照明作り!
舞台リハーサルとは別に照明作りの時間が、舞台稽古の二週目から毎日あります。


1日6時間から4時間くらい。
ダンサー・出演者が休憩中にやるので、私たちはほとんどお休みがないという。。

ゆっくり明かり作りするには大事な時間なので、毎回お手伝い。

照明確認のためにゲネではなく、一回目の照明衣装メイク付きでのドレスリハーサルがあります。

ゲネまで、ドレスリハーサルは二回。

それまでにシーンの手直しする箇所が出てくるので、また照明の為の時間があります。

日本では考えられないくらいで贅沢。


劇場の照明さんがいますが、照明も演出のひとつと考える優貴さんが、照明プランも考えます。

ただここにサスが欲しいというのではなく、明かりの色合い、強さ、陰影、音楽のメロディーに合わせて変化させたり、シーンとシーンの繋げ方など、こういうイメージが良いという元に照明チーフが聞いてスタッフに指示をする。

舞台美術のチーフも、照明の明かり作りに意見を言います!
美術の見え方も照明ひとつで変わるからですね。

そして、あれやこれやと試しながら丁寧に作っていく。

一回目のドレスリハーサルを終えた後にも、手直し。

ドレスリハーサル中でも、ここに明かりがもう少しというところは、もちろん照明さんがその場で付けていく。

どう作品を見えたいのか一緒に作るので、スタッフみんなが共通認識する明かり作り。

日本ではほぼ照明さんにお任せのところがあるけれど、時間があるからこそ出来るんだなぁと、思う。



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明かり作りの為だけに来る、立ち役の方々。

観劇好きなおばあちゃんや、オペラなどのの立ち役の人たち。

ちょっとしたバイトですね。

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左から、舞台監督  優貴さん、照明チーフ

映像チーフ

舞台監督が照明のキューや映像のキューを出します。


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私も明かり作りの立ち役に!

シーン毎に、家具の配置も変えなきゃなので、ずっと舞台上にいます。

舞台に立っていると微妙な明かりの変化は分からないけど、客席で見ていると、その微妙な変化で印象が変わる。






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一緒に映像との合わせも!

今回紗幕の綺麗さに改めて魅了されました!

サイドからと正面からのプロジェクター。

サイドからの映像は、3枚の紗幕にかかって、客席からは反転してみえたり段々と大きく映ると、こうやって見えるのね、とまた発見!

どうしても映像を綺麗に出したいために、白のホリゾントを使いたくなるのだけど、黒紗幕でも映像の色合いを考えると十分綺麗。






一度作った明かりは、今後15回くらいの公演用にちゃんとプログラムされます。

ゲネの時には、もうほとんど手直しはないみたいですね!

照明が入るとさらに作品が浮き彫りに出て来ますね!