社交ダンスで女子はハイヒールを履いて踊ります。
そのダンス用のシューズは
靴底が船底の形、つまり球面をしていて
とても不安定にできています。
球面なので、現状にとどまろうとすると
無惨にバランスを崩してしまうのです。
履きこなすためには、
常に動き続けて
変化し続けていくことを
求められます。
先生がブログでこう書いていらっしゃいました。
(Rayまといのばのブログより)
とあるコーチさんがクライアントさんからこう聞かれました。
「なぜ、現状の中にゴールを設定してはいけないのですか?」
これについて、どう答えれば良いですかと本家主宰にご質問が来ました
それに対して即座に返した回答が私としては非常に納得がいくものでしたので、ここに紹介します
この質問に対してのまといのば主催の答えはこうです。
(現状の中にゴールを設定してしまうと)現状をつよく肯定してしまい、より良い現状、すなわち現状の最適化を無意識が創造的(Creative)にしてしまうからです。そしてそれをCreative Avoidance(創造的回避)と言います。
すなわち、自分の現状から一歩も出ないようにするために、ミスや失敗をありえないような形でCreativeにやってしまいます。
宇宙そのものが離散的であり、変化を続けているのに、「現状にとどまりたい」と考えること自体が宇宙の真理に反しているのです。生々流転が常なのにとどまりたいというのは、自分に対して破壊的なのです。
生々流転の反対は永遠の死ですから
そしてRay先生はこう続けていらっしゃいます。
一瞬一瞬、身体の細胞も思考も変わりますし、とどまるものなど何もありません。
それなのに『ある瞬間を切り取った現状を永続させたい、その理想の現状を実現したい』と思ったら、そこにあるのはたしかに永遠の死ですね
非常にわかりやすく
そしてとても納得がいきました。
ダンスシューズに置き換えると、
現状に一瞬でもとどまろうとすれば
逆に無惨にバランスを崩して
下手をすると転んでしまいます。
いやいや、私は転んでいる場合ではない!
だから常に現状の外にゴールを置かなくては