過食症とは診断されぬ過食症 | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。


かーちゃんの主治医のクルクルパーマ先生は、なかなか策士だ。


診察で、患者を不安に陥れないように、気にしすぎにしないようにしているのがよくわかる。



抑うつ症状」と診断書に書かれたかーちゃんだが、

実は「月経前緊張症」とひそかに書かれたこともあったし、

診察中に「パニック障害」と口にされたり、

うっかり「過食症」と口走られたこともある。



つまり、はっきりと


「あなたは過食症です」


と診断は受けていない。




クルクルパーマ先生の持論では、


「医学的に、我々はいろいろ呼び分けますけどね。

要は自律神経なんですよ。

自律神経が元気に機能するようになれば、

いろいろ解決してきますよ」



とヘラ~っと語った。



うつ病では、食事をとれなくなる、という話の方を多く聞くのだが、

かーちゃんは逆だった。

嘔吐行為まではしなかたものの、




とにかく食べる食べる@@!!




あまりに食べるので、とーちゃんに「ブラックホール」と呼ばれたこともある怒り

とりあえず、食欲を抑える薬を出された時期もあった。





思えば、かーちゃんが最初に異常な食行動をしだしたのは、

高校1年生のときだった。


当時かーちゃんは、体重制限をしなければならない部活に入部していたので、

ウェイトダウンが常につきまとった。

育ちざかりの10代、食べ盛りの10代に、オリンピックを目指しているわけでもないのに、体重のコントロールは心の負担になっていった。

「これだけ食べたらダイエットしよう!」と、

コンビニ等でお菓子を買いまくっては食べ、後悔し、その連続。

週2回の体重測定では、さすがに毎日のハードな練習で消費できていたようで、

大幅な体重増加が見られずに、顧問にも大目玉を食らうようなことはなかったが、減ることもなかった。

この頃を境に、異常に食べ物に執着するようになり、その後、現在に至るまで、

過食と、拒食とまではいかなくても、食べることに興味を失う時期とを、

反復的に繰り返してきた。



体重は常に中肉中背だが、たまに激しいダイエットなどをして、一気にやせたりもする。



さすがに40代突入を意識する頃からこの食生活がきつくなり、いろいろな健康的食生活を試みようとしては挫折し、

現在の





体の本能にしたがって食べる



という食べ方にようやっと落ち着いた。





体の要求しているものを感じて、

「食べたいときに・食べたいものを・食べたいだけ食べる」




この食べ方ができるようになってきて、かなり食生活でのストレスが軽減し、暴飲暴食も減った。



気にはなるが、ダイエットのことは考えない。

自分の体がそれを要求していないからだ。


何より、うつ病が回復するにつれて、料理もできるようになってきたのが大きい。

好きなものを作って食べられるのだ。

うつ病が回復したらからいい食生活ができる、食生活がいいからうつ病が回復する。

相乗効果なのだろう。