「ま、まぶしぃ〜〜〜!!」



その日の朝

私はその声で

目が覚めました



窓を開けて

寝ていたため

風で

カーテンが開き

ダンポメさんに

直射日光が

降り注いでいたのでした


そのダンポメさんの

まぶしがる姿に

私は

朝から

大笑いさせてもらいました


最高のアラームかよ


おはようございます

カネコです



ここまでの話はこちら↓



神のいたずらか

スターの宿命か

はたまた

ただの運の良し悪しか

私の所には

一切

光は当たらず

ダンポメさんにのみ

スポットライトが如く

朝の光は

注がれていました


朝から

昨日の

沈滞ムードを

吹き飛ばす

エンターティナーぶりを

発揮してくれた

ダンポメさんと

その日一日遊び


そして

陽子先生のお宅に

もう一泊させていただくことに

なりました



ダンポメさんは

同じ轍は踏まない

とばかりに

カーテンを

ピシッと閉め

しっかり

閉まっているのを

入念にチェックし


「よし!」


と頷き

布団に入りました



あーあ

明日の朝も

「ま、まぶしぃ〜〜〜!!」

聞きたかったなぁ



私は

残念に思いながらも

仕方ない

思い出とケンカしたって勝てっこねぇ、と

あきらめ

眠りにつくことに

しました



夜中、、



トイレに私が起きると



なんと



風で

カーテンが

開いているでは

ありませんか



フッ

ダンポメよ


バカめ


カーテンを

念入りに閉めるだけでなく

布団の位置を

変えるべきだったな


“策士、策に溺れる”

とは

まさにこのことか


哀れな男よ


フッ

明朝もアレ

聞かせてもらおうか


そして

そのまぶしがる顔で

朝のひと笑い

いただこうか


フッフッフ


私は

ダンポメさんを

起こさぬよう

静かに

布団に

戻りました






そして

翌朝、、、





「ま、まぶしぃ〜〜〜!!」





この声で

この最高のアラームで

私は

目を覚ましました


そして

そのまぶしがる顔を

いち早く見ようと

ダンポメさんの方に

視線をやると




なんと




あろうことか




ダンポメさんは



ガッチリと

“うつ伏せ”で

寝ていたのです、、、




そ、それは

“暑い”では??アセアセアセアセアセアセ