【はじめに】

 

今回は大事な方の旅立ちがありました。暫く、通常のことが手につかなかったため、

課題であった Manu'akepa についての小論を書いてみました。この Manu'akepa の所

在地は大体の場所の検討はついたのですが、部外者が過ぎて踏み込むべきものではな

い気もあります。そんな、こんなで時間が過ぎ、またしても YouTube に アップ した

動画について書く時間が無くなってしまいました。それで、私から見て、大事な3つ

のことについて書きます。

 

1つ目は、ウアケアさんの マハナ です。ウアケアさんの マハナ は 3月 27日に拝見し

ています。しかし、訪問日の選び方を失敗したせいか、私の気の迷いだとは思うので

すが、良い感じで動画が撮れたとは言えませんでした。今回は良い感じで マハナ を拝

見できました。そしたら、随分と変わって来て居られるのに気が付きました。他の ソ

リスト の方々の ソロ についても言えることではありますが、ウアケアさんの ソロ は

特にドンドンと変化し続けているので驚きます。いつも、私の期待の上を行かれる感

じです。このことについて書きます。

 

2つ目は、Waipi'o Pāeaea についてです。これも ソロ ですが、ソリスト に限らず、

沢山の方が踊って居られます。今回は、特に、タネ イ ムア を踊られた レヒヴァさん

が Waipi'o Pāeaea も踊られたことがあり、この踊りは本当は表現が難しいのではない

でしょうか、だから、十分な心の準備が必要ではないでしょうか、と論じてみたいの

です。

 

3つ目は レヒヴァ さんのタネ イ ムア ですね。本当に、初々しいとはこのことかと改

めて感じ入りました。ただ、まだ始まったばかりですから、レヒヴァさんの踊り方も

この後はドンドンと変化していくでしょう。ですから、今回は簡単に触れるだけにし

たいと思います。

 

(すいません、時間が切迫している上に、次回も レヒヴァ さんの タネ イ ムア を拝見

することになるので、3つ目は次回に持ち越します。)

 

 

【ウアケアさんの マハナ】

 

ウアケアさんの今回の マハナ を何度も見ていると、昔一度だけ見たことの有る、仮名

手本忠臣蔵の赤穂城明け渡しの段の坂東三津五郎を思い出してしまいました。確か、

幕府側の検査役だったかと思います。随分と細かく状況を指定しましたが、何のこと

はなく、忠臣蔵はこれしか見ていないからです。言い訳はともかく、幕府側だから嫌

われ側ではあったのですが、この優れた役者が、緊迫した状況の中で、しっかりとし

た形を出しながら、軽妙で、面白い演技をしたのです。

 

マハナ には当然、しっかりとした形があり、ウアケアさんはそれに従って踊って居ら

れるのですが、その中に、力強さとともに、軽妙さと、面白さがあるのです。動画の

コメントにも書きましたが、気持ちが晴れ、拝見してよかったと思えたのでした。そ

の気持ちが何処から出てきたかと考えると、踊りの形がしっかりと守られていて、整

然と踊りが進行していくところではないかと思います。それで、歌舞伎の名優の演技

を思い出したのです。何時も書くことですが、お人形さんが踊られているようで、動

きには劇的なところはなく安らかです。無駄に言葉を費やしても切りがありませんの

で、アルバム風に見てみましょう。

 

まず、親衛隊の登場から

 

 

太陽の巫女ご登場

 

 

 

 

さて、コミカルな風で、チョチョイと親衛隊をなぎ倒します

 

 

 

 

さて、形を作って

 

 

 

 

いざ出陣

 

 

荒ぶって

 

 

 

 

後退

 

 

ドラムに合わせて、コミカルな横移動

 

 

反対側へ出陣

 

 

 

 

さあ、荒ぶります

 

 

 

 

 

 

 

そして後退

 

 

 

停止

 

 

と、ここまで舞台上を動き回って、荒ぶってきたのですが、ウアケアさんの動きは

あくまでも予定調和的です。

 

これから粘ります

 

 

 

 

 

 

 

 

これから、仰向けに伏せて、起き上がって

 

 

 

 

なんだか、いろいろな表情が出てきますね。

 

さて、立ち上がって、背中で攻めてきます

 

 

 

 

 

これから、最後の荒ぶり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドン

 

 

 

 

フィニッシュ

 

 

スナップショット で繋いでみると、改めて、お顔の表情がおおらかに自由に変化して

いくのが分かりますね。

 

踊りはこの後も続きますが、お顔の表情が随分と柔らかくなっています。観衆との向

き合い方に自信をお持ちになって来たからなのかも知れません。目線の向け方やタイ

ミングなどはこれからも更に改善されていかれるのでしょう。ものすごく楽しみにな

ってきました。

 

 

【 Waipi'o Pāeaea 】

 

Waipi'o Pāeaea の歌詞とその時の シーン を抜き出してみます。

 

まず、前奏

 

 

1. Aia i ka nupa o Waipiʻo(そこに  広がる  谷  Waipi'o の)

 

2. Puaʻi nā wai(流れ出る 川が)

 

3. E hānai mai i ka honua(育みきた この国で)

 

4. I laila hoʻi au e ʻike ai(そこに  行く私は  知るために)

 

5. I nā wai māhana(双子の滝には)

 

6. ʻO Hakalaoa me Hiʻilawe(Hakallaoa と Hiʻilawe)

 

7. He aloha, he aloha(愛がある 愛が)

 

8. Ka ʻāina o ʻUmialīloa(この  国  ʻUmialīloa の)

 

9. He aloha Waipiʻo pāeaea(静かなる Waipi'o は愛)

 

10. E kahe ana, kāhele ana(流る 流れ飾る)

 

11. Nā wai i Wailoa(川たち Wailoa の)

 

12. ʻO Waimā, Kawainui, Koʻiawe me Alakahi(Waimā、Kawainui、Koʻiawe そして Alakahi が)

 

13. E ʻau mai ana i Lālākea(泳いでみる Lālākea で)

 

14. āʻeʻele (しびれ  来る  からだ)

 

15. kuʻu kino i ka wai ʻoluʻolu( 心地  良い  この 水に )

 

16. He aloha, he aloha(愛がある 愛が)

 

17. Ka ʻāina o ʻUmialīloa(この  国  ʻUmialīloa の)

 

18. He aloha Waipiʻo pāeaea(静かなる Waipiʻo は愛)

 

エンディング

 

 

この歌は、そのまま読むと、謎なのです。古い都の跡に川が流れています。そこに双

子の滝があって、「愛がある」のです。体がしびれるほど冷たい川で、その水が心地

よく、そして「愛がある」のです。それらの鍵は 4行目の「知るために行ってみた」

というところです。つまり、歌を理解するためには知っておくべきことがあったので

す。つまり、一時は双子の滝が無くなっていた、一時は川の水量が減って生ぬるく

なっていたのです。それらを本来の形に戻すべく多くの人たちの関心が向けられて、

その結果、昔の状況に戻りつつある。それを聞いて見に行って、納得した人が作った

のがこの歌なのです。現実の Waipi'o は「海のように静か」な廃墟なのに、そこに

「愛が」溢れているのです。それを表現しなければならないのがこの歌です。

 

 

【おわりに】

 

今回は、本当に私の関心が向いた2つの点について書いてみました。レヒヴァさんの

タネ イ ムア についても書いてみたかったのですが、私の感想は「初々しい」に尽きる

ので、次回にもう一度拝見して、自分の感想を書いてみたいと思います。