文部科学省の「ケータイ&スマホ、正しく利用できていますか?」(高校生版 2016年)
を紹介します。トラブルが起こる前に「ちょっと待って!」と皆さんが一歩立ち止まって考えることができるよう、文部科学省HPの掲載を紹介します。
スマホやネットの使い方は大丈夫ですか?
「会話」「読書」「学習」「ゲーム」…いろいろなことが1台でできるスマホ。
とても便利ではありますが、スマホやネットの使い方は大丈夫でしょうか?
実際、心や体をこわしてしまったり、未来を台無しにしてしまうようなこともあります。
利用時間、長すぎない?(睡眠不足は身体に悪影響!)
高校生にスマホ利用で減った時間を調査したところ、該当率が高かったのが、「睡眠時間(40.7%)」と「勉強の時間(34.1%)」でした。
[2014年:総務省『高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査』より]
睡眠不足や睡眠の質の低下は、脳・肌・目など身体の疲労が十分に回復できず、体調不良、ストレス増加、肌荒れ、視力の低下などにつながります。
だから、クラスや仲良しグループで、ルールを話し合ったり決めたりすることが大切。
自分をコントロールする力を身につける方法を、みんなで真剣に考えてみましょう!
その写真・動画、送って大丈夫?(スマホ利用はみんなでコントロールしようね!)
ネット上の画像は誰でもコピーできるため、投稿・送信した本人が削除しても、完全に消し去ることは難しくなっています(永遠に消えないことから“デジタルタトゥー”とも呼ばれています)。
「友だち限定公開だから安心」、「信頼しているから大丈夫」と画像を安易に投稿・送信することは禁物。
トラブルになることもあるので、本当に大丈夫な画像や送り先か、“ちょっと待って”じっくり考えましょう。
また、“相手”も“自分”も傷つけないように、以下のような法律も正しく知っておきましょう。
『児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律』
18歳未満の子供の裸やそれに準じる姿等を、自己の性的欲求を満たす目的などで撮影・提供・公開・単純所持等することを禁じた法律【通称:『児童ポルノ禁止法』】
『私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律』
嫌がらせ目的等で元交際相手の裸の画像等を第三者が被写体を特定できる形でネット上に公開したり、提供すること(いわゆるリベンジポルノ)等を禁じた法律【通称:『リベンジポルノ対策法』】
スマホやネットでのやりとりがこんなことに…。
他人を傷つけてしまうリスク
自転車を運転しながらスマホを使っていたら前から来た人にぶつかって…。
ちょっとした悪ふざけから出た言葉が友達を傷つけてしまうかも…
自分を傷つけてしまうリスク
SNSに投稿した写真等や書き込み等が残っていたせいで就職活動がうまくいかず…
以前、交際していた相手との写真等がネット上に残っていた。それを見られて…
自分で投稿した文章や写真が将来の自分を傷つけてしまうかもしれないよ!
せっかく努力して夢がかなう寸前まできたのに!
高校時代の行動が、自分の将来にどんな影響を与える可能性があるか、じっくり考えてみよう!