パーソナリティ 伊集院光
パートナー 春風亭一之輔
伊集院:さっそく御葉書が
一之輔さんが来ると知って
急いで書いたみたい
「落語家で春風亭と付いた
ら元は親戚みたいなもの
ですか。一之輔さん昇太さん
小朝さんは親戚になるで
すか?」
一之輔:皆さんの苗字で例え
ば田中さんとか鈴木さんとか
と同じ様に田中だから全員
親戚というわけではなく
昇太師匠と私は完全別です
小朝師匠は私の師匠の
春風亭一朝の弟弟子なんで
私からすると叔父さん弟子
上の春風亭が一緒でもみんな
親戚とは限らない
伊集院:なるほど
「一之輔さんは何人抜きをし
て大落語家になられましたね」
伊集院:(笑)大落語家
一之輔:(笑)
「上の人を抜いたらその人と
の関係はどうなるんですか
兄さんと言い続けるんですか
おい。煙草買って来いと言い
つけますか?」
伊集院:俺抜いた経験無い
からわかんないけど
一之輔:言った日にはどんな
目にあうか
伊集院:(笑)入った順だよ
ね。
一之輔:勿論勿論。先輩は
先輩。兄さんって言いますが
周りの目が香盤で序列が変わ
るんで。例えばパーティーと
かの席次が上に来てしまった
りとか、だからお茶出す順番
も本当だったら抜いた人から
先に出さなきゃいけないけど
それを僕が受け取ると
「あいつ抜いたからチェ」
伊集院:なりかねないもんね
一之輔:僕のとこに一回来た
物を「あちらからどうぞ出し
て下さい」って前座に言うん
です。そこまで気を遣うなら
抜くもんじゃねーなあ。
伊集院:抜き損だな(笑)
一之輔:抜き損だよ(笑)
伊集院:自分の時は17歳で
入門して後からかなり年上の
人が入って来るんですよ
そうすると呼び捨てにしずら
いんだけど、でも僕の師匠の
師匠の五代目圓楽が「秩序
だから呼び捨てにしろ」って
だって俺17歳で28歳の
弟弟子を呼び捨てにして向こ
うはそれなりにストレス溜ま
るでしょう。難しいね落語界
じゃあ。師匠から今日の
メッセージテーマ
一之輔:勘弁して
伊集院:大落語家から(笑)
一之輔:(笑)大落語家の
私から
聞き間違い言い間違い
見間違いパート3
伊集院:落語は基本こんなん
ばっかりですもんね
一之輔:そうです
*********
「時代劇を見ていると
かいせん問屋の〇〇屋
というセリフが出て来るが
私は海の新鮮な幸と思って
いた」
伊集院:恥ずかしながら最初
そうだった
一之輔:私も噺家になるか
ならないかで気付いた
伊集院:自分がやったものに
対しては優しいですよね。
(笑)そんなの間違えてん
じゃねーよ。これは僕らも
やりましたね。
***********
「妻にプレゼントあげたら
マイダーリンと言われた。
妻は「まいどあり」と
言ってた」
伊集院:これはいい。この
師匠に頂きたい
一之輔:(笑)
***********
「パンクバンドをやっていて
彼女の両親に緊張して挨拶に
行ったら彼女の母が「見た目
と違って大人しいね。
皮かぶってる」
**********
「母は歯ぐきを歯ぎく
とずっと言う」
**********
伊集院:名人と言われる師匠
が間違った事言っても直せな
いというか。僕の大師匠
五代目。亡くなった圓楽の前
の圓楽は威厳があり過ぎて今
でも覚えてるのは一門20人
ぐらい集めて朝のお説教で
「お前らは…えーっと圓楽の
一門だ弟子だという事に誇り
を持って日頃から暮らせ、
くだらない連中と付き合うな
虎の子は生まれた時から虎だ
が猫の子はネズミだ!」
って言ったの
一之輔:(笑)
伊集院:えっ?それ違うよね
と思うけど誰一人違うよねと
言えないから
「わかりました」
一之輔:(笑)
********
「妻の言い間違い。
戸田恵梨香とムロツヨシの
ドラマが面白いと説明する時
に戸田奈津子とムツゴロウ」
************
「鬼滅の刃と言ってたら周り
にキミツだと言われ直した」
一之輔:ちょっと待って
下さい。タイム
伊集院:凄い疑問なのはその
時間違えたのか今書き間違え
たのかわからない
一之輔:(笑)
伊集院:気の毒なのは多数決
で直した人が間違ってる時は
気の弱い方が負けるじゃない
一之輔:はいはい
伊集院:本当は合ってるはず
この人は額面通りなら
一之輔:「キミツだよ」って
圓楽師匠に押し切られたら
そうかなって
伊集院:それ以降は直せない
メールアドレス:
ij@1242.com
ハッシュタグは
#伊集院光のタネ
Xアカウントは
@ijuintane