時代が変わり人が代わることで「普遍」だと思われていたことも49という少数となる可能性もあり、時代を超える絶対的とはいえない概念となります。

もちろん、だから当時「普遍的な価値観」で作られた規範を守らなくてもいいというのではなく、「普遍的な規範」とは絶対的な価値観ではありえないことをここでは指摘しておきたかったのです。

では、道徳はどうでしょうか?

この概念も、一部は時代によってかわるものもありますが、多くは「人をいじめるな」「老人や子供にはやさしく」「あいさつはきちんと」「うそはつかない」など社会的動物である人間が周りと摩擦を起こさず生きる術を説いた行動規範です。

木村氏曰く、「普遍性を持たない」特殊集団のための規範だ、というよりも、人間として最低限守るべき(守ったほうが良い)生活の知恵だともいえるわけです。

こうしてみると、一概に道徳よりも法が上位概念だと強弁するのには無理があるように思えます。

むしろ、道徳の価値観を尊重しながら法は制定されるべき性質のものなのではないでしょうか?

つまり、どちらも根は同じ大切な規範がベースであるゆえに、優劣をつけるべきものではないということです。

②学校内道徳が法の支配を排除する

組体操事故を教材にするなら、子ども達に、次のような問いを投げかけるべきだ。

「この事故の原因は何だと思いますか?」
「骨折は、その子から、どのような可能性を奪いますか?」
「この事故について、指導をしていた先生は、どのような責任を負うべきですか?」
「学校がいくらの賠償金を払えば、骨折したことに納得できますか?」
「骨折という重大事故にもかかわらず、組体操を中止しない判断は正しい判断ですか?」
「バランスが崩れても、一人もケガをしないようにピラミッドを作ることはできますか?」
「運動会で組体操を行わせることは、適法だと思いますか?」

教材という架空の事例を扱っている分にはいいのですが、これが実際に起こったケースの場合、わたる君は教室のみんなから非難の的とされ、つよし君に謝っても許してはもらえず、先生も安全管理不足で停職処分と成り、つよし君の両親は学校へ骨折の賠償金の訴訟を起こし、かくして組体操は中止となる、という事態が起こりえます。

学校内でのこうしたギスギスしたやり取りの奨励は、法律バカの狂気の沙汰としか思えません。

では今回取り上げられた「心の元気」という教材はどういう内容にすべきだったのか?

「事故を起こさないためにはピラミッド組体操を3階までとする」、「そんな危険なら思い切って他の競技に切り替える」などの学校側への提言を付け加えれば十分だったでしょう。

つまり、木村氏が「心の元気」という教材に疑問を持ち、小学校の授業で「道徳」よりも「法律」の勉強をすべきと提言するよりも、「心の元気」という教材を少し加筆修正するだけで十分だったわけですよ。

面倒や争いごとが好きなのが法律家の性なのでしょうか!?

では、1-30生まれの有名人です。

1823年勝海舟(江戸幕府若年寄,元老院議員)、1920年長谷川町子(漫画家『サザエさん』)、1925年ダグラス・エンゲルバート (米:コンピュータ科学者,マウスやハイパーテキストなどを発明)、1930年ジーン・ハックマン (米:俳優『フレンチコネクション』)、1932年稲盛和夫(経営者,京セラ創業)、1951年フィル・コリンズ (英:ミュージシャン(ジェネシス/ヴォーカル・ドラムス))。

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