レーゲンスブルグ歌劇場の専属の舞台美術や小物を作っている工房へ!

工房へは、優貴さんと今回美術デザイナーのドリットさんと、作品の美術確認をするとともに、私のために各工房の案内もしてくださいました!

ありがとうございます。

劇場から歩いて10分位のところにあります。
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ここは、実際に作るところと倉庫があります。

倉庫はまた別の場所にもあるそうです。

こちらでは、年間30作品以上、同時に3.4作品を20名の職人さんが作っています。


まずに小物や彫刻、立体的な美術工房部屋へ!
軽くするためにプラスチック等でも作ったりしています。

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所狭しと様々の機械があります。
奥には噴水のセット。



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こちらの仏像はお芝居で使うのですが、毎回舞台上で壊すため、同じものを20個用意するとっ!

様々な道具があるな〜と興味津々。



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こちらは本棚のお部屋作品で、
木枠をプラスチックで型取ったもの。
まだ途中ですが、100平米の本棚壁を作るとの事!!!それも1週間で!
本棚の背表紙を木枠で取るのか〜 。
そしてここから色付けをする。
これを何個も作るという。。






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この道30年マイスター!
レーゲンスブルグ歌劇場の美術をずっと作り続け支えています。
本棚も仏像も、全部1人で作っています。なので、出来上がった作品を舞台上で見る事はほとんど無いと。。
本当に次から次へと作らないといけないのですね。。
だからいつも時間が足りず、みんな仕事を抱え過ぎという話を伺いました。

そんな中、私のために色々と説明してくださり、ありがとうございます!!



次は、幕や舞台の壁の絵を描いてる工房部屋

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結構広いです。


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デザイン絵を元に描いてます。

実際こちらで色々と作品を見ていると、バレエのドロップの幕ものよりか、この様に板に実際に書いているものの方が多い気がします。

バレエの古典と違って、オペラは新解釈も多くセットも現代的な部分もあったりするし、お芝居なんかも毎回新作ですからね。

木版に絵を描いて、その木版の壁を作品中に動かし、空間を上手く仕切るようにセットを作っているように思います。





次は、幕や布物のセットの工房部屋。

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何台もミシンがあります。
横の紺の布は、作り途中なのでしょうか?


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タッセルや飾りロープ。
舞台美術のため、大きいです!



次は、美術セットの工房部屋。
木で作ったり諸々、実際にここで家具とかは作られていきます。

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美術デザイナーのドリットさん(左)
今回の作品を作るマイスター(右)


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奥では、他の方が何か作ってますね。


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まだ途中ですが、実際に動きの確認をする優貴さん。(右)

安定感と動きのスムースさをチェック。
半年間は使う事は考えないといけないですからね。

実際演出家や振付家が美術工房に来る事はあまりないようです。

美術デザイナーにお任せするからなのですが、マイスターとお会いして確認してお話するのは、マイスターも嬉しいと言います。

こうやって丹精込めて作って頂いてるからこそ、丁寧に扱いたいですね!


お次は鉄の工房部屋。

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鉄で作られるものは、こちらの工房です。
鉄枠やベッド枠などなど。

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まだ未使用なのかな?鉄棒が外にあります!!
一本持つだけでも結構重いよね。。


そして次は使用した倉庫へ!
この写真の奥に写ってる建物が倉庫です。

それはまた次回へ!