パーソナリティ 伊集院光
伊集院:こんにちは師匠圓楽の代打伊集院光です。
麦の芽が伸びすぎないように霜柱で芽が浮かな
いよう寒空の中、畑の中の土をひたすら踏み続
ける麦踏。かつては日本中の農村で見かけた
早春の風景も今では懐かしいものとなりました。
「麦踏や寒さに耐えて小刻みに」私達の胸奥に
深く刻まれた記憶の1コマ。いつまでのも残して
おきたい心の故郷それらを呼び覚ますのが1本
の御線香の香りです。
リスナーのおたより:先日、末広亭で圓楽さんの
落語拝見しました。いつまでも笑わせて下さい
伊集院:このお便りは師匠が入院する前に書い
ていただいたものだと思うんですけども僕が心配
なのは師匠は鉄人ですから戻って来て落語やる
と思うんですけど僕が心配してるのはそこじゃ
ないんですよね。この放送を絶対聴いてると
思うんです。(お便りくれたリスナーには)感謝
でいっぱいだと思います。僕に対しては
「朝から声をはりすぎてうるさいんだよ」って
事とかダメだしをびっちりメモってる気がするん
ですよね。多分、帰って来て元気な証拠
で[おたよりください]のダメ出し
たっぷりされてからの落語という手順になります
ので私はちょっとドキドキが止まらない感じですね
こうやってお便りが届いている事がなにより師匠
の薬だと思いますのでどんどんお便り下さい。
お待ちしております。