とーちゃんの株、急上昇!! | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。


これは、うつ病に限らず、お母さんが何らかの事情をかかえている家庭では、よくあるのではないだろうか。




幼稚園だの保育園だのというのは、

母親が引きずり出される行事がたくさんある。




困ったことに、うつ病で起きることさえままならないかーちゃんには、このテのイベントに行く頻度が必然的に減る。



そうなると、当然とーちゃんの出場回数が増える。

マダム群が集う遠足でも、とーちゃんは構わず行ってくれた。





「いやー、お宅のとーちゃんよーやるよねえ!!」

「かーちゃん、手ェ抜きすぎっしょ!」

「とーちゃんにやらせすぎって~~」



冗談交じりにこんなことを言われたのは幾多あまた・・・得意げ



「ほっといてくんな!」



と言いたいのをグッとこらえて耐えてきた。


これは娘達が小学校に入学してからも続き、

徐々に回復したかーちゃんは、とーちゃんに着いてきてもらえば、どうにかいろんな行事に参加できるようになっていたので、よくとーちゃんと二人で行った。




すると今度は・・・



「いっつも二人で来て~。お仲のよろしいことで!」



とまた外野がうるさい。




当初は頭にきてイチイチ

「みんな心ない言葉ばっかり!」

と憤慨していたものだが、

カミングアウトした友達だろうとそうじゃなかろうと、わからない人にはわからない。

最近どーでもよくなってきて、


「うん、仲いいでしょ♪」

と素直に思うようになった。




自分がそんな状況だったから、かーちゃんは、よそのお母さんで登場回数が少なく、あまり行事に積極的ではない方について、

「お具合悪いのかな?」と思いやれるようにもなった(単なるいらん詮索のこともあるが)。


たまのママ会話で、

「あの人のとこ、おかしいんじゃない?何の話するにしても、ご主人通さないといけないのよ!変よ!」などという言葉を耳にすれば、

「そりゃ何か事情があるんだよ。」とたしなめたりもする。




世のお母様方、人の家の要らぬ詮索とおせっかいはおやめになった方がよろしい。

それぞれの夫婦が、それぞれの事情がある中で、それぞれできるやり方で、家庭を運営しているのだ。

ご自分の家の夫婦仲でも深めることに気を使った方がよろしい。