よく踊れている時には、どの場面を取っても良い写真になるものです。今回のグラン

ド ステージ の タネ イ ムア でもウアケアさんのどの場面を取っても良い感じでした。

サムネイル になりそうな場面の スクリーンショット をとって見たのですが、真に、

どれも捨てがたく、ただ捨てるのは惜しいので、ここにあげておきます。

 

最初の出だしが終わって、これから本格的に踊りが始まります。自然な笑顔が良いで

す。

 

タヒチ ドラム の カリッ という音と共に イイ を跳ね上げるのですが、そのタイミング

が絶妙です。いつも、この場面で感心します。

 

これから、バレリーナ ターン の方向へ入っていきます。

 

バレリーナ ターン です。何となくひょうきんなお顔になっていますが、これは、でき

るだけ観客の方向を見ようとする努力の現れだと思います。ウアケアさんは最近は特

に観客に視線を置くようにされているようです。今までにない、意欲の現れだと思い

す。ずっと前は、どちらかと言えば、視線は近くにあった気がします。それで、撮影

中に視線がもらえたように気になることもあったのに、最近は ウアケア さんの視線は

素人カメラマンの頭上を通り越していってしまうので寂しい気がしないでもありませ

んが、ウアケア さんが観客と一体化して踊られれば、また新しい次元に到達すること

でしょう。

 

さて、バレリーナ ターン の後に舞台の左右の袖に動いてから舞台中央に戻って、フィ

ナーレ へ向かって踊りが進みます。その初めの方の軽い キメ のポーズです。自信を

持って客席に笑顔を向けています。いいですね。

 

これもそうです。これらのちょっとした場面でも客席に笑顔を向けています。随分と

変わりました。

 

後半に入ってからの大見得(きめ)のポーズです。ここでカメラを引きすぎたので小

さくなって残念ですが、無駄な力みもなく、決まっています。もっと上向きに見えを

切っても良いと思いますが、これから工夫があるでしょう。昨年引退された イオラナ

 さんは逆に客席を睨みつけるようでした。それぞれに客席へのアピールがあって良い

でしょう。

 

さあ、フィナーレ へ向かっての動きが始まります。「さあ行くよ」と言っているよう

です。

 

ここの「ねばる」ところも、今までにない艶が出てきています。今までもこの場面は

良かったのですが、もう少しただ可愛らしいという印象が強かったように思います。

もうそういう段階は過ぎたのですね。

 

さあ、そろそろ詰めですが、良い笑顔です。

 

さあ、フィナーレ に向かって、振り返りながら奥へ下がるところです。最近、この場

面での表情が大変に印象的です。座っている場所にもよりますが、この視線の方向に

いると、まるで、引き込まれるような錯覚を覚えます。

 

フィナーレ です。正確にはその一瞬前です。ウアケア さんの フィナーレ は大きいの

です。特に大きな変化を見せるとかということはなく、自然にすっと終わるのです

が、なにか大きなものが止まったという質量感と共に優雅さもあります。これは ウア

ケア さんに生まれついたものなのでしょう。

 

以上、サムネイル のために撮り溜めした スクリーンショット を並べて解説してみまし

た。