ライザ・ミネリで、すっかり有名になった映画なのに、
私としたことが(杉下右京風に)、
ミュージカル「シカゴ」と頭の中でごっちゃになってしまって、
すっかり何度も見た気になっていて、
ようやく本家本元のライザミネリで見れるのね…・・と思ったら、物語が全然違う!
焦った!
1972年のアメリカ映画。
ライザミネリはあの小さなまん丸い派手な顔に、スタイルが抜群!
足、長!
歌も踊りも魅力的!
バックで踊るダンサーも見た目はいかがわしいのにダンスはすごい!
物語は第二次大戦まであと8年のベルリン。
のどかな農村のピクニックで、若い青年が爽やかににこやかにボーイソプラノで歌いだし、
興味なさそうに聞き流していた周りの人達の、目が次第に輝いて行き、
青年の歌は次第に熱を帯び、その腕にナチスの腕章を映し出し、
やがて、周りの人達も立ち上がって、「明日は世界はわれらのもの~♪」
と、力強い合唱になってゆく光景に唖然とした。
お気楽なキャバレーの歌手兼ホステスの恋のさや当てを描く映画で、
一方で、ナチスという名のウイルスに、市井の人達が次第に心をむしばまれていく恐怖。
キャバレーで繰り広げられる退廃的で前衛的な舞台も素晴らしく、
さすが名作として残ってゆく映画は奥が深いと感じた。
観れて良かった。
2月9日まで上映しているからもう1回観れるかな?

