こんにちは。

 

米農家の娘。

ヘルシーボディトレーナー中原由美です。

 

 

オーガニックということについて、食についての考え方について、

 

これまで2つの記事で連載してきましたが、

 

今日は少し視点を変えて、

 

私が、これからの日本の社会で最も危惧していることについてお話ししたいと思っています。

 

 

 

復習はこちらから↓

 

 

オーガニックってどゆこと?パート1

 

 

オーガニックってどゆこと?食についてパート2

 

 

 

 

 

 

 

現状、日本の食料自給率ってご存知ですか?

農林水産省の平成28年度の統計で、日本の食料自給率は38%。

世界でも、食料自給率が最低レベルである、と、日本の政府が公言しています。

 

これって、どんな事が起こり得るのか?

 

日本で食べるものについて、日本人ではコントロールできなくなる、

自分の体を作るものが、遠くのどこかの国で作られたものにどんどん支配され、

それがどんなふうに育てられた、どんな環境で、どんな種から作られたものか、わからなくなっていく、、、。

 

もうすでに、そうなりつつあるのが、日本の現状なのです。

 

食料って、工業用品ではないよね。

 

でも、悲しいかな、日本の中にあふれる食品は、

 

どんどん工業化していると思う。

 

 

食べるという行為は、どんな事でも、必ず、他の命をもらっていることになる。

 

生きている命を食すことで、自分の命をあがなうのが生き物。

 

生き物を殺さずに生きるってことは、生き物にはできないのだ。

 

自分が生きるためには、他の生き物の命をもらわなければいけない。

 

そういう循環として社会を見たとき、地球という住処は、全体で一つの命だとも言えるよね。

 

そういうものが、食べ物であって、そういうことが、食べるってことなんだよ、

 

というのを忘れちゃいけない。

 

それは、悲しい事ではなく、自然の摂理として、大事な事で、ありがたい事で、

 

自分の体を健やかに、生かしておくために必要なことなんだと、理解していなければいけない。

 

 

工業的な食品は、そういう概念を、どんどん不透明化させている。

 

生き物を食すのが、食べるという行為だという事を、忘れさせる。

 

それって、非常に危ないと思うの。

 

命を粗末にする思考パターンに陥りやすいと思うし、

 

自分の「命」さえ、何がリアルなのか、わからなくなってしまう。

動物としての肉体から、どんどん遠ざかってしまう。

 

そんあ人間が増えたら、地球は本当に、生き物が住めない星になってしまう。

 

 

これ、本当に大事な話。

 

 

 

そして、もう少し規模を小さくして、

 

リアルな生活圏での話。

 

自分ちの台所の話だと思って読んでみてほしいことがある。

 

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日本には、農業や酪農の担い手が圧倒的に少ないって問題。

 

農業従事者の高齢化の問題と、後継者不足の問題。

 

 

これは、都会の真ん中に住んでいたら、

どこかの田舎の関係無い話題に聞こえるかもしれない。

 

 

でもね、そうじゃない!!!

 

いま、厳選して食べ物に気を使い、

国産の、しかも無農薬・有機農法で作られたような野菜や果物、

安心できる育て方をした食肉を中心に食べています。

とっても気をつけています!という人も、

十年後には、それが日本国内の食材では実現不可能になる未来がくるかもしれないんだ。

 

野菜も果物も、食肉も、

その命たちを育てる人がいなければ、

安定して自分たちのところに届かないという現実に、

食料に消えお使っている人ほど敏感になってほしい。

 

 

私たち、一消費者ができる、そういう問題への取り組み方って無いだろうか?と、

頭の片隅に入れておいてほしい。

 

若い世代で、頑張って農業をやっている人たちも出てきている。

そういう人たちが、きっちりと農業で自信を持って生活していける、

後継者になりたい人を育成していけるような余力を持って生活していける、

そんな社会になるには、多くの消費者がそういう生産者を支えていかなければと思う。

 

それを、願わくば、地域単位で、なるべく自分の住んでいる生活圏にいる生産者を応援して、

 

育てていってほしい、そうしなければと思っている。

 

 

ローカルなものを、ローカルな人たちが、生活をまかなえるだけきっちり消費してくれたら、

生産者の負担は減る。

また、ローカルな消費者が、ローカルな生産者へ、こういう育て方をした作物を食べたい!!という

リアルな声を届けられれば、日本の農薬大国な現状も、もっと効率的で有効で、美味しい有機農法も、

絶対にひろまるし、それがスタンダードな時代が必ずやってくる。

 

そういう風に、自分たちの台所から、自分たちの体に入れたいものを考え、

 

それを育ててくれるローカルな生産者と、その生産者の農業の仕方を考え、育て、支え、

 

その輪を大きく広げるのではなく、小さな輪をたくさんつくって日本を埋めていけば、

だれもが安心安全で、とっても美味しい食料を手にする事ができる日本がやってくる。

 

 

私は、そんな未来を作りたい。

 

 

幸いな事に、ここ、私たちが住む房総半島には、

こだわりの有機農法、無農薬、体にもっとも優しく地球にも優しい農業を!と、

志の高い新たな世代の農家がわりとたくさんいる。

そして、そういう人たちが移住する先としても、有力候補地となっている。

 

この、恵まれた環境で、少しでも、そういう取り組みを進められたらいいなと考えている。

 

 

みなさんのお住まいの地域では、どうだろうか?

 

 

 

農業って、育児のようなもんで、

 

他の命を育てる仕事って、本当に過酷で大変だ。

 

過酷で大変だから、担い手も少ない。

 

もっと楽にお金を稼げる仕事に、みんなつこうと思えばつけてしまう時代だから。

 

それでも、農業という命を育てる仕事にやりがいを感じて、農業従事者へ転向する人も出てきている。

 

それに、その大変さを、少しでも科学や最先端技術で改善していこうっていう取り組みも、

現在は少しずつ盛り上がってきている。

 

 

一消費者も、家庭菜園など手軽に命を育てる経験を積む事ができる時代。

 

 

 

少しずつ、草の根運動的な取り組みになってでも、

 

少しずつ、変えていかなければいけない差し迫った問題だと、思ってる。

 

 

 

 

今、働き盛りの50代の農家、60代、70代の農家が、十年後、どれくらい残れるだろうか?

 

これは、私たちの台どころを支える、本当に重要な問題なんだよね。