なんとも物騒なタイトルだが、ご安心あれ。
思ったほどカンタンには死ねなかったよ~![]()
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かーちゃんは、以下のような方法で、何度も死のうとした。
1位 : 飛び降り
2位 : リストカット
3位 : 首吊り
4位 : 薬の大量服用」(オーバードーズ)
こうやって並べていると、本当にイヤな言葉ばかりだが、ご説明のためにもうちょっとだけ辛抱願いたい。
この章を書かずに、次へは進めないので、かーちゃんも書くのが重い内容だが、しばしお許しあれ。
1位の飛び降り
これはもう「自殺願望」(死ぬほど苦しい現実から逃れたい思い)が究極化しているときなので、本当に衝動的。
ただし、高層階に住んでいないかぎり、落ちたところでケガして痛い思いをするだけだ。
そのかわり、高層階に住んでいる方は、ご家族の方、注意が必要だ。
2位のリストカット
ためらい傷を作ることが多い、という方法。
それだけ、本人も生と死のどちらを選ぼうか、悩みながら行う行為。
かーちゃんは、ためらい傷さえ作れなかった。
何度も包丁を手首に当ててみるものの、なかなか生きている肉体に、一発で死ねるほどの刃物を入れる行為は、できないものだ。
ましてや、飛び降りより時間をかける行為のため、刃物を手首に当てている間に、「これで死ねなかったら痛いだけ、傷が残るだけじゃん」と考える余裕まで出てくる。
3位の首吊り
これも飛び降りと違うのは、実行するのに「準備がいる」ということだ。
準備している間に、死にたいエネルギーが萎えていく。
輪っかを作って首を突っ込んでみても、椅子の上に立った時点で、最初に「死にたい!」と思ったときから時間が経過しているため、なかなか椅子を蹴れないものである。
4位の薬の大量服用
楽して、痛い思いをせず死ねそうな方法なのだが、成功しないもの。
睡眠薬とアルコールを併用して、家にあるありったけの薬をかき集めて飲んだことが何回かあるが、毎回数時間後に目が覚めて、トイレに直行、リバースして苦しいだけだった。
こんなことで死ねないように、薬はできている。
かーちゃんがあれこれ死のうと頑張っているとき(?)、
とーちゃんはどうしていただろうか。
「何やってんだー!!」と飛びかかって来た時もある。
「そんなことしたって痛いだけよ」と優しく声をかけてくれたときもある。
「好きにしろよ!!」と逆切れしたこともある。
飛び降りようと家を飛び出したかーちゃんの後を、無言でついてきただけのこともある。
かーちゃんが一番安心したのは、いずれにしても、どんな止め方をされた時でもない。
「自殺行為」をやめて、「自殺願望」が治まった後、とーちゃんに無言でギュ~~ッと抱きしめられていた時なのだ。
自分でこんなことを書くのも恥ずかしいものだが、これは不思議な効力だった。
とーちゃんの腕の中にいるだけで、自殺行為をしようとした悲しい自分から解放されて、心が氷塊していくような、だんだん温まって落ち着いていくような、そんな感じだった。
かーちゃんの経験からだが、まとめると、家族としては、以下のことに留意してもらいたい。
患者が「死のう」としていないか、気にかける
死のうとしていたら、その時なりの言い方とやり方でいいので、止めてあげる
そしてこれが一番大事! 何も言わずに 「私(僕)にはあなたが必要なんだよ」という気持ちを込めて、しばらくの間抱きしめていてあげてほしい
とーちゃんも、度重なるかーちゃんの自殺行為でウンザリしていただろうに、よくもまあ、そんなかーちゃんを受け入れて抱きしめてくれていたものだ、とつくづく思う。