Dance Unit W+I&S 第35期舞台監督を務めさせていただいている、小川明莉です。
まず初めに、24春公演に携わっていただいているすべての皆様に感謝申し上げます。出演者の方々は、残りの時間春公演を無事に迎えるため、お力を貸していただきたいです。よろしくお願いいたします。
ついに24春公演「sonder」本番が目の前までやってきてしまいました。
すなわち私たち24執行代の任期終了も近づいてきたということです。
せっかくなので、私が舞台監督になるに至った経緯を書きたいと思います。
23執行代が終わり引き継ぎの時期になり、執行代に残るのか、残るならどの役職になりたいのか考える時期に私が一番最初に考えたのは、「執行代に残らなかった時、後悔するかどうか」でした。
つまり、当初は執行代に残らない気持ちの方が大きかったです。
タスクをするのは好き、踊るのも好き、ドゥブルベという空間が好き、でも執行代に残ってしまったらその空間に縛られてしまうような気がして大切な空間が大切でなくなるのが怖くてずっと悩んでいました。
初めて出演した春公演の23のみなさんの顔がやっぱり忘れられなくて、やりきって笑顔でフィナーレを迎えることが自分の中で叶えたい夢の一つになっていました。
もしここで辞めてしまったら、その夢は叶えられなくなる、客席で見ていてあそこに立ちたかったと悔し涙を流すことになると思い、1年間頑張ることを決意しました。
決意したものの、舞台監督という役職をやるだろうとは1ミリも思っていませんでした
私の高校の体育祭は日本一の体育祭と言われていて、ギミックを盛り込んだ大道具や小道具、衣装を使って世界観を生み出して、一つのストーリーを作る、「仮装」という10分の演目のために1年間を費やすのですが、その総括をするパートにいて、どぅぶでいう演出&創作者みたいなことをしていました。
そのため、執行代のために自分が24に還元率の高い役職につくなら、演出だろうなと思い、他に立候補者もいなかったので、演出以外全く見ていませんでした。
ただ、キャパには少し自信があったのと、22が演出と舞監タッグ組んで色々やっていたというお話を聞いたのもあり、さねみが舞監をやるとして、看護が忙しくなった時やどうしても来れない時に対応する為の補佐をするという話から始まり、補佐の立場の扱いが難しいという話に転じ、最後にはダブル舞監をするに至るという、かなりトントン拍子で話が進み、自分自身いつのまにかにという気持ちが大きかったです。
ご存知の方も多いかと思いますが、昨年の第1公演前のゲネプロで頭を打ち、その後の本番で、girls中に嘔吐をしてしまいました。
その後すぐのfreestyleには無理矢理出たものの、jazz、finaleには出演できず周りに迷惑もかけ、数ヶ月練習してきたジャンルに出られず本当に悔しい思いをしました。
freestyleからjazzに早替えにいこうとしている時に出演停止を言い渡され、どうにか交渉して着替えて行かないと、と思っているうちにjazzの一曲目が流れ出し、その瞬間もう出られないんだと絶望感と涙が急に溢れ出したのを今でもこれからも忘れないと思います。
役職を全うするために、しっかりと立候補して承認されたさねみとちがって、流れともいえる状況で舞台監督になったことにずっと負い目を感じていました。
でも、自分にしかできないことは何か考えた時に、出れなかった悔しさを知っている以上、同じ人を出さないこと、機械的でなく、そのしんどさをわかってるからこそできることがあることに気づきました。
リスク管理のために他の役職と密に連携を取ったり、事前に対策を考えたり、できることはたくさんあって、自分を卑下せず、責任と自信を持って動いていこうと思うようになりました。
それに気づき始めてからやっと、自分が舞台監督だと思えるようになったような気がします。
長くなってしまいましたが、ここまでが私が舞監になった経緯になります。
今回のエンドロールの曲で好きな歌詞があります。
「自分自身を諦めそうなときに思い浮かぶ人と想いと記憶とともに心の底から笑い合うんだ」
これってすごくどぅぶるべだなって感じています。
何度も辛くてしんどい時はあるけれど、どぅぶの人との楽しい日々だったり、公演の照明だったり、公演に対する想いだったり、その瞬間瞬間の感情を思い出して、本番に向けて頑張ることが多いと思っています。
執行代って本当にこれだな、1年間こうやって生きてきたなと思えるフレーズです。
そして、このフレーズを大切だと思える今があるのは、周りに支えられ、周りと共に生きてきた証拠だと思います。
いつも明るくてがむしゃらで、でも足りないところもたくさんあって、全員が個性的で努力家な24執行代とここまで来ることができて本当に良かったです。ありがとう。
舞台監督の任期を終えるにあたり、たくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいなのですが、特に感謝を伝えたい人が2人います。
この場を借りて感謝を伝えさせてください。
23舞台監督まおさんへ
まずは、留学中お忙しい中、様々な場面で私達にお力を貸していただき、本当にありがとうございました。
24春公演が近づくにつれて、昨年の春公のことを思い出します。
自分がもしまおさんの立場で、ここで出演停止にしなければ何か起きてからでは遅い。
でも出演停止にすれば、数ヶ月練習してきたMに出演できなくなる。
そんな出演者が目の前にいた時、私にはその最終判断を下せる自信がありません。
私はあの時のまおさんの強さを目の当たりにしたからこそ、自分も舞台監督として最後まで責任を持たなければいけないと思うことができました。
私にとってまおさんは、目標であり、ターニングポイントです。
24春公演成功したな、繋げたなと思っていただけるよう最後まで頑張ります。
まだまだ未熟な私達ですが、見ていてください。
そしてさねみへ
同じことを2回言うのあんま好きじゃないからここにはそこまでかかずお手紙に書くつもりだけど
まずは誰かと共同作業するのが苦手な私とここまで舞台監督を一緒にやってくれてありがとう。
性格が真反対だけど、なぜか毎回服が被ったり、考え方は多分違うんだけど、一緒にいてとても気が楽で、舞監になるまであまり話したことなかったけど、ここまで仲良くなれて2人でやってこれてよかった
2人で星見上げていろんな話したのがすごく前に感じるくらい1年間ドタバタがんばったね
finaleの最初客席を見上げる時いつもその日のことを思い出すんだあ
春公演では嬉し涙を一緒に流そうね、約束だよ
さねみがいなかったら間違いなく公演を打てなかったよ
相方がさねみでよかったです。だいすき
たくさん書いてしまったので、最後に演出として一言伝えさせていただこうと思います。
改めて
sonderとは
自分の知らないところで
すべての人が
自分と同じように
悩んで、迷って、
今日を生きていると気づくこと
この公演に関わってくださった全ての皆さんにそれぞれの人生があって、様々な想いを抱えて生きていることを大事にして、そのそれぞれの想いをダンスを通して伝えていただけたらとても嬉しいです。
2026年春公演sonderに関わってくださった全ての皆様、家族、友達に感謝申し上げると共に、ブログを締めさせていただきます。
第35期舞台監督 小川明莉