前回、古民家再生プロジェクトをブログで紹介したが、最近、愛媛県宇和島市の工務店のブログを拝見していると、中心市街地の商店街の一角にマンションが建設されている記事が載っていた。先日(といっっても11月頃の話であるが)、宇和島市内の商店街を歩く機会があったが、今治の商店街ほどではないがさびれた感がある一方で新しいマンションがいくつか立っているのが印象的だった。


コンパクトシティーという言葉があるが、四国でコンパクトシティーといえば松山市を連想する人が多いと思うが、おそらく旧宇和島市もかなりのコンパクトシティーである。宇和島城を中心に半径2キロメートル以内かなりの官公庁や病院、駅、バスターミナル、商店街、スーパーが集中している町である。

しかしながら、宇和島市の中心商店街も全国的な流れにご多分に漏れず、シャッターとなった店も増えてきており、人通りも少ない。商店街付近に住む住民が通う小学校の児童数はかなり少なく、郊外の小学校の児童数の方が圧倒的に多いそうである。そんな中でマンションが商店街に少しずつ増えてきているということは、住民が中心市街地に回帰しているとも言える。


コンパクトシティーの取り組みで全国的に有名なのは青森市であり、富山市の場合はライトレールをつかったまちづくりを推進しているが、宇和島市でも商店街付近に新しいマンションが建ち、住民が中心部に戻ろうとしている動きがあるのであれば、どういった住民がそのマンションに住もうとしているのかということを把握し、そういった住民が利用しやすい商店街づくりもしていくことも求められるかも知れない。


松山市では「お城下松山」という有限中間責任法人をたちあげて、コンパクトシティーのまちづくりも協力する動きがあるが、宇和島市でも商店街が中心となって中心市街地の活性化とコンパクトシティのまちづくりについて車の両輪に位置づけて行政も協力する必要があるだろう。