こんにちは、トレーナーです!
今日は多くの東大受験生が疑問に思っているであろう
東大理科の解答用紙の書き方について
です。今日は物理に焦点を当てて考えてみようと思います。
今回の記事でわかること
- 実際に東大に合格した僕が何を記述し、何を捨てていたか
- 時間内に必要量を記述するための方法
目次
- はじめに〜「何を書き何を捨てるか」が大事な理由
- 僕が意識した3つのポイント
- 解答用紙の真ん中に線を引く
- 思考の過程がわかるように書く、ただし計算過程は書かない
- 図を描いて文字の定義をいちいち書かない
- 最後に
はじめに〜「何を書き何を捨てるか」が大事な理由
皆さんは東大の理科の解答用紙を見たことがありますか?見たことない人はググって見てください。
東大理科(社会も)では、罫線が引いてある用紙が渡されるだけでその使い方について特に言及されていません。
そのため、受験生だけでなく予備校でも
解答用紙に答えのみ書くべきなのか途中式も書くべきなのか議論が分かれます
ただ物理に関しては過程も書くべきであろうということで意見が一致しているようです。
しかし過程を書くといっても2つの問題点があります。
- 解答用紙が小さいため全ての過程を書くと解答枠に収まらない
- 時間が短いため記述量を減らしたい
僕が意識した3つのポイント
- 解答用紙の真ん中に線を引く
- 思考の過程がわかるように書く、ただし計算過程は書かない
- 図を描いて文字の定義をいちいち書かない
この3つです。それぞれ説明します。
1.解答用紙の真ん中に線を引く
これはやったほうがいいでしょう。なぜなら、真ん中で区切らないと横長になって読みにくいからです。
実際上の2つを見比べると上のほうが読みやすいと思います。
2.思考の過程がわかるように書く、ただし計算過程は書かない
例として、2つの物体が弾性衝突する場合を考えて見ましょう。
ただし運動量は0で保存されており、質量はそれぞれM,mで、速度はv,Vとします。このとき衝突後の速度v’,V'を求めてみましょう。
さて、この問題の場合
採点者が仮に部分点を与えるとしたらどこでしょうか?
それは方針が合っていることと式が合っていることに対してではないでしょうか?
なぜなら物理の試験だからです。つまり上の例であれば(1)式と(2)式の部分です。
採点者は皆さんが物理を理解しているかをみたい訳ですから
途中の計算をどのように行っていようとどうでもいい訳です。
悪い例の解答は解説としては親切かもしれませんが答案としては長すぎます。結局連立方程式を解いているだけなのでそこは物理の試験ではない訳です。
なので、僕は式と答えのみを書くことをおすすめします。ただし答えまでたどり着けそうにない問題のときは分かるところまで書いてもいいのかもしれませんが・・・。
これは逆に言えば
物理に関わる部分は省略しないほうがいい
ということでもあります。
つまり「エネルギー保存則より〜」とか、「運動方程式より〜」のようなことは書きましょう。
3.図を描いて文字の定義をいちいち書かない
これは議論が別れるところですが僕は
文字の定義をいちいち書かないで図を1つ描いて「右図のように文字を定義する。」とだけ書いていました。
これには二つ理由があります。
- いちいち文字の定義を書いていると時間がかかるから。
- 余程変な文字を使わない限り図を見ればどの文字が何を表しているか分かるから。
余程変な文字というのは、例えば「速度をxと置く」のようなことです。
実際東大にいるからわかるのですが、教授陣は皆さんの周りで物理が一番できる人よりも物理ができる方々です。したがって、分かるように図を描けば一瞬で理解します。(文字とは関係ないですが逆に言えば誤魔化しもすぐわかります)
以上の3つを意識していました。
最後に
僕自身上の3つが自然とできるようになるために結構過去問を使って何度も解答を書く練習をしました。
皆さんも過去問を解くときはできれば解答用紙と計算用紙を用意して答案を書くことを意識してみてください。
以上。
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