日本の男性アイドルグループと言えば、旧ジャニーズだったが、
ここ数年は、未だにトップグループが居るといえども 会社経営は苦しくなるのが予想される。
まだ、コロナ禍の冷めやらぬ時に、日本独自のオーデション番組から誕生した、グループ、Be:Firstは、
ヒットを飛ばして、トップアイドル街道をまっしぐらに走っているといっても、良いだろう。」
そこには、BMSGの社長 日高光啓さん(SKY-HI)さんの知的で独自な戦略があったからだと思う。
昨今のボーイズグループに挑戦したい輩は、韓国に行ってしまうという流れを止めるべく
日高社長の打ち出したコンセプトは、素晴らしい物だった。
オーディションでは、「才能を殺さない」為に、3つの優先順位を示した。
クオリティファースト、クリエイティヴファースト、アーティシズムファースト
最初のオーデション番組では、この3つのコンセプトの基、日高社長の人間性も相まって、
今迄の非常に落とされるオーディションでは、メンバーをグループのコマとしか考えない扱いが当然だと思われていた部分を
その挑戦者の人生全体を考えて、採用するという極めて人間的なオーディションという物語を、見事に紡いだ。
日本のBMSGのオーディションの在り方が、韓国やその他国とは一味違うと思わせてくれた。
人生を通して、ボーイズグループをやる意味に焦点を当ててくれた事に、日本流の何かがあるのではないかと
期待を持たせてくれた。
そこで、次の一手は、ちゃんみなさんの力を借りてガールズグループを手掛けるという。
NOと言われ続けてきた人たちに、誰が彼女たちの扉を開くのかが、問題で、
その人物は、ちゃんみなさんだと、日高社長は言う
一旦、閉じられたチャンスに、再度、焦点を当ててみようという
訳アリガールズグループを作ろうという試みは、実は、他にもある。
朝倉未来の発案で、1分間の格闘技で超バズっている Breaking Down では、
女子が求められてないから、女子にも他のジャンルでチャンスをあげたいから、
という理由からの発想であった。
ある意味、最初のBe:Firstのオーデションは、日高社長の1億以上の自腹を切った初挑戦と
人間性に見入ったのが、この沼にはまるきっかけだった。
そこに日本人特有の、未熟さ、危うさを、育成するゲームという気質と、
日高社長の現役感である全ての部分を一流のスタッフで固めるというきちんとした土台
これは、バズるのが当然でしょう。
ちゃんみなさんプロデュースの場合は、どうなのだろうか。
彼女の肉感的なパワフルなパフォーマンスからは、ソロでやってきたすごみを感じる。
その現役感が、どのように相乗効果を出して、どんなグループが生まれるのか、とても楽しみだ。
最初のオーデションのように、独自な物がどれだけ出て来るのか、心底期待している反面
全く予想ができないので、不安に感じる部分もあった。
BMSGよ。
再度、大成功してください。