クルクルパーマ先生(医者のニックネーム。天パなので、とーちゃんとかーちゃんは、陰でそう呼んでいた
)がそう言ったので、まずはそれを実践することとした。
ところが、当時の我が家は、下の娘2号がまだ生後6か月。
やっと、夜、授乳なしでも5時間続けて寝てくれるようになったかならないかの時期。
寝る時だって、
「はい、おやすみ!」と言って電気を消せば寝られるわけでもない。
添い寝をして、トントンと寝かせつけないとダメなベイベーだったのだ。
しばらくは頑張って添い寝を続けていたが、
何せかーちゃんは強力な睡眠導入剤を飲んで寝るので、
娘2号が寝つくまで粘ろうにも、かーちゃんの方は麻酔銃を撃たれたクマのようにブッ倒れて起きていられない。
そこでどうなったかというと・・・
とーちゃんが添い寝をしたり、とーちゃんが夜勤で不在のときには、まだわずか4歳だった上の娘1号が、かーちゃんのかわりに「トントン」寝かしつけをやってくれた(というかさせた)。
大人よりも寝つきの良い4歳児の娘1号のこと。
隣りに寝ている妹をトントンやっているうちに、自分が先に寝入ってしまう。
ベイベーな妹の方も、隣りにいるのがかーちゃんではないのがわかっているので、
甘えて泣くこともしないで諦める。
ただひたすら、手を握っていて欲しがったので、
寝落ちした上の娘1号は、娘2号の手をつないだまま眠っていた。
かーちゃんは、生後1歳にもならない娘2号に、早々に白旗を上げ、さっさと自分の寝る時間を確保することを優先させた。