どこかで糸井重里さんの書いているものを読んで
すてきだなあと思い、
図書館で見つけて
初めてその人の本を読みました。
そのタイトルは
「夜は、待っている」。
英語で書かれたタイトルを見て
軽くパンチを受けた感じでした。
それは、「Dawn 」。
普通は「夜明け」とか「明け方」
なんて訳されることが多い言葉。
私にもそのイメージが固まったようにあったので
それを見たとき
ぶおんと頭をシェイクされる感じがしました。
普通は一つの事象を指し示す為に
言葉を選んで使うことが多いけれど、
この二つの日本語と英語の併記が
その人にとって同じ意味を持つ
もしくは補完すると示されたのを見て、
その人が見ている世界の広さや深み、温度が
自分が感じているものと驚くほど違うことを
改めて思い知りました。
そして日頃話したり書いたりしてる言葉も
みんなそれぞれに随分と違う意味を持ちながら
でも少しでも共有したいという思いで
使っている道具だったな、と
思い出しました。
と同時になんだか感じたことを
言葉にして書きたいのに
うまくできなくて
今もぞもぞしている自分も
感じています。
だからたまには
たくさんの言葉を尽くして
話してみたくなるんですね。
なんだか優しい気持ちと
もう少し言葉で何かを伝えるってことを
またしてみたくなりました。