表題にある ソロ 動画と演目動画をUPしてから四日以上経ち、しかも ソロ 動画につい
ては前項でかなり踏み込んだ議論もしました。今更感もありますので、ここではそれ
ぞれの動画のサムネイルを中心として、前項ではあまり触れなかった点について簡略
に書いておきたいと思います。と言いますのも、サムネイル とする シーン の選択には
結構時間がかかることですし、特にウアケアさんのソロ動画の選択にはその時の思い
もありますので、書いておきたいからです。
ウアケアさんの ソロ の話をしましたので、一寸、寄り道です。
サンライト カーニバル や グランド ステージ の サムネイル は現在は集団舞踊のシーン
を使うようにしています。それは、確かに ソロ は ショウ の総まとめの様な意味合い
を持ちますが、一人の舞花さんだけが一つの ショウ を代表するものではないと思うか
らです。でも、この様に考えが定まる以前は ウアケアさんの ソロ の シーン を多用し
て来ており、それらをも含めると、かなりの数の ウアケアさんの ソロ シーン を選ん
できました。それらを観ると、当時の状況が何となく思い出されて懐かしい気持ちが
します。ウアケアさんの踊りが新しい段階に入りつつある今、途中経過として、サム
ネイル に使用した ウアケアさんの ソロ シーン の現在までをまとめてみようかと考え
ています。
本題に戻ります。
最初はサンライト カーニバル の ファイヤーナイフ ダンス 。演者は LAGI 中谷さん。
サムネイル は LAGIさんお得意の ポーズ です。この ポーズ は LAGIさんだけがやりま
す。初めの頃は、つまり、私が撮影を初めた頃は、この平易な(様に見えた)シーン
にはあまり興味がわきませんでした。しかも、この シーン で拍手が湧かないと LAGI
さんのご機嫌が見るからに悪くなったのもありました。時期的にも、流行病によって
客足が遠のいていた頃でもあり、面白くなかったのかも知れません。それ以前を知り
ませんから比較はできませんが、今はお客さんも増え、特に若いお客さんが増えて、
演技に対する反応も相当に良くなってきているせいも有るのか、LAGI さんは結構ご機
嫌なことが多いように思います。この シーン の ポーズ にも自然と拍手がわきます。
そんなご機嫌な ワンシーン です。素人ながら、LAGI さんの技量は大したものだと思
います。確かに、LAGI the Fire です。あと、良い演技を生み出すのはお客さんです。
サンライト カーニバル の タヒチ の部の キックオフ となる トゥエ です。今回の演者
は緑川涼香さんと鈴木亜鈴さん。
緑川さんほど私の見方が変化した方は居ません。もっぱら YouTube 上で拝見していた
時に緑川さんについて印象が残っているのは サンライト カーニバル 旧シリーズにあっ
た Mai Te Tiare(花のように) です。
(1/21 後からリンクを付ける際、私が作成した動画から選びました。一番最初にUPし
た動画ですので、撮影技術もなく、今のような録音もしておらず、大変に見にくいの
ですが、私にとっては大変に懐かしいものです。ここでは レイイリマさんが出演され
ています。時期的に、ソリストになられてから間もないときでしょうか、レイイリマ
さんらしさを、まだ、模索中であられたと思います。また、この動画の日が私が ウア
ケアさんの出演された 「クウ プア さくら」を拝見できた、後にも先にもこの一回きり
の日でした。全てが懐かしいです。)
少し話が脱線します。Mai Te Tiare は面白い、けれど、難しい曲だと思います。ハワ
イアンズ では随分と前から演目にあったようで、YouTube には相当に昔の動画もあり
ました。ハワイアンズを訪問するまでは YouTube 上で沢山の動画を見ました。その中
で一番記憶に残っているのがウアケアさんの独演(になってしまった時)のときのも
のです。当時のウアケアさんは微笑まないので有名でしたね。その独演でも微笑みを
見せずに淡々と演技をされていたのです。ですから、普通なら面白くないはずなので
すが、私には美しい踊りに見えました。何故そう見えたのかについては、後々、考え
に考えを重ねて現在に至ります。ウアケアさんについて書き始めると長くなるので、
その話はここまでにします。
(1/21 独演会を含む動画は確かJ90.splさんのUPされたものの中にあったと記憶して
います。現在は、自分の撮影に迷いが出てしまうので、他の方の動画を拝見するのは
避けています。常に申しあげる様に、私のチャンネルの存在理由は明確です。撮影は
その目的ために工夫しています。)(1/21 チャンネルの概要には「公式声明」が書い
てあります。)
さて、当時は Mai Te Tiare の中心メンバーとして緑川さんが出演されることが多かっ
たです。緑川さんの踊り方は ウアケアさんとは対極的で、ダイレクト にグイグイと
いう感じです。それで、YouTube で ハワイアンズ の ポリネシアン ショウ を拝見して
いるときには緑川さんには良い感じを持っていませんでした。しかし、実際に ハワイ
アンズ を訪問して、舞台を直接に観覧し、舞台の雰囲気を感じるようになると、見方
も随分と変わりました。特に大きな違いは、舞台は広く、沢山の舞花さんたちで構成
されていることが実感されることです。すると、緑川さんのように エネルギッシュ で
明るいかたが違って見えるのです。この トゥエ は緑川さんの魅力が遺憾なく発揮され
る演目です。蛇足ですが、上舞台で踊られた方には、緑川さん以外に、マーラエさん
と渡辺さんを拝見していますが、客席の真ん中まで聞こえる雄叫びをあげられるのは
緑川さんしか知りません。
相方の鈴木さんです。初めて鈴木さんの トゥエ を拝見したときには、大変に挑戦的な
方だと思いました。真正面からじっと見つめてくるという風に感じました。その感じ
は今でも変わりませんが、要所でお見せになる笑顔の方が印象的です。当初は ソロ に
準ずる演目に緊張されて居られたのでしょうか。舞台上の役によって成長するのは俳
優に限らないということですね。トゥエ 以外でも鈴木さんは魅力的な踊りを披露され
ています。
サンライト カーニバル の マハナ。演者は マーラエ穂里さん。
マーラエさんの マハナ を前回拝見したのは昨年の 10月 9日でしたから、二月ぶりにな
ります。前回と比べて相当に違った感じを受けました。同じ印象は昨年の 12月 12日に
拝見した タネ イ ムア でも持ちました。以前は一生懸命に踊っているという印象を受
けたのですが、改めて拝見したときには落ち着いた自信のように思われるものを感じ
ました。他の方とは異なり、マーラエさんは昨年の 10月から キャプテン という重責
を追われることになったのですから、その影響も有るのではないかと思います。私は
それを王者の踊りと呼びました。その心は、ハワイアンズ を支える覚悟をもってなさ
れる踊りであろうということです。その様に踊られますと、フィナーレ も形良く決ま
ります。ですから、サムネイル は今回はここしかありません。清々しいご表情です。
蛇足です。前キャプテン の ラウレア さんの踊りも、マーラエさんとは違った形で、
王者の踊りだったと思います。しかし、ラウレアさんはもう ハワイアンズ には居られ
ませんから、これ以上言及するのは止めます。興味の有る方は再生リスト「舞花さん達のソロ」をご覧下さい。
グランド ステージ の ファイヤーナイフ ダンス。演者は アフィ涼汰さん。
アフィさんは重厚な演技をされる方で、グランド ステージ の暗い中での演技では尚更
にその印象が強くなります。実は、前回の ハワイアンズ訪問時の グランド ステージ
でも アフィさんが演技されていました。前回と比較して、今回はかなり良い調子で、
特に ダブル の ファイヤーナイフ の演技が良い調子でした。それで、本来なら ダブル
での演技から サムネイル を作成すべきなのですが、私の使用しているカメラの特性な
のか、ダブル での演技で映像の質がかなり落ちてしまうのです。それで、シングル で
の演技から サムネイル を作成しました。或いは、もう少し努力すべきだったかも知れ
ません。
グランド ステージ の タネ イ ムア。演者は ウアケア佳奈子さん。
先に Mai Te Tiare でも触れたので、当初の話から初めますと、技術的には完璧だけど
踊る喜びをあまり感じさせない方だったように思います。今回の サムネイル を作成
するに当たり、良くここまでご自身を変えてこられたと思いました。勿論、ショウ の
中の ソロ ですから、ご自身の力だけで成せることではなく、チームの仲間からの有形
無形の助けがあったことは間違いないところです。しかし、最終的にはご自身の力を
信じてご自身で進まなければなりません。前回、12月 27日のタネ イ ムア は良い仕上
がりでした。今回は舞踊として質的に更に大きな飛躍を感じました。
私が見た夢は ウアケアさんが世界的な舞踏家として羽ばたいて行かれることです。夢
は実現すると信じてはいるものの、どのようにして実現されるかは私には分かりよう
もありません。私はウアケアさんを追いかけるのみでした。今回の タネ イ ムア を拝
見して、この様にして成っていくのかと思いました。と同時に、進み続けてこられた
ウアケアさんには畏敬の念を感じざるを得ません。もう迷わずピエロとして ウアケア
さんの踊られる後をあたう限り追うのみです。
今回の サムネイル、選ぶのが大変でした。なぜなら、どれも良いからです。これを選
んで、後であちらも良かったと後悔しないか等と、楽しく、迷いました。
(1/21 最後に迷ったもう一つを載せておきます。一般的な キメ の ポーズ はあらかた
幾度も使って来ましたので、今回だからこそ選べる何気ないポーズという観点で選び
ました。最終処理をする前の段階のものですので、輝度調整は行っていません。サム
ネイル に選んだ シーン は輝度を上げて明るくしてあります。具体的には、shotwell
での一度での処理では、サムネイル として、明るさが不十分だったので、二回ほど
処理を繰り返しました。細部を見ると明るさが段階的になっているのは、もともとは
明るさの違いが小さかったところを輝度調整とコントラスト強調で拡大したことによ
ります。4K とはいえ、一般向けのビデオカメラ で撮った映像ですので、大きな画像
処理には耐えられないのは仕方がありません。サムネイル 選択の話しに戻りますと、
こちらのさりげないポーズを使おうかと最初は考えました。でも、少しひねり過ぎだ
ろうと思い直して、より一般的に思える現在の サムネイル を取りました。)