こんにちは。
ダンサー専門管理栄養士のフミです。
もしもこの世に体重計が存在しなかったら、女性やダンサーの生活はだいぶ楽になるんじゃないかな?
そう思うのはね、ダンサーの栄養補給の一番の妨げになるのがこれだから。
【体重が増えるのが怖いっていう考え】
食べたらそれだけ体重が増えるっていう先入観や、
糖質は脂肪になるから太るっていう誤った知識や、
○○時以降は食べたものが脂肪にかわるから食べないっていう体の仕組みを無視した考えや、
色々な先入観や誤った知識や考えが錯乱して
体重が増えるのが嫌だから食べないっていう結論を出してしまうダンサーがすごく多い。
それらのダンサーが抱えている悩みの多くは以下のどれか(もしくは複数)。
◇体重の増減が激しい
◇鉄分不足
◇貧血気味
◇体力がもたない
◇筋肉がつかない
◇万年ダイエットから抜け出せない
◇生理不順もしくは無月経
◇疲労骨折が続く・ケガがなかなか治らない
・・・
これ全部ね、結局のところ体に必要最低限のエネルギーと栄養を補給してないからなるんだよ。
そのエネルギーと栄養が供給され続けられないかぎり、問題からは抜け出せないんだよ。
体重が増えるのが嫌って考えるのはね、わかるよ。
その考えが悪いとは言わないし、そう考えるあなたが悪いとも思わない。
でもその考えがあなたの栄養補給を邪魔している場合、あなたの役に立っていないよね?
エネルギーも栄養も、足りていない状態が続く限りは悩みを根本的に解決することはできないよ。
体は同じところにとどまるものではなくて、変化していくものなんです。
生理が始まれば丸みを増すのは当たり前だし
妊娠したら脂肪がつきやすくなるのも当たり前
正しいトレーニングをしていたら必要な筋肉がしっかりついていくのも当たり前
きちんと栄養補給して体重が増えるっていうことは、そこがあなたにとって一番バランスの良い体重だっていうこと
それは
パフォーマンスが向上したり
筋力がついたり
生理が落ち着いたり
体力が上がったり
精神的に安定したり
体重計の数値だけでは測りきれないバランスのこと
変化が怖いからって同じところにとどまっていたら、踊りも人生も前に進まないままだよ。
大丈夫だから、変化を受け入れる勇気をもって。
Fumi x
DDDはダンサーのパフォーマンスを向上する食生活とボディイメージのトレーニング、そして摂食障害の治療を専門としています。
今秋9月には来日セミナーで大阪と東京を回ります。
詳細はウェブサイトのイベント情報ページにてご確認ください。