岩手県に滝沢村と呼ばれる村がある。県庁所在地の盛岡市のベットタウンとして栄え、人口は5万人、人口日本一の村である。この本は、そんな村の行政改革を行い、滝沢村モデルといわれた元村長柳村純一氏の取り組みを紹介している本である。
滝沢村でやって取り組みは、会社の経営者的視点に立ち役場を変えたことである。助役・収入役を廃止し、部長クラスの合議による経営会議、一職場一改善運動、課長投票制、ISO認証ダブル取得など、行政関係者、特に市町村職員の行革担当者は必携の本であり、どちらかというと首長クラス、幹部職員が読むべき本とも言える。アサヒビール、日本IBMと並ぶ日本経営品質賞を受賞した滝沢モデルをぜひご覧いただきたい。
ちなみに、柳村氏の講演を聴いたことがあるが、東北弁で何をいっているのかわからないこともあるものの、元首長であるのにかかわらず「行政が嫌い」というユニークな持ち主である。現在は岩手県知事選挙に立候補して落選して講演活動をされているらしいので、呼ばれたらどこもでいくと自虐的な笑いで締めくくっていた。楽しみながら話を聞けるユニークな方でもあった。
