How to 自殺~そのとき夫(妻)は | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

なんとも物騒なタイトルだが、ご安心あれ。


思ったほどカンタンには死ねなかったよ~にひひにひひ





かーちゃんは、以下のような方法で、何度も死のうとした。





1位 : 飛び降り


2位 : リストカット


3位 : 首吊り


4位 : 薬の大量服用」(オーバードーズ)






こうやって並べていると、本当にイヤな言葉ばかりだが、ご説明のためにもうちょっとだけ辛抱願いたい。

この章を書かずに、次へは進めないので、かーちゃんも書くのが重い内容だが、しばしお許しあれ。





1位の飛び降り


これはもう「自殺願望」(死ぬほど苦しい現実から逃れたい思い)が究極化しているときなので、本当に衝動的

ただし、高層階に住んでいないかぎり、落ちたところでケガして痛い思いをするだけだ。

そのかわり、高層階に住んでいる方は、ご家族の方、注意が必要だ。




2位のリストカット


ためらい傷を作ることが多い、という方法。

それだけ、本人も生と死のどちらを選ぼうか、悩みながら行う行為。

かーちゃんは、ためらい傷さえ作れなかった。

何度も包丁を手首に当ててみるものの、なかなか生きている肉体に、一発で死ねるほどの刃物を入れる行為は、できないものだ。

ましてや、飛び降りより時間をかける行為のため、刃物を手首に当てている間に、「これで死ねなかったら痛いだけ、傷が残るだけじゃん」と考える余裕まで出てくる。




3位の首吊り


これも飛び降りと違うのは、実行するのに「準備がいる」ということだ。

準備している間に、死にたいエネルギーが萎えていく。

輪っかを作って首を突っ込んでみても、椅子の上に立った時点で、最初に「死にたい!」と思ったときから時間が経過しているため、なかなか椅子を蹴れないものである。




4位の薬の大量服用


楽して、痛い思いをせず死ねそうな方法なのだが、成功しないもの。

睡眠薬とアルコールを併用して、家にあるありったけの薬をかき集めて飲んだことが何回かあるが、毎回数時間後に目が覚めて、トイレに直行、リバースして苦しいだけだった。

こんなことで死ねないように、薬はできている。






かーちゃんがあれこれ死のうと頑張っているとき(?)、

とーちゃんはどうしていただろうか。




「何やってんだー!!」と飛びかかって来た時もある。


「そんなことしたって痛いだけよ」と優しく声をかけてくれたときもある。


「好きにしろよ!!」と逆切れしたこともある。


飛び降りようと家を飛び出したかーちゃんの後を、無言でついてきただけのこともある。




かーちゃんが一番安心したのは、いずれにしても、どんな止め方をされた時でもない。






「自殺行為」をやめて、「自殺願望」が治まった後、とーちゃんに無言でギュ~~ッと抱きしめられていた時なのだ。





自分でこんなことを書くのも恥ずかしいものだが、これは不思議な効力だった。

とーちゃんの腕の中にいるだけで、自殺行為をしようとした悲しい自分から解放されて、心が氷塊していくような、だんだん温まって落ち着いていくような、そんな感じだった。




かーちゃんの経験からだが、まとめると、家族としては、以下のことに留意してもらいたい。




患者が「死のう」としていないか、気にかける



死のうとしていたら、その時なりの言い方とやり方でいいので、止めてあげる



そしてこれが一番大事! 何も言わずに 「私(僕)にはあなたが必要なんだよ」という気持ちを込めて、しばらくの間抱きしめていてあげてほしい




とーちゃんも、度重なるかーちゃんの自殺行為でウンザリしていただろうに、よくもまあ、そんなかーちゃんを受け入れて抱きしめてくれていたものだ、とつくづく思う。