表題に有るように、先日 UP した 4つの ショウ の動画について思うことを書きます。

前回はそれぞれの ショウ について詳しく書きましたが、今回は大変に感激した一つの

ことを中心に書きたいと思います。それで、随分と偏った文章になることをご承知お

き下さい。

 

何に感激したのか。それは、このブログ、そしてこのチャンネルですから、決まった

ことです。どうぞ、ご一読下さい。

 

まず、ポリネシアン サンライト カーニバルです。ソロは ウアケア佳奈子さん。

 

 

お昼の ショウ は、夜の ショウ と違い、デビュー してから数年の方たちが ショウ を引

っ張り、舞花さん達のエネルギーを合わせて、そして大きく発散していく舞台です。

その開放的な雰囲気に大変に魅せられます。その エネルギーを開放する一つの中心が

 ソロ 演目の マハナ です。当然、マハナ は夜 ショウ の タネ イ ムア とは違ったものに

なるでしょう。ウアケアさんはその対比を見事に現していかれます。当初、私は何で 

タネ イ ムア の様に激しく踊らないのかと思っていましたが、今に至ってウアケアさん

には目指すものがあると思えるようになってきました。

 

ウアケアさんは必要最小限の所作を、体を撓ませずに的確にこなし、それを バックの 

ドラムと効果的に合わせることによってエネルギーに溢れ、躍動感の有る舞台を作ら

れます。マハナでは、それらの所作を更に粋にこなすことで、明るく開放的な雰囲気

を作り出して居られるように思えます。あまり オーバーな所作はしない、あまり大き

く動かない、ステップや腰の動作を ドラム ときっちりと合わせていく、というような

ことは、そのために意識的に行われているのでしょう。

 

そうすると、このような体の動きに合わせて、表情を整えることも、つまり内側から

外に表れ出てくる様を整えることも大事なものになります。そんな観点から、今回の 

マハナ を拝見すると感激するばかりです。いくつかの ショット をご覧下さい。

 

舞台の(向かって)右側へ移動される様。

 

 

中央に戻ってからの数 ショット。これとか、

 

 

これとか、

 

 

アップして、

 

 

観客に明るくアピール。

 

 

形良く ファイナルショット。

 

 

ご自分の踊りの スタイル に揺るぎない信頼を持って、その上で安定した アピール を

なさっていて、本当に良い、ウアケアさんの、マハナ であると思います。

 

マハナ の後の オテア ライ ロア でも安定した表情は崩れません。

 

 

そして、最後の マルル の フィナーレ。最後まで観客に向き合った アピール が保たれ

 

 

ています。この最後の シーン などは全員のエネルギーがまさに開放されたかのように

見えます。

 

本当に良かったと思います。ただ、これは私の雑念なのかも知れませんが、観客への
 アピールをもう少しわかりやすくしてもよいのではないかと思いました。私は ウアケ
アさんの ソロ に着目して来ましたし、多くの場合は前列より拝見してきましたから、
ウアケアさんの表情はかなり分かります。ですが、多くの観客の方々は客席の中央付
近に居られ、踊って居られる時の表情がよく見えるわけでは無いと思います。であれ
ば、もっと表情がわかりやすい メイク を工夫してみるとか、観客のためにできること
はまだ沢山有るのではないかと思います。もっとも、それも ウアケア さんのお考えに
従った形で行われる必要が有るのは当然です。

 

(1/27 本当に良かったのは、何度観ても、間違いありません。見るたびに、前回より

良く見えるということはどれほどの精進を重ねられているのでしょう。そういうこと

まで含めて考えると、上に書いたことは今わざわざ指摘することではないかも知れま

せん。いずれ、私が思っている以上の形で実現されるでしょうから。)

 

(2/4 感激して ズーム が多くなったのは、逆に、ウアケアさんの舞台上の動きを分か

り難くしてしまったかも知れません。移動の シーン と演技の シーン とで ズーム を区

別して使うのが良かったと思います。特に、(向かって)舞台の左側への移動が曖昧

になっています。検討します。)

 

サムネイル は、当然、マルル の フィナーレ の シーン です。

 

 

 

今回、感激したもう一つが ポリネシアン トワイライト パーティー。前回に引き続き、

今回も チーフパーサー(CP)は下田さん、マカナちゃんは猪塚さん、そして、今回の

本日の旅人は篠田さんです。篠田さんは馴染みの有る方ですが、私は今までお話をお

 

 

聞きしたことはありませんでした。

 

さて、ステージ は マカナちゃんの旅準備から。

 

 

マカナちゃんに気を取られていると、いつの間にやら ポリネシア の スタイル のお姉

さん達が集結。ウアケアさんはどこかと考えていると、

 

 

あら、びっくり。

 

 

そのまま「ダイナマイト」が楽しく始まります。気の所為か、ウアケアさんの方が面

白がっているみたいです。考えてみれば、トワイライト パーティー の最初の曲では、

 

 

通常は、ソリスト の方が前で踊られますから、当然なのです。でも何となく今までの

 ウアケアさんとは違って見えます。こんな風に面白がっているような表情は初めて拝

見しました。

 

CP の下田さん、前回は新米 CP だと言って居られましたが、今回は随分と余裕があり

ます。挨拶の声が小さい、と言われて観客は アローハ のやり直し。よろしいですね。

 

 

本日の旅人は篠田さん。記憶に残る旅は有るかと問われて、ラッコを見に行きたいと

お答えになりました。暫く ラッコ 談義になり、観客から篠田さんは ラッコ の様に可

愛い、と反応があって落ちが付きました。

 

 

さて、マカナちゃんの「ハワイが一番」のあとに「ドライブに行こう」。

 

 

ドライブ三人娘が観客席で踊ります。まあ、笛木さんの楽しそうなこと。

 

  

 

三人娘の後、ぐっと シック に「コアリ」です。この曲は踊る方たちによって印象が変

わる様に思います。ウアケアさんが入ると粋で艶があります。今までの トワイライト 

 

 

 

パーティー での踊りを思い返しても確かにそうでしたが、今回はそのご表情に色があ

ります。色とは何だ?と問われても、今は然とはお答えできません。ただ「色」とし

か言いようがありません。自分でも「艶」と「色」の違いを考えるのですが、前者が

どちらかと言えば様式の美に近く、後者はもっと表現の中身に関わるような気がしま

す。「色」と「色気」は?と、尋ねられれば「違う」と思います。早い話が、私もよ

くわかりません。が、色を感じてよろしかったです。

 

ところで、考えてみると、箕川さんと ウアケアさんが フラ を踊られるのを拝見するの

はグランド ステージ の旧 シリーズ の プア カーネーション 以来だと思います。この様

に写真で比較すると箕川さんは背が低いのが丸わかりなのですが、踊って居られるの

を拝見する限りではその様に感じません。その端正な踊りから アピール するものが多

いからでしょうか。プア カーネーション ではそんな感じもしたような気がします。

 

 

その後ろに楽しそうな ウアケアさんがいらっしゃいます。

 

さて、変わって、アオテアロア の「あの昴星団」。

 

 

この後の背面 ポイ 回し(適当名)で加藤さんが取り損なってしまいます。見ている観

客の方がハッとしたのですが、きまり悪いお顔はしながらも慌てずに次の演技に移ら

れたので観客はホッとしました。考えたら、この中で ポイ 現役は加藤さんですから、

失敗する訳はないのです(実際、余裕を持って紐に手がかかっていました)が、まだ 

トワイライト パーティー の雰囲気に気を取られることがお有りなのでしょう。眼の前

にカメラを構えた人たち(私もその一人)が沢山いればそうなります。

 

場面は ラパ ヌイ に移って、「カ レテ カ ラタ」。皆さんお似合いです。白い衣装を着

て中央で艶然と微笑む篠田さんは大物です。でも、私は ウアケア さんが黒い衣装に似

合いすぎている方に気が取られてしまいました。今回の色のあるご表情に黒い羽根の

 

 

 

衣装を着けて踊られる様子は素敵です。ただ、残念なことに、記念写真タイムがこの

時にあって、ゆっくりと拝見している暇がありませんでした。こんな時にカメラマン

は因果なものです。(動画を観ていて気が付いたのですが、ウアケアさんの着付けが

少々残念になっています。)

 

下は客席で踊られる箕川さん(左)と ウアケアさん。記念撮影の順番とぶつかって

ウアケアさんを撮るのが後になったので後ろ姿だけです。

 

 

 

さて、後半のお話タイム。ハワイアンズ のお薦め ポイント ということで、フラミュー

ジアム 前の通路に貼ってある歴代 ソリスト の表を上げて居られました。お母様がその

 

 

リストに有るのだそうです。私もよく見るのですが、お母様のご結婚前の名前は存じ

ませんから、検討はつきません。調べれば分かるのかも知れませんが、それは野暮と

いうものです。しかし、私は篠田さんに プロフェッショナルな雰囲気を感じてきたの

ですが、その訳が分かった気がしました。

 

最後は「浪漫飛行」。気持ちの良い曲です。

 

 

早変わりの後、客席で踊られる笛木さんと箕川さん。何事にも動じそうにないお二人

です。

 

  

 

そして、フィナーレに向けて

 

 

Fine.

 

 

最初の話に戻って、今回の トワイライト パーティー では ウアケアさんの大変身に感

激しました。今まででも、その端正な踊りには艶があって大好きでしたが、更に色が

加わって本当に楽しく拝見できました。トワイライト パーティー でワクワクしたのは

初めてです。こんなに楽しい踊りであるなら、観客へのアピールについてもご検討さ

れると良いです。本当にもったいないと思います。ご主義には沿わないかも知れませ

んが、観客と一緒にステージを楽しむという観点でお考えになれば良いと思います。

 

サムネイル は、何時もどおり、CPさんとマカナちゃん、本日の旅人の揃った シーン。

 

あと、動画を作っての感想ですが、新しい トワイライト パーティー では客席での踊り

の シーン をどのように動画に活かしていくかが大事な点だと思いました。今回は、YT

 に出ても全然大丈夫という方たちばかりだったので、客席を気兼ねなく撮ることがで

きて幸いでした。

 

 

 

夜のステージの幕開けとしてシバオラ ショウです。

 

 

内容は今回は省略します。サムネイル は最後の演目の冒頭で ファイヤーナイフ を投げ

合う シーン です。エディ さんが ヘラクレス みたいで凄いですね。それで体が硬いか

というと、そんなことはなく、柔軟で、バネもあります。ただ、それで ファイヤーナ

イフ ダンス の(世界)最高峰にたどり着けるほど簡単な道のりではないでしょうね。

 

 

最後の ポリネシアン グランド ステージ です。

 

 

今回は レイイリマ さんの タネ イ ムア に焦点を絞ります。素敵だったのです。

 

スッキリと自信に溢れたご様子で登場です。

 

 

あくまで、にこやかに明るく。イイ も良い感じでふるって居られます。

 

 

レイイリマさんらしい良いご表情です。

 

 

バレリーナターン。レイイリマさんは簡単に脚をお上げになるせいか、あっさりと踊

られている印象です。

 

 

後半の大見得(キメポーズ)です。自信に溢れた良い笑顔ですね。

 

 

レイイリマさんのお得意の流し目も美しく映えます。

 

 

フィナーレ。

 

 

技のキレも良く、表情も豊かで、バックのドラムのリズムにも上手く乗って居られて

感動の タネ イ ムア でした。レイイリマさんも大変な精進を重ねてこられたことが伺

い知れて、それも感動です。

 

少し気になった点としては、少し動きすぎるのではないかと思いました。例えば、

舞台の右袖に近いところから バレリーナ ターン が始まりますから、ターン が終了し

た時点ではまだ舞台中央からは遠いところに居られます。それで、舞台左袖で演技を

するために急いで舞台を横断することになります。もちろん、これら全てを破綻なく

こなして居られます。しかし、そのためだと思うのですが、レイイリマさんらしい

「歓喜」を感じるゆとりが無くなっている気がしました。レイイリマさんの細かい

所作も歓喜の タネ イ ムア を作り上げるためだと思うので、そのために舞台上での

動きはもう少し整理するとよいかと思いました。

 

総論としては、でも、大変に魅力的な タネ イ ムア だったと思います。

 

サムネイル は、ですから、美の神 タネ の巫女を呼び寄せる虹の精の シーン。

 

 

余談です。前回の ウアケアさんの タネ イ ムア のソロ動画を知人二人に観てもらった

ら大変に感心していました。両人には今までも ウアケア さんのソロ動画を観てもらっ

ていますから、別に、珍しくて感心したわけではなく、今までと随分と違うというよ

うなことを言っていました。我が意を得たりです。私もこれからもがんばります。