自民・公明の圧勝で終わった参議院選挙。
気になった点を少し。
まず、若者の民意は投票結果に反映されたのでしょうか?
初めての18歳以上の選挙権付与という流れの中で、個人的には自民党の圧勝は難しいのでは、と思っていました。
「若者は変化を好む」という私の勝手な思い込みかもしれませんが、与党優勢という事前情報の中で自分たちの1票が現状を変えたという手ごたえを感じるためには、与党以外に投票するしかありません。
読売新聞の出口調査では、10代(18歳と19歳)の比例選の投票先は自公で46%(全体では43%)、民進党には16%(19%)、その他が38%で全体と同数だったのをみると、マジか?というのが私の印象です。
つまり、10代の投票行動が、本当に親の支持政党に左右されなかったのか?という点は追跡調査してほしいものです。
受験勉強で忙しい学生諸君が各政党の政策や主張を細かく吟味できたとは思えず、そうなると親が子供に「あんた○○党に入れるのよ」なんていわれると、つい素直に・・なんて状況が目に浮かんできます。
こうした投票権をもった若者のポリティカルアパシーを克服するには、最低でも学校で日本史の勉強を現代から逆に学んでいくカリキュラムに変更すべきです。
なぜかいつも、日本史は近現代のあたりで足早となってしまいがちですが、現在に生きる我々にとってより重要なのは縄文時代よりも明治・大正・昭和の流れの方です。
さらに現代史のほうが身近な話題だけに興味も膨らみ、そして我々の先人たちは過去の歴史から何を学び何を学ばなかったのかという点も押さえながら勉強できるので一石二鳥です。
もちろん今回、若者が純粋に選挙公報や政見放送をみて自分たちの意思で投票したのなら、何も言うことはありませんが・・
そして、今回1人区の選挙区が32ありましたが、与党21で野党11という結果でしたが、今まで自民党だった牙城が崩された県が青森、宮城、山形、福島、三重、新潟、長野、山梨、大分と9県ありました。(沖縄では現職自民党閣僚が落選しました)
この中で、原子力発電所を抱えるのが、青森(停止中&建設中)、宮城(停止中)、福島(停止中)、新潟(点検中)の4県です。
東日本大震災で未曾有の災害を経験した原発を抱える県民にとってみれば、「明日はわが身」「いい加減にしろよ」という意識になるのは当然ですので、原発推進派の自民党敗北は十分説明が付きます。
最終の獲得票数が手元にないのですが、大分、三重、山梨の3県はかなりの僅差だったようです。
また長野は、民進党候補者が元TBSキャスターということで知名度がものをいったようです。
ただ唯一、山形の自民敗北だけはよくわかりませんでした。
そして、その他、気になったのは・・
・比例での「支持政党なし」というトンデモ党がきちんと政策を訴えていた「怒りの声」や「幸福実現党」よりも高い得票数だった。
・東京選挙区で注目していた三宅洋平氏の路上パフォ選挙は、ユーチューブも含め大いに盛上がったのですが、いかんせん渋谷や池袋というターミナル駅でやったため、集まった若者たちのほとんどが都内での選挙権がない若者だったのではないか、という疑惑はぬぐえません。
・同じく東京でトップ当選のレンホウさん強し、また自民のアスリート議員朝日健太郎氏や比例でのタレント議員今井絵里子氏は池上彰氏の選挙番組で「政治の勉強はこれから」という言質を引き出していましたが、本当にこんな候補者を選んでいいのだろうか?政治家が未だ知名度ありきの人気投票になっているのを危惧します。
・野党の中でかなり健闘したのはおおさか維新ですが、唯一自ら「身を切る改革」を率先垂範することで、国民と痛みを分かち合う「国民目線の政策」が支持されたものだと思いますが、他の党が追随しない(できない)のは、「身を切るのは国民だけで我々国会議員は特権階級よ」という無言のおごりが聞こえてくるようです。
・元みんなの党の山田太郎氏は、出馬する政党を間違えあえなく撃沈!質問力のある人だっただけに残念です。(以下に関連記事をアップします)
「オタク層が票田になる可能性示した」
表現規制反対派・山田太郎議員、落選も30万近い票獲得
ITmedia ニュース 7月11日(月)
第24回参議院選挙の投票が7月10日に行われた。
改選121議席のうち、自民・公明の与党が61議席以上を獲得し、過半数を上回った。
今回の参院選で、ネットユーザーの注目を集めた候補者の1人が、現職の参院議員で、新党改革の全国比例から出馬した山田太郎氏だ。
表現規制反対を訴えてきた山田氏は、マンガやアニメ、コミケを愛する“オタク層”から支持を受け、30万近い票を得たものの落選に終わった。
山田氏は、創業した企業を上場させるなど実業界で実績をあげた後、2012年に参院議員に繰り上げ当選。
マンガ・アニメの表現規制への反対を訴え、児童ポルノ禁止法改正によるマンガ規制や著作権法の非親告罪化などに反対。
コミケ会場で街頭演説するなど、オタク層と親和性の高い政治活動を行ってきた。
今回の参院選では、事務所を東京・秋葉原に置き、自身の支持を呼び掛けるツイートが簡単にできるツールをWebサイトで公開するなど、ネットもフル活用して臨んだ。
オタク層のネットユーザーも呼応し、Twitterやブログで山田氏支持を呼び掛ける声が高まるなど、注目が集まっていた。
だが、再選には至らなかった。
11日午前11時時点のNHKの開票速報によると、山田氏は約29万票を獲得。
新党改革の全国比例から出馬した候補では、2位の荒井広幸・同党代表の4倍を超えるトップの票数を得たものの、同党が議席を獲得できず、落選した。
表現規制反対の立場でロビー活動を行ってきた漫画家の赤松健氏はTwitterで、「山田太郎先生、落選でしたが26万票を超える得票数で驚きました。これまでは『反表現規制は票に結びつかない』というのが常識だったので、まさに『オタク層が票田になる可能性』を示した初めての国政選挙になったと思います」とコメント。
一方で「今後の反表現規制運動は『各省庁へのプレッシャー』と『スピード』面で大幅に弱体化することは間違いない」とし、今後のアニメ・ゲームの規制対策は「今まで通り与党の先生方に頭を下げて面会してもらい、説得して回る必要がある」としている。
落選を受け山田氏は「26万票を超える支持を頂いた事に感謝すると共に、バッチに繋げることが出来ずに大きな責任を感じています。本当に申し訳有りません。この票数はマンガ・アニメ・ゲーム表現の自由を守りたい皆さんの大きな声です。何かの形に繋げていきたいと考えています」とTwitterで表明している。
そして、池上彰の選挙特番にこんな意見が・・
「池上無双」は選挙前にやるべきだ
政権におびえる、無難なジャーナリズムこそ問題だ
常見陽平 | 千葉商科大学国際教養学部専任講師/働き方研究家/若き老害
2016年7月10日
2016年7月10日(日)という日が終わろうとしている。
参議院選の投票日であり、開票作業が進んでいる。
予想通り、与党の圧勝が伝えられている。
選挙前の消費税増税延期宣言、経済政策、改憲をめぐる攻防、野党統一候補の擁立、18歳選挙権のスタートなど、今回も話題が豊富だった。
例によって、「若者よ、選挙に行け」的な煽りもあり。
意識が高くない私だが、教員の端くれとして国民としての義務を果たし、権利を行使せよという意味では、「選挙に行け」というのだが、期待を超える虚しさというか、現実の冷徹さを若者達が味わうのではないかと思い。
ただ、これも世の中の現実であり、勉強だ。
やはり、例によって「これだけ◯◯さんの集会には人が集まっているのに、当選しないのはおかしい」とか「私のTLではアンチ◯◯党だらけなのに、当選しちゃうのはおかしい」などの声があったりするが、それは統計的観測の誤りだ。
目の前のことの思い込みにすぎない。
「野党は政策が弱すぎだから、与党が一人勝ちする」みたいな声もあるが、政策に強くなったところで、支持母体などの関係もあるわけで。
公約も選挙後に覆されることもあるわけで。
それも含めて、選挙は選挙だ。
政治も選挙も素人であり、領空侵犯であることは承知の上で、一市民、有権者として意見を言わせて頂く。
仕事もあるのだが、いても立ってもいられず、キーボードを叩いた次第だ。
腐敗しきった、去勢されたかのような日本のジャーナリズムに、私はこの檄を叩きつける。
これまた「選挙あるある」なのだが、例によってTLを見ているとテレ東の池上彰の選挙番組が礼賛されている。
全部ではないが、私も見ていた。
見ていない時間も、BGM的に音は聞いていた。
あくまで見た範囲の、一市民、視聴者としての感想であるが、たしかに、この番組が支持される理由はよく分かる。
他の選挙番組と比べてもライブ感があるし、パーソナリティーの池上彰は各政党の代表や幹事長、当選者に斬り込んでいく展開はスリリングだ。
各政党の支持母体の紹介も、面白い。
実際、改憲の件を自民党の谷垣幹事長に斬り込むなどは、池上彰ならでは、テレ東ならではだろう。
ネット党首討論のように、司会が唐突に小沢一郎に「再婚は・・・」などと質問をすることもない。
さすがのクオリティ。
天晴!
とはいえ、そのマンネリ感、限界に私は気づいてしまった。
支持団体に斬り込むのは今に始まったわけではない。
そして、選挙番組を見るような市民は各政党の支持母体には気づいている。
いや、相当知っているはずだ。
地上波の生番組でやっていることは評価する。
池上彰の話も面白い。
ただ、そこに悪い意味でのプロレス的な臭いを感じてしまうのは私だけではないだろう。
致命的な点は、「池上無双」は選挙後だということである。
いや、選挙速報番組なのだから当然ではあるが。
政党や政治家にこのレベルで斬り込むことを、なぜ池上彰は、テレ東は、選挙前にやらないのか。
番組でも「これ、選挙前にやってほしかった」というTwitterのコメントが取り上げられていた。
ここに、一種の質の悪いプロレス感、真空パックされたカラムーチョ感のような、所詮、無害なカタルシスにすぎない印象を受けてしまう。
いや、少しだけ訂正すると、一番すごいのはプロレスだし、私はカラムーチョと湖池屋が大好きだ。
とはいえ、何というか、5カウント以内の反則をやっているような、気絶死しないレベルの辛さを提供しているような、そんな空気を感じてしまったのだ。
この番組が礼賛されてしまうこと自体、日本のジャーナリズムの退廃、劣化を物語っているだろう。
池上彰氏や、週刊文春が台風の目になってしまっていること自体、やはりジャーナリズムの劣化なのだろう。
もちろん、テレビの限界もある。
このあたりをネットメディアに期待したいところだが、今のところ、どれも無難なものに見えてしまう。
というか、読む機会もないし。
もちろん、選挙前にやると選挙違反だ、妨害だという話にもなるだろう。
しかし、正攻法で突破するか、やりくりするのが企業努力ではないか。
なんでも政権による圧力だと騒ぐが、その前に、自主規制によりメディアが無難になっていること自体が問題だ。
池上彰もテレ東も選挙関連の企画は、選挙前にやっているにはいる。
ただ、番組をやったからいいという問題ではない。
「池上無双」と言われるような大暴れは選挙前にこそするべきだし、政党、政治家はそれに立ち向かって、自分たちの論を主張し、政策を説明するべきではないか。
当選したあとで、政党や当選者に斬り込んでもらっても、投票した国民にはがっかり感しか残らない。
庶民の味方を装っているようで、ずるい。
次回の選挙では、「池上無双」と呼ばれる大暴れは選挙前にやって頂きたい。
選挙後の番組なみの大暴れを選挙前にやってほしい。
政治も選挙もメディアも専門家ではないが、今回は一市民視点で領海侵犯、領空侵犯のようなことをし意見を言わせて頂いた。
いや、この番組の限界を感じている人の気持ちを代弁したまでだ。
そのうち、書き手視点で、無難じゃないものを私も目指すことにしよう。
自由で民主的な世の中をいまだに待望する42歳の夜。
追記(7月11日0時35分)
池上彰とテレ東は事前に番組をやっていたという反論を多数頂いたが、文意をくんで欲しい。
問題は「番組」をやったかどうかではなく、「池上無双」と呼ばれるほどに、政党関係者や候補者に鋭く、深く斬りこんだかどうかである。
選挙前にこそ、「そこまでやるか」というインパクトのある、視聴率の取れる番組をやって欲しい。
常見陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師/働き方研究家/若き老害
1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。
一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。
長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。
「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。
著書に『僕たちはガンダムのジムである』『エヴァンゲリオン化する社会』(ともに日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)『普通に働け』(イースト・プレス)など。
是非42歳の老害、常見陽平氏もそうした選挙前に鋭く切り込む番組に参画して欲しいものです。
さて、その選挙特番の視聴率がでたようです。
テレ東「池上無双」選挙特番
民放視聴率1位で3連覇
デイリースポーツ 7月11日(月)
10日にテレビ各局が放送した参院選開票速報特番の視聴率が11日、ビデオリサーチから発表され、テレビ東京「池上彰の参院選ライブ」が民放最高の11・6%をマークしたことが分かった。
今回で5回目となったジャーナリスト池上彰氏(65)がメーンキャスターを務める名物選挙特番が、国政選挙では13年・参院選(10・3%)、14年・衆院選(11・6%)に続き3回連続で民放1位を獲得した。
同特番は「池上無双」と称される、池上氏が各党首脳や当選者に鋭い質問をぶつける中継インタビューや、独特視点で当選者らを紹介する面白プロフィールなどで注目を集める。
初回の10年・参院選(9・3%)や、12年・衆院選(8・6%)で独特の番組内容が人気となり、13年以降は民放トップを走っている。
なお10日の選挙特番は、NHK「参院選2016開票速報」が16・3%で全局トップ。
民放は、日本テレビ「NNN参院選特番ZERO×選挙2016」=10・4%、テレビ朝日「選挙ステーション2016」=7・7%、フジテレビ「FNNみんなの選挙2016」=5・6%、TBS「激突!選挙スタジアム2016」=5・5%だった。(数字は関東地区)
番組では前回に続いて、小泉進次郎氏にインタビューしていましたが、彼の受け答えと内容はやはり只者ではない大物感が半端ありません!
最後は、訃報です。
永六輔さん死去…放送作家・作詞など多方面活躍
読売新聞 7月11日(月)
草創期のテレビ界で放送作家として活躍し、「上を向いて歩こう」をはじめ多数のヒット曲を作詞するなど多方面で才能を発揮した永六輔(えい・ろくすけ、本名・永孝雄=えい・たかお)さんが死去したことが11日分かった。
83歳だった。
東京・浅草出身。
10代の頃のNHKラジオへの投稿がきっかけで放送作家の道へ進む。
ラジオや草創期のテレビ番組に携わり、1961年から66年まで放送されたNHK「夢であいましょう」などの人気番組の脚本を書くかたわら、自らも番組に出演し、独特の早口なしゃべりで人気者になった。
作詞家としては、中村八大さんが作曲し、水原弘さんが歌った「黒い花びら」が59年に第1回日本レコード大賞を受賞。
以後も中村さんとのコンビで「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」などの国民的ヒット曲を送り出した。
ご冥福をお祈りします。合掌。
では、7-12生まれの有名人です。
1730年ジョサイア・ウェッジウッド (英:陶芸家,ウェッジウッド社創業,ダーウィンの祖父)、1813年クロード・ベルナール (仏:生理学者)、1854年ジョージ・イーストマン (米:発明家,乾板フィルム製作過程を発明,コダック創業)、1871年出口王仁三郎(宗教家,大本教主(初代))、1884年アメデオ・モディリアーニ (仏:画家,彫刻家)、1884年ルイス・B.メイヤー (米:経営者,映画会社MGM設立)、1923年千石剛賢(千石イエス)(宗教家,「イエスの方舟」主宰)、1947年荒俣宏(小説家,博物学研究家,翻訳家『帝都物語』)、1970年イ・ビョンホン(李炳憲) (韓国:俳優『JSA』)。
泣けるバラードシリーズ。
何も言えなくて・・・夏
気になった点を少し。
まず、若者の民意は投票結果に反映されたのでしょうか?
初めての18歳以上の選挙権付与という流れの中で、個人的には自民党の圧勝は難しいのでは、と思っていました。
「若者は変化を好む」という私の勝手な思い込みかもしれませんが、与党優勢という事前情報の中で自分たちの1票が現状を変えたという手ごたえを感じるためには、与党以外に投票するしかありません。
読売新聞の出口調査では、10代(18歳と19歳)の比例選の投票先は自公で46%(全体では43%)、民進党には16%(19%)、その他が38%で全体と同数だったのをみると、マジか?というのが私の印象です。
つまり、10代の投票行動が、本当に親の支持政党に左右されなかったのか?という点は追跡調査してほしいものです。
受験勉強で忙しい学生諸君が各政党の政策や主張を細かく吟味できたとは思えず、そうなると親が子供に「あんた○○党に入れるのよ」なんていわれると、つい素直に・・なんて状況が目に浮かんできます。
こうした投票権をもった若者のポリティカルアパシーを克服するには、最低でも学校で日本史の勉強を現代から逆に学んでいくカリキュラムに変更すべきです。
なぜかいつも、日本史は近現代のあたりで足早となってしまいがちですが、現在に生きる我々にとってより重要なのは縄文時代よりも明治・大正・昭和の流れの方です。
さらに現代史のほうが身近な話題だけに興味も膨らみ、そして我々の先人たちは過去の歴史から何を学び何を学ばなかったのかという点も押さえながら勉強できるので一石二鳥です。
もちろん今回、若者が純粋に選挙公報や政見放送をみて自分たちの意思で投票したのなら、何も言うことはありませんが・・

そして、今回1人区の選挙区が32ありましたが、与党21で野党11という結果でしたが、今まで自民党だった牙城が崩された県が青森、宮城、山形、福島、三重、新潟、長野、山梨、大分と9県ありました。(沖縄では現職自民党閣僚が落選しました)
この中で、原子力発電所を抱えるのが、青森(停止中&建設中)、宮城(停止中)、福島(停止中)、新潟(点検中)の4県です。
東日本大震災で未曾有の災害を経験した原発を抱える県民にとってみれば、「明日はわが身」「いい加減にしろよ」という意識になるのは当然ですので、原発推進派の自民党敗北は十分説明が付きます。
最終の獲得票数が手元にないのですが、大分、三重、山梨の3県はかなりの僅差だったようです。
また長野は、民進党候補者が元TBSキャスターということで知名度がものをいったようです。
ただ唯一、山形の自民敗北だけはよくわかりませんでした。

そして、その他、気になったのは・・
・比例での「支持政党なし」というトンデモ党がきちんと政策を訴えていた「怒りの声」や「幸福実現党」よりも高い得票数だった。
・東京選挙区で注目していた三宅洋平氏の路上パフォ選挙は、ユーチューブも含め大いに盛上がったのですが、いかんせん渋谷や池袋というターミナル駅でやったため、集まった若者たちのほとんどが都内での選挙権がない若者だったのではないか、という疑惑はぬぐえません。

・同じく東京でトップ当選のレンホウさん強し、また自民のアスリート議員朝日健太郎氏や比例でのタレント議員今井絵里子氏は池上彰氏の選挙番組で「政治の勉強はこれから」という言質を引き出していましたが、本当にこんな候補者を選んでいいのだろうか?政治家が未だ知名度ありきの人気投票になっているのを危惧します。
・野党の中でかなり健闘したのはおおさか維新ですが、唯一自ら「身を切る改革」を率先垂範することで、国民と痛みを分かち合う「国民目線の政策」が支持されたものだと思いますが、他の党が追随しない(できない)のは、「身を切るのは国民だけで我々国会議員は特権階級よ」という無言のおごりが聞こえてくるようです。
・元みんなの党の山田太郎氏は、出馬する政党を間違えあえなく撃沈!質問力のある人だっただけに残念です。(以下に関連記事をアップします)
「オタク層が票田になる可能性示した」
表現規制反対派・山田太郎議員、落選も30万近い票獲得
ITmedia ニュース 7月11日(月)
第24回参議院選挙の投票が7月10日に行われた。
改選121議席のうち、自民・公明の与党が61議席以上を獲得し、過半数を上回った。
今回の参院選で、ネットユーザーの注目を集めた候補者の1人が、現職の参院議員で、新党改革の全国比例から出馬した山田太郎氏だ。
表現規制反対を訴えてきた山田氏は、マンガやアニメ、コミケを愛する“オタク層”から支持を受け、30万近い票を得たものの落選に終わった。
山田氏は、創業した企業を上場させるなど実業界で実績をあげた後、2012年に参院議員に繰り上げ当選。
マンガ・アニメの表現規制への反対を訴え、児童ポルノ禁止法改正によるマンガ規制や著作権法の非親告罪化などに反対。
コミケ会場で街頭演説するなど、オタク層と親和性の高い政治活動を行ってきた。
今回の参院選では、事務所を東京・秋葉原に置き、自身の支持を呼び掛けるツイートが簡単にできるツールをWebサイトで公開するなど、ネットもフル活用して臨んだ。
オタク層のネットユーザーも呼応し、Twitterやブログで山田氏支持を呼び掛ける声が高まるなど、注目が集まっていた。
だが、再選には至らなかった。
11日午前11時時点のNHKの開票速報によると、山田氏は約29万票を獲得。
新党改革の全国比例から出馬した候補では、2位の荒井広幸・同党代表の4倍を超えるトップの票数を得たものの、同党が議席を獲得できず、落選した。
表現規制反対の立場でロビー活動を行ってきた漫画家の赤松健氏はTwitterで、「山田太郎先生、落選でしたが26万票を超える得票数で驚きました。これまでは『反表現規制は票に結びつかない』というのが常識だったので、まさに『オタク層が票田になる可能性』を示した初めての国政選挙になったと思います」とコメント。
一方で「今後の反表現規制運動は『各省庁へのプレッシャー』と『スピード』面で大幅に弱体化することは間違いない」とし、今後のアニメ・ゲームの規制対策は「今まで通り与党の先生方に頭を下げて面会してもらい、説得して回る必要がある」としている。
落選を受け山田氏は「26万票を超える支持を頂いた事に感謝すると共に、バッチに繋げることが出来ずに大きな責任を感じています。本当に申し訳有りません。この票数はマンガ・アニメ・ゲーム表現の自由を守りたい皆さんの大きな声です。何かの形に繋げていきたいと考えています」とTwitterで表明している。
そして、池上彰の選挙特番にこんな意見が・・
「池上無双」は選挙前にやるべきだ
政権におびえる、無難なジャーナリズムこそ問題だ
常見陽平 | 千葉商科大学国際教養学部専任講師/働き方研究家/若き老害
2016年7月10日
2016年7月10日(日)という日が終わろうとしている。
参議院選の投票日であり、開票作業が進んでいる。
予想通り、与党の圧勝が伝えられている。
選挙前の消費税増税延期宣言、経済政策、改憲をめぐる攻防、野党統一候補の擁立、18歳選挙権のスタートなど、今回も話題が豊富だった。
例によって、「若者よ、選挙に行け」的な煽りもあり。
意識が高くない私だが、教員の端くれとして国民としての義務を果たし、権利を行使せよという意味では、「選挙に行け」というのだが、期待を超える虚しさというか、現実の冷徹さを若者達が味わうのではないかと思い。
ただ、これも世の中の現実であり、勉強だ。
やはり、例によって「これだけ◯◯さんの集会には人が集まっているのに、当選しないのはおかしい」とか「私のTLではアンチ◯◯党だらけなのに、当選しちゃうのはおかしい」などの声があったりするが、それは統計的観測の誤りだ。
目の前のことの思い込みにすぎない。
「野党は政策が弱すぎだから、与党が一人勝ちする」みたいな声もあるが、政策に強くなったところで、支持母体などの関係もあるわけで。
公約も選挙後に覆されることもあるわけで。
それも含めて、選挙は選挙だ。
政治も選挙も素人であり、領空侵犯であることは承知の上で、一市民、有権者として意見を言わせて頂く。
仕事もあるのだが、いても立ってもいられず、キーボードを叩いた次第だ。
腐敗しきった、去勢されたかのような日本のジャーナリズムに、私はこの檄を叩きつける。
これまた「選挙あるある」なのだが、例によってTLを見ているとテレ東の池上彰の選挙番組が礼賛されている。
全部ではないが、私も見ていた。
見ていない時間も、BGM的に音は聞いていた。
あくまで見た範囲の、一市民、視聴者としての感想であるが、たしかに、この番組が支持される理由はよく分かる。
他の選挙番組と比べてもライブ感があるし、パーソナリティーの池上彰は各政党の代表や幹事長、当選者に斬り込んでいく展開はスリリングだ。
各政党の支持母体の紹介も、面白い。
実際、改憲の件を自民党の谷垣幹事長に斬り込むなどは、池上彰ならでは、テレ東ならではだろう。
ネット党首討論のように、司会が唐突に小沢一郎に「再婚は・・・」などと質問をすることもない。
さすがのクオリティ。
天晴!
とはいえ、そのマンネリ感、限界に私は気づいてしまった。
支持団体に斬り込むのは今に始まったわけではない。
そして、選挙番組を見るような市民は各政党の支持母体には気づいている。
いや、相当知っているはずだ。
地上波の生番組でやっていることは評価する。
池上彰の話も面白い。
ただ、そこに悪い意味でのプロレス的な臭いを感じてしまうのは私だけではないだろう。
致命的な点は、「池上無双」は選挙後だということである。
いや、選挙速報番組なのだから当然ではあるが。
政党や政治家にこのレベルで斬り込むことを、なぜ池上彰は、テレ東は、選挙前にやらないのか。
番組でも「これ、選挙前にやってほしかった」というTwitterのコメントが取り上げられていた。
ここに、一種の質の悪いプロレス感、真空パックされたカラムーチョ感のような、所詮、無害なカタルシスにすぎない印象を受けてしまう。
いや、少しだけ訂正すると、一番すごいのはプロレスだし、私はカラムーチョと湖池屋が大好きだ。
とはいえ、何というか、5カウント以内の反則をやっているような、気絶死しないレベルの辛さを提供しているような、そんな空気を感じてしまったのだ。
この番組が礼賛されてしまうこと自体、日本のジャーナリズムの退廃、劣化を物語っているだろう。
池上彰氏や、週刊文春が台風の目になってしまっていること自体、やはりジャーナリズムの劣化なのだろう。
もちろん、テレビの限界もある。
このあたりをネットメディアに期待したいところだが、今のところ、どれも無難なものに見えてしまう。
というか、読む機会もないし。
もちろん、選挙前にやると選挙違反だ、妨害だという話にもなるだろう。
しかし、正攻法で突破するか、やりくりするのが企業努力ではないか。
なんでも政権による圧力だと騒ぐが、その前に、自主規制によりメディアが無難になっていること自体が問題だ。
池上彰もテレ東も選挙関連の企画は、選挙前にやっているにはいる。
ただ、番組をやったからいいという問題ではない。
「池上無双」と言われるような大暴れは選挙前にこそするべきだし、政党、政治家はそれに立ち向かって、自分たちの論を主張し、政策を説明するべきではないか。
当選したあとで、政党や当選者に斬り込んでもらっても、投票した国民にはがっかり感しか残らない。
庶民の味方を装っているようで、ずるい。
次回の選挙では、「池上無双」と呼ばれる大暴れは選挙前にやって頂きたい。
選挙後の番組なみの大暴れを選挙前にやってほしい。
政治も選挙もメディアも専門家ではないが、今回は一市民視点で領海侵犯、領空侵犯のようなことをし意見を言わせて頂いた。
いや、この番組の限界を感じている人の気持ちを代弁したまでだ。
そのうち、書き手視点で、無難じゃないものを私も目指すことにしよう。
自由で民主的な世の中をいまだに待望する42歳の夜。
追記(7月11日0時35分)
池上彰とテレ東は事前に番組をやっていたという反論を多数頂いたが、文意をくんで欲しい。
問題は「番組」をやったかどうかではなく、「池上無双」と呼ばれるほどに、政党関係者や候補者に鋭く、深く斬りこんだかどうかである。
選挙前にこそ、「そこまでやるか」というインパクトのある、視聴率の取れる番組をやって欲しい。
常見陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師/働き方研究家/若き老害
1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。
一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。
長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。
「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。
著書に『僕たちはガンダムのジムである』『エヴァンゲリオン化する社会』(ともに日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)『普通に働け』(イースト・プレス)など。
是非42歳の老害、常見陽平氏もそうした選挙前に鋭く切り込む番組に参画して欲しいものです。

さて、その選挙特番の視聴率がでたようです。
テレ東「池上無双」選挙特番
民放視聴率1位で3連覇
デイリースポーツ 7月11日(月)
10日にテレビ各局が放送した参院選開票速報特番の視聴率が11日、ビデオリサーチから発表され、テレビ東京「池上彰の参院選ライブ」が民放最高の11・6%をマークしたことが分かった。
今回で5回目となったジャーナリスト池上彰氏(65)がメーンキャスターを務める名物選挙特番が、国政選挙では13年・参院選(10・3%)、14年・衆院選(11・6%)に続き3回連続で民放1位を獲得した。
同特番は「池上無双」と称される、池上氏が各党首脳や当選者に鋭い質問をぶつける中継インタビューや、独特視点で当選者らを紹介する面白プロフィールなどで注目を集める。
初回の10年・参院選(9・3%)や、12年・衆院選(8・6%)で独特の番組内容が人気となり、13年以降は民放トップを走っている。
なお10日の選挙特番は、NHK「参院選2016開票速報」が16・3%で全局トップ。
民放は、日本テレビ「NNN参院選特番ZERO×選挙2016」=10・4%、テレビ朝日「選挙ステーション2016」=7・7%、フジテレビ「FNNみんなの選挙2016」=5・6%、TBS「激突!選挙スタジアム2016」=5・5%だった。(数字は関東地区)
番組では前回に続いて、小泉進次郎氏にインタビューしていましたが、彼の受け答えと内容はやはり只者ではない大物感が半端ありません!

最後は、訃報です。
永六輔さん死去…放送作家・作詞など多方面活躍
読売新聞 7月11日(月)
草創期のテレビ界で放送作家として活躍し、「上を向いて歩こう」をはじめ多数のヒット曲を作詞するなど多方面で才能を発揮した永六輔(えい・ろくすけ、本名・永孝雄=えい・たかお)さんが死去したことが11日分かった。
83歳だった。
東京・浅草出身。
10代の頃のNHKラジオへの投稿がきっかけで放送作家の道へ進む。
ラジオや草創期のテレビ番組に携わり、1961年から66年まで放送されたNHK「夢であいましょう」などの人気番組の脚本を書くかたわら、自らも番組に出演し、独特の早口なしゃべりで人気者になった。
作詞家としては、中村八大さんが作曲し、水原弘さんが歌った「黒い花びら」が59年に第1回日本レコード大賞を受賞。
以後も中村さんとのコンビで「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」などの国民的ヒット曲を送り出した。
ご冥福をお祈りします。合掌。
では、7-12生まれの有名人です。
1730年ジョサイア・ウェッジウッド (英:陶芸家,ウェッジウッド社創業,ダーウィンの祖父)、1813年クロード・ベルナール (仏:生理学者)、1854年ジョージ・イーストマン (米:発明家,乾板フィルム製作過程を発明,コダック創業)、1871年出口王仁三郎(宗教家,大本教主(初代))、1884年アメデオ・モディリアーニ (仏:画家,彫刻家)、1884年ルイス・B.メイヤー (米:経営者,映画会社MGM設立)、1923年千石剛賢(千石イエス)(宗教家,「イエスの方舟」主宰)、1947年荒俣宏(小説家,博物学研究家,翻訳家『帝都物語』)、1970年イ・ビョンホン(李炳憲) (韓国:俳優『JSA』)。
泣けるバラードシリーズ。
何も言えなくて・・・夏




