今日は2題のみ。
まず、利便性と安全のどちらを重視するのか?
高速120キロ、期待と不安交錯
海外では無制限の国も
朝日新聞デジタル 3月26日(土)
高速道路の一部が近い将来、最高時速120キロで走れるようになる。
速度引き上げの対象は、道幅が広く、事故が少ないといった条件を満たす路線で、新年度以降、まず岩手県と静岡県の高速道路で110キロで試行する。
警察庁が24日、発表した。「危険が高まらないか」「利便性が高まる」。
受け止めは様々だ。
警察庁によると、1963年に国内で初めて名神高速道路が開通した時から、高速道路の規制速度は最高時速100キロだが「なぜ100キロかは資料が残っておらずわからない」という。
規制速度の引き上げは初めてだ。
なぜ見直すのか。
高速道路は各地で整備され、新東名のように、車道や路肩が広く、カーブや勾配も少なくて、120キロでも安全に走れる造りの道路ができた。
警察庁の説明では「そこでは大半の車が規制速度を超えている」。
国家公安委員長が有識者を集めた懇談会も2013年に、見直しを検討するよう求めた。
さらに、警察庁が12~14年に、120キロで走れる造りの道路7カ所と、100キロを想定した造りの道路2カ所で調べると、実際に車が100~120キロで走っている区間では、死傷事故の発生率は、120キロで走れる造りの道路の方が4割低かった。
また、120キロで走れる造りの道路では、100~120キロと100キロ未満で走った際の死傷事故の発生率に大差がなかったという。
警察庁は規制速度を引き上げる条件として、120キロで走れる造りの道路で、事故が少ないことなどを挙げている。
試行場所は、岩手県の東北道の花巻南IC―盛岡南IC間と、静岡県の新東名の御殿場JCT―浜松いなさJCT間のそれぞれ一部区間。
開始時期や区間は、岩手、静岡各県の公安委員会が決める。
■「重大事故につながる」「物流の武器に」
交通事故で高校2年の長女(当時17)を亡くした北海道交通事故被害者の会(札幌市)代表の前田敏章さん(66)は「速度が速いと危険回避に手間取り、重大な事故につながる。違反が常態化しているといって規制速度を上げるのはおかしいし、事故率が高くないから安全だとはならない。事故による犠牲者は一人も出してはいけない」と話す。
市民団体「クルマ社会を問い直す会」の役員で、2003年に長女(当時6)を事故で亡くした東京都品川区の佐藤清志さん(51)も「現行の最高速度を守るよう周知、訴えるのが筋だ」と話した。
速度制限の研究をしている千葉商科大学の小栗幸夫教授(都市交通計画)は「高齢ドライバーの増加で低速で走る車が増えることを考慮していない」と指摘。
「高速で走る車と低速の車が今より混在し、速度差も大きくなる。追い越しで加速や減速をする機会が増え、接触の危険性が高まるのでは」と推測する。
一方、仕事で高速道路を定期的に使っているという神奈川県秦野市の男性会社員(41)は「早く着ける方がありがたいし、先方の急な時間変更にも対応できる」と歓迎。
岐阜県各務原市の男性会社員(34)も「急ぎの場合は少々、スピードが出てしまうことはある。120キロは妥当な速度ではないか」と話した。
交通事故訴訟に詳しい高山俊吉弁護士(東京弁護士会)は「大半の人が100~120キロで走っているのなら、人間の安全感覚から生まれた適正速度と言える。
他の高速道路も状況に応じて規制速度を決めるべきだ」と評価。
危険性が増すとの指摘については「高速道路は高速で走るから社会的な有効性がある。物流の最大の武器にもなる。道路に適した速度で、安全に走行することが大切だ」と話した。(八木拓郎、池田良)
■警察庁「日本だけが特別ではない」
警察庁は、欧州諸国で高速道路での死亡事故が少ない5カ国について、高速道路の規制速度を調べた。
オランダやデンマーク、スウェーデンは従来、時速110~120キロと日本を上回っていたが、2004年以降さらに120~130キロに引き上げた。
イギリスは113キロという規制速度を設けた1973年から一度も変えておらず、ドイツには規制速度が原則なかった。
警察庁の担当者は「他国とは道路状況が異なり、文化も違うが、日本だけが特別なことをしようとしているわけではない」と話す。
100kmの速度で衝突する事故と、120kmでの事故では確実に速度が出ているほうが被害は大きいでしょう。
危険回避のために減速するにも、スピードが出ていればそれだけ時間もかかります。
今まで未然に防げた事故が、大惨事になる可能性も高まることでしょう。
少し前に起こった格安旅行会社の夜行バス事故など、運転手の不注意で起きてしまう事故などなくならない限り、速度制限アップは確実に死者を増やします。
「狭い日本、そんなに急いでどこ行くの?」
こんな交通標語が昔ありましたが、高齢者のドライバーが確実に増える日本で今なぜ?というのが正直な感想です。
さらにいえば、エコ(燃費)や環境保護(排ガス)の観点からも、逆行する流れです。
となると、政治献金の多い自動車メーカーとの密約でもあるのでしょうか、ねえ!?
続いての話題です。
生き様をみせることも教師の仕事です。
「命には限りがある」がん闘病の元高校教師
最後の授業で教え子らにメッセージ
佐賀新聞 3月26日(土)
がんと向き合う元高校教師の延(のぶ)哲也さん(44)=福岡県大川市=が26日、佐賀県佐賀市で「最後の授業」と題し講演した。
会場の外にまで集まったかつての教え子らに「命には必ず限りがある」。穏やかな語り口で元気でいられる尊さを訴え、どう生きていくべきか問い掛けた。
昨年春まで福岡県の社会科の高校教師だった延さん。
「必ず教壇に戻る」と自分を奮い立たせた闘病生活を振り返り、在宅緩和ケアを始めた今も「その気持ちは変わらない」と続けた。
中学1年でがん発症、治療に耐えて夢かなえる
中学1年で小児がんを発症。
治療に耐えて教師の夢をかなえ、命の大切さを生徒に伝えたかったが、「自分の経験を言えば、同情で終わってしまう」。
38歳で再び、大腸がんに襲われるまで内緒にし、「何気ない会話に元気で居続けてほしいという願いを込めた」と当時の心境を明かした。
「最後の授業」には約300人が参加。
元教え子らが大勢駆け付け、会場を急きょ変更した。
講演後には抱えきれないほどの花束を手にした延さんを囲み、記念撮影する姿があちこちで見られた。
身近な人が急に死んでしまう、という誰もが経験するこうした体験は、「人はなんのために生まれ、生きているのか?」ということを無意識の内に考えてしまいます。
先生としてやりたいことがあるのに、そして生きたくても長く生きられない姿をみせることで命の尊さという無言のメッセージを生徒に伝えているはずです。
「イジメ」などで無駄なエネルギーを使っている生徒たちには、どうすれば社会の役に立てるような大人になれるのかということの方にエネルギーを注いで欲しいものです。
では、3-28生まれの有名人です。
1924年邱永漢(台湾・日:小説家『香港』『濁水渓』,経済評論家)、1929年色川武大(阿佐田哲也)(小説家『離婚』『麻雀放浪記』)、1946年野田義治(芸能プロモーター,イエローキャブ社長[元])。
「いつ恋」のテーマソングですが、このPV面白い!
明日への手紙
まず、利便性と安全のどちらを重視するのか?
高速120キロ、期待と不安交錯
海外では無制限の国も
朝日新聞デジタル 3月26日(土)
高速道路の一部が近い将来、最高時速120キロで走れるようになる。
速度引き上げの対象は、道幅が広く、事故が少ないといった条件を満たす路線で、新年度以降、まず岩手県と静岡県の高速道路で110キロで試行する。
警察庁が24日、発表した。「危険が高まらないか」「利便性が高まる」。
受け止めは様々だ。
警察庁によると、1963年に国内で初めて名神高速道路が開通した時から、高速道路の規制速度は最高時速100キロだが「なぜ100キロかは資料が残っておらずわからない」という。
規制速度の引き上げは初めてだ。
なぜ見直すのか。
高速道路は各地で整備され、新東名のように、車道や路肩が広く、カーブや勾配も少なくて、120キロでも安全に走れる造りの道路ができた。
警察庁の説明では「そこでは大半の車が規制速度を超えている」。
国家公安委員長が有識者を集めた懇談会も2013年に、見直しを検討するよう求めた。
さらに、警察庁が12~14年に、120キロで走れる造りの道路7カ所と、100キロを想定した造りの道路2カ所で調べると、実際に車が100~120キロで走っている区間では、死傷事故の発生率は、120キロで走れる造りの道路の方が4割低かった。
また、120キロで走れる造りの道路では、100~120キロと100キロ未満で走った際の死傷事故の発生率に大差がなかったという。
警察庁は規制速度を引き上げる条件として、120キロで走れる造りの道路で、事故が少ないことなどを挙げている。
試行場所は、岩手県の東北道の花巻南IC―盛岡南IC間と、静岡県の新東名の御殿場JCT―浜松いなさJCT間のそれぞれ一部区間。
開始時期や区間は、岩手、静岡各県の公安委員会が決める。
■「重大事故につながる」「物流の武器に」
交通事故で高校2年の長女(当時17)を亡くした北海道交通事故被害者の会(札幌市)代表の前田敏章さん(66)は「速度が速いと危険回避に手間取り、重大な事故につながる。違反が常態化しているといって規制速度を上げるのはおかしいし、事故率が高くないから安全だとはならない。事故による犠牲者は一人も出してはいけない」と話す。
市民団体「クルマ社会を問い直す会」の役員で、2003年に長女(当時6)を事故で亡くした東京都品川区の佐藤清志さん(51)も「現行の最高速度を守るよう周知、訴えるのが筋だ」と話した。
速度制限の研究をしている千葉商科大学の小栗幸夫教授(都市交通計画)は「高齢ドライバーの増加で低速で走る車が増えることを考慮していない」と指摘。
「高速で走る車と低速の車が今より混在し、速度差も大きくなる。追い越しで加速や減速をする機会が増え、接触の危険性が高まるのでは」と推測する。
一方、仕事で高速道路を定期的に使っているという神奈川県秦野市の男性会社員(41)は「早く着ける方がありがたいし、先方の急な時間変更にも対応できる」と歓迎。
岐阜県各務原市の男性会社員(34)も「急ぎの場合は少々、スピードが出てしまうことはある。120キロは妥当な速度ではないか」と話した。
交通事故訴訟に詳しい高山俊吉弁護士(東京弁護士会)は「大半の人が100~120キロで走っているのなら、人間の安全感覚から生まれた適正速度と言える。
他の高速道路も状況に応じて規制速度を決めるべきだ」と評価。
危険性が増すとの指摘については「高速道路は高速で走るから社会的な有効性がある。物流の最大の武器にもなる。道路に適した速度で、安全に走行することが大切だ」と話した。(八木拓郎、池田良)
■警察庁「日本だけが特別ではない」
警察庁は、欧州諸国で高速道路での死亡事故が少ない5カ国について、高速道路の規制速度を調べた。
オランダやデンマーク、スウェーデンは従来、時速110~120キロと日本を上回っていたが、2004年以降さらに120~130キロに引き上げた。
イギリスは113キロという規制速度を設けた1973年から一度も変えておらず、ドイツには規制速度が原則なかった。
警察庁の担当者は「他国とは道路状況が異なり、文化も違うが、日本だけが特別なことをしようとしているわけではない」と話す。
100kmの速度で衝突する事故と、120kmでの事故では確実に速度が出ているほうが被害は大きいでしょう。
危険回避のために減速するにも、スピードが出ていればそれだけ時間もかかります。
今まで未然に防げた事故が、大惨事になる可能性も高まることでしょう。
少し前に起こった格安旅行会社の夜行バス事故など、運転手の不注意で起きてしまう事故などなくならない限り、速度制限アップは確実に死者を増やします。
「狭い日本、そんなに急いでどこ行くの?」
こんな交通標語が昔ありましたが、高齢者のドライバーが確実に増える日本で今なぜ?というのが正直な感想です。
さらにいえば、エコ(燃費)や環境保護(排ガス)の観点からも、逆行する流れです。
となると、政治献金の多い自動車メーカーとの密約でもあるのでしょうか、ねえ!?
続いての話題です。
生き様をみせることも教師の仕事です。

「命には限りがある」がん闘病の元高校教師
最後の授業で教え子らにメッセージ
佐賀新聞 3月26日(土)
がんと向き合う元高校教師の延(のぶ)哲也さん(44)=福岡県大川市=が26日、佐賀県佐賀市で「最後の授業」と題し講演した。
会場の外にまで集まったかつての教え子らに「命には必ず限りがある」。穏やかな語り口で元気でいられる尊さを訴え、どう生きていくべきか問い掛けた。
昨年春まで福岡県の社会科の高校教師だった延さん。
「必ず教壇に戻る」と自分を奮い立たせた闘病生活を振り返り、在宅緩和ケアを始めた今も「その気持ちは変わらない」と続けた。
中学1年でがん発症、治療に耐えて夢かなえる
中学1年で小児がんを発症。
治療に耐えて教師の夢をかなえ、命の大切さを生徒に伝えたかったが、「自分の経験を言えば、同情で終わってしまう」。
38歳で再び、大腸がんに襲われるまで内緒にし、「何気ない会話に元気で居続けてほしいという願いを込めた」と当時の心境を明かした。
「最後の授業」には約300人が参加。
元教え子らが大勢駆け付け、会場を急きょ変更した。
講演後には抱えきれないほどの花束を手にした延さんを囲み、記念撮影する姿があちこちで見られた。
身近な人が急に死んでしまう、という誰もが経験するこうした体験は、「人はなんのために生まれ、生きているのか?」ということを無意識の内に考えてしまいます。
先生としてやりたいことがあるのに、そして生きたくても長く生きられない姿をみせることで命の尊さという無言のメッセージを生徒に伝えているはずです。
「イジメ」などで無駄なエネルギーを使っている生徒たちには、どうすれば社会の役に立てるような大人になれるのかということの方にエネルギーを注いで欲しいものです。
では、3-28生まれの有名人です。
1924年邱永漢(台湾・日:小説家『香港』『濁水渓』,経済評論家)、1929年色川武大(阿佐田哲也)(小説家『離婚』『麻雀放浪記』)、1946年野田義治(芸能プロモーター,イエローキャブ社長[元])。
「いつ恋」のテーマソングですが、このPV面白い!
明日への手紙





