「やっぱりね」

これが、この記事に対する多くの国民の感想ではないでしょうか!?

マイナンバー個人サイト半年延期 
情報利用履歴、確認できず
産経新聞 6月9日(木)

 マイナンバー制度の個人向けサイト「マイナポータル」の本格運用開始が予定より半年延期され、平成29年7月になることが8日、分かった。
日本年金機構に対するサイバー攻撃への対応などで、各省庁が持つ情報の連携を先送りする方向になったため。
運用開始を予定していた29年1月時点では提供できる情報が限定的になる見通しだ。

 マイナポータルでは、マイナンバー制度の透明性を高めるため、行政機関が情報をやりとりした履歴を本人が閲覧できる。
制度の信頼性を確保するのに重要な仕組みの運用が遅れることで、政府の見通しの甘さに批判が出そうだ。

 情報の連携ができないとマイナポータルで履歴を見られない。
29年1月時点で提供できる情報を政府内で詰めているが、年金関連などは7月にずれ込みそうだ。

 マイナンバー制度は、国内に住む全ての人に固有の番号を割り当て、国税庁や厚生労働省などの国の機関や都道府県、市町村が持つ納税、年金などの情報を結び付け、行政事務の効率化を図るのが目的だ。
住民にとっても行政機関に提出する書類が減ったり、手続きが簡単になったりすることが期待できる。
一方、情報漏れでプライバシーが侵害される懸念もある。

 政府は29年1月に国の機関同士の情報を連携させる計画だったが、年金機構のセキュリティー強化に時間がかかることが判明。
連携に関するシステムの開発にも2~3カ月の遅れが出ているという。

世界でサイバーテロが常態化している時代に、信用できないお役所が国民の貴重な情報を一元管理するという無謀さ。

大金をかけて、ほんの少しの利便性向上くらいなら、国民の安全確保を選びたいものです。

むしろ今からでも中止したほうがいいですよ、もちろん強行に進めた政府の責任問題と費用問題はきちんと落とし前をつけるという前提なら。


続いてのゲセナイ話題です。

都議会での、自民・公明の茶番にこそあきれます!

舛添都知事辞職固められた、
市議会が「意見書」可決
日刊スポーツ 6月9日(木)

 政治資金の公私混同問題で、一向に説明責任を果たさない東京都の舛添要一知事(67)に、足元から「辞職勧告」が突きつけられた。
東京都清瀬市議会が8日までに、辞職を求める意見書を全会一致で可決した。
当の舛添氏はこの日も、都議会の一般質問でのらりくらりの答弁。
自身の給与削減も提案したが、この期に及んで居座りを画策する見苦しさに、自民、公明両党も徐々に態度を硬化させており、13日からの総務委員会で追い込む構えだ。
ダメージは確実に蓄積している。

 都民に辞職を求める声が広がる中、驚異の粘り腰で応じない舛添氏は、都議会の追及にも動じない。
都議会が辞職を迫れないならと、清瀬市議会が7日、辞職を求める意見書を採決していたことが分かった。
共産党が提出したが、自民、公明両党を含めた全会一致で可決された。

 意見書の形式とはいえ、舛添都政を支えるお膝元の自治体から、「続投NO」の声が表面化したのは初めてとみられる。
意見書は近く、都に届く見通し。
町田市議会でも今月2日、辞職要求には至らないものの、問題の徹底究明を求める決議を全会一致で可決。
ほかの自治体でも同様の動きが出ている。
都政関係者は、「自治体の厳しい声は、今後、舛添氏にボディーブローのように効いてくるかもしれない」と漏らした。

 日刊スポーツを含めた複数の調査では、9割を超える人が辞任を求めているが、舛添氏は「居座り」を続けている。
都議会は8日、7日の代表質問に続き一般質問が行われたが、舛添氏は誠意の感じられない答弁を続けた。
与党からも「辞職を求める都民の声は広がっている。いかなる理由でとどまろうとするのか」(公明党)と、進退に言及する声が出たほか、自民党都議も「身を切る覚悟を」「疑惑の総合商店だ」と指摘。
舛添氏は「自分の行動を厳しく律したい」などと述べたが、進退には触れなかった。

 都議会各会派は、当初、開催が未定だった総務委員会に舛添氏を呼び、追及する方針。
9日に日程を決めるが、13日に行われる見通し。
1日では終わらない可能性がある。
同委員会は、質問の事前通告がなく、一問一答形式で行われる。
これまでは準備万端で臨んだ舛添氏の答弁に、ほころびが出る可能性もある。

 舛添氏の前任で、政治とカネの問題で辞職に追い込まれた猪瀬直樹氏も、総務委員会で、5000万円を模した箱をカバンに入れようと躍起になった対応がきっかけで、一気に辞職への流れが生まれた。
「鬼門」であることは確かだ。

 舛添氏は8日夜、議会側に自らの給与を50%減額する意向を通告。
なりふり構わない「延命策」に打って出た。
辞職を突っぱね続ける舛添氏だが、外堀をじわじわ埋められているのは間違いない。

この期に及んでも、マスゾエを辞めさせられない多数議席をもっている自公議員の無力さと怠慢さ。

「いかなる理由でとどまろうとするのか」(公明党)
「身を切る覚悟を」「疑惑の総合商店だ」(自民党)

国民の多くが都知事としての資質にもはや嫌悪感さえ抱いている状況の中で、なぜ百条委員会を設置して厳しく追究しようとしないのか?

後援者からの叱責が多いので、とりあえず軽く怒りの質問をしておいて、さも追及したかのような既成事実を積み上げアリバイづくり、という魂胆が丸見えです。

それを知っているから、マスゾエは余裕の答弁。

こんな腰の引けた質問内容では、ちょっと下品な言い回しですがマスゾエにとって「カエルの面にションベン」です。

後任候補がいないのなら、当面副知事繰上げで代行させればいいんですよ。

とにかくケチな小悪党マスゾエのツラをみることがない日を心待ちにしています。


最後は、ちっと意外な話題です。

ナゼ、人は年をとると「必要以上」に早寝早起きになるのか
ナショナル ジオグラフィック日本版 6月9日(木)

中高年の過度な早寝早起きは要注意

 年齢とともに早寝早起きになることはよく知られている。
中高年に「若いときよりも早寝早起きになったか」と聞けば7割以上の人は「イエス」と答える。
特に60歳以上のいわゆるリタイア世代になるとその割合はさらに増加する。

 高齢者の早寝早起き、それ自体が悪いわけではない。
しかし、過度の早寝早起きになると問題だ。

 夜9時過ぎには眠気が強まり、頭がぼんやりして、知らぬ間にソファーで寝込んでしまう。
いったん寝ついても2、3時間もすれば目を覚ましてしまう。
まだ暗いうちに何度も目が覚める、二度寝ができないなど睡眠満足感が低下することが多い。

 あまりにも早い時間帯から寝落ちすると一般的に睡眠の質は低下する。
ホルモンや自律神経など眠りを支える心身の機能がしっかりと準備が調っていないためだ。
いくつかの研究によれば、健康な70代の体内時計は、若者と比較しても高々1時間程度しか進んでいないため、夜10時前は多くの高齢者にとって寝るには早すぎる時間帯なのだ。

 ところが、睡眠習慣調査を行うと分かるのだが、体内時計の加齢変化以上に早寝早起きをしている中高年がとても多い。
この傾向は特にリタイア後に顕著になる。

 ナゼ、年とともに必要以上に早寝早起きになってしまうのか、そこには大きく4つのステップがある。
各ステップには中高年で多い中途覚醒や早朝覚醒を改善する生活上のヒントも隠されている。

【第1ステップ:早朝覚醒】-早起きだけなら正常な変化だが…

 年齢とともに進行する「早寝」と「早起き」だが、実はこの両者が同時に起こることは少ない。
多くの人ではちょっとした早朝覚醒から始まる。

 早朝覚醒が起こる原因はさまざまだが、最大の原因は加齢とともに必要睡眠量が減少することにある。
また、睡眠の中でも特に深い睡眠が減るため、ちょっとした刺激、例えば物音や寒さ、尿意などで目が覚めてしまう(年齢とともに必要睡眠量が減る理由については「ゾウの睡眠、ネズミの睡眠」で詳しく解説したのでご一読いただきたい)。

 つまり、中高年では眠りを維持する力が低下するようになり、早朝覚醒が起こりやすくなる。
白髪や老眼と同じように、ある程度の早起きは正常な加齢変化と言える。
ただし、当初は「年相応」に思われても、その「ちょっとした」早起きがさらに強度の早起きを招く悪循環の第2ステップにつながる。

【第2ステップ:過剰な朝の光】-「朝の光で体内時計をリセット!」のワナ

 早起きをしても、それだけで早寝になるわけではない。
睡眠時間が短くなるのだから、就床時刻は同じにして少し早めに目を覚ませば済む話だ。
実際、50代の働き盛りのサラリーマンの多くはそのような生活をしている。

 早起きに引き続いて早寝が始まる大きな原因が過剰な「朝日」である。

 早く目覚めると自ずとその日の活動の開始時刻も早くなる。
特にリタイア後は出勤の必要が無いので、のんびり朝日を謳歌するようになる。
暖かい季節ともなれば、朝5時台から散歩や体操、庭仕事などにいそしむご老人たちを多く見かけるが、この時に浴びる早朝の太陽光が早寝を引き起こす。

 体内時計が光で調節されているのをご存じの方も多いだろう。
大部分の人では体内時計の周期は24時間ジャストでないため、太陽光のような強い光で毎日時刻合わせをする必要がある。
ただし、光を浴びる時刻によって体内時計の針を進めたり、戻したり、全く逆の作用を発揮するので注意が必要である。

 光と体内時計の関係性については「朝型勤務補講:夜型生活から脱却する効果的な方法」で解説したが、平たく言えば朝の光は朝型(早寝早起き型)に、夜の光は夜型(宵っ張り型)に体内時計をシフトさせる。

 そのため、睡眠リズムを保つには朝と夜の光量のバランスが大事になる。
雑誌やネット上で「朝の光で体内時計をリセット!」などのキャッチフレーズをよく見かけるが、これは夜型に傾きやすい若者向けのアドバイスとしては有効だ。

 ところが高齢者では逆に、体内時計を朝型に傾ける光を多く浴びるようになる。
早朝覚醒のためだ。
例えば、夜22時頃に寝つき朝5時頃に目を覚ます高齢者であれば、早朝(4時過ぎ)から昼頃にかけて太陽光のような強い光が目に入ることで、その人の体内時計は大きく朝型にシフトする。
まさに早朝の散歩で浴びる光は体内時計を超朝型に固定する役目を果たしている。

 早い時間帯から眠気が生じるようになり、夕食が済んでしばらくするとゴロンと横になりたくなる。
それまで楽しんでいた22時台のTV番組もなんとなく集中できず、途中でうたた寝をするようになる。
奥さんから「寝室でちゃんと寝てください」とお小言を喰らって、すっかり早寝の習慣ができ上がってしまうのである。

「朝の光で体内時計をリセット!」は早朝覚醒気味の高齢者には逆効果なのでご留意を。

第3ステップ:減る夜の光】-過剰な朝型光と減る夜型光のダブルパンチ

 昼過ぎから深夜にかけての光は体内時計が朝型に傾きすぎないようにする一種の歯止めとして作用しているのだが、高齢者ではこの時間帯の光を浴びる機会が少なくなる。

 高齢者の場合、散歩は暑さを凌ぎやすい早朝か日没後にすることが多い。
買い出しも働く世代で混み合う夕方を避けて開店早々に出向くなど、何かと午前に比べて午後の太陽光を浴びる機会が少なくなりがちだ。

 また、早寝をすれば当然ながら体内時計を夜型にする家庭照明の光も目に入らなくなる。
家庭照明は太陽光に比べて作用は弱いが、最近は光量の大きい大型液晶テレビや(体内時計さの調節作用が強い)ブルーライトを多く含むLED照明なども増えて、無視できない夜型作用を発揮する。

 夜の明るい光は朝起きが苦手な若者には良くないが、過度の早寝と早起きで困っている中高年には役に立つ。
夜間に特殊な強い光を浴びることで高齢者の不眠症状が改善することも臨床研究で確かめられている。

 いずれにせよ、過剰な朝型光と減る一方の夜型光のダブルパンチで中高年の早寝早起きは加速するのである。

【第4ステップ:意欲・体力低下】-「消極的な早寝」は睡眠満足感を損なう

 現役時代は早寝には一定の歯止めがかかっている。
なぜなら仕事や付き合いで帰宅時間が遅いため早寝には限界があるからだ。
早く帰宅した日にもTVや読書など余暇を楽しむなどして、さほど就床時刻は早くならない。

 しかし、リタイア後はとたんに早寝が始まる。
体力的な低下もあるのだが「起きていてもやることがない」「TVも映画も面白くない」などの理由から21時頃に早々と布団を被ってしまう人も少なくない。

 このような「消極的な早寝」は睡眠満足感を大きく損なってしまう。
考えてもみてほしい。
あくまでも平均だが、正味の睡眠時間は60代で6時間そこそこ、70代になれば6時間を切る。
21時から寝たのでは朝までの9時間のうち3時間も悶々と目を覚ましていることになる。

 冒頭にも書いたが、多くの高齢者では必要以上に早寝早起きをしている。
その睡眠サイクルで元気に不満なく生活できていれば結構だが、睡眠満足感が乏しく不眠症につながることもある。
そのようなときは、意識的に少し遅寝をした方が睡眠の質は格段に向上する。

 そのためには、今回取り上げた4つのステップからなる悪循環をどこかで断ち切る必要がある。
そこで次回は体内時計の朝型シフトを防止する、さらにはより積極的に夜型シフトさせることで、睡眠の質を向上させる方法についてご紹介する。(三島和夫 睡眠専門医)
(続く)

太陽の朝の光と午後の光では、体内時計にも違った影響を与える、これって初耳でした!

次回の完結編をたのしみにしよう!

では、6-10生まれの有名人です。

1628年徳川光圀(水戸黄門,義公,高譲味道根命)(水戸藩主(2代),『大日本史』編纂)、1819年ギュスターヴ・クールベ (仏:画家)、1918年鶴見和子(社会学者)、1931年ジョアン・ジルベルト (ブラジル:歌手,ギタリスト「ボサノヴァの神」)、1943年米長邦雄(将棋棋士,永世棋聖)、1967年山田花子 (漫画家)、1977年松たか子(女優,歌手)。

永遠の名曲です。
Rock The Boat 1974 Hues Corporation
これはこれで正論なんですが・・

<尾木ママのブログはただの暴力?>
なぜ尾木直樹氏のブログは炎上するのか
メディアゴン 6月8日(水)
藤本貴之[東洋大学 准教授・博士(学術)/メディア学者]

北海道でおきた「小学生置き去り・行方不明騒動」に関し、尾木ママこと教育評論家・尾木直樹氏が炎上している。
両親がしつけのために子供を「置き去り」にし、その結果、行方不明になった経緯を、事件発生当初から両親の行為は虐待であり「警察にも間違いなく逮捕される」とブログで批判。
加えて、

 「置き去りそのものが 真実なのか 失礼ながら 疑いたくなってしまいます」

とまで述べ、陰謀論的犯罪性をも想起させる情報を発信した。
結果的に、児童は自衛隊内施設にいたところを保護され事なきを得たが、この騒動をめぐる小学生の親に対する尾木氏からの「断罪」とも取れる一連の発言に、「無責任」「児童の父親に謝罪しろ」「教育評論家あるまじき言動」といった批判が集中した。

これまでも尾木氏の舌禍事件や「炎上」は少なくない。

五輪エンブレム騒動において、デザイン業界や五輪利権を批判する素材として、「(旧)エンブレムのデザイナー・佐野研二郎氏が200億円受け取る」といった事実とは異なる情報を自身のブログを通して流布し、謝罪に至ったことは記憶に新しい。

尾木氏は「とんでもないデマ情報」を流しただけでなく、(佐野氏とエンブレム騒動の是非はさておき)佐野氏への名誉毀損も著しい。
本来であれば謝罪して済むレベルの話ではない。

今回の「憶測デマ」に関しても、殺到する批判に対して尾木氏はブログでただちに謝罪をした。
もちろん、その立ち位置が「個人のブログにすぎない(けど、今後は気をつけます。ネットって怖いよね)」といったものであることは伝わってくる。

しかしながら、個人ブログのレベルを超えている多くのアクセス数と影響力を持つ尾木ママのブログを考えれば、尾木ママ公式ブログは、もはやテレビや新聞とかわらない、いわば「メディア」である。

つまり、尾木氏は、自分の一存でコントロールできる影響力のある「メディア」を使って、小学生の両親の社会生命を脅かしかねない糾弾をし、それを流布したことになる。

オークションサイト詐欺で、ステマ行為、詐欺幇助的行為をした多くのタレントが非難されたことで記憶に新しい「ペニオク事件」を思い出してほしい。
「影響力のある著名人」が「メディア化したブログ」上で展開していることは、ほぼ公的なメッセージとして信頼性を持ってしまう。
多くの消費者が、それを真実である、客観的な情報である、と信じてしまいがちなのだ。

消費者のメディアリテラシー能力の必要性云々の議論はさておき、それが現実だ。
ましてや、教育評論家として著名で、教育を専門とする大学教授である尾木直樹氏であれば、その信ぴょう性はとんでもなく高い。
それがデマや誤認、間違いであると思う人の方が少ないのではないか。

そう考えれば、尾木ママが、(個人ブログの形をした)影響力のある商業メディアを使って、何の権限や正しい情報があるわけでもないのに、陰謀論レベルの判断で「逮捕される」とか「200億円の利権を受け取る」などと発言することには、いわば「暴力」だ。

商業メディアが持つ暴力性を不当に利用すれば、1人や2人の社会生命を奪うことぐらい容易だろう。
もちろん、それを「所詮、個人のブログですから」という認識で、公然と行使し続けるのであれば、それはもはや「公開リンチ」だ。

少なくとも、反論の術を持たない「行方不明児童の両親」に対して、「絶対に逮捕される」などと明言することは、発言力を持つ尾木氏による一方的な「暴力」であり、強者から弱者への「虐待」ではないのか。
騒動が解決した今もなお、「あの父親、何かやってんじゃない?」という印象はどこかで残り続ける。

もし、尾木氏が、大手新聞や地上波のテレビニュースやらで「尾木ママこと尾木直樹氏、名誉毀損で逮捕確実」と憶測で報じられたらどうだろうか。
「メディアによる個人のよる暴力だ」と反駁するはずだ。
ただし、それでも尾木氏に断罪された「行方不明児童の両親」よりはマシかもしれない。
少なくとも、尾木氏は反論する術とメディアを持っているからだ。

以上を踏まえ、「尾木ママのブログ」はなぜ炎上するのか、について考えてみる。

その理由は簡単だ。
教育者として暴力やイジメを否定し、その問題解決に取組んでいるはずの尾木ママ自身が、自分のメディアを使った暴力や虐待には、無頓着であるからだ。

しかも、尾木ママ公式ブログの言動が、世論誘導さえしかねない強い暴力性をもっていることに、多くの人たちが気がついてしまっているからではないだろうか。
悲しいかな、それに気がついていないのは、尾木ママ本人だけなのかもしれない。
この尾木氏の矛盾を理解してくれるような人は多くはあるまい。

今回の騒動、小2児童の置き去りという「しつけ」は明らかに、行き過ぎている。
両親は「心理的虐待」として函館児童相談所に通告されたというが、それも致し方がないことだろう。
両親の行き過ぎを擁護することはできない。
それでもなお、それ以上に行き過ぎていた「虐待」が、尾木ママの言動だったことに間違いはない。

尾木ママは自身のブログで次のように書いている。

 「虐待とは『子どものためといいながら、親の気持ちを満足させるため』
 (2016-05-30 14:19:13)

この言葉は、尾木ママ自身の言動にも当てはまる。
「子ども」を「社会」に、「親」を「尾木ママ」に置き換えてみてほしい。

尾木氏もメディアの暴力性は十分理解しているはずだ。
だからこそ、自分自身のメディアの暴力性にも気づくべきだろう。

この内容に少しひっかかるのは、尾木氏は教育者なのに・・ということからの彼の発言のうかつさを批判しているわけですが、それならバラエティ番組の多くのコメンテーターのいい加減な発言は放置できるレベルなのかといったところまできちんと言及すべきです。

もちろん展開されているのは正論なんですが、尾木氏という「反論しづらいターゲット」を安全パイとして槍玉に挙げただけだとも思われます。

例えば、テリー・伊藤氏や室井女子などもテレビで結構無責任な感想を垂れ流していますが、彼らは教育者でもないし話題を盛り上げるための確信犯だから許されてしまうのでしょうか?

影響力という面から云えば、テレビの方がインパクトがあり強力です。

ってことで、行き過ぎたコメントは、尾木氏特有の問題ではなく、話題づくりというマスコミ体質そのものだという本質を、メディア学者と名乗る筆者なら気づいていてもおかしくないのですが・・

そして・・

今回の息子置き去り事件は、確かに親の「しつけ」として容認されるものかどうかという議論はあるでしょう。

また少年は、所構わず石を投げるという悪い癖があり、それを矯正するために行った懲罰的要素もあったとの報道もありました。

一歩間違えば死んでしまう、という最悪事態の想像力が親になかった点は非難されるべきですが、謝罪した親に対して「許す」という子供の物言いにも違和感いっぱいの顛末でした。

「他人の家庭問題は他人にはわからない」というのが今回の事件の教訓とも言えそうですが、行き過ぎた親からの「教育的指導」を世間がチェックするためには、少しおせっかいなくらいの方がいいのかもしれませんよね。


続いては、サッカーの話題です。

監督の敗戦の弁をきいてみましょう。

ハリルホジッチ「ばか正直すぎた」
キリンカップ決勝 ボスニア戦後の会見
スポーツナビ
2016年6月8日(水)

 サッカー日本代表は7日、市立吹田サッカースタジアムでボスニア・ヘルツェゴビナ代表とのキリンカップサッカー2016決勝に臨み、1−2で敗れた。
日本は前半28分に清武弘嗣のゴールで先制するも、直後の29分にミラン・ジュリッチに決められ、1−1で前半を終えた。
後半21分、ジュリッチにこの日2点目となる逆転ゴールを許すと、その後に迎えたチャンスを生かすことができず逆転負けを喫した。

 試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は2失点したことについて「ナイーブで集中力を欠いていた」とコメント。特に2点目については「FKで簡単にやられるのは、ばか正直すぎる」と語った。

 その他にも、フィジカルの問題やFKを獲得できなかったことなどを課題に挙げ、「まだまだトレーニングしないといけないし、もっとずる賢くならないと」と気を引き締めた。

ナイーブで集中力を欠いていた

 がっかりしている。
他の結果を出せる資格が、われわれにはあったと思っている。
2失点に関しては集中力(の欠如)とナイーブさが原因だったと思う。
1失点目は、われわれが決めた直後だった。
得点をしてから5分間は失点に気をつけるように、今日のミーティングで言ったばかりだった。
2失点目はFKからだったが、1つのパスで全員が突破された。
何人かの選手は、すでに頭の中がバカンスだったのではないか。
(それくらい)集中力が欠けていた。
選手たちには「ブルガリアとは違う」という警告は出していた。

 後半には遠藤(航)を出して、デュエルのところでわれわれのパワーを出そうとした。
後半はしっかり(ゲームを)コントロールできたと思う。
ただし2失点目、FKで簡単にやられるのは、ばか正直すぎる。
われわれは多くの決定機を作ったが、同点にすることはできなかった。
ブルガリア戦では少しわれわれは情熱的になりすぎたが、現実に引き戻されたのはポジティブなことかもしれない。
まだまだやるべきことがたくさんある。
何人かの選手には、フィジカル的な部分でハイレベルになってほしい。

──前半に比べて、後半は活性化できたと思うが、最後のところで崩せなかった。
相手の守備が粘り強かったと思うが、それを差し引いて何が足りなかったか?(田村修一/フリーランス)

 美しい決定機は作れたが、ちょっとした差だったと思う。
最後のところで正確性が欠けていた。
(後半のアディショナルタイムに)浅野(拓磨)がフリーで打った場面でも簡単に決められたと思うが、パス(の相手)を探した。
まだ21歳だが、彼にはそれ以外にもたくさんの決定機があった。
経験が足りなかったとは思う。

 相手はフィジカルパワーがすごかったし、ひとつのパスですべてを逆転させ、FWはすべてのデュエルで勝っていた。
ものすごいパワーに対して、われわれは対抗できなかった。
5〜6人が190センチ以上で、簡単ではなかった。
ただし彼らは偶然でメンバーに選ばれたわけではなかった。
かなりモチベーションは高かったし、しっかりと守備もしていた。
(日本の)何人かの選手は、ブルガリア戦のようなイメージで、少し難しいプレーをやろうとして、結果としてカウンターを食らってしまった。
ただ、良いレッスンだったとは思う。
全員がトレーニングを続けて伸ばさないといけない。

われわれはパワーでは対抗できない

──この2試合を終えてW杯最終予選に入るが、本田圭佑と香川真司が使えない中での収穫は何だったか?

 収穫はもちろんあった。
ボスニアはわれわれよりゲームをコントロールし、ほとんどの場面は彼らが支配していた。
われわれは、最後の25メートルから30メートルで対応できず、決定機を作れなかった。
ブルガリア戦は4〜5回は失敗したものの、決定力が高かった。
しかし、こういった試合では4〜5回の失敗は許されない。
相手はパワーがすごかったし、簡単ではなかった。
そして(日本は)フィジカル的に準備ができていない選手が何人かいたし、疲労もあった。
本当にきつい選手もいた。
常にフィジカル的に100%でないと、われわれのプレーはできない。
われわれはパワーでは対抗できないし、個人プレーでも打開できないだろう。

 われわれの長所は、しっかり組み立てをすること、流動性、そして最後はリアリストになることだ。
この2失点は、正直にプレーしすぎてしまった。
しっかりブロックを固めるとか。
2失点目は1つのパスで全員が突破されてしまった。
がっかりしているが、まだやるべきことがあるということが、あらためて分かった。
「A代表でプレーしたければ、海外組もそうだが、もっとフィジカル的にいい状態になってほしい」というメッセージを送っている。
100%の準備ができなければ、次の最終予選には呼べない。
100回もチャンスを与えることはできない。
みんなが努力してほしい。

 ブルガリア戦で素晴らしい試合をしたにもかかわらず、このような結果に終わってしまって残念だ。
もちろん、ボスニアが相手では難しいと思っていた。
違う結果になる可能性もあったが、ボスニアのほうがリアリストで、われわれは正直者だった。
疲労による集中力の欠如もあった。
頭の中がバカンスだったのか、たくさんのことが頭のなかで起きたと思う。
ボールを奪うところもについても、ゾーンを敷いて前にいきたかったけれど、それができなかった。
いろいろな分析をして、そこから忘れていけないことを導き出していくしかない。

 Aチームを率いて初めての敗戦となるが、それも受け止めなければならない。
負けは大嫌いだが、すべての試合を勝つことはできない。
最終予選でこのような敗戦をしないこと。
私は(日本の)長所も短所も完璧に把握している状態だ。
チームはそこまで悪いゲームはしていなかったが、やられてしまった。
何人かの選手は疲労もあったと思う。
そしてこの2失点は、ナイーブで集中力を欠いていた。

身長の高い選手を探す必要があるのかもしれない

──ブルガリア戦を含めて、ポジティブな要素は?(大住良之/フリーランス)

 2試合で8点取れたこと、そして2チームとも欧州の国だったことだ。
ボスニアから4点も5点も取るのはあり得ないことだが、キヨ(清武)や浅野、宇佐美(貴史)が4〜5回の決定機を作ったのはポジティブなことだ。
1試合目がこのような結果になるとは思わなかったし、ボスニア戦でも美しいアクションはあった。
ただ、一番がっかりしたのは、フランス語で「ナイーブ」というのだが、つまりばか正直ということだ。

 CKとかFKとか、相手は6人の190センチの選手がいるので、こちらはしっかりプレーしないといけない。
彼らにとってFKは決定的なチャンスだ。
マンツーマン(マーク)を敷いたが170センチ対190センチということで簡単に勝つことができない。

 われわれは身長の高い選手を探す必要があるのかもしれない。
このチームに足りないところは把握している。
まだ全員が、フィジカル的に100%の準備ができていない。
なぜ集中が足りなかったのか。
疲労があるのは分かっている。
あるいは、バカンスのことを考えていたのかもしれない。

 われわれは人間なので、10カ月もシーズンを送ったあとで休みたい気持ちは分かる。
(今回は)フレンドリーマッチでもあった。
ただし最終予選では、こういうことは許されないということは確実に言える。
皆さんが目にすることができないチーム内部では、いろいろな準備が進められている。
ここからは結果のみが求められる。
すべての勝利は、しっかりした準備によってもたらされる。
負けたということで、私がしっかり準備できていなかったのかもしれない。
それでも今日の試合は、本当に勝ちたかった。

われわれのベースはスピード

──大会前の合宿で本田が左ひざ裏を痛めた。
これは監督が負荷をかけすぎたからか、それとも日本人はフィジカル的に弱いからか?

 フットボールのゲームの中ではけがが起きるものだ。
何人かはトレーニングをしっかりして、何人かはしていなかった。
海外組はシーズンが終わってから少し休んで、それからトレーニングをして調整していたが、国内組にはそうではない選手もいた。
本田に関しては、ものすごくパフォーマンスは良かった。
ただ、ゲームの中でボールを触るために、ものすごく高く足を上げて筋肉系のアクシデントを起こしてしまった。
ただし、こういったことはすべて管理しているし、これまで筋肉のけがはなかった。
海外組はシーズンを終えて、心理的にもフィジカル的にも疲れている中、彼らのトレーニングを管理するのはなかなか難しい。

 たとえば岡崎(慎司)は、シーズンが終わってから1週間〜10日は完全なオフだった。
そのあと、また(代表で)プレーをしなければならず、簡単な調整ではなかった。
こういったトーナメントのトレーニングの仕方は、タクティクス(戦術)もフィジカルも時間をかけないといけない。
われわれの課題は、フィジカル的にしっかり準備されていなければならないということだ。
われわれはダイレクトプレーでパワーを見せつけるチームではない。
われわれのベースはスピードだ。
パス交換のスピード。
そしてディフェンスでは対抗しないといけない。
われわれは2メートルの相手に対して、どういうプレーをしないといけないのか。
相手はテクニックもあるし、ポストプレーもうまいので、守備は簡単ではなかった。
いいレッスンだったと思う。

 ただ、私の選手はよくトレーニングをしてくれている。
ここまで筋肉系(のけが)はまったく起きていなかった。
本田のケースは初めてだが、起こった理由は分かっている。
これは疲労ではなく、ある現象でたまたま足を高く上げて筋肉にアクシデントを起こしてしまった。
フランス代表は4〜5人がけがをしている。
完全に休んだ後、(トレーニングを)再開するのは難しい。
それでも、6月のシーズンをどう準備するかは分かっているつもりだ。
すべてのフィジカルテストもやったし、しっかりコントロールもできた。

──ルールが変わってから初めての試合だったが、選手に何か指示は出したのか。
またルール改定についてどういう意見を持っているのか?(植田路生/フットボール批評)

 心の底から正直にいうと、何も考えていなかった(笑)。
われわれには関係ないことなのかなと思っていた。
ただ、レフェリーに合宿に来てもらって、しっかりと説明してもらった。
私が説明を繰り返す必要はない。
もっと重要なことがあったからだ。

もっとずる賢くならないといけない

──今日の試合では、前半はバタバタして3点くらい取られてもおかしくなかった。
後半はコントロールできていた点について、どう評価するか?(後藤健生/フリーランス)

 おっしゃるとおり、相手はパワーで対抗してきた。
相手の8番(アルミン・ホジッチ)が身長が一番低かったが181センチだ(実際にはイゼト・ハイロビッチが177センチ)。
18番(ジュリッチ)と補完関係を作っていた。
そして18番と8番に対して、われわれはパワーが足りなかった。
特にCKで5人の190センチが入ってくる。
すべてのCKが、われわれにとって危険だった。
もっとマンツーマンでいかなければいけなかった。
そして10番(ハリス・メドゥニャニン)がかなり引いて(ボールを)足元でもらってきたので、キヨにできるだけ高い位置でマークするように。
そしてハセ(長谷部誠)には13番(マリオ・ブランチッチ)についてくれと。
遠藤には8番をしっかりマークして、森重(真人)の近くにいてくれと指示をした。
遠藤は空中戦もデュエルも強い。
タクティクスに関してはよい選択をしたと思う。

 後半はしっかりとゲームをコントロールできた。
相手に2点目を入れたシーン以外、危険な状況を作らせなかった。
遠藤の入り方に関しては満足している。
ゲームの状況によって、さらにコントロールしようとしたが、宇佐美の疲労が始まり、(長友)佑都も対応できなくなっていたので選手を入れ替えた。
ただし、浅野の決定機は絶対に決めなければならなかった。
キヨもそうだ。
ちょっとしたことでチャンスを生かせなかった。
そういったことも踏まえて、後半は負ける資格はなかった。
慌てた状態で、最後のパスのコントロールもよくなかった。
守備だけに満足していた。

 そして、こんなに攻撃したのに一度もFKがなかった。
おかしなことを言っていると思われるかもしれないが、FKはもらいにいかないといけない。
彼らはFKからのチャンスで(メジュニャニンのシュートが)バーをたたいたが、われわれはそういうシーンがなかった。
われわれはばか正直。
まだまだトレーニングしないといけないし、もっとずる賢くならないといけない。
この2試合、最後の30メートルのところでFKがなかった。
もう少し、フットボールをしないといけない。
私にとって、そこはあり得ないと思うところだ。
そういうところもトレーニングしていきたい。
(ボールを)コントロールして、あえて転んでFKをもらうとか。

 今回の合宿で、あえてCKのトレーニングをしたが、ボスニアのほうがCKで2〜3回チャンスを作った。
われわれにも評価すべき点はあったが、修正しないといけないところもあった。
目をつぶってはいけない。
この2試合、チームはかなりスペクタクルなものを見せてくれた。
かなりハイレベルなアクションもあったし、キヨの1点目は素晴らしいプレーだった。
2回目もできたと思ったが、GK(イブラヒム・シェヒッチ)がいいセーブをした。

 良いこともたくさんあったが、いいわけはしたくない。
負けて満足してはいけない。
本当にがっかりしているし、怒っている。
負けたら、私は病気になってしまう。
これはたぶん、私の責任だ。
ただし良いこともあった。
何人かは満足しているかもしれないが、私はノーだ。
敗戦を簡単には受け入れられない。
私は勝利しか求めていない。
われわれのような良いチームでも、負ける可能性はある。
われわれは仕事を続けるだけだ。

※質問者に関しては、掲載許諾の確認が取れた方のみ明記しています。
記名のない方は確認が取れていない方ですので、拒否されている訳ではありません。

まるで、評論家ですね。

「ばか正直さ」を教育しなおすのも、監督の指導力ですよね。

監督自身の采配やゲームプランについて反省の弁もありませんが、まさかこれでヨシとしているのでしょうか?

負ければすべて選手のせい、では選手たちも浮かばれません。

では、本当の評論家の記事です。

【西部の目】
ハリルJ、何が問題だったのか?
ボスニア戦で再び露呈した守備の課題。悩みどころのボランチ起用
フットボールチャンネル 6月8日(水)

 7日、キリンカップ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦した日本代表。
先制ゴールの直後に同点ゴールを奪われ、後半に逆転ゴールを許すとそのまま1-2で敗れた。
7得点を奪ったブルガリア戦では守備の隙を突かれて2失点を喫したが、ハリルホジッチ監督の祖国との試合でもディフェンスの問題が露呈することとなった。(文:西部謙司)

ブルガリア戦と変わらない日本の課題

 大勝したブルガリア戦と惜敗のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、結果は大違いだが日本の課題は同じである。
守備力だ。

 最初の失点は相手のロングボールを吉田が競り勝ってヘディングではね返したが、セカンドボールが相手に渡った。
そこへ森重が寄せていって、相手はもう1つボールを下げる。
その直後、吉田の頭上を越すパスを蹴られてヘディングシュート、こぼれ球を押し込まれた。

 最初にヘディングした後、吉田は後方へ下がったが、パートナーの森重は前に出て相手にプレッシャーをかけていた。
この後にラストパスが入るのだが、その間に日本の最終ラインは実質的に吉田しかいない。

 森重が前に出ている以上、両SBが内側へ絞り込んで3人で最終ラインを形成するのがセオリーだが、右で相手を見ながら絞り込んでいた酒井はともかく、左の長友が戻り切れていなかった。
浮き球のパスは吉田と長友の間のスペースに飛んでいる。
長友がもう少し絞り込んでいれば失点はなかったかもしれない。

 この場面では全体的に戻るのが遅れていて、柏木や宇佐美が引ききれていないので長友が自分の手前にいる相手を気にしていたのかもしれない。
失点の直接の原因は吉田が背後をとられたことだが、最終ラインを1人で守る状況になっていたこと自体が問題だろう。

 2失点目は、FKを素早く右サイドに展開され、そこへ長友が素早く寄せていったが逆をとられてカットインされたのが発端。
ファーストコントロールで抜かれていて、やや不用意な寄せ方だった。
長友が抜かれたため森重がボールホルダーに対応、そのとき中央にいた吉田はジュリッチをマークしていた。

 ジュリッチが斜めに動き、吉田はマークを継続したがスルーパスが通り、シュートを打たれてゴール。
吉田が止まればジュリッチをオフサイドにできたかもしれないが、マークを継続するという判断も間違いではない。
ただ、わずかだがジュリッチに振り切られていてスピード不足は否めなかった。

攻撃重視で柏木か、守備重視で遠藤航か

 キリンカップ2試合とも、ディフェンスラインを高く維持しながら守備をした。
ラインコントロール自体は、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦のほうが良かったかもしれない。
後半に柏木に代わって遠藤がボランチに入ると中盤の守備の強度は増していた。

 パワーもリーチもあるボスニア・ヘルツェゴビナからボールを奪うには奪取力のあるボランチが2人いたほうがベターだ。
ところが、遠藤と長谷部のコンビでは柏木がいるときと比べると攻撃力が落ちる。

 後半にボスニア・ヘルツェゴビナが深く引いて守備ブロックで待ち受けるようになると、日本はボールを支配できても守備ブロックをこじ開けられなくなった。
縦の足下へつなぐパスはことごとく迎撃されてブロック内へ入れない。
ラインの裏を狙ったパスでチャンスを作ろうとしたが崩しきれなかった。

 前半は宇佐美と長友のコンビで左サイドから崩せていた。
先制点は宇佐美の外を長友がオーバーラップした際に、相手DFが受け渡しを失敗したのが原因だが、それ以外にも何度もチャンスを作っている。
しかし、後半にスペースを埋められるとサイド攻撃も散発に。
柏木がいれば有効な縦パスを増やせたかもしれない。

 攻撃を重視して柏木を起用するか、守備重視で遠藤か。
ハリルホジッチ監督にとっては悩みどころだろう。
アジア予選では相手が引いてしまうので柏木のタイプが必要だと思うが、ワールドカップ本大会を考えると守備が心許ない。
おそらく状況に応じて使い分けていくのだろうが、まずは予選突破を最優先するのではないか。

状況に応じて求められる戦い方の緩急

 逆転されてからは攻撃するしかないので、カウンターを食らってピンチを招いたのは仕方がない。
先制した直後に同点にされているので、相手にボールを持たせてカウンターを狙う流れにはならなかった。
ただ、同じリズムでプレーし続ければ息切れしてしまう。
今後は状況に応じて深く引いて守ることも手の内に入れておくべきだ。

 基本的には中盤のブロックを下げるだけなのでそれほど難しくはない。
吉田を守備の軸に据えるなら、むしろ引いて背後のスペースを消したほうが守りやすいと思う。

 ボスニア・ヘルツェゴビナの守備は強力とまではいえなくても、ワールドカップで対戦するレベルに近かった。
しかし、これをこじ開けられないようではポゼッションからの得点は望み薄だ。
香川と本田がいればまた違ったかもしれないが、後半の攻撃にも課題が残った。

それでは、プロからみた通信簿です。

【日本1-2ボスニア|採点&寸評】
低調な出来の吉田、柏木は「4.5」。
地元・大阪での宇佐美は水を得た魚のようだった
SOCCER DIGEST Web 6月7日(火)

あっさりと1対1でかわされた吉田。信頼を大きく落としたか。

【日本代表・総評】
チーム採点 5.5
 局面の勝負では相手のフィジカルの強さに手を焼くが、懸命に身体をぶつけて対抗。
テンポ良くボールを動かしながら、宇佐美の個人技を軸に攻撃を展開し、清武が幸先良く先制した。
しかし、直後に一瞬の隙を突かれ、前半は1-1で折り返す。
 
 後半は一時、主導権を握る時間帯もあったが、要所では相手の強固な守備を崩せず。
最終ラインの背後を突かれて勝ち越し弾を許した後は、必死の反撃を見せたが、決定力が足りなかった。

【個人採点・寸評】
[GK]    
12 西川周作 5.5
1分、9分、17分の際どいシュートをファインセーブ。
29分の失点場面では、至近距離からの一撃を一度は防ぐも、こぼれ球を押し込まれた。2
失点目にも懸命にセービングするが止められず。
 
[DF]
5 長友佑都 5(70分OUT)
イージーなボール逸やパスミス、クロス対応を誤るなど、守備に不安。局面の勝負でも力強さを見せられず。
宇佐美のドリブル突破をサポートするフリーランは良かったが……。
 
6 森重真人 5.5
ジュリッチと激しいマッチアップ。
身長差のある相手に食らいついたが、エアバトルの勝率は低かった。
ただ、26分にはCKから惜しいヘディングシュート。
正確なフィードでも攻撃陣を援護した。
 
22 吉田麻也 4.5
あっさりと1対1でかわされ、判断の遅れからビルドアップもままならず、危険な位置でファウルするなど、ディフェンスリーダーとしては信頼を大きく落とす内容。
後半、エリア内に侵入してきたジュリッチに寄せるも、シュートを防げず、失点を許した。
 
21 酒井高徳 5.5
中に絞ってからの守備やカバーリングは悪くなく、球際の勝負強さも見せた。
尻上がりに攻撃面の強度を上げていき、後半は何度かチャンスに顔を出したが……。

対照的だった2ボランチの出来。宇佐美は左サイドで躍動した。

[MF]
17 長谷部誠 6(88分OUT)
効果的な縦パスを供給して、攻撃を活性化。
身体を張ったディフェンスでも高い貢献度を示し、攻守両面でフル回転の働きを披露。
後半から出場した遠藤との連係も問題なし。
 
7 柏木陽介 4.5(HT OUT)
守備では軽いプレーが散見し、攻撃面では清武らとの連動したパスワークに加わる回数も少なく、脅威を与えられなかった。
持てる実力の半分も発揮できないまま、前半のみで交代。
 
13 清武弘嗣 6
トップ下で先発。
14分の決定機は決められなかったが、28分の宇佐美のクロスは確実に押し込んだ。
武器のワンタッチパスでテンポアップを図ったが、相手のタイトな寄せに苦戦する場面も。
 
[FW]
9 岡崎慎司 5(79分OUT)
裏に抜け出す鋭い動きはいつもどおり。
ただ、相手の強烈なコンタクトプレーの前に、ポスト役としては不十分な出来。
期待された代表通算50得点目も達成できないまま、途中交代。
 
11 宇佐美貴史 6.5(74分OUT)
前半はほぼパーフェクトのパフォーマンス。
ドリブルしても良し、パスを出しても良し。
緩急をつけた突破で左サイドを制圧し、清武の先制点をアシスト。
後半もプレーのクオリティは落ちず、攻撃をリードした。
 
18 浅野拓磨 5.5
代表初スタメンとは思えないほど、落ち着き払ってプレー。
ただ25分には宇佐美のクロスから決定機を迎えたが、ヘディングシュートはミートできず。
一時は存在感が薄れるも、終盤に盛り返してゴールを狙うも、アディショナルタイムの決定機でパスを選択し、チャンスを逃した。

遠藤は及第点以上の出来。一方で槙野は、特筆すべきインパクトはなし。

交代出場
MF
3 遠藤 航 6.5(HT IN)
柏木に代わり、後半のスタートからボランチで出場。
最初から闘う姿勢を前面に押し出し、“デュエル”で奮闘。
パス捌きもシンプルで、ブルガリア戦よりは内容的に良かった。

DF
20 槙野智章 5.5(70分IN)
左SBでプレー。
不慣れなポジションながら、ポジショニングを意識しながら、難しいことはやらず、シンプルに与えられたタスクをこなす。
特筆すべきインパクトはなし。
 
MF
24 小林祐希 5.5(74分IN)
代表初キャップ。
左ウイングで起用され、思い切ったミドルを放つなど、積極的な姿勢を見せたが、相手の分厚い守備を切り崩すまでの力はまだ見せられず。
 
FW
15 金崎夢生 -(79分IN)
ブルガリア戦に続き、途中出場。
最前線に張ってチャンスを待ったが、思うようなパスが届かず、求められる仕事はこなせなかった。
 
FW
14 小林 悠 -(88分IN)
限られた出場時間のなか、ロスタイムには決定機を迎えるが、痛恨の空振り……。
今回のキリンカップではアピールできなかった。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 5
1点ビハインドの状態から次々とカードを切ったが、同点弾は奪うまでには至らず。
槙野の左SB起用など、新たなトライを試みるなか、小林悠を投入した終盤は4-4-2にして前線に厚みを持たせるも、奏功しなかった。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

悔しい失点の陰には必ず吉田選手がいる、という印象が強すぎます!

では、6-9生まれの有名人です。

1781年ジョージ・スティーブンソン (英:機械技術者,蒸気機関車発明)、1866年二宮忠八(日本の飛行機開発の先駆者)、1886年山田耕筰(作曲家,指揮者『からたちの花』『赤とんぼ』)、1915年レス・ポール (米:ギタリスト)、1934年ドナルドダック (漫画キャラ)、1936年柳田邦男(評論家,ノンフィクション作家)、1945年青木雄二(漫画家『ナニワ金融道』)、1956年パトリシア・コーンウェル (米:推理作家)、1963年ジョニー・デップ (米:俳優)、1981年ナタリー・ポートマン (イスラエル・米:女優『レオン』)。

彼女の表現力とうまさは私の中ではナンバー1です。
Gladys Knight & the Pips ~ Baby Don't Change Your Mind
この男と仲間たち、やはりゲスです!

「不適切支出」114万円返金=宿泊・飲食、別荘は売却―辞職否定・舛添都知事
時事通信 6月6日(月)

 東京都の舛添要一知事は6日夕、自らの政治資金問題をめぐり、第三者として調査を依頼した元検事の弁護士2人と共に記者会見を開き、調査報告書を公表した。

 報告書は、家族とのホテル・旅館の宿泊費6件と、家族らとの私的な飲食費14件を「違法性はないが政治資金の支出として不適切」と指摘。
舛添氏は、約114万円の支出を返金する意向を表明したが、辞職は否定した。

 調査は主に、2009年から14年まで舛添氏が参院議員時代に代表を務めた政治団体の収支報告書の支出を対象とした。
舛添氏本人や秘書らから事情を聞き、必要に応じ関係資料を入手するなどして調べた。

 報告書は、いずれの支出も政治資金規正法などの法令違反はないと結論付けたが、舛添氏は「けじめをつけたい」として、インターネットのオークションを通じて政治資金で購入した絵画など多数の美術品を美術館などに寄付するとともに、公用車を使って頻繁に訪れていた神奈川県湯河原町の別荘を第三者に売却する考えも示した。

 その上で、舛添氏は「公私の区別を明確にし、信頼を少しでも取り戻すべく、粉骨砕身、都政運営に努めていきたい」と述べ、知事職を続ける考えを改めて表明した。 

完全な公私混同なのになぜ、違法性がないのでしょうか?

そして、お金を返してすむのなら、刑務所にいる多くの詐欺師は「なんで、マスゾエだけセーフ?」と歯軋りをしていることでしょう。

正義や公正さが機能しない社会は許されるべきではありませんし、ましてや東京都のトップがこんなゲスでいいわけがありません。

本人は、退職金欲しさに任期を全うするつもりのようですが、どこまで面の皮が厚いのでしょうか?

こんな悪党が都行政のトップに君臨していること自体、子供の教育上もよくないので、さっさと止めさせましょう!

こんな状況を放置している自民・公明も私は許しません!


次の話題は、またまた男子バレーです。

日本男子バレーに必要な本気の改革
露呈した層の薄さ、対応力不足
田中夕子
2016年6月6日(月)

 日本らしい戦いができれば、どんな相手でも絶対に勝てる。

 バレーボール五輪最終予選(OQT)の開幕を間近に控えた2週間前は、明るい表情で皆がそう、口をそろえた。

 9カ月前のワールドカップ(W杯)では、武器とすべきサーブが走り、そこから日本の勝ちパターンが生まれ、同大会で20年ぶりとなる5勝をマーク。
加えて、割り切ったディフェンスシステムや、清水邦広、石川祐希、柳田将洋を中心とした攻撃。
いい面が出れば、ポーランドやロシアなど格上のチームとも互角に戦える。
なかなか勝てずにいた時期が長かったせいか、その手応えが得られたことは、チームにとって成績以上の自信をもたらした。

 だが一方で、ある選手は言う。

「W杯はパーフェクトだったんです。
すべてがうまくいった試合ばかりだったから、もしもダメな時がOQTで出たらどうするんだろうという不安はありました。
いい時が良すぎたから、悪かった時、崩れた時にどれだけの戦いができるんだろうなって」

 予感は的中した。

 五輪への可能性がついえた6月2日のオーストラリア戦の直後、深津英臣はタオルで口元を覆いながら、小さな声で、言葉を絞り出した。

「これがOQTなのか、今ひとつ乗り切れないチームだからなのか。理由は分かりません。でも、ダメでした」

 ここ、という勝負どころで波に乗れない。
何かが違う、じゃあ何が違うんだ。
模索しながらの戦いは混迷を極めた。

中国はW杯での戦いから、「日本の対策」の対策を練ってきた

 W杯ではサーブで攻めることに加え、対戦国の攻撃パターンを分析し、すべてを満遍なくマークするのではなく、特に打数が偏るポイントとなる選手や攻撃に的を絞り、ブロック、レシーブで割り切ったディフェンスシステムを敷いた。
特にカナダ戦やオーストラリア戦ではその策が奏功し、快勝ともいうべき結果を収めたのだが、最終予選ではこのディフェンスシステムがほとんど機能しなかった。

 たとえば、初黒星を喫した5月29日の中国戦。
警戒すべき最重要ポイントはミドルブロッカーのBクイックであり、ライト側でブロックに跳ぶ清水が初めからやや中央に寄り、Bクイックに対するマークを厚くする。
それが事前の対策だった。

 だが中国も、当然ながらW杯での日本の戦いぶりを見て対策を練ってくる。
ブロッカーが寄っていることを確認すると、セッターは前日のフランス戦で高い決定率、効果率を残したミドルではなく、清水が中央に寄ることでスパイクコースが空いたレフト側からの攻撃を多用した。

 日本にとっては予想外とも言える中国の攻撃パターンに、少なからず動揺があった、とミドルブロッカーの富松崇彰は言う。

「このローテでは、70%以上クイックというところでAパスが返っても使ってこない。
『あれ、何でだ』と思ううちにサイドから決められる。
そこで割り切ればよかったんですけれど、割り切れなかった。全部が後手後手でした」

 そしてこの敗戦が、結果的にチームにとって大きなダメージだったとも富松は言う。

「ひとつの山だと思っていた中国戦で一気に崩されて、相手の思い通りにやられて、力を出せずに終わった。
勢いに乗るきっかけをつかみ損ねた。
結局、それが最後まで響きました」

相手の術中にはまるも、具体的な改善策がない

 中国に限らず、対戦国の日本対策は完璧だった。

 W杯で得点源として活躍した清水、石川、柳田。
この3選手を自由に攻撃させないよう、サーブやブロック、レシーバーを入れる位置などいくつもの布石を打つ。

 特に、初日のベネズエラ戦からサーブで徹底して狙われたのが石川だ。

 しかもそれはただ強烈なサーブを見舞うだけでなく、レセプション(サーブレシーブ)後の攻撃に入るための助走コースを狙って前に落とすものに加え、柳田と並んでレセプションに入るS2、S4、S5ローテでは2人の間を徹底して狙われた。
石川自身も「自分が狙われるのは想定通りだし、仕方ないと思っている」とは言うものの、レセプションが乱れれば「サーブで挽回しよう」と力が入り、同じコースへのアウトが続く。
それでもベンチからは「リベロを外して得意なコースへ打て」と言われるだけで、具体的な改善策が出されるわけではない。

 サーブで得点が取れない分をスパイクで取り戻そうとするも、レセプションで狙われ、攻撃に入る体勢も十分でない中で攻め急ぎ、相手のブロックに正面からぶつかる。
日本にとっては負の連鎖が続き、対戦国からすれば狙い通りの展開に持ち込まれた。

 石川の負担を少しでも軽減させようと、リベロの永野健がレセプション時に後衛中央に入るS1、S3、S6ローテでは、相手のサーバーが打つ直前に永野が石川の守るエリアに寄り、自身の守備範囲を広げた。

 だが、そうなれば相手は反対側のゾーンを狙い、裏をかかれた結果、カバーし切れずサーブポイントを取られる。永野とともに広い範囲でレセプションを担った米山裕太が入った1日のイラン戦も、石川の守るエリアをかなり狭めていたものの、相手のミルサイード・マルーフラクラニ主将はそのわずかなエリアをピンポイントで攻め、石川のバックアタックを封じた。

 直接相手にサーブポイントを献上したわけではない。
だが、石川が攻撃に入ることができず、日本の攻撃枚数が減り、清水に本数が偏れば、そこにブロックが待っている。
日本も対策を練って臨みはしたが、ポーランド、フランス、イランといった世界トップの強豪たちは、あっさりとさらにその上をいく。

 なすすべがなかった。

そしてもう1つ、五輪出場権を獲得した国々に限らず、他の出場国と決定的な差として露呈したのは選手層の薄さだ。
オーストラリア戦の前日、清水は「(エースで主将のトーマス・)エドガーにボールが集まるので、エドガーを封じたい」と話していたが、今大会の開幕戦でスタートから出場したのは左利きのオポジット、ポール・キャロル。
日本との対戦時も、3セット目にエドガーがレフトから攻撃するS1ローテで日本のブロックが効果的にワンタッチを取って連続得点すると、ロベルト・サンティーリ監督はすかさずエドガーに代えてキャロルを送り込んだ。

 最終予選に臨むチームの多くに中心選手は存在する。
だが決してそこだけに依存するわけではなく、調子が悪いと見ればすぐ他の選手に切り替え、また別の個性を生かしながらも、チームとしての戦い方のベースは変わらない。
1人を潰してもまた次の選手が出てきて、それぞれが役割を果たす。
オーストラリアだけでなく、大黒柱のオポジットのアミル・ガフールをスパッと代えたイランや、W杯ではケガ人が相次いだが今大会に照準を合わせ多彩な選手起用で24年ぶりの五輪出場を決めたカナダ。
みな、9日間で7試合という強行日程に耐えうる力を持ち合わせていた。

 対して日本はどうか。
清水へのマークが厳しくなり被ブロックの数が増えても、南部正司監督は「よほどのことがない限り、変えずにいこうと思っていた」と言うように、常に日本のオポジットは清水。
タイプの違う攻撃で変化を加えるはずの栗山雅史の出番は、2枚替えやワンポイントに限られた。

身につけたいのは組織としての戦い方

 加えて、南部監督が課題として掲げたミドルブロッカーの攻撃力向上という面では、富松に加え、出耒田敬が高さを生かしたスパイクで得点するシーンも多く見られたが、V・プレミアリーグでは活躍した傳田亮太や昨秋のW杯にも出場した山内晶大、最終予選のメンバーに選出した4人のミドルブロッカーの持ち味を適材適所で生かし切れたかと言えば、決してそうではない。

 ミドルを4人選べば、ウイングスパイカーの数は1枚削られる。
イラン戦で負傷した柳田、オーストラリア戦で負傷した石川が足をかばいながらプレーしているにもかかわらず、試合に出し続けなければならなかったことも、特定の選手に依存し過ぎたことによって、肝心な時に別の選手を送り出せない。
そんな脆さを露呈させた結果でもあった。

 覚悟を持ってこの場に立ち、たとえ勝っても五輪出場には届かない厳しい状況の中、最後まで戦い抜いた選手たちを責める理由はない。
だが、だからこそ、もっと組織としての戦い方を身につけられていたら――。

 オーストラリア戦で敗れ、五輪出場が途絶えた後、清水が言った。

「また同じ過ちを繰り返してしまった。悔やんでも、悔やみきれない結果になりました」

 その言葉が、また別の意味を持って響いた。

変革の時は、今しかない

 2010年の世界選手権での予選敗退後、シニア代表監督にジュリオ・ベラスコ氏(現アルゼンチン代表監督)を就任させ、さらに長期的視野を持ちシニアだけでなくジュニア代表にも海外から監督を招へいしたイランは着実に力をつけ、アジアナンバーワンのチームへと成長を遂げた。
14年の世界選手権でも6位と躍進を遂げたが、昨秋のW杯では8位。
その結果を受けて昨年11月、かつてポーランド代表を率いたラウル・ロサノ氏が新監督に就任。
4月にチームへ合流後、わずか2か月という限られた時間で、ブロックとレシーブのトータルディフェンスのシステムを構築させ、悲願の五輪初出場を果たした。

 日本でも、イランが取り組んできたように、本気の改革がなされるべきではないのか。

 W杯で見せた、攻めの姿勢を前面に打ち出し戦う姿勢に多くの人々が「日本の男子バレーが面白い」とワクワクし、「何かが変わるのではないか」と期待を抱いた。
だが、そこから何かが上積みされるわけではなく、結果、五輪出場を逃がした。

 4年後につながる戦いをしよう、この悔しさは東京で晴らそう、と片づけるのはあまりに安易で、ここまで必死で歩んできた現場の選手やスタッフが、あまりにも報われない。

 北京五輪の翌年から全日本でプレーしてきた米山が言った。

「リオに向けてやってきて、そこで結果が出せなかったことは、僕たちに100%の責任があります。
でも、根本的な問題は解決できていない。
大きくて動ける選手を探すことも大切だけど、今いる選手でどう勝つか、それを真剣に考えないと東京オリンピックに向けても、厳しいと思う。
若い選手も出てきたし、現場と、強化と、ミックスして進めていければ、必ず道は開けると思うんです」

 同じ轍(てつ)を踏まぬためにも。
変革の時は、今しかない。

男子バレーの選手を女子バレーの選手に対応させてみると・・

石川選手=長岡選手
柳田選手=石井選手
ゴリ=木村さおり
米山選手=迫田選手
出耒田選手=古賀選手
傳田選手=鍋谷選手
富松選手=荒木選手
深津選手=宮下選手

みたいな感じですかね。

個々の選手の能力はそれほど差がないようにも思えますが、追い詰められたときに頼りになる選手が女子にはいましたが(木村)、男子にはいなかったとはいえそうです。

終盤の1点の取り合いで、ちゃんと得点してくれる選手がいるのといないのとでは、チームの雰囲気も変わります。

男子も、もう少しサービスが入っていれば・・、もう少しブロックができていれば・・、もう少しレシーブができていれば・・とタラレバは禁句ですが、あと一歩のところまではいけていたと思われます。

ということで、筆者の指摘するように、やはり現場での問題解決能力の低さが決定的な敗因だったのではないでしょうか。

現場=選手と監督&スタッフです。

途中で首になった前監督が残した遺産があるとすれば、「スマートバレー(頭を使う)」というアイディアです。

選手同士が、試合の流れや状況を一瞬で把握し、その対策のために選手個々が連動するという形が日頃からできていれば、連続失点は防げます。

また、ベンチワークで対処できることもたくさんあります。

好不調の選手をいち早く見極め、一芸に秀でた選手(サーブやレシーブなど)を配置し、状況によっては2枚替えによる攻撃の多様性も要所要所で組み込めば、戦況を一度に変えることも可能です。

ということで、今回の敗因は、W杯の勝利で浮かれすぎて細かな戦略を用意しなかったベンチワークの拙さにあったと断言できそうです。


では、6-7生まれの有名人です。

1848年ポール・ゴーギャン (仏:画家)、1940年トム・ジョーンズ (英:歌手)、1958年プリンス (米:シンガーソングライター)、1959年小林武史(ミュージシャン,音楽プロデューサー)。

プリンスって、今「アモーレ」で有名なサッカーの長友選手と似てる!?
Prince - American Idol