職場復帰を焦るばかり【11】やっぱり孤立する | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

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第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。



人事担当者には半ばキチガイのような目で見られ



職場ではやはり孤立する。






別にいじめに遭っていたわけでもないし、のけ者にされていたわけでもない。



ただ





何事も普通の健常者のようにはいかなかったから、浮いてしまった





だけだ。




ものの見事に浮いたのは次の2つ。




(1)親睦会や忘年会などの飲み会


かーちゃんの会社は、なかなかジェンダー的なカラーが強く、

「女は酌して回れ」という風習が根強く残っていた。

酌して回って楽しければいいが、大概そうはいかない。


ひたすら昔の自分の手柄話を延々と話すオッサン

酒の席なのをいいことに、泣かせるまで説教するオッサン

エロエロトークでセクハラ発言を連発するオッサン


こんな男性上司がわんさかいる。

まして、薬との相性で飲酒を自粛しなければならない者にとって、シラフで相手するには荷が重すぎる輩ばかりだ。


かーちゃんは、リワーク支援センターの担当者に、

「飲ミュニケーションを断るというのは、職場に対してやってはいけないことか」

と訊いた。

リワーク支援センターの担当者は、

「定時外のことでしょう?そんなこと気にする必要ないじゃないですか。」

と心外だと言わんばかりに目を丸くして強く言った。


(そう簡単にはいかないんだよ・・・・民間はさ・・・・特にうちの会社は旧体制然としてるし)

とかーちゃんは思ったが、所属長に飲み会自粛の旨を伝えた。

すると、


「わかった」とひとまず受け入れてくれた所属長だったが、


①「飲み会、来ないのか?」

②「こういう『楽しいもの』もダメなのか?!@@」

③「なんで?来ればいいじゃん♪楽しいのに」


周囲からこんな言葉が返ってきて、非常にキツかった。

「ハイハイ、楽しんで来れば?アタイはヤダね♪」と心の中で歌う余裕はまだまだない頃。

飲み会に参加できないことが、途方もなく悪いことのように思えて、かなりこたえた(TT)




こんなとき、本来なら


「そうか。また来られるようになるといいね」とか

「そうだな。あまり無理しちゃ(させちゃ)いけないな」とか


言ってもらえると負担は違う。

今現在、身近な職場にうつ病患者がいる方は、このあたり気を付けてあげてほしい。

上の①~③は完全アウトな言葉だ。

これらの言葉は、うつ病患者に「自分はあたかも悪いことをした」ような自責の念しか植えつけない。

とことんマイナス思考なのだから、

「ああ、みんな私をさそってくれるんだなぁ≧(´▽`)≦」などというプラスには絶対考えられない。

特に②は絶対に言ってはいけない。

一般的に「楽しいこと」でも、うつ病患者にとっては「負担」でしかないことなど山ほどある。






(2)職場旅行


かーちゃんの所属していた課は、その秋職場旅行を計画し、楽しいものにしようと、大々的に準備をしていた。



もちろん!かーちゃんは不参加。





ここでもまた、



「来ないの?」



はあった。





それはいいとして。





この課の旅行のために、よその課から、餞別や差し入れがきた。

そうすると、所属長が大声で、

「おーいみんな!○○課さんが差し入れくださったゾ!」と叫ぶ。

すると課員はみんな仕事の手を止めて立ち上がり、

「ありがとうございます」とうやうやしく頭を下げる。



かーちゃんは「アタイ行かないんだけどなぁ・・・」

と思いながら、一緒に混じって右にならえで同じ動きをする。





これがキツかった!!><





今であれば、「ハイハイ、アタイ行かないけどね♪」とニヤニヤしながら同じことができるだろう。

でも当時は、やっぱり罪悪感しか感じていなかった。

職場旅行を断る自分が、社会人失格とまでは言わないが、大人げないようで嫌だった。

どこかの課がご挨拶に来るたびに、

「う”~~~~」と犬のごとく心の中でうめくかーちゃんだった。






さて、そんなこんなで、かーちゃんがどうなったかというと!




やっぱり職場で孤立してしまった。



「孤立」というのは大げさか。

正確には「浮いてしまった」が正しいだろう。





仕事も上司のことわりなしに頼めない

「仕事」ではない飲み会も来ない

レクリエーションの職場旅行も嫌がる





これでは浮いて当り前だろう。

次第にかーちゃんは職場にいづらくなった。

「何か後ろめたい」

そんな思いを常に抱えるようになり、毎日が針のムシロのようになっていった。






そしてある日





今思い出すと、穴があったら入りたくなるようなことをやらかしてしまった(/ω\)






就業中、信頼していた女性の上司に、

「居づらくなってどうしようもないので、仕事辞めようと思います」

とメールしてしまったのだ。

もちろん、この時はまだ、「会社を辞めよう!」ときちんと覚悟を決めたわけではない。

その時の持て余した感情を、こともあろうか、自分をかわいがってくれた上司に勢いで吐き出してしまったのだ。



↑これってただの駄々っ子ちゃん!!

んもぉ~~~アタシったらなんでこんなことしたんだろう!!!


・・・・とこれはいまだに激しく後悔している。

病気で変だったとはいえ、これには自分でもドン引きだ354354354354


それなのにこのメールを受け取った上司、廊下でかーちゃんとバッタリ会ったときに、涙してくれたのだ。

「アタシ、あんたにかわいそうなことしたね~~汗汗ほんっとうにかわいそうなことした!!」

と泣いてくれたのだ。









この上司は悪くなんかない。

かーちゃんが、自分で勝手に孤立感を高めていただけだ。

それをうっかり八つ当たりのように、人にぶつけてしまった。




「私は病気療養中ですので」


とすべて堂々と割り切れていたら、復職中も、楽だっただろう。

でもうつ病患者には、「ドまじめ」な人が多い。

しかも病気中は、自分を責めることに余念がない。

そんなふうにふてぶてしく堂々としていられるような性格であれば、そもそもうつ病になどなっていなかっただろう。






この復職訓練中の孤立については、どうすればよかったのか、いまだに答えは見つからない。


強いて言えば、


「定時外のレクについては、仕事じゃないんだから。気楽に考えなさい」


とせめて上司が言ってくれたら安心できただろう。

かーちゃんの職場は、ジェンダーにおいても、体制についても、都会の会社とは25年ほどの遅れがあった。

母子家庭の女性上司ですら、幼い子供を連れて飲み会に参加せざるをえない状況だった。

どんな女性であっても、歓送迎会や忘年会などの飲み会に参加していない人は見たことがないくらいだ。

「飲み会は仕事。出ないなど絶対に許されない!」という旧体制色が濃かったことも、復職を難しくしてしまったのかもしれない。







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