東京の新橋駅近くには、愛媛県と香川県と共同アンテナショップである『せとうち旬彩館』がある。

羽田からモノレールで浜松町へ行き、新橋まで山手線で1駅、歩いても霞ヶ関や永田町などの官公庁にも近いし、汐留の再開発地区も隣接し日本テレビもある。かなり立地条件はよい。サラリーマンの街だ。新橋のガード下といえばサラリーマンの溜り場とも言える。

そんな『せとうち旬彩館』は元々は愛媛県知事が四国四県に呼び掛けて共同アンテナショップをつくりたかったそうだが、高知と徳島はのってこずに二県でのアンテナショップ開設となったらしい。

また聞くところによると、アンテナショップを出す場所も銀座が人気だそうだ。これは百貨店も一緒である。

このようなアンテナショップは、財団法人地域活性化センターのホームページによると、かなり多くの都道府県が出店しているようだ。ただ愛媛県と香川県のアンテナショップのように共同出店でレストラン併設型は珍しく、物産販売のみのところもあるようである。

蛙は東京に行くとたいていどこかのアンテナショップを訪問するが、本日は、『せとうち旬彩館』のレストラン『かおりひめ』で昼食をとってみた。

今治の鯛を使った鯛飯と讃岐うどん、小鉢がついて値段は850円である。さすがは東京だ。四国とくらべて単価で200円くらい高い。東京にきていつも思うのがランチ単価の高さであるし、物価の高さである。

この東京の事情を知らないで田舎値段で売ろうとする生産者が多いのだ。これは東京に限ったことではないが、田舎値段で売ればそりゃ飛ぶようにうれるだろうが利益はほとんどない。やはり適正な値段をつけることが重要であり、やはりたまには東京へ行って都会の消費事情を知らないと、結局生産者が損をしてしまうことになることが多い。

生産者も賢くなる時代と言える。学ぶ生産者が勝つし、農業は脳業だという言葉はやはり真理だろう。