踊りは、その人自身を表しその人自身が見えてくるというけれど、それは踊りに限らず音楽だったり、写真だったりも出てくるよね。


ここ最近、音楽withバレエというのをいくつか観る&聴く、またリサイタルだったりとクラシック音楽に触れる機会がとても多いこの秋。

クラシック音楽には素人だけれど、良いもの見極める感性は人よりあるので、ほんとに色々と見えて面白い。



テクニックはあるのになにも伝わってこなかったり、

上手に見せようとして、その緊張からか役柄とは程遠いものになったり、

若さ溢れ堂々とした演奏で魅了されたり、

音楽と真摯に対峙して向き合い流石!と思わせる演奏だったり、



それぞれ良く見える見える!!

その人自身がどの様に音楽や踊りに対して向かってきた姿勢というのが、全て舞台上に表れる。

これは音楽だけではなく踊りだけではなく、表現者はみんなそうかもしれない。



性格が舞台上に出るともいうが、私は性格というか、その一瞬の舞台の為にどれだけ向き合ってきたかに限るのではないかと思う。


もしそれなりの練習で臨んだ舞台はそれなりにしかなくて、

でもその後に、「これではダメだ! ちゃんとやろう!」

と思って、ひとつひとつ基礎大事にと思って、ポジションを意識して丁寧に練習を重ねてきたら、丁寧に踊れた舞台になると思う。

そして次に丁寧すぎて地味だと思って、品良く華やかに踊りたいと思って練習を重ね為に、顔のアームス付け方を意識するだけで品良く華やかになるのかなぁ〜?!  と自分で問いかけてまたそこに向けて練習を重ねる。

その繰り返しで、ひとつひとつ目の前にあるものに対して挑戦し向き合っていく。



だから、決して性格だけでなく、自分がどれだけ向き合ってきただけで、良くも悪くもなる。


ホントただそれだけ。

とても答えはシンプルである。


自分がこうなりたい!こうやりたい事に対して、自分がどう考えどう行動していくのか。

そしてその自分に課した課題に対して、どう結果を残せるように努力していくのか。

作品と真摯に向き合えば向き合った時間だけ、自分に対する結果はついてくる。

もちろんコンクールなど他人が自分への評価がつける場合でも、自ずと結果は付いてくると思う。

でも他人の評価で右往左往してしまうのは、また違う。

だからこそ、自分への課題は自分で作る。

日頃練習やレッスンをしている中で、自分への課題はたくさんあるはずで、見てくれる先生もたくさんヒントを言っているはず!

そこからどうしたいかは、見つかるはず!

そこに向かってやり続けるだけ。

そして、ブレない自分軸も出来てくるよね。