ジンベイザメに会ったらジンマシンになると言われても見たいか?
と問われたら、迷わず、見たい!と答える!
悪いことがあれば、いいこともある。
いいこともあれば悪いこともある。
いいことだらけでは欲が深すぎ!
今の心境。
ジンベイに会う前日に、
きれいなウニNO1のアカオニガゼに左人差し指の先端をチクッと刺された。
こいつ!
海中で、何か毒のあるものに刺されるのは初めての体験。
今まで、いろんな人から聞いた体験談が頭をよぎる。
刺された先端がすぐにシビレを伴って痛み出すも、潜っているうちに約30分で、収まった。
その後は何もなかったように、忘れていたら、
翌朝、左肩周辺にジンマシンのような痒みに見舞われた。
持参したステロイド入りの痒み止めを塗りまくって、
さらに翌日には少し腫れあがったけど、それも3日後には消えた。
原因はウニの毒?それしか考えられなかった。
同じウニに2度刺されたら、アナフィラキーショックがやばいので、
何か見つけようと這いつくばっていては危険と思い、
見つけるのはガイド氏に任せて中層を泳いでいたら、
この日に限って、エントリーから10分くらいしても何も見つけられず、
水深約10m、退屈しかかった時、何気に上を見たら、光を遮るジンベイシルエット!!!!
一瞬、夢かと思った。
この日のダイバー6名(ガイド1名、ゲスト5名)。
みんな前方しか見てないし、どうやって知らせるんだと1人バタバタしてたら、
ガイド氏が気が付いてくれた。
水深は約10m位。我々のすぐ近くをゆっくり通って、約1分くらいで消えたけど、
まだ興奮状態で、諦めきれず、うろうろ見渡していたら、また来てくれたあ!
今度は、さらに近く、目の前にジンベイ模様。
触れそうだったけど、ヒレにひっぱたかれそうで、自重。
ジンベイが去った後も、あまりの幸せ気分にしばらくうっとり。
ガイド氏が何かを見つけて、ようやく気を取り直して、カメラを構えて愕然。
カメラのモードが地上モードになっている。(涙)
ジャイアントエントリーの衝撃で(船高が高い!)、
指がカメラのボタンを回してしまったらしい。
ほかの生物を撮っていれば気が付いたのに、
この時に限って何も撮るものがなく、
そのままジンベイのパニックで、モード確認する暇がなかった‥‥。(言い訳)
つまりジンベイの私の写真は全部白飛びで、ゼロ。
感動の呆然から、愕然の呆然に。
いいこともあれば悪いこともある。
自分の目で見たジンベイの記憶を大事にしよう!!!!(前向き)
今回の海はマニラ乗り換えで、
ネグロス島先端のドゥマゲッティ空港から車で約30分のダーウィン。
同行者全員初めての場所。ただ、マクロ派の海という知識しかなかった。
ホテルはコンパクトな作りでとても使いやすい、
ダイビングショップ併設の居心地の良いリゾートホテル。
正面に2階建ての客室。
向かって右がダイビングエリア、左がレストラン。
プールの向かいはすぐ海。
お部屋は、ポットに冷蔵庫など、高級ホテル並みの備品全部付き。
各部屋の前にはテーブルに椅子。プールの向こうに海。
スタッフもみな感じ良く、快適な滞在。
ただ、3食いただくレストランでの料理が私の口に合わなかったのが、難点。
メニューも多く、凝った料理ではあるんだけど、薄味を目指す私には、ほぼすべて味が濃すぎた。
量も多く食べきれない。
朝食だけおいしくいただいた。この朝食を昼も夜も食べたかったな。
ほぼ毎日食べたマンゴーシェイク。
マンゴーと朝食があれば十分生きていけそう。
そして、チェックアウト時に、なんとTシャツプレゼント♪
食事以外は本当に住みたいくらい快適だった。
最終日にはフィリピンでは初体験の腹下し。
これも、いいことだけじゃないよと言うジンベイ効果?
ちなみにジンマシンのその後。
自宅に戻って、1週間ぶりに湯船につかったら、血行が良くなったせいか、
ジンマシンがぶり返して、左肩から背中にかけて広範囲に網目状の赤痣が出現!
更に、足のひざ下から足首まで同じジンマシンが出現!
ウニ毒が原因だと思っていたし、下痢のこともあり、
翌日、内科医に見せたら、わからん、こんなの初めて見た、皮膚科に行け、と言われて、
翌日、皮膚科に行ったら、わからん、こんなの初めて見た、と同じ答え。
とりあえずステロイド塗布薬とアレルギー抗体薬をもらって様子を見ることに。
今も、痒みと見た目の酷さと闘っている。
ジンベイ見た幸運の引き換えだと思えば、全然我慢できる自分が誇らしい。(^^)v