休職診断が出て【2】会社は本人と直接話がしたい | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

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第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

とーちゃんのおかげで休職手続きは済んだものの、会社はそうは簡単には黙っていてくれない。


なにせ本人から話が聞けない、会うこともできない。
夫が出て来て、医者の診断書を出して行った……


これじゃ、なかなか納得できないだろう。



だかしかし!‼



本人はまともに話なんかできない。
この時点でかーちゃんは、家の電話も取れない、玄関のチャイムの応答すらできなくなっていたのだから。



ここから先は少々愚痴が入ってしまうが、
かーちゃんの職場は、なかなかかーちゃんをそっとしておいてくれなかった。



とーちゃんが休職の話をしに行ったときも、


会社「我々としては本人から話を聞きたいんですけどねぇ」

とーちゃん「それができないから僕が来てるんです」


の押し問答だった。




そしてその後、かーちゃんが大変苦しんだのは、



「大丈夫ですか?みんな大変心配しています」

「なんとかお話だけでもできませんか」


という人事担当からのメール。



パソコンを開くと出てくるこの類いのメールを目にすると、かーちゃんは


「ぎゃっっっ」泣泣泣


と叫ぶ。




ケータイには、同僚から

「大丈夫?」
「頑張っちゃう人だからダメなんだよ~♪ゆっくりしなね☆」

というお見舞いの言葉が次々と来る。





………もうダメだ(*_*)
返信できるエネルギーなどないのに、こんなメールもらってどうしたらいいのか。



「心配してもらうのはありがたいけど、つらい、何も返せない自分が情けない~泣泣


かーちゃんは泣いてとーちゃんにすがった。
メールをもらうたびに、症状は悪化するばかりだ。




「すみませんが、本人をこれ以上刺激しないで頂けませんか」


たまりかねてとーちゃんは、何度か職場にそうお願いした。


同僚達からのメールは、かーちゃん本人からの返信がないので、そのうち途絶えたが、人事からの打診はなかなかおさまらなかった。



人事担当としては、本人と直接話をしたい、どんな状態なのか詳しくその目で見て知りたい、という気持ちは理解できるが、こんなときはとにかく


「そっとしてあげる」


のが一番だ。
コミュニケーション能力を失っている本人に連絡を試みようとするのが、一番無理難題なこと、やってはいけないことだ。


とにかく代表者の家族を通して、接してあげてほしい。