「アカペラで歌う モ オモ オガ (Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga)」
                    「モ オモ オガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)
                               「ポリネシアの歌
 
【はじめに】
 
「モ オモ オガ」をアカペラで歌いました。歌詞の日本語訳は殆どおわっていたのですが、サモア語の文法について勉強をする必要があったために、歌詞の最終的な日本語訳に辿り着くのに時間がかかってしまいました。当初は タヒチ語と基本的には変わらないだろうと考え、単語の意味を調べることで日本語訳を作ろうと考えていました。しかし、どうも タヒチ語に比べると、複雑な言語構造を持っているらしいことが分かり、しっかりした文法書が手に入ったのを機に、勉強してみたのでした。その複雑さも当然で、ハワイアンズでは サモアや隣国の フィジーを ポリネシアに入れていますが、文化的には メラネシアとされる分類が主流のようで、その言語体系は様々な影響を受けて成立しているからです。文の構成要素の並び方にしても、タヒチ語や ハワイ語はかなり純化しているのに対し、サモア語の場合には、基本文型というものが無いように思えます。このような寄り道をした結果としは、日本語訳はあまり変わりませんでしたが、幾つかのところでは理解が深まったと思います。そして、この歌そのものへの理解も深まりました。この歌が様々な アーティストに歌い継がれた理由には、それなりの文化的背景があると思うようになりました。
 
いつものように、以下の順に話を進めさせていただきます。
 
          【アカペラで歌う モ オモ オガ 】
          【モ オモ オガの原歌詞】
          【モ オモ オガ 歌詞の サモア語解析】
          【日本語解釈のまとめ】
          【原歌詞と拍】
          【日本語歌詞と拍】
          【背景動画について】
          【この歌「モ オモ オガ」について考えてみたこと】
          【おわりに】
 
ポリネシア人の祖先ラピタ人とノヌ」においてご紹介したように、ポリネシア人の祖先は紀元前 800年頃に サモアに到達し、紀元後 800年頃になって クック諸島や ソサイエティ諸島へ進出していきました。サモアの主島の一つの名前は Savai‘i (サヴァイイ) であり、タヒチ人の信仰の中心であった ライアテア島は Havai‘i (ハヴァイイ) とも呼ばれます。フィジーやサモアの「s」音はしばしば「h」音になるので、両方とも ハヴァイイとなります。ハワイ (Hawai‘i) も読み方によっては ハヴァイイです。ポリネシアの歌を考える上では、サモアの文化についてもよく勉強する必要がありそうです。
 
 
 

【アカペラで歌う モ オモ オガ 】

 

使用する歌詞は以下のとおりです。

 

  Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga

       by Punialava'a

 (These  lyrics are the Jerome Grey version)

 

1節
 Mo‘omo‘oga o lo‘u agāga        願う思い 僕の心の
 ‘Ia liu ‘ele‘ele o lenei vasa        陸に変えたい この海を
 Se‘i o‘u alu atu tā te talatala       向こうに行きたい 二人で話したい
 Apa‘au e ō le tai taeao            鳥達が羽ばたく 朝の海
 Se‘i o‘u lele atu ai i luga o ao      僕も 飛んでいきたい 雲の上を
 E leaga sole ua tuai mai o le manuao   それにしても ねえ 来ないよ 未だ あの鳥は

2節
 Ia la‘u pele              あの僕の人
 Ia la‘u pele              あの僕の人
 ia la‘u pele ia e manatua       あの僕の人 あの忘られぬ人
 O le ‘auala e vāla-lua           道が2つに分かれていても
 ‘A e savali ‘aua ne‘i e toe tepa i tuā    ともに行くなら 決して もう よそ見しない

3節
 ‘A iai suga oni ou alofa‘aga       あるなら ねえ 貴方の思いが
 Fa‘amolemole pu‘e mai sou ata     撮って下さい 貴方の姿を
 Se‘i fai lea ma vaila‘au i lo‘u agāga      どうか下さい 癒やすために 僕の心を
 Pe ‘e te kisi isi ou lima          お願い キスして 貴方の手に
 Lia‘i fa‘alele mai lea i le matagi      振り乗せ来て この風に
 E leaga sole ua tuai mai o le ropati      それにしても ねえ 来ないよ 未だ あの人は
 

 

アカペラで歌った結果は以下のようになりました。

 

 

 

 

 

 

【モ オモ オガの原歌詞】

前項「モ オモ オガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)」で述べたように、ハワイアンズで歌われていると思われる原歌詞は[1] にありました。それを、そのまま引用します。この後の言語解析において、必要な所があれば修正します。ただし、Punialava‘a はグループ名です。

 

  Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga 

       by Punialava'a
 (These  lyrics are the Jerome Grey version) 

1
 Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga
 ia liu ele‘ele o lenei vasa
 Sei ou alu atu ta te talatala
 Apa‘au e o le tai taeao
 se‘i o‘u lele atu ai i luga o ao
 E leaga sole ua tuai mai o le manuao

2
 Ia la‘u pele,
 ia la‘u pele
 ia lau pele ia e manatua
 o le auala e vala lua
 a e savali aua ne‘i e toe tepa i tua

3
 A iai dear/suga oni ou alofa‘aga
 fa‘amolemole pu‘e mai sou ata
 Se‘i fai lea ma vaila‘au i lo‘u agaga
 Pe e te kisi isi ou lima
 lia‘i faalele mai lea i le matagi
 E leaga sole ua tuai mai o le ropati

4
 Dear ua le maua lava o se moe
 Talu le manatu fuga ia te oe
 pe a tua ea i fea lea ma‘i loto e
 Ae se‘i faasili o si a‘u foe
 ao se matagi faasili tofo e
 E lota va‘a e pei o le va‘a o Toilolo e

5
 Dear ua e iloaina o lo‘u titi lea ua e gauina
 Ta fia tepa i faatasiga
 e atoa ai li‘o o le masina
 Nei liua le vai o Sina
 aue musu e ne‘i talafiliina
 Aua o le tai e fesuia‘i ai talave o le masina

 

 

音源[5] では 1 2 3 2 [間奏] 3 2 2 と、ハワイアンズでは、1 2 3 2 と歌っています。

 

 

 

 

【モ オモ オガ 歌詞の サモア語解析】

すでに前項「モ オモ オガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)の歌詞の日本語歌詞」において解析を行い、日本語歌詞の案も出していますが、その後に見方の変わったところもあるので、再度、解析を行います。解析に使用する辞書は、主に、辞書[2] と辞書[3] です。調べた結果については、使用した辞書の番号を付記します。日本語のみで説明が有るものは、特定の辞書に依らない一般的な事項です。


1節

 Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga
  mo‘omo‘oga[3] n. wish, desire(願い)

  o         所属を表す前置詞
  lo‘u       私の
  agāga[3]    soul; spirit (魂, 心)
 Mo‘omo‘oga o lo‘u agāga
 私の心の願い

 ia liu ele‘ele o lenei vasa
  ‘ia[3]        Pre-basic particle with optative function (願望)

  liu[3]        to alter, change(変える)
          ‘Ua liu papa le i‘a: The fish was turned into a rock.

  ‘ele‘ele[3]     ground(地面、陸地)
  o         この「 o 」は主格を表す「‘o」と考えられる

  lenei[2]      this(この)
  vasa[2]       s. the ocean, especially of the spce between two

          distant points of a journey, or between two islands.
          (島の間に有る海)

  vasa[3]       Open sea
 ‘ia liu ‘ele‘ele o lenei vasa
 この海に陸地に変わって欲しいということ

 Mo‘omo‘oga o lo‘u agāga ‘ia liu ‘ele‘ele o lenei vasa
 私の心の願いは、この海に陸地に変わって欲しいということ

 

この海とは、ウポル島と サバイイ島の間に広がる アポリマ (Apolima) 海峡と考えられます。


 Se‘i o‘u alu atu ta te talatala
  se‘i[2]      a sign of the imperative mood (希望のサイン)

  se‘i[3]      「Se‘i」takes 「o‘u」 instead of 「‘ou」
  o‘u[2]       for me(私に)

  alu[2]       go(行く)
  atu[2]       direction from the speaker(話者から離れる方向)

  tā[3]      First person dual inclusinve conjunct verbal pronoun.
          (pre-basic) We (you and I). (私達二人, 動詞の前に置く)
  te[2]      a particle used before verbs in the future;

          with oblique cases of pronoun (未来)

  talatala[2]    (redup. of tala) to converse; to relate(お話する)
 Se‘i o‘u alu atu tā te talatala
 私に向こうへ行かせて、そして二人で話させて


 Apa‘au e o le tai taeao
  apa‘au[2]      a wing (翼)

  e[2]       a verbal particle indicating the present tense (現在)

  ō[3]       pl. of alu(「行く」の複数形)
  tai[2]        sea(海)

  taeao[3]        Morning, early morning
 Apa‘au e ō le tai taeao
 鳥達が朝の海を行きます

 

一般に、単数には冠詞が付き、冠詞がなければ複数の扱いになります。ここで、「apa‘au」は鳥の翼のことです。想像するに、朝には多くの水鳥が乱舞し、印象としては、鳥が飛んでいると言うよりは翼が乱舞しているように思えるのでしょう。この様な経験が少ないので、「鳥達」としました。



 se‘i o‘u lele atu ai i luga o ao
  i[3]         In; at; on (位置, 〜に)

  lele[2]      to fly(飛ぶ)
  ai[3]      There; Why; Herein, hereby (「そこ」,「なぜ」,「ここに」,

          「これにより」)
  a‘i[3]         With which; with (「それにより」,「それで」)
  luga[3]     On; over; upa (一般に「上」)

  ao[2]        a cloud; day; daylight(雲)
 se‘i o‘u lele atu ai i luga o ao
 その翼で雲の上を向こうに飛ばせて下さい

 

この行で「ai」は、動詞句「lele atu (向こうへ飛ぶ)」に対してその手段を与えていて、具体的には、上の行の「翼」を示して「それらの翼を用いて飛んでいく」という意味になると思われます。従って、ここの「ai」は「a‘i」であるべきですが、以下のような事情があるようです。

 「Some of the Most Characteristic Differences between Biblical Samoan and 

 Modern Samoan (聖書サモア語と現代サモア語の特徴的な違いの幾つか)」[6, p.10]

  The instrumental anaphoric pronoun a'i "with it " and the directional 

  anaphoric phrase i ai "to it" tend to be replaced by the locative anaphoric 

  proform ai "in it" in modern Samoan. (現代サモア語では、手段的な照応

  代名詞 「a'i (それにより)」と方向を表す照応句 「i ai (そこに)」は、場所を表す

  照応代形 「ai (そこで)」に置き換えられる傾向があります。)

 

ポリネシアでは キリスト教が主要な信仰であり、聖書が公的な文書の位置を占めます。従って、多くの辞書では単語の使われ方の根拠を聖書に求める傾向があります。しかし、聖書を編纂する過程で定められた文法には、現実に人々が話している言葉の文法とは違いがある場合があります。そして、聖書が人々の話し言葉を正していく場合もあれば、逆に、誤りを持ち込んでしまう場合もあります。そのようなことは、通常の文法書や辞書には書かれていないので、注意が必要です。

 


 E leaga sole ua tuai mai o le manuao
  e[2]        現在の動作や状態
  leaga[2]      bad(良くない)
  sole[2]     friend ! (A call to a man.) (「友よ」呼びかけ)
  ‘ua[2]       a verbal particle marking the present and perfect tenses
           (過去完了の分詞)

 leaga[3]       (Be) damaged, out of order; 

          「E 〜 ‘ua ・・・ (Unfortunately, the trouble is that ・・・)」
          「‘ua masa‘a e ā le ipu vai ?    E 〜 ‘ua lāvea ‘i lo‘u lima.
           (なぜ水が散っているの? 残念、手を引っ掛けちゃってね. 」
  tuai[2]      to be a long time (時間がかかる)

  mai[3]      Post-basic particle whichi denotes a literal or figurative 

           movement from a particular position (in space or time)

           towards the point where the speaker is. ( [時間, 空間的に]

           話し手の位置まで)
  o         この「 o 」は主格を表す「‘o」と考えられる.
  mănuao[2]   s. the name of a bird (Ptilotis carunculata) which whistles
          at daybreak. Called also 「Iao.」

          ここで、「ă」は非常に短い「a」音.
 E leaga sole ua tuai mai o le manuao
 残念だよ、友よ、あの鳥は未だ来ない

「Ua tuai mai」はそのまま訳せば、「ここまで遅れている」ということなので、「まだ来ない」もしくは「まだ来ていない」となる。「友よ」とは自分自身に話しかけているのであろう。「Mănuao」は辞書[2] には「Ptilotis carunculata」と書かれているが、正確には「 Foulehaio carunculatus」である。 eBird [4] によれば「ニクダレミツスイ」で サモアなどの中央ポリネシア固有の鳥。勿論、ここではあからさまに言っていないが、待っている「あの娘」のこと。島の間の海を鳥たちが飛んでいるのを見て、鳥を連想したのだろう。原歌詞では(多分)現地名の「Mănuao」と書くが、日本では「ミツスイ」と言ってもピンとこないので、「あの鳥」とした。なお、以後、「mănuao」は「manuao」と書く。

 

辞書[3] で、「mai」を「時間的または空間的な意味での、ここまで」と説明してあるのは、非常に教訓的です。と言いますのも、「mai」は ポリネシアで広く使われている助詞 (particle) ですが、タヒチ語や ハワイ語、或いは マオリ語の辞書では「話し手への方向性」を表す助詞であるとしか書かれておらず、時間的な概念として使われているように思える例が ハワイ語文にあったにしても、明確に時間的方向性が含まれていると確信できる資料がなかったからです。あるいは、当然であるから書かれていなかったのかも知れません。

 

 

 

 

2節

 Ia la‘u pele, 
  ia[3]      he, she; Sometimes it is used instead of 「na」,

          which usually comes before the verb, 

          as 「Na te sau」(彼女)
  la‘u[2]      my(私の)
  pele[2]     a beloved one.(愛する人)

 Ia la‘u pele,
 あの娘は私の愛する人

 ia la‘u pele
 あの娘は私の愛する人

 ia la‘u pele ia e manatua
  manatu[2]   to think; to remember; pass. manatua

  manatua[2]    passive form of 「manatu」

  mānatua[3]    remeber (思い出す)

 ia la‘u pele ia e mānatua
 あの娘は私の愛する人、忘れられない人

ここでは、「ia la‘u pele」と「ia e manatua」の二つの文と考えました。

 


 o le auala e vala lua
  o        この「 o 」は主格を表す「‘o」と考えられる

  ‘au-[3]     長いものにつける
  ‘auala[3]     roadway(道)
  vālalua[3]      divided in twos;(二つに分かれる)
 o le ‘auala e vāla-lua
 道は二つに分かれます
 

前項「モ オモ オガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)の歌詞の日本語歌詞」においては (前後の)「2方向に分かれる」と考えましたが、「vālalua」は枝分かれするという ニュアンスを持つので、道が2つに枝分かれしていると考えることにします。



 a e savali aua ne‘i e toe tepa i tua
  ‘a[2]      but; if(しかし、もし)

  savali[2]     to walk(歩く)
  ‘aua[2]     do not(否定)

  ‘aua ne‘i[2]   Do not by any means(強い否定)
  toe[2]       again(再び)

  tepa[3]     look (at), glance(見る)
  i tuā[3]     over there, across, beyond

          「‘ou te alu i tuā. (私はあちらに行きます)」
 ‘a e savali ‘aua ne‘i e toe tepa i tuā
 歩くなら、再びあちらを見ることは決してしない

構文としては、「a e savali」が条件節で、「aua ne‘i e toe tepa i tua」を主節です。今待っている娘と歩くなら、別の娘を見ることはもう決して無いと自ら誓っている様です。

 

 

 

3節

 A iai suga oni ou alofa‘aga

  ‘a[2]      but; if(しかし、もし)
  iai[3]        be; be present(ある)
  suga[3]          term used for addressing a girl, my dear
          (「sole」に対応する女性への呼びかけ)
  oni        (何らかの集まり,  [下記参照] )
  ou[2]        pl. of lou,  your(あなたの 〜 [複数])
  alofa‘aga[3]     Compassion, mercy(思いやり)
 ‘A iai suga oni ou alofa‘aga
 ねえ貴方、貴方の思いやりが沢山あるなら

上記の「oni」については前項 「モ オモ オガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)の歌詞の日本語歌詞」の付録A において議論しています。そして、「oni」は、幾つかの例文を見ると、後の言葉を修飾するようなので、前の「suga」とは無関係であると思われます。「Suga」は基本的に呼びかけなので、動詞「iai」の主格になるのは無理がありますので、主文を「‘A iai oni ou alofa‘aga」、「suga」は挿入句とし、「もし『oni ou alofa‘aga』があるなら」、つまり「もし『貴方の思いやりの集まり』があるなら」としました。

 


 fa‘amolemole pu‘e mai sou ata
  fa‘amolemole[3]  please(どうぞ)

  pu‘e[3]       「Pu‘e le ata, Take a photograph (写真を撮る).」
  sou        thy (your)(貴方の)

  ata         a shadow; a reflected image, as a photograph(写真)
 fa‘amolemole pu‘e mai sou ata
 どうぞ、あなたの姿を撮ってください

「写真を撮る」の「pu‘e le ata」に「mai(こちらへ)」と「sou(貴方の)」がついているので、上のように考えました。
 


 Se‘i fai lea ma vaila‘au i lo‘u agaga
  fai[2]       to do; to say; to get; to become(得る)
  lea[2]      that(それ)
  ma[2]     for(のために)
  vaila‘au[2]      medicine(薬)
 Se‘i fai lea ma vaila‘au i lo‘u agāga
 どうか、それを私の心の薬に下さい

動作を起こしてほしい相手は、今までの例では、「se‘i」の後に来ていたので、この文では、その相手は省略されているとしました。従って、「lea」は動作の対象です。

 Pe e te kisi isi ou lima 
  pe[2]        whether(〜してもよいか)

  ‘e[2]          you(あなた)
  kisi[3]      kiss(キスする)

  isi       [下記参照]
  lima[2]        the hand; the arm(手)
 Pe ‘e te kisi isi ou lima
 貴方の手にキスしてもらえますか 

上記の「isi」の役割については、前項 「モ オモ オガ (Mo'omo'oga o lo'u Agaga)の歌詞の日本語歌詞」の付録B で議論しています。その結果、「isi」は再帰的な動作を表現するために使われているのであって、それの持つ辞書上の意味は考えなくても良いとしました。



 lia‘i faalele mai lea i le matagi 
  lia‘i[2]      to whirl round; to swing round(振り回す)

  fa‘alele[2]     to cause to fly(飛ばす)
  lea[3]       this; that, it; there  (ここに)

  matagi[2]      the wind(風)
 lia‘i fa‘alele mai lea i le matagi
 風に乗せてここまで飛ばして下さい

サモア語では動詞が並んだ場合、後の動詞が前の動詞を修飾すると言われますから、飛ぶように振り回す、或いは振って飛ばす動作が示されていることになります。方向は「mai」ですからこちら側で、その目的地は「lea(ここ)」ということになります。飛ばすのは「キス」です。上記の2つの行をまとめると、「(両手で) 投げキッスをして、ここまで風に乗せてください」ということになります。この歌の背景には、サモアの主島である ウポル (‘Upolu) 島と サヴァイイ (Savai‘i) 島の2つの島に別れた遠距離恋愛があります。そして、歌は、フェリーの港で、なかなか現れない女の子をじれながら待っている男の子の独白です。この地域の風は主に東から吹きますから、男の子は サヴァイイ島に居て、女の子は風上の ウポル島にいるらしいと分かります。

 

 

 E leaga sole ua tuai mai o le ropati
 残念だよ、友よ、ロパティは未だ来ない
 

ここは 1節最終行「E leaga sole ua tuai mai o le manuao」とほぼ同じ。「Ropati」という サモア人は沢山居るので、ここの「Ropati」は「あの娘」の名前と思われる。「 あの鳥」の「mānuao」と同様に、「女の子」を代表する名前として、ここに置かれたのでしょう。

 

 

 

 

 

【日本語解釈のまとめ】

原歌詞と日本語解釈文の対応は以下のようになりました。同時に、上で求めた日本語訳文の下に、実際に歌う日本語文の案を書きます。やはり ハンドモーションを意識して、語順を変えてあります。


1節
Mo‘omo‘oga o lo‘u agāga         私の心の願い

                 1-1 願う思い 僕の心の 

‘Ia liu ‘ele‘ele o lenei vasa        この海に陸地に変わって欲しいということ

                 1-2 陸に変えたい この海を
Se‘i o‘u alu atu tā te talatala       私に向こうへ行かせて そして二人で話させて

                 1-3 向こうに行きたい 二人で話したい

Apa‘au e ō le tai taeao            鳥達が朝の海を行きます

                 1-4 鳥達が羽ばたく 朝の海 
Se‘i o‘u lele atu ai i luga o ao      その翼で雲の上を向こうに飛ばせて下さい

                 1-5 僕も 飛んでいきたい 雲の上 

E leaga sole ua tuai mai o le manuao   残念だよ、友よ、あの鳥は未だ来ない

                 1-6 それにしても ねえ 来ないよ 未だ あの鳥は 


2節
Ia la‘u pele                  あの娘は私の愛する人

                 2-1 あの僕の人

Ia la‘u pele                  あの娘は私の愛する人

                 2-2 あの僕の人
ia la‘u pele ia e manatua           あの娘は私の愛する人 忘れられない人

                 2-3 あの僕の人 あの忘られぬ人

O le ‘auala e vāla-lua            道は二つに分かれます

                 2-4 道が二つに分かれていても
‘A e savali ‘aua ne‘i e toe tepa i tuā     歩くなら 再びあちらを見ることは決してない

                 2-5 ともに行くなら 決して もう よそ見しない


3節
‘A iai suga oni ou alofa‘aga          ねえ貴方、貴方の思いやりが沢山あるなら

                 3-1 あるなら ねえ 貴方の思いが 

Fa‘amolemole pu‘e mai sou ata       どうぞ あなたの姿を撮ってください

                 3-2 撮って下さい 貴方の姿を
Se‘i fai lea ma vaila‘au i lo‘u agāga     どうか それを私の心の薬に下さい

                 3-3 どうか下さい 癒やすために 僕の心を 

Pe ‘e te kisi isi ou lima         貴方の手にキスしてもらえますか

                 3-4 お願い キスして 貴方の手に
Lia‘i fa‘alele mai lea i le matagi     風に乗せてここまで飛ばして下さい

                 3-5 振り乗せ来て この風に 

E leaga sole ua tuai mai o le ropati    残念だね、友よ、ロパティは未だ来ない

                 3-6 それにしても ねえ 来ないよ 未だ あの人は

 

 

 

 

【原歌詞と拍】

 

Jerome Grey の歌う 音源 [5] に従って拍を決めてみました。歌詞中で、「g」音は全て「ŋ」音として発声されます。例えば、「aga」は「アガ」と発声されます。ただし、「 」の部分の強さは歌う人によって変わります。なお、歌いだしの「mo'omo'oga」は実際には行の先頭において その単語には本来はないはずの音が加わって「mo'omo'oga」と発声されていますので、サイズの小さな文字で付記しておきました。同様に、第二節で区切りの先頭にくる「 ia 」は「he ia」と発声されています。もう一つ、第三節の先頭の「 a 」が「 e a 」と発声されています。必ずしもすべての方がこのように発声されるわけではないようなので、 これは Grey の癖なのかも知れません。

 

  Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga
      by Punialava’a
 (These  lyrics are the Jerome Grey version)

 
 

 

 

 

注 :  音源 [5] では第三節の「 [lea] 」の部分は発声されず

 

の様になります。

 

 

 

 

 

【日本語歌詞と拍】

 

 


 

 

 

 

 

 

【背景動画について】

 

背景としたものは、2025年 3月 3日の「モ オモ オガ」の抜き出し動画です。

 

 

何故この日の「モ オモ オガ」を選んだのか、振り返ってみるといろいろな思いが湧き上がってきました。まず、この演目であれば ウアケアさんは必須です。それは、この方の踊りがとても「粋 (いき)」だからなのです。ハワイアンズ訪問の当初から、サモアの踊りには、この粋というものがとても大事に思えていました。何故なのでしょうね。ハワイアンズの踊りのメインは ハワイの フラと タヒチの オリタヒチであることは確かなのですが、サモアの踊りには東洋文化的な雰囲気があってなんとなく気になり、そこに ウアケアさんの粋さがとても良くマッチするのです。ウアケアさんの粋は、例えば、2025年 6月 10日の「 ポエ」などを拝見すると、中程の大見得のところからの動きによく現れています。ドラムとの絡みが「まるで歌舞伎の荒事」なのです。その動画を拝見していると、この場面でいつも、名前は出てきませんが様々な役者による歌舞伎の見せ場を思い浮かべてしまうのです。ウアケア佳奈子とは、一体、何者なのでしょうね。そして、サモアですね。サモアは ポリネシアで最も早くに独立を達成した国として知られています。人口の 9割が生粋の ポリネシア人で、前項「「ロウ セイ オリアナ (Lo'u sei Oriana) 」の歌詞について」で調べたように、マタイという制度の下で昔からの文化が守られてきた国です。そこに、東洋的な粋というものがあるのでしょう。そこには「ハナハナのお魚 (ナ チュレ ニ ハナハナ )」の国である隣国の フィジーとも通じるものがあります。

 

ハワイアンズでは 2025年 5月 14日に親会社からの視察があり、ウアケアさんは、その時に「フェヌア モア」の助っ人に呼び出されて以来、この素人カメラマンがいる時に 「モ オモ オガ」を踊っていらっしゃいませんので、それ以前から選ぶことになりました。しかし、 4月 30日は ウアケアさんの ラスト ステージの案内があって最初の訪問なので選ぶのには気が進まず、4月 15日は席がちょっと悪く、4月 1日は舞踊学校の入校式のために全員出演の日で出演者がやたらに多くいらして、3月 19日は ウアケアさんのいらっしゃらない暗い日で、とはじいていくと、一番良い動画が 3月 3日のものになったという訳です。これらのことを除いても、この日の撮影はとても良かったです。プアメリアさんが珍しくフリを間違えておられるのはご愛嬌です。私が ウアケアさんをしつこく追っていたのに気が取られてしまわれたのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

【この歌「モ オモ オガ」について考えてみたこと】

 

この歌はどのような歌なのでしょうか。男の子と女の子の恋の一場面の様ですが、どうもそれだけではないようです。分かっていることは、男の子は サヴァイイ島の フェリーの港で待っており、女の子は ウポル島にいるということです。それから、これは、結果を先取りしているのかも知れませんが、女の子は「投げキス」ができるようなのですね。というのも、ポリネシアでは互いの匂いをかぐように鼻を近づける動作、サモアでは「sogi」、が伝統的なキスでしたから。そこで、AI に尋ねてみました。その答えを抜粋します。

 

 

 

問: ポリネシアのサモア独立国 (現在の正式国名は「サモア」) について教えて下さい

サモア独立国は、南太平洋のポリネシア地域に位置し、豊かな伝統文化と自然が残る島国です。1962年に太平洋の島嶼国で最も早く独立を果たしました。

1. 基本情報

    面積: 約2,840〜2,935平方キロメートル(東京都の約1.3倍)
    人口: 約22万人(2022年、世界銀行)
    首都: アピア (Apia)(ウポル島に位置)
    言語: サモア語、英語(共に公用語)

2. 地理と気候

サモア諸島のうち、西経171度より西側の9つの島(有人島は4つ)から構成されます。主な島はウポル島(人口が集中)とサバイイ島(最大の島)で、気候は熱帯雨林気候、5月〜11月が乾季、11月〜4月が雨季です。

3. 歴史と政治

政治体制 : 議会制民主主義と立憲君主制の要素を併せ持ちます。


4. 文化と生活


伝統的な習慣「ファア・サモア(サモア流の生き方)」が今も大切にされています。

5. 経済

観光、農業(ココナッツ、ノニなど)、漁業が中心です。

 
 

問 : ウポイ島とサバイイ島の発展の度合いを比較して下さい。

サモアの2大島であるウポル島とサバイイ島を比較すると、ウポル島が政治・経済の中心として高度に開発されているのに対し、サバイイ島は「真のサモア」と呼ばれるほど伝統や自然が色濃く残っているという明確な違いがあります。


利便性や近代的なサービスを重視するならウポル島、手付かずの自然や静かな伝統的生活に浸りたいならサバイイ島が適しています。ウポル島からはフェリーで移動可能です。

 

 

問 :これら2つの島の間で風はどちらの方向に吹いていますか?

ウポル島とサバイイ島の間(アポリマ海峡周辺)では、年間を通じて南東から北西に向かって風が吹いています。これは南半球の低緯度地域に特有の「南東貿易風(Southeast Trade Winds)」によるものです。


このため、ウポル島からサバイイ島へ向かうフェリーが通るアポリマ海峡では、通常は南東からの風やうねりを受けることになります。

 

 

問 : ウポル島の女の子とサバイイ島の男の子のカップルだと、どんな感じになると予想しますか?

サモアの社会構造や「ファア サモア (サモア流の生き方)」の観点から推測すると、このカップルは「都会的で進歩的な女性」と「伝統と土地を重んじる保守的な男性」という、非常に興味深いダイナミズムを持つことになりそうです。現地の一般的な社会的傾向に基づくと、以下のような展開が予想されます。

1. 「伝統」と「近代化」のバランス

    サバイイ島の彼 : サバイイ島は伝統的な村落共同体のルールが強く残る場所です。彼

        は自分の村 (マタイ制度) や家族への忠誠心が非常に強く、保守的で義

       理堅い性格である傾向があります。


    ウポル島の彼女 : 首都アピア周辺で育った場合、高等教育を受け、外資系企業や政府

       機関で働くなど、より自立したキャリア志向を持っていることが多い

       です。


    予想 : 彼女がリードして新しい流行や価値観を共有し、彼が「サモア人としてのアイ

       デンティティ」や「家族の絆」を再認識させるような、補完し合う関

       係になりやすいでしょう。

2. デートや生活拠点の変化

    遠距離からウポル島へ : サバイイ島には仕事が少ないため、結婚を見据えるなら彼が

       ウポル島へ移り、彼女のコミュニティに近い場所で仕事を探すのが一

       般的です。


    週末の「帰省」: 彼は事あるごとにサバイイ島の実家へ帰りたがるかもしれません。

       彼女にとっては、週末にフェリーに乗って「何もない、でも美しい自

       然と静かな時間」があるサバイイ島へ行くことが、最高のリフレッ

       シュ (または伝統的な親戚付き合いの試練) になります。

3. 結婚へのハードルと家族の関わり

    結納と家族会議 : サモアでは結婚は個人ではなく「家族同士」の結びつきです。サバ

       イイ島の彼の家族は伝統に厳格な可能性があるため、彼女がウポル島

       風の自由な振る舞いをしすぎると、最初は驚かれるかもしれません。


    「マタイ (家長)」への敬意 : 彼が長男や将来のマタイ候補であれば、彼女には「村の

       リーダーの妻」としての振る舞いが期待されることもあります。

4. カップルの雰囲気

一言で言えば、しっかり者の都会っ子彼女と、シャイだけど芯が強い野生児彼氏。ウポル島の女性はファッションやSNSにも敏感な一方、サバイイ島の男性はラグビーや農業、海での活動に長けており、非常に「タフ」なイメージを持たれることが多いです。

 

 

 

以上ですが、如何思われたでしょうか。最後の所で触れている野性的な男子と颯爽とした女子となると、こんな感じなのでしょうか。

 



サモアの結婚式についても「ハナハナのお魚 (ナ チュレ ニ ハナハナ )」の所で触れたように、こんなもののようです。こういう踊りですと、フラや アパリマの様にはならずに、手と足とで粋な所作を行うことが大事になってくるのでしょう。


 

フィジーの家族の踊りと表題にありますが、結婚式は サモアの ウポル島 アピアで行われたものです。同じ サモアでも、サバイイ島だと、遥かに伝統的な式が行われるのでしょう。

 

このような社会が背景にあるとして「モ オモ オガ」の歌詞を眺めると、また違った風景が見えてくるかも知れません。元の歌は音楽グループの Punialava‘a が作ったものですが、現在一般に歌われている歌詞は Jerome Grey のものです。彼は サモアを代表するような名家に名誉マタイとして迎えられているくらい、サモアの伝統と文化の啓蒙に心を尽くしてきた人のようで、アカペラで歌った彼の歌「ロウ セイ オリアナ」も サモアの誇りを主題としたものでした。その彼がこの歌に歌詞を提供しているのは、外から見れば伝統を大切にする サモアとしか見えなかった国の中にある、伝統的な生き方と未来を目指した生き方の相克に深い関心があったからなのでしょう。この歌には女性側の視点は全く出てきておらず、全てが伝統的な社会で生まれ育ったと思われる男性側の視点から歌われています。Jerome Grey は女性側のウポル島で活躍してきた人ですから、サバイイ島の男性側からのアプローチにとても興味があり、そして、彼に同情的な書き方になっているのだと思います。それは、Jerome Grey の愛です。全てを解決するのは難しくとも国としてまとまるためには、人々の間の互いへの愛が必要なのだと思います。

 

 

 

 

 

【おわりに】

 

「モ オモ オガ」をアカペラで歌ってみました。単に字幕として日本語訳を考えるのに対して、自分で歌うとなると、歌詞に対して必要とされる理解は随分と違います。今回は、伝統がよく保存されているとされる サモアの中での文化と伝統について考えることになりました。次は「ブルー レイ」を歌ってみたく思います。



 

【付録 01 : 原歌詞と拍】

 

 

  Mo‘omo‘oga o lo‘u agaga
      by Punialava’a
 (These  lyrics are the Jerome Grey version)

1

              ❍              ❍            ❍            ❍     
      o Mo‘omo‘oga o lo‘u agāga

         ❍          ❍              ❍                ❍    
        Ia liu ele‘ele o lenei vasa

             ❍             ❍      ❍       ❍    ❍           ❍         ❍ ❍    
        Se‘i  o‘u alu atu ta  te talatala

          ❍          ❍                ❍          ❍      
        Apa‘au e ō le tai taeao

                     ❍                ❍                 ❍           ❍     
        Se‘i  o‘u lele atu ai  i  luga o ao

          ❍                 ❍     ❍                    ❍       ❍               ❍         ❍ ❍    
        E leaga sole ua tuai mai o le manuao


2

                ❍              ❍                                   ❍ ❍   
   he Ia la’u pele

                ❍              ❍                                   ❍ ❍    
        Ia la’u pele

                ❍              ❍        ❍                ❍   
   he Ia la’u pele  ia  e manatua

          ❍             ❍     ❍             ❍   
        O le auala e vala lua

          ❍            ❍    ❍                 ❍            ❍           ❍          ❍ ❍ ❍ ❍ ❍ ❍ ❍ ❍ 
        A e savali aua ne’i e toe tepa i tua


3

          ❍            ❍                ❍                   ❍    
      e A  iai suga  oni ou  alofa’aga

            ❍                      ❍                      ❍              ❍    
        Fa’amolemole pu’e mai  sou  ata

             ❍              ❍               ❍       ❍    ❍                ❍         ❍ ❍ 
        Se’i  fai  lea ma vaila’au  i lo’u agāga

             ❍               ❍    ❍            ❍    
        Pe  ’e te kisi  isi ou lima

           ❍                  ❍                    ❍                       ❍ 
        Lia’i  fa’alele mai  [lea]  i le matagi                          (注

          ❍                ❍       ❍                    ❍       ❍             ❍         ❍ ❍ 
        E leaga sole  ua tuai mai o le ropati

 

 

注 :  音源 [5] では第三節の「 [lea] 」の部分は発声されず

 

           ❍                  ❍                ❍                    ❍ 

        Lia’i  fa’alele mai      i le matagi  

 

の様になります。

 

 

 

 

【付録 02 : 日本語歌詞と拍】

 

1
   ❍             ❍         ❍                   ❍
      ねう おい  くの ころの
       ❍      ❍      ❍   ❍
      りに かえたい  こ みを
       ❍        ❍    ❍     ❍         ❍     ❍       ❍   ❍
      むこうに いきたい  ふたりで はなしたい
       ❍          ❍          ❍    ❍
      とたちが はばたく  あさの
          ❍       ❍       ❍         ❍
      くも とんできたい  もの う
      ❍        ❍     ❍         ❍         ❍       ❍    ❍   ❍

      それにても え  ないよ だ あ

2
          ❍        ❍     ❍   ❍
      あ くの ひ
          ❍        ❍     ❍   ❍
      あ くの ひ
          ❍        ❍        ❍        ❍
      あ くの ひ  あすられぬ
       ❍      ❍          ❍        ❍
      みが ふたつに  われて い
       ❍      ❍           ❍     ❍          ❍       ❍      ❍   ❍

      ともになら  けっしてみ しない

3
       ❍      ❍        ❍        ❍
      あ え  あたの おいが
     ❍        ❍          ❍      ❍
      って ください  あたの がた
     ❍         ❍         ❍     ❍         ❍         ❍      ❍   ❍

      うか ください  いすたに  くの ころを
         ❍    ❍         ❍     ❍
      おねすして  あたの てに
       ❍    ❍      ❍        ❍
      ふせきて     この か
       ❍          ❍      ❍        ❍          ❍     ❍      ❍   ❍

      それにても え  ないよ だ あ

 

 

 

 

[1] Moomooga o lou agaga,  Samoan Lyrics.

[2] George Pratt, Grammar and Dictionary of the Samoan Language, with English
  and Samoan Vocabulary. The London Missionary Society, 1893.
[3] G.B. Milner,  Samoan Dictionary, Samoan-English, Eglish-Samon. Government
  of Samoa, 1966.
[4] Foulehaio carunculatus,  eBird.

[5] Moomooga · Jerome Grey,    in  the Album "Talala."

[6] Ulrike Mosel and Even Hovdhaugen, Samoan Reference Grammar. 

  Scanndinavian University Press, 1992.