山本五十六(いそろく)の言葉より学ぶこと
2年生の皆さんは後輩の1年生を部活で行事で指導する立場にあります。
人は簡単に自分の思った通りに動いてはくれないものです。
先輩の皆さんが本当に後輩の事を考え思っているか、1年生は敏感に感じ取ります。
信頼され、尊敬される先輩になるため言葉ではなく行動で示すことも必要でしょう。
特に
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
は皆さんが後輩に接する時に参考になる言葉だと思います。
山本五十六の言葉は考えさせられる点が多くありますので幾つか紹介します。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
「苦しいこともあるだろう 言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう これらをじっとこらえてゆくの
が 男の修行である」
教科書は持ち帰りを!
学校(2学年)では教科書などの学用品類は持って帰るように指導しています。
4月18日(火)より担任と副任で皆さんが帰った後、教室の机の中、昇降口の靴箱の中に教科書や他の教材が置かれていないか確認しています。
理由は皆さんに自宅でも勉強して賢(かしこ)くなってもらいたいからです。
自宅学習なしに、学力はつきません。
当然進路保障は難しいという結論からです。
今、以上に皆さんに学ぶという行為を大切にして欲しいからです。
日本の高校で教科書を置いて良いという学校は1校もありません。
黙認はあるかもしれませんが、あくまでも黙認です。
どの学校でも教科書を持ち帰って自宅で勉強をしなさいと指導しています。
皆さんの中には試験前に持ち帰って勉強するから普段は「置き勉」させてくれという意見もあります。
高校の学習内容は試験前だけすればいいというものではありません。
欠点取らなければよいというものではありません。
教科書がなくてどうして家で勉強ができるでしょうか?
学習は日々の積み重ねが大切なのです。
教科書を置いて帰るのは、自分で自分の未来を捨ているようなものです。
学力のない高校生は惨(みじ)めです。
学力がないために、入社試験や入学試験でそして社会に出てから職場で他校の出身の生徒に負い目を皆さんに感じさせたくないです。
必要な学力をつけることは教師の親心です。
2年生の今こそ力(学力)を身につける時期なのです。
生徒の皆さんにも、都合と理由があると思います。
今勉強をしないで、いつ勉強する時期があるでしょうか。
教科書なしでは自宅で復習や予習の勉強は出来ません。
例えるなら、教科書なしの勉強は
「アルプスに無装備で登るようなもの」です。
必ず遭難します。
皆さんが置いて帰っていたのは単に教科書ではなく、皆さんの未来かもしれません。
各自考えてみてください。
教科書は持ち帰ってください。
靴箱、実習服ロッカーに置くのも禁止です。
そして忘れずに持ってきてください。