うつ病患者が自ら旅行に行こうと発案したとしても
それを「娯楽」にするにはかなりのエネルギーが要る。
うつ病で最初に休職中の頃、家族で九州のレジャーランドへ日帰りで出かけたことがある。
うつ病の診断を受けて数か月の頃のことだ。
とーちゃん、かーちゃんどちらからともなく出かけようと言い出したのだが、
かーちゃんは、当然散々悩んだ。
うつ病患者が何に悩むのか?
答えは、
旅行に行けたとしても、その反動で、その後ブッ倒れて寝込むことにならないか
なのだ。
かーちゃんがよくとーちゃんに言われてきたのが、
「ダメだったらダメだったとき♪」
実はコレ、主治医のクルクルパーマ先生の治療方針と同じ。
「やってみれば?それでダメだったら対応すればいいじゃん」
というもの。
いやいやいや・・・・
うつ病患者はね、その「ダメだったとき」が本当に本当に嫌なんですよ!!!
(かーちゃん、心の叫び)
うつ病患者がエネルギーを枯渇して、トイレ以外起き上がることもできずに布団にもぐっているときのつらさと言ったらもう・・・!!!
かーちゃんは「母親」なので、子供に与えるダメージも大きく、自分を責めることにも余念がない。
この精神的苦痛を回避したいばかりに、戦々恐々とするのだ。
話は戻るが、うつ病と診断されて初のレジャー計画が持ち上がったとき、
「旅行には行けるだろう。でも帰宅してから、疲れが出て寝込むことになったらどうしよう・・・(TT)」
かーちゃん、例外なく悩んだ。
そして、悩んで迷いながら出かけて・・・・予想通り、帰宅後ブッ倒れて穴グマ化した![]()
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・・・・・・・今、そこそこ元気になってきたかーちゃん、つくづく思う。
ブッ倒れたところで何なんだい?(・∀・)
ある程度病状が回復してきた人間だからこそ言えることなのだが、
ブッ倒れたなら寝てしまえ♪
寝たらまた元気になれるときがくる。
この一言につきるのだ。
この「落ちたら落ちとけ」的な考え方については、また別の章で述べようと思うが、ひとまずこの場でもう一言添えよう。
夏休み、家族旅行等で悩まれている方は、自分が行けそうだと思えば、行けばいいと思う。
その後落ちることを恐れているなら、それは考えなくていいと思う。
それを考えるのは、どちらかというと、「家族」の役目。
妻が、母がまた倒れるかもしれないから、その心づもりが必要、ということだ。
本人は落ちるしかないのだから、周りの家族がそれを予感しておくだけでいい。
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