全体から離れて、それぞれ個人として存在している時点で、
誰もが無意識に欠乏感や不足感を強く感じてるんだよ。
それを私は「根源的な欠乏感」と呼んでいるんだけどね。
多くの人は、お金や地位や名誉などを得ようと努力する。
幸せになりたいという名目だけど、無意識にその欠乏感を埋めようとしている。
でもその後、外側に求めても何も埋まらないと気づいた人は、内側に向かい始める。
スピリチュアルや精神世界に興味を持ち、瞑想したりいらない感情を手放したりして、
これで何もかも満たされるだろうと思うんだけど、
どんなに努力しても、その根源的な欠乏感は埋まらないの。
なぜなら、その欠乏感はそもそも標準装備だから。
何か欠けてる感覚がある、というだけ。
ホントは今この状態で何一つ欠けてるものはないんだよ。
それを知らない限り、求めることは終わらない。
この世界は、不完全だからこそ成り立っているんだよ。
コントラストがあるから、さまざまなドラマを体験出来てきた。
今感じている、どうしようもない不安や無価値感もあっていい。
無理になくそうする必要はないし、どんなに頑張って感情を手放したからといって、
全ての感情がなくなる訳ではない。
むしろ、頑張れば頑張るほど苦しみになる。
感情を手放したら、ドラマを手放したら、
何もかも自由になる世界に行ける、みたいな話とかよく聞くけど、
それもまた、ドラマの一部であって、
どこか彼方に
到達できる場所はないよ。
今ここ以外に。