2度目のアメリカ1人上陸顛末1 | 1人暮らしログ

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ダンスとダイビングのハッピーな日々。

12月7日

11時発、JALのニューヨーク直行便。

快適空間の上に機内で出た和食が極上の美味しさで、幸福感に包まれて、

もうこのまま死んでもいいとさえ思ってしまった。

 

時差のおかげで出発日と同じ7日の10時、ニューヨークJFK空港到着。

入管では珍しくたくさんの質問。

日数、目的、宿泊場所などのほか、食べ物を持っているか?とは初めて聞かれた。

質問の意味が分からず、バッグにどら焼きを持っていたので、日本のスイーツを持っていると答えた。「1つあげましょうか?」と言いそうになった。

 

ターミナルビルの外に出て、Air Trainという各ターミナルを回るシャトルのような乗り物に乗って、JAMAICA駅へ。

無料かと思ったら、次の電車に乗る前に券売機で支払い。

次は行き先によって、地下鉄とLong Island Rail Road(通称LIRR)に分かれる。

私は、PENN.Stに行くのでLIRR。

真ん中の通路が狭くて大型スーツケースの人は大変。

 

PENN.Stまではほんの20分。

飛行機が到着してからここまで、まだ1時間ちょっとしかたっていない。早!

ここから、いとこ(従妹)の家の最寄り駅までは地下鉄で10個目なんだけど、

その駅は階段しかないというので、スーツケースのある私はタクシーで行こうと地上に出る。

タクシーを捕まえようにも、上に広告のようないろんなものが乗っていて、どれが空車かよくわからない。方向もどっち車線の車がいいのかよくわからない。

15年前に来たときは1度もタクシーを使わなかったし。

結局、タクシーを捕まえるのは断念して、地下鉄に乗る。

到着駅の階段はそれほど長くなかったので、頑張って登った。

そこで従妹に電話して迎えに来てもらった。

この旅行が決まった時は、従妹は同じ時期に日本に戻っているという話だったので、

私はLIRRのJAMAICA駅からニューヨークには寄らず、

今回の目的地のRiverheadという地方都市へ直接向かう予定だったけど、

出かける1か月前に、従妹に心配だと吐露したら、

旅行の日程を変更してくれて、急遽、うちに泊まれと、言ってくれた。

15年前に初めてニューヨークに行った時は彼女の家には泊まらずに家を訪問しただけだったけど、

ブロードウェイ通りに面したアパートメントの7階と8階ぶち抜きの豪華なメゾネットの住居に驚いた。

ご主人が高給取りとは知っていたけど、これほどとは。

そして、5年前に引っ越したという今回の戸建ての家がまた一段とすごかった。

高級住宅街のアッパーウエストサイド地区。

この真ん中の白い家、というか5階建てビル。エレベーター付、地下1階付。

私の泊まる部屋は5階の広いゲストルームは専用バスルーム付き。

  

 

とにかく個人の家とは思えないクラシカルな英国の貴族の館風。

個人の邸宅でこんな部屋必要か?

 

重厚な階段が5階まで続いている。

ここで家族4人と犬2匹で暮らしている。

下の子は現在、フロリダで学生生活で今回会えなかった。

 

夕方には彼女の案内で近所を散策。

近くにコロンビア大学があって、治安もよい。

(コロンビア大学)

 

街並みが、ニューヨークとは思えない、クラシック感満載で、古き良き英国を思わせる。

家の近所

 

私の部屋の向かいの家

 

クリスマスシーズンの風物詩。街の歩道でいろんなサイズのツリーをたくさん売っている。

 

夜中に絶対何か出てきそうな教会。

 

12月8日

翌朝は従妹夫婦の犬の散歩に付き合って近所のハドソン川沿いを散策。

ドッグランもあるし、お犬様天国のような散歩コースでたくさんの犬の社交場となっている。

家で犬を飼えない人はここに来れば、よその犬と遊んでもらえる。

右が従妹。左が彼女の夫。真ん中は初対面のイヌ友らしい。

 

そのあとRiverheadに行くためにPENN.Stへ。ここで大失敗。

自分で作った日程表に、はじめはJMAICA駅から行く予定だったのでJAMAICA駅の出発時刻を記入していて、その後、PENN.Stに変更したのに、時刻だけは変更するのを失念していた。アチャー!!

つまり、1日2本しかない電車の1本目をこれで逃してしまった!!

次の出発時刻は3時間後。もう、がっかりして戻る元気も、他を観光する気もなく、この2本目も逃したら大変なので、もう、このPENN.Stで3時間つぶそうと思ったけど、

途中の乗換駅までは1時間に1本あるので、とりあえずそこまで行くことにした。

乗換駅RonkonkomaからはRiverhead駅まで残り電車で45分。これならタクシーでも行ける?

駅にタクシーがいればタクシーに乗ることにしたが、残念ながらタクシー皆無。

で、私が居場所の説明を従妹にLineして、彼女がUberでタクシーを頼んでくれた。

つまり遠距離uberの綱渡り。

サンドイッチを食べていたお店に住所を聞いたり、周りの風景をいとこに説明して、

やってきた白タクを断り、頼んだタクシーに会えるかどうかのなかなかスリリングな時間で、

乗り込んですぐに従妹に「乗りました!」とLineして、

ようやく2人でほっと胸をなでおろした。

東京でも配車アプリを使ったことなかったけど、

降りるときにチップも含めて何も支払わずに降りれるのは、特に外国では楽だなー!と思った。

こちらの人は大部分がこのアプリを入れている。

ただし、時と場所によっては高くなることもあるので注意。

もちろん、いとこの口座から支払われるので、翌日に現金で彼女に支払ったことは言うまでもない。

PENN.Stで時間をつぶしていれば次の出発が2:30だったのに、

タクシー使ったおかげで、2:30にはホテルに到着してしまった。

(ハイアットプレイスホテル)

 

タクシーには約1万円かかったけど、時は金なり!

早く着いたおかげで近所を散策。

今夜のLive会場も確認して、夏はリゾート地として大混雑する街らしく、瀟洒な可愛い建物がたくさん。海にも近いし、日本でいえば、鎌倉ぽいと思った。

 

日本で見逃したBig Bad Voodoo DaddyのLiveを見たくて、はるばるやってきた。

今日の会場はSUFFOLKという地元では唯一の劇場。20時から。

終わりが遅いので、なるべく近い徒歩6分のホテルを取った。

(昼間のSUFFOLK)

 

(夜のSUFFOLK)

 

 

9人編成のビッグバンド(?)。

会場は約9割の入り。

中高年のおじさんたちに大人気だった。そのおじさんたちが家族を引き連れてきている。

1曲目から歓声は上がるわ、リズムを取って会場全体が波打つわ、

めちゃめちゃ楽しいLiveだった。

びっくりしたのは、普通に劇場のように椅子席が並んでいるから置く場所もないのに、

ほとんどの人が、当たり前のように後ろのバーカウンターからドリンクを買ってきて飲んでいる。

私が買うと決めていたのはTシャツ。

 

 

 

 

12月9日

翌日は今度こそ間違いなく、1本目の列車でPENN.Stに戻ってきた。

ここで2つ目のハプニング。

地下鉄に乗って従妹の家に向かっていたら、いきなりの車内アナウンス。

いやあ~ん。アナウンスの聞き取り苦手だって言ったじゃーん!

数少ない聞き取れたのはとにかく3つくらいの駅をすっ飛ばすので、逆方向の電車で戻れという内容。

そのすっ飛ばす駅の中に私が降りる駅も含まれている。

まあ、3つくらいいいや、歩いて戻れるわ。

ところが、吹っ飛ばしたのは3つじゃなく5つだった。

つまり、ちゃんと聞き取れていなかった。やっぱりね。

2つ分の駅は歩いて、残りの駅は電車に乗って、予定よりずいぶん時間がかかった。

従妹曰く。「たまにメンテでそんなことあるよ。ついてないね。」

夕飯は従妹と一緒にリンカーンセンター内の食事とJazzが楽しめるちょっと高級感のあるDizzy's Club。

セカンドサックスが日本人女性だった。

 

クリスマスバージョンにデコレイトされた街の雰囲気を歩いて楽しんだ。

 

12月10日

ニューヨークのラガーディア空港からニューオリンズへ移動する日。

ここでついていない最大のハプニング。(-_-;)

 

従妹の家から歩いて5分のバス停から、

終点がラガーディア空港ターミナルCのバスに乗った。

従妹から終点だから大丈夫!と聞いてのんびり座っていたら…‥

空港内で数か所停まっているうちに、いつの間にか、外が街並みになっている。!!!

やばい!運転士に「空港が終点じゃないんですか?」「ターミナルCに行きたいんですが」

と言ったら、バスを降りて反対車線から戻れ!と言われて、大慌て。

スーツケース引きづって、道路を渡って反対車線に行き、

自分で捕まえる初めてのタクシーに果敢に挑戦。

反応してくれたタクシーに必死で「ラガーディア空港ターミナルC」とアピールして、乗せてもらう。

降りるときは「あなたは命の恩人です」と感謝した。

家を早めに出ていたので、出発時間11:30で、まだ9:15。余裕!

と思っていたら、チェックインして、次の保安検査が、さあ大変。

見たことないほどの膨大な列。(@_@)

絶対間に合わない、と思いつつも、チェックインしてるんだから待ってくれる・・なんて思ってみるけど・・・どうなんだろ。

結局2時間並んでクリアして、トイレに走って、サンドイッチ買って、ギリギリセーフ。

最後の乗客で、係員は、あら、まだ乗ってなかったの?

チェックインしていても絶対待ってくれないことをこの時知った。

飛行機に乗ってみれば、ほぼ満席。この人たち、何時に空港へ着いたんだろう。

そしてニューオリンズへ。

・・・To be continued・・・