【四苦八苦】私はどうしてここに生まれてきたのですか？

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タイ伝統のシンプルな『気づきの瞑想』で

心豊かに胸を張って“今”を生きる力が育つ！

気づきの瞑想家・瞑想セラピストの
伊藤允一（いとうまさかず）です。

【四苦八苦】

私はどうしてここに

生まれてきたのですか？

『瞑想』とおいうのは、
気づきと観察、洞察です。

自己の現状の把握と
原因の追究であり、

そのうえで適切に

行動していくことです。

ここでお伝えしている『瞑想』は、
単なるテクニックではありません。

テクニックだけを
知りたい方にとっては、

このブログは面白く
ないかもしれませんね。

テクニックとしての
『瞑想』を教えているところは、
他にもたくさんありますし、

素晴らしい先生だって
たくさんいらっしゃいます。

しかし、

私がここでお伝えしたいのは、

心豊かに生きるための方法であり、
毎日をより善く生きるための道です。

つまり、
生きる智慧です。

今日の話題は、
少しシリアスになりますが、

心得ておくべきことだと
思っていますので、
あえてお伝えしたいと思います。

時々・・・

『どうして私は、ここに

生まれてきたのでしょうか？

子どもは、親や家を
選んで生まれてくるなどと言いますが、
どうしても納得がいかないんです・・・』

このようなご質問を
お受けすることがあります。

決して少なくない方々が
こうしたことで悩まれています。

確かに

私も納得いかないです。

あなたは、こうした
疑問を感じたことが
ありますか？

また、あなたなら、
このような疑問に対して、
どのように答えるでしょうか？

『瞑想』では、
考えても無駄なことに対しては
考えないことをすすめています。

どうにも変えられないことや
解決が不可能なことに対しては
相手にしないことです。

大切なのは、
今どうするかであり、

これから

どう生きるかです。

別の方法を考えたり、
できることを考える
というのであれば、

それはまたまったく
別の話になりますが、

答えが出ない問題に対しては、
相手にする必要はないのです。

相手にするだけ
時間と労力の

浪費だからです。

“私は、なぜここに
生まれてきたのか？”

確かに気になる
問題かもしれません・・・

この問題に関して、
少しだけ触れておく
ことにしましょう。

『瞑想』では、
生まれることそのものが
『苦』であると捉えます。

ネガティブな
捉え方かもしれませんが、

それだからこそ
ポジティブになれるんです。

少し考えて
みてくださいね。

生まれたいと
思ったわけでもないのに
生まれてきて、

老いたくもないのに
老いていき、

病みたくもないのに
病んで、

死にたいと望まないのに
死んでゆかねばならない
『苦』があります。

物心がついた頃には
そうした『苦』の世界へと

“勝手に”放り込まれて
いたわけです。

気がついたら、
この世に生まれていて、

いつの間にか
ここにいたわけです。

特に望んだ
わけでもないのにです。

そうですよね？

こうした捉え方には、
反論もあるかと思います。

なぜなら、個人によって、
それぞれの立場によって、

さまざまな意味づけを
なされているであろうからです。

ところが、
それらはあくまでも

その人個人にとっての
意味づけなのであって、

普遍的なものでも
共通の真理でもありません。

そうした苦しみを
潔く受け止めていくのが

『気づき』であり、
『瞑想』なんですね。

私たちは、自分の
思い通りにはならない、

人間として
逃げることができない

必然的な苦しみと
ともにあります。

そうしたどうしようもない
苦しみのなかを『生きる』のが
私たち人間なんです。

私がタイで
お世話になった先生は、

私に対してこのように
お伝えくださいました。

『望み通りになるものは
“ない”という苦しみの、

その不条理さと理不尽さを
“潔く”生きるというのが
人間なのではないですか？』

不条理さと理不尽さを
潔く受け止めたその時、

固く“ギュッ”と
つかんでいたものを