いやはや、この記事の内容自体問題ですが、この記事の書き手の問題意識も大いに問題です。
柳美里さんが原稿料不払いを明かす
出版業界の実情はどうなっているの?
THE PAGE 10月17日(金)
柳さんは、自身のブログで、雑誌「創(つくる)」の連載を休載したことを明らかにしました。
滞っている連載の原稿料について支払いを求めたところ(柳さんによると何年も支払われていないそうです)、次に出版する本が売れないと支払いのメドが立たないという回答だったため、やむを得ず休載を決断したということです。ネットでは出版業界ってそんなにひどいところなのか?と驚きの声が上がりました。
この件について、創出版の篠田編集長は「創」の公式ブログでコメントを発表し、「柳さんの主張は正当です。『創』はこの何年か、赤字が累積して厳しい状況が続き、制作費がまかなえなくなっています」と原稿料支払いが滞っていることを認め、深刻な出版不況の現状について説明しました。
実際このような状況になっている出版社は少なくないというのが現実です。
日本における出版市場は1996年をピークに毎年減少し続けており、現在はピーク時の6割(約1兆7000億円)まで縮小しています。
日本の出版業界は市場規模に対して事業社数が多いという特徴があり、中小零細の出版社が数多く存在しています。
出版は典型的な多品種・少量生産で、そもそも効率の悪いビジネスです。
最近ではネット書店がシェアを伸ばしているとはいえ、全国津々浦々の書店まで一冊ずつ配本しなければなりません。
このため、出版業界は取次(とりつぎ)と呼ばれる卸会社が流通をほぼ独占する形となっており、他の業界に比べて支払いまでの期間が長く、出版社は厳しい資金繰りが要求されます。
出版業界は、市場が縮小しているにもかかわらず、新刊本の発行点数が増加しているのですが、その理由は、とりあえず新刊を出さないと資金繰りがつかなくなるからです。
新しい本が出ないと原稿料を払えないという話はあながちウソではないでしょう。
こうした経済的事情に加え、古い業界体質がさらに状況を悪化させています。
出版業界には「文化の担い手」という意識があり、金銭面など細かい話をせず、口約束だけで仕事を進めてしまうという風潮があります。
古き良き時代には、作家先生が、自分がいくら稼いでいるのかも分からないまま、原稿料を出版社から前借りして飲みに繰り出す、といったこともできたのですが、今は時代が違います。
ネットでは何年間も原稿料の請求を放置してきた柳さんに対して、プロとして失格という声も出ているようです。
確かにその通りなのですが、柳さんは、よい意味でも悪い意味でも、昔気質のプライドを持った作家です(年齢は46歳とまだ若いですが)。
芥川賞まで取った著名作家が、出版社に原稿料を払って欲しいとはいいにくかったのかもしれません。
また、柳さんが原稿料の支払いをお願いしている創出版の篠田編集長も、リベラル系の言論人としては業界ではそれなりに名前の知れた人物です。
お互いに著名人ですから、事務的な支払い請求というわけにはいかなかったのでしょう。
このあたりの事情は、原稿料不払いをブログに公開した理由からも窺い知ることができます。
柳さんによれば、休載した理由が創の編集後記に記されておらず、「柳美里が落とした」(落としたというのは原稿が締切に間に合わなかったという意味で、作家としてはもっとも恥ずかしいこと)と思われたくなかったという、きわめて作家的なものでした。
こうした情緒的な慣行が残っている一方で、最近では大手出版社を中心に合理的な経営を進めるところが増えてきています。
ネットとの融合も進んでおり、出版業界の雰囲気も大きく変わりつつあります。
(大和田 崇/The Capital Tribune Japan編集長)
まず、実はこの問題ずっと昔からありました。
最近たまたま読んだ本(「怒りは正しく晴らすと疲れるけれど」の第18章 総会屋雑誌はご臨終 日垣隆著)に、まさしく「創」の原稿料や退職金不払いの件が触れられています。
この本の初版発行日が2009-8-8となっていますので、それ以前、つまり5年以上継続していたことになります。
こうなると、理由はどうあれ仕事の対価を長年にわたって支払ってなかったわけですから(賃金不払い)、労働基準法はもとより詐欺罪が成立します。
この記事は、ある意味犯罪を暴いているわけですが、なぜか筆者は出版業界の厳しい立場を代弁し、さらには柳さんが原稿料を督促しなかったことをもってプロ失格とまでいう始末です。
どうも大和田編集長は篠田編集長と懇意なのか、単なる同じ穴の狢(むじな)なのかはわかりませんが、大和田氏本人が原稿料不払いを問題とも思っていない節があることを余計なお世話ですが危惧します。
芥川賞受賞作家でさえこの待遇ということは、フリーランスは一体どんな扱いをされているのか気になるところですね。
ここは是非、週刊誌系の記者の続報を待ちたいと思います。
続いての話題ですが、これが実現すれば、もはや化粧品のカテゴリーではありませんね。
iPS細胞使い肌細胞若返り
67歳→36歳 コーセー
朝日新聞デジタル 10月16日(木)6時40分配信
コーセーは15日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、67歳の日本人男性の肌の細胞を、同じ人の36歳時点の肌とほぼ同じ状態に若返らせることに成功したと発表した。
同じ人から1980年以降、定期的に提供を受けていた、36~67歳の五つの異なる年齢の肌の細胞を、京大のiPS細胞研究所でiPS細胞にした。
同社が分析したところ、老化の指標となる染色体の状態は五つのすべての年代で回復し、67歳時点のものも36歳時点とほぼ同じ状態になった。
同社は今回の結果を使い、老化のメカニズムを解明していく。
まだ基礎研究の段階だが、将来的には、一人ひとりの肌アレルギーに対応したオーダーメード化粧品の開発にもつながるという。
でも、なぜコーセーだったのでしょうか?
つまり、花王でも資生堂でもなく。
もしこの技術が実用化されれば、化粧品業界の勢力図は大きく変わる可能性もありますね。
では、最後に音楽の時間です。
音楽ブログが復活しました!
早速まいります、こういう渋い曲が心にしみる季節です。
Gordon Lightfoot - Can't Depend on Love
柳美里さんが原稿料不払いを明かす
出版業界の実情はどうなっているの?
THE PAGE 10月17日(金)
柳さんは、自身のブログで、雑誌「創(つくる)」の連載を休載したことを明らかにしました。
滞っている連載の原稿料について支払いを求めたところ(柳さんによると何年も支払われていないそうです)、次に出版する本が売れないと支払いのメドが立たないという回答だったため、やむを得ず休載を決断したということです。ネットでは出版業界ってそんなにひどいところなのか?と驚きの声が上がりました。
この件について、創出版の篠田編集長は「創」の公式ブログでコメントを発表し、「柳さんの主張は正当です。『創』はこの何年か、赤字が累積して厳しい状況が続き、制作費がまかなえなくなっています」と原稿料支払いが滞っていることを認め、深刻な出版不況の現状について説明しました。
実際このような状況になっている出版社は少なくないというのが現実です。
日本における出版市場は1996年をピークに毎年減少し続けており、現在はピーク時の6割(約1兆7000億円)まで縮小しています。
日本の出版業界は市場規模に対して事業社数が多いという特徴があり、中小零細の出版社が数多く存在しています。
出版は典型的な多品種・少量生産で、そもそも効率の悪いビジネスです。
最近ではネット書店がシェアを伸ばしているとはいえ、全国津々浦々の書店まで一冊ずつ配本しなければなりません。
このため、出版業界は取次(とりつぎ)と呼ばれる卸会社が流通をほぼ独占する形となっており、他の業界に比べて支払いまでの期間が長く、出版社は厳しい資金繰りが要求されます。
出版業界は、市場が縮小しているにもかかわらず、新刊本の発行点数が増加しているのですが、その理由は、とりあえず新刊を出さないと資金繰りがつかなくなるからです。
新しい本が出ないと原稿料を払えないという話はあながちウソではないでしょう。
こうした経済的事情に加え、古い業界体質がさらに状況を悪化させています。
出版業界には「文化の担い手」という意識があり、金銭面など細かい話をせず、口約束だけで仕事を進めてしまうという風潮があります。
古き良き時代には、作家先生が、自分がいくら稼いでいるのかも分からないまま、原稿料を出版社から前借りして飲みに繰り出す、といったこともできたのですが、今は時代が違います。
ネットでは何年間も原稿料の請求を放置してきた柳さんに対して、プロとして失格という声も出ているようです。
確かにその通りなのですが、柳さんは、よい意味でも悪い意味でも、昔気質のプライドを持った作家です(年齢は46歳とまだ若いですが)。
芥川賞まで取った著名作家が、出版社に原稿料を払って欲しいとはいいにくかったのかもしれません。
また、柳さんが原稿料の支払いをお願いしている創出版の篠田編集長も、リベラル系の言論人としては業界ではそれなりに名前の知れた人物です。
お互いに著名人ですから、事務的な支払い請求というわけにはいかなかったのでしょう。
このあたりの事情は、原稿料不払いをブログに公開した理由からも窺い知ることができます。
柳さんによれば、休載した理由が創の編集後記に記されておらず、「柳美里が落とした」(落としたというのは原稿が締切に間に合わなかったという意味で、作家としてはもっとも恥ずかしいこと)と思われたくなかったという、きわめて作家的なものでした。
こうした情緒的な慣行が残っている一方で、最近では大手出版社を中心に合理的な経営を進めるところが増えてきています。
ネットとの融合も進んでおり、出版業界の雰囲気も大きく変わりつつあります。
(大和田 崇/The Capital Tribune Japan編集長)
まず、実はこの問題ずっと昔からありました。
最近たまたま読んだ本(「怒りは正しく晴らすと疲れるけれど」の第18章 総会屋雑誌はご臨終 日垣隆著)に、まさしく「創」の原稿料や退職金不払いの件が触れられています。
この本の初版発行日が2009-8-8となっていますので、それ以前、つまり5年以上継続していたことになります。
こうなると、理由はどうあれ仕事の対価を長年にわたって支払ってなかったわけですから(賃金不払い)、労働基準法はもとより詐欺罪が成立します。
この記事は、ある意味犯罪を暴いているわけですが、なぜか筆者は出版業界の厳しい立場を代弁し、さらには柳さんが原稿料を督促しなかったことをもってプロ失格とまでいう始末です。
どうも大和田編集長は篠田編集長と懇意なのか、単なる同じ穴の狢(むじな)なのかはわかりませんが、大和田氏本人が原稿料不払いを問題とも思っていない節があることを余計なお世話ですが危惧します。
芥川賞受賞作家でさえこの待遇ということは、フリーランスは一体どんな扱いをされているのか気になるところですね。
ここは是非、週刊誌系の記者の続報を待ちたいと思います。
続いての話題ですが、これが実現すれば、もはや化粧品のカテゴリーではありませんね。
iPS細胞使い肌細胞若返り
67歳→36歳 コーセー
朝日新聞デジタル 10月16日(木)6時40分配信
コーセーは15日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、67歳の日本人男性の肌の細胞を、同じ人の36歳時点の肌とほぼ同じ状態に若返らせることに成功したと発表した。
同じ人から1980年以降、定期的に提供を受けていた、36~67歳の五つの異なる年齢の肌の細胞を、京大のiPS細胞研究所でiPS細胞にした。
同社が分析したところ、老化の指標となる染色体の状態は五つのすべての年代で回復し、67歳時点のものも36歳時点とほぼ同じ状態になった。
同社は今回の結果を使い、老化のメカニズムを解明していく。
まだ基礎研究の段階だが、将来的には、一人ひとりの肌アレルギーに対応したオーダーメード化粧品の開発にもつながるという。
でも、なぜコーセーだったのでしょうか?
つまり、花王でも資生堂でもなく。
もしこの技術が実用化されれば、化粧品業界の勢力図は大きく変わる可能性もありますね。
では、最後に音楽の時間です。
音楽ブログが復活しました!早速まいります、こういう渋い曲が心にしみる季節です。
Gordon Lightfoot - Can't Depend on Love


