ダナハー先生の古い教え子であるブライアン・グリックについての投稿です。

ブライアン・グリックはヘンゾ・グレイシー、ジョン・ダナハーの元で黒帯を取得した人物のようです。僕自身も初めて知ったのですが面白い経歴の人物で、ダナハーも特に思い入れのある弟子のひとりのようです。以下が投稿の内容です。

 

 

 

 

 

 

原文

 

Students old and new: In Boston filming an upcoming video with trusty friends Placido Santo @placisantos and Brian Glick @bzglick Brian was one of my most talented students over many years in the blue basement in NYC. His jiu jitsu story is one of my favorites. He was so delicate and fragile looking when he first began training over twenty years ago that on two occasions I took him aside and told him I thought it would be wise for him to stop training and find an easier and safer recreation. I have never been so happy to have been proven wrong as he developed a truly deep and impressive game both gi and no gi. Like many of my early students he chose not to compete but always he was in the gym through the MMA era with Georges St Pierre and the grappling era with the early squad all the way through until we left for Puerto Rico. It’s been a blast reliving old memories and teaching alongside him today. Tomorrow the three of us are back it! I’m sure you’ve all got your crazy friends at Jiu jitsu class - I think part of the appeal of jiu jitsu is the lunacy of the people around us and the reflection it offers for our own lunacy to be doing such a crazy sport! 😂😜😂 

 

 

和訳

 

新旧の生徒: ボストンにて次の教則ビデオを信頼できる友人であるプラシド・サントスとブライアン・グリックとともに撮りました。ブライアンはNYCの青い地下室において、長い間私の最も才能ある生徒のうちの一人でした。彼の柔術ストーリーは私のお気に入りの一つです。2度にわたって彼を横に呼び、トレーニングをやめてより簡単で安全なレクリエーションを探したほうが賢いと思う、と彼に伝えたほど、20年以上前に彼が初めてトレーニングを始めたとき、彼はとても繊細で壊れてしまいそうな見た目でした。彼がギ、ノーギ両方において真に奥深く印象的なゲームを開発したことで自分の考えが誤りであったことが証明されたことは、私にとって最上の喜びでした。多くの初期の生徒たちのように彼は、競技をしないことを選択しましたが、ジョルジュ・サンピエールのMMAの時代も、プエルトリコへと離れるまでの初期スクワッドのグラップリングの時代もずっとジムにいました。今日は昔の記憶を追体験したり、彼のそばで教えたりして楽しいひと時を過ごしました。明日、私たち三人が帰ってきます!あなたたち全員にも柔術クラスにクレイジーなフレンドがいるはずです。-思うに柔術の魅力の一部は我々の周りの人々の狂気や、このようなクレイジーなスポーツをすることで生まれる自分自身の狂気からくる影響でしょう!😂😜😂 

 

 

 

 

 

 

 

この投稿を読むまでブライアン・グリックという方を知りませんでした。

インタビューなどを見るにダナハー先生と同じく、どうやら競技者ではなかったそうです。

意識してみてみると、DDS時代のマットでたまに見かけることができます。

 

 

27秒あたりでダナハーにバックを取られているのがブライアン・グリック

 

 

youtubeのチャンネルも持っている様です。ダナハーの流れを汲んだテクニックを挙げていて非常に興味深かったです。

ダナハーの教則でしか見つけることができない技術もここにはあったりします。

 

 

確かに細い体をしてはいるのですが、教え子に向かって「トレーニングをやめてより簡単で安全なレクリエーションを探したほうが賢い」と言い放つダナハー先生.....

ダナハー先生なりのやさしさだったのでしょうか?(当時の柔術には競技者以外には居場所が無かった、との旨のインタビューもありました。時代背景もあるのでしょうが......)

 

非競技者ながらトレーニングを続け新しい技術を開発し続けた彼の姿勢はダナハー先生と通じるものがあります。柔術、グラップリングという競技の懐の深さを感じます。競技だけが柔術へのかかわり方ではないのはいいことかもしれません。

 

 

ここからは完全に独り言のポエムです。呼び飛ばしていただいて結構です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

技術研究所のような色合いが強い(?)ダナハーらと比べ、B-Teamはより競技ライクな印象を受けます。

 

 

さんざんクレイグにゴードン・ライアンの弟イジリされるニッキー・ライアン

ライアンさんちの兄弟は本当に不仲らしいけれど......

 

 

 

上記の動画でクレイグは趣味で柔術・グラップリングをやっている人間とプロとを明確に分けていたのが印象的でした。(プロチームとしては当たり前だとは思うけれど)

ダナハーはDDSの解散理由の一つについて

「対立する価値観やチームブランドとメンバー個人の成長するブランドとの間の避けられない緊張」と述べていました。

 

柔術や真理・哲学の探究などにこだわらず、実践的で使えるものは貪欲に吸収し使っていこうとの気概をB-teamには感じます。クレイグの直近の教則『Just Stand Up 』はかなり衝撃的なタイトルでした。(ニクロドがこのコンセプトずっとやってましたよね)(欲しい)

 

Just Stand Up by Craig Jones – BJJ Fanatics

 

 

まあ何が言いたいかというと、この2チームの対立ってイデオロギー闘争ですよね。

 

どっちがいいとか悪いとかじゃ無くて、この2チームの対決は楽しみです。

 

(ニクロド、ゴードン楽しかったです。)