それは決して皆さんの利益にはなりません

昨年より教室に掲示されている授業心得のとらえ方について


授業を受ける上で当たり前の事を当たり前にすることの大切さを説いています。


決して難しい事を言っている訳ではありません。


ただ、クラスに一人でも不心得者がいると授業そのものが成りたたくなるのです。


それは決して皆さんの利益にはなりません。


学校で学びたい、賢くなりたいと願っている生徒の希望がかなわなくなるのです。


「起立・気をつけ・礼」の号令がかけれたら、立って背伸びをする生徒がいます。


「礼」がまともに出来ないのです。授業以前の問題です。教師は「礼」を尽くしています。


「だらしのない格好で授業に出席する」ことは消極的な授業妨害です。


「席を替わり」、「私語、居眠りをする」のは積極的な授業妨害です。


特に私語は授業を受けたいと思っている生徒の足を積極的に引っ張っています。


「机上に授業と関係のないものを置く」のも授業妨害の意思表示です。


「ノートをとる」ノートをとらないで授業の定着はありません。


教師の説明を聞いただけでは人はすぐに忘れるのです。


記憶の定着のためにもノートをとる行為は重要です。


また書くことにより物事は整理されるのです。


「課題や宿題」は家庭学習をきちんと行いより学習の定着を目指しています。


また「期日までに必ず提出する」は約束を守ることの大切さ、時間や期日を守ることの大切さを学べます。


心得の一つ一つは簡単で当たり前の事です。

 

一人一人が守れるかが問われているのです。


一クラス40人がきちんとこれが守れるかが問われているのです。

 

集団の質の問題なのです。

 

質の高い集団はその集団に所属する個人の能力を大きく伸ばします。


皆さんは高校生です。

 

高校生だから出来ない(したくない)ではどうにもなりません。


人は誰も成長したい、賢くなりたいそして学びたいという要求を持っています。


授業内容が理解の出来る分かる授業は受けていて楽しいものです。


逆に分からない授業は辛く、きついものです。


高校の授業内容は質・量ともに中学校より高く増えています。


学ぶ気持ちを持ち、授業をまじめに聞き、家庭学習をするのなら決して分からないものではありません。


気持ちがなければどうにもならないことは言うまでもありません。


勉強とは物事の繰り返しなのです。

 

毎日、毎日繰り返し教科書を自宅で読むなら授業が分からないということはないと思います。

 

何もしていないから分からないのではないでしょうか。

 

物事を学ぶには努力が必要なのです。


この心得の遵守はあくまでも授業を受けるスタートラインです。


2年生の皆さんにはこれからの日々の授業の一時間一時間を大切にして取り組んでください。

 

それが皆さんの進路保障に必ずつながります。

 

目標を持って頑張ってください。