【はじめに】

 

前回の収録動画について雑感を書く本項が、また、次の ハワイアンズ訪問の直前とな

りました。この間、昨年 11月(!)の項「ポマレ以前のタヒチ社会:現在の状況」で

お伝えした、「パパラ の アモ と その妻 プレアが彼らの息子である テリイレレ の為に

大マラエ を建造し、そこにおいて テリイレレ に マロウラ(赤いマロ)を着せるため

に開催した大宴会の顛末を伝える詩」の翻訳をしておりました。何しろ、書き言葉と

しての タヒチ語が出来上がる以前の口承の詩ですから、苦労しましたが、どうやら記

録を書いた タヒチ大首長の アリイタイマイの英訳とそれほど違わない解釈ができたか

と思います。しかし、何時ものことながら、どうしても英訳に納得できないところが

一、二箇所残りました。大首長の解釈に難を付けてどうするのか? とも思いますが、

納得できなければ受け入れないのが気性ですから、仕方がありません。次回の動画の 

アップが終了した頃に、大量の解析結果と共に、掲載します。タヒチに限らず、記録

文字のなかった ポリネシアの歴史は、キャプテン クック等のような学究的な探検家が

聞き記した記録の他には、口承詩しかありません。

 

そんな浮世離れした時間を過ごしている間に、ハワイアンズの サンライト カーニバル

が全面 リニューアルしたと知りました。そうすると、前回収録した サンライト カーニ

バル「ククナ II 」が私にとっての最後の動画ということになります。それで、今回は 

サンライト カーニバル中の歌のある曲については丁寧に記録を残すことにしました。

時間のある折に気の向いた演目について思いを新たにしていただければ幸いです。

なお、それぞれの歌についてはわかった範囲で本ブログに掲載してあります。動画の

説明欄に各曲目説明へのリンクがあります。

 

今回の項は五部構成となります。つまり、サンライ トカーニバルの前半と後半。そし

て、グランド ステージの前半と後半のソロ前、そして後半のソロ以降です。シバオラ 

ショウと 各ショウにおける ファイヤー ダンスの演目については、文字であれこれ書く

より動画でその迫力を感じていただければ良いと思いますので、記述は最小限にしま

す。もっとも、ファイヤー ダンスの迫力を表現するま撮影技術が至らないのは、ご容

赦頂くよりありません。

 

最後に、ハワイアンズにおいて、出演者の記載方法が名前のカタカナ書きになったこ

とから、このブログでもそれに合わせることにします。人を姓名の名で呼ぶ習慣は私

にはありませんでしたので、最初は大変ですが、早いうちに慣れたほうが良いと思い

ます。動画の記載データも、だんだんに、修正する必要があるかも知れません。

 

 サンライト カーニバル前半

 サンライト カーニバル後半

 シバオラ ショウ と グランド ステージ 前半  (9/17 修正)

 グランド ステージ 後半 ソロ前まで

 グランド ステージ 後半 ソロパート

 

 

 

 

【サンライト カーニバル ククナ(太陽の光)II:前半】

 

 

今回の ショウ鑑賞のお願いは マナミさんです。何時も通りに端正な話しぶりですが何

 

 

とはなしに何時もとは違った印象を受けました。それについては、四部構成の最後の

項で触れたいと思います。

 

ハノハノ ハワイです。ハルカさんと アヤノさんが登場して、

 

 

照明が変わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間奏1

 

 

間奏2

 

 

 

 

 

 

おわり。(9/13  カウアイの行を補足しました。)

 

 

タヒ ネイ タル キノです。アイリさんと ミヤさんが まず登場。

 

 

アオテアロアの アクション ソングは学校の授業に取り入れられたりするものが多く、

その場合には ハンド モーションは決められているようです。オリ タヒチや フラの様

に舞台上を動く踊りとは随分と感じが違います。その背景には、マオリの文化が部族

間の交流のための儀式に偏っていることもあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(9/13  欠けていた「恋はもう無い」の行を補足しました。)

 

パーマイです。

 

 

ポイを回す踊りも アクション ソングに含まれます。歌詞をご覧になるとお気づきのよ

うに、タヒチや ハワイの歌とは随分と違います。この歌は大戦中に兵役応募者を募る

目的の集会などで歌われたとされています。曲は行進曲風で、歌詞は勇気を鼓舞する

風に作られています。マオリの歌の中にはこの種のものが多いと言われていますが、

そこには、人的資源として マオリに全面的に頼らざるを得ないニュージーランドの事

情があります。現在でも、西欧移民の末裔と マオリの融和は ニュージーランドの重要

な政策目標のようです。

 

 

 

ロトルアは ニュージーランド北島にある有名な温泉地です。歌が作られた当時は、応

募者が参集する施設のある街の名前がここに入れられていましたが、現在は ロトルア

が推奨されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーイ!(終わり)

 

 

モーニング デューは バルコニーから始まります。

 

 

レイイリマさんと ハルカさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

印象的な演出で、歌詞も詩的です。ただし、文法的には関係詞が出てきて大変です。

あるいは逆かも知れませんね。詩的で含蓄のある歌を書こうとすれば関係詞があるの

が当然で、人々は当たり前に使うということです。歌は声に出すものですが、会話に

とどまるものではありません。

 

(9/13  意味のあるポリネシア文を理解しようと思えば関係詞の理解が必要です。ですから、関係詞は詩歌を理解するための基本です。歌を理解するための最低限の文法と言われる中には関係詞を除いたものがありますが、それは誤りです。そして、誤解を恐れずにいえば、ポリネシア語において、関係詞は文法ではなく、感覚の問題だと思います。それは日本の詩歌を思い起こせば簡単に理解できるものです。平易な日本文を正確に英訳しようとすると関係詞が必要になることがありますが、それは、その日本文を書いた人が、必ずしも、文法に詳しいことを意味するわけではありません。)

 

余計なことを書きましたが、下のシーン、次の曲が始まっている中での一瞬です。

この ワン シーンで歌の印象が心に刻み込まれる感じがしませんか。

 

 

ナニ ワレ ナ ハラが賑やかに始まります。タイトルからして関西弁のようですが、踊り

も賑やかです。でも、これは悲しみにある人を慰める ポリネシアの方法なのです。歌

詞の同じ行が調子を変えられて二回ずつ歌われていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間奏。プイリの交換があります。

 

 

 

 

 

カレレオナラニとは カメハメハ IV世の王妃 Emma のことです。詳しくは、曲の説明
をご覧ください。(9/13  カ[定冠詞] レレ[飛行] オ[〜の] ナ[二人の] ラニ[王族] 
と分解できます。夫(王)と息子(王子)を亡くされています。従って、タイトルの
「ナ ハラ」も正確には「ご夫婦で2つのハラの木」です。)

後奏

 

エイ、エイ、エーイ!

 

 

ハパ ハオレ フラガールです。

 

 

ハパ ハオレとは「混血」ということで、このジャンルの曲は アメリカ文化と ハワイ民

族文化の融和したものと言えます。アメリカ人が考える ハワイと行ったほうが分かり

やすいかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーイ

 

ショウミー ハウトゥドゥ ザフラ。典型的な ハパ ハオレ ソングです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘーイ!

 

 

(9/13 「フラを教えて」という行の一つが抜けていたので補足しました。)

 

ビヨン ザリーフです。これも ハパ ハオレ ソング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンド。

 

 

体験コーナーの司会進行は ハルカさん。

 

 

課題曲の エ レイ カ レイレイ(ハワイアンズ版)です。何で ハワイアンズ版なのかは

説明欄から歌詞のページをご覧ください。

 

 

前奏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり。

 

 

 

サンライト カーニバル後半に続きます。

 

 サンライト カーニバル前半

 サンライト カーニバル後半

 シバオラ ショウ と グランド ステージ 前半  (9/17 修正)

 グランド ステージ 後半 ソロ前まで

 グランド ステージ 後半 ソロパート