先日、ちょくちょく学習会に参加している蛙に間接的にではあるが、とある方から「学習(研修)をやってその先にいったい何があるのか?」ということを質問された。
確かにそういった話を聞くことですぐさま行動に移ることはそうそうないだろう。しかしながら、地道な学習の上に「まちづくり」は立っていることは先進地が証明している。まちづくりは研修・交流と実践が車の両輪であり、化たっぽだけしかやっていなかったら理論武装もない、単なるムダな労力の集団になるし、研修交流ばかりをして実践をしないものは単なる頭でっかちである。
四国の先進地を見てみよう。どこも実践をしながら、模索しながら、そしてさまざまな勉強をしているのだ。全国的なまちづくりの先進地である内子町などは、もう20年以上前から知的農村塾と称して農業から脳業へと進化しようと学習を積み重ねている。その成果が「村並み保存運動」であり、道の駅「からり」のようなグリーンツーリズムへの運動、そしてバイオマスタウンなどの環境自治体として確立された町の姿が見えてくる。
おそらく蛙に質問した方は、きっと「学習した結果」を求めているのだろうが、「学習した成果を性急に求めすぎている」のではないだろうか? まちづくりは10年くらいのスパンで考えないといけない。人の心はそうはかわらないし、2年や3年で結果が出るモノではないのである。つまり10年後の姿がどういうものなのかを考えて今、学習を進めていくということなのだ。
かつて蛙もこの質問をした方と同じような考えを持っていたが、さまざまな先進地の方々との交流から「まちづくりに王道はなし」だが、どんなところでもまず「謙虚に学ぶ」ことから始めなければ何も始まらないということに気が付いた。きっと質問をされた方もわかってくれるものと信じている。