吉祥寺の駅から教室に向かう途中に、
キャバクラがあります。
たまに店の前に、
花のスタンドが並んでいるんですね。
〇〇さんお誕生日おめでとう!
みたいなやつです。
それを見るたびに、
これ誰が主役なんだろう?
と思います。
もちろん、
そういう商売ですからね。
キャストの方を応援する。
それはそれで一つの形なんだと思います。
ホストクラブもそうですよね。
テレビなんか見ていると、
ドンペリタワー!
今月〇千万!
俺をナンバーワンにしてくれ!
みたいな世界です。
まあ、
あれは、アイドルビジネスという感じでしょうか。
でも、
ダンスの世界も少し似ている気がするんです。
競技会へ行くと、
生徒さんが応援に来てくれますよね。
先生頑張れ!
先生素敵!
優勝してください!
もちろん嬉しいですよ。
私も競技をやっていましたから、
その気持ちはよくわかります。
でも、
そこで勘違いすると危ない。
そう思います。
先生が主役になる。
自分が輝く。
自分が評価される。
そういう働き方もあります。
実際、
そうやって成功している先生もいます。
でも、
その先生が70歳になった時はどうでしょう。
80歳になった時はどうでしょう。
ずっと主役で走り続ける。
結構大変だと思うんですよね。
実際、
社交ダンスの先生を辞めたい。
教室経営に疲れた。
そんな話を聞くこともあります。
廃業してしまう教室だってあります。
もちろん理由は一つではありません。
でも、
ずっと自分が主役で走り続けるというのは、
想像以上に大変なんじゃないかなと思います。
女性の先生も同じです。
若いうちはいい。
競技もできる。
人気も出る。
応援してくれる人もいる。
でも、
ずっとその戦い方を続けるのは大変です。
昔、
営業の勉強をしていた時に聞いた話があります。
あるクラブの経営者が、
売上を大きく伸ばしたそうなんですね。
その方がまずやったことは、
ホステスさんのアクセサリーを全部外させることでした。
高そうな時計。
高そうなネックレス。
高そうな指輪。
全部です。
理由は簡単でした。
主役がお客様じゃなくなるから。
それ誰にもらったの?
高そうだね。
そんなことをお客様に考えさせるな。
お客様に気持ちよく過ごしてもらえ。
そういう考え方だったそうです。
そして面白いことに、
ナンバーワンになったのは、
必ずしも一番美人な人ではなかったそうです。
普通に考えると、
美人だからお客様が付く。
そう思いますよね。
でも逆だった。
お客様が楽しい。
また来たい。
また会いたい。
その結果として、
ナンバーワンになっていたそうです。
私はこの話が好きなんです。
ダンスも同じだと思うから。
先生が主役ではない。
競技選手が主役でもない。
主役は生徒さんです。
生徒さんが楽しむ。
生徒さんが上達する。
生徒さんが仲間を作る。
生徒さんが居場所を見つける。
そのために先生がいる。
私はそう考えています。
社交ダンスインストラクター募集というと、
競技実績や技術ばかりに目が行きがちです。
でも私は、
生徒さんを大切にできることの方が大事だと思っています。
自分が一番になろうとしなくてもいい。
自分が輝こうとしなくてもいい。
生徒さんを輝かせる。
そちらの方が、
長く続くと思うんですよね。
もし今、
日々のレッスンや教室運営、
インストラクターとしての働き方などで
一人で悩んでいる方がいらっしゃいましたら。
お気軽にメッセージください。