「四国旅マガジンGaja 」というローカル旅情報誌がある。これはJR四国グループが作成している雑誌で、年に4回の発行となっており、毎回さまざまなテーマで四国各地を紹介している。私も気になるテーマがあれば本を購入しており、なかなか興味深い記事を提供してもらうことが多い。
最新号である第39号は「四国の花風景」ということで花の名所を紹介されていたが、それはよくあるテーマなのでありがちなネタである。私が注目したのは「もうひとつの花紀行」ということで、「四国のアート・ミュージアムの花をモチーフにした作品を紹介していた特集」である。
主要作品が描かれた時代や作者などの切り口という鑑賞はよくある話であるが、「花」という作品にうつっているモノを切り口に美術館や博物館の所蔵作品を見ると、これまでの作品が違う角度から見えるわけで、「こういう味方もあるのか」と大変新鮮な感覚を覚え、たいへん趣深い。雑誌編集者は「さすが目のつけどころが違う」と思った次第である。
このような普段何気なくあるものを違う切り口で見ていき、ふたたび光を当てていくという姿勢・作業を行うことは、まちづくりの世界ではおそらく最初に基本としてやっていく作業なのだと思うし、もっとも重要なことだと思う。しかしながら、住んでいるとなかなか気が付かないもので、それを気づく目を養うのにはいったいどうしたらよいのであろうか。ヨソモノの視点というものが重要だと言えるかも知れない。
なお、Gajaのサイトのライターや編集さんなどが書いているスタッフブログ はとてもおもしろい。取材現場の息づかいが伝わってくる楽しい内容の記事が満載だ。四国のディープで粋な情報を得たいと思ったらぜひのぞいてもらいたい。とてもセンスがあるサイトなので。
