夜桜を見に行こう!→撃沈 | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

かーちゃんの自宅の近くに、桜の名所がある。

毎年、街中から、よそからの観光客も、大勢の人達が桜を見に訪れる。

夜にはライトアップもされて、夜桜を幻想的に見ることができる。

かーちゃんも、日中はそこらを通りかかるるので、日中の桜見物はしなかったが、夜に夜桜を見に行くのが恒例になっていた。







うつ病の診断を受けて初めての春。

ダンスにも復活し始めた頃、ある夜、家族で夜桜を見に行くことにした。

とーちゃんが娘1号の手を引き、かーちゃんが娘2号のベビーカーを押して、みんなで歩いて出かけた。





夜桜は、たしかにキレイだった。

この夜桜を見るまではよかったのだ。





かーちゃんの様子がおかしくなりだしたのは、帰り道のこと。


だんだん黙り込んで、口数が少なくなっていく。

表情も暗く沈んでいく。



「・・・・・・・・・・・・・???」

とーちゃんも、異変を察知する。




家にたどり着いたときには、もう半泣きだ。



「もう夜桜なんて二度と見に行かない」という始末。











何がダメだったのか。









答えは実にくだらない。









「帰り道の裏道が錆びれた商店街。その雰囲気があまりに暗くて悲しくなった」

というだけのこと。











実は帰り道、とーちゃんは行きとは別の道を通ろうとして、

「こっち通って帰ろう」と、営業時間が終わって、シャッターがしまっている店が並ぶ商店街を通り抜けて帰ったのだ。







この商店街がいけなかった。

ただでさえ、活気のない商店街で、いかにも裏ぶれた感じのする通り。

夜ともなれば、その錆びれた感はもっと増す。





この雰囲気、健常者なら

「あれあれ、こんなに錆びれちゃって」ぐらに思うのだろうが、うつ病患者は、負の感情をおさめる容器の容量が極小だ。

「悲しい・寂しい」という感情が、行き場をなくしてさまよい始める。

感情のコントロールができなくなり、泣き出してしまう。







「行きとは違う道を通って帰ろう♪」と、楽しいことを提案したつもりのとーちゃんのアイデアが、裏目に出た。

かーちゃんは、「夜桜=寂しい」イメージが定着してしまい(寂しいのは商店街であり、桜じゃなかったのだが)、トラウマ化して、この年からしばらく、夜桜見物に行けなくなってしまった。






ランキングに参加してみることにしました♪

よろしければ「ポチッ」とお願いいたします↓



にほんブログ村