スポ根


とは、1960年代から1970年代の日本の高度経済成長期に一般大衆の人気を獲得したジャンルであり、

スポーツの世界で根性と努力によってライバルに打ち勝っていく主人公のドラマ

のことをいいます🎵

意味は、「スポーツ」と「根性」を合成した「スポーツ根性もの」の略語です☀️

一般的にこの「スポ根」の発祥となり元祖と呼ばれる作品は『週刊少年マガジン』で1965年から1971年にかけて連載された
『巨人の星』
なのです🎵


この物語は、栄光を目指して試練を根性で耐え抜く姿を野球の世界を借りて描かれています💥

その後も柔道を題材として、技の応酬といったエンターテインメント性に焦点を当てた
『柔道一直線』


プロレスを題材として、善と悪の二面性のあるヒーロー
『タイガーマスク』


ボクシングを題材として、野性的な不良少年の矢吹丈を主人公とした
『あしたのジョー』


と続きます☀️

そんなスポ根アニメやドラマの影響を受けた私は、中学生になるとチャンバラ好きだったこともあり
剣道部


に入部したのです☺✌

もちろんスポーツとしての剣道など、当時の私が知るよしもありません😅

また、スポ根アニメの主人公のように、

身辺の苦難に耐え、過激な特訓を自らに課し、いくども挫折を味わいながら、不屈の闘志と根性で乗り越えていく〰️

みたいな気持ちなども全くなく・・・


ただ、三船敏郎、勝新太郎といった当時の時代劇スターが活躍するテレビの中の世界に憧れて、
チャンバラ=剣道
剣道=カッコいい



なんて勝手に思い込んで入部を決めただけなのです😨

その安易な夢物語は入部した翌日に見事に砕け散ります💥

前日に剣道の練習風景を見学に行った時は、優しくて丁寧に剣道について教えてくれた先輩たちでしたが・・💦


入部申込書を提出したとたんにその態度が豹変して、言葉遣いも荒くなり私たち新入部員約20名はいきなり床の雑巾掛けをさせられたのです😭


動きの鈍い者は竹刀でお尻を叩かれながら・・・😱😱
いきなりシゴキが始まったのです🙍💧

私が通った中学校の部活では、剣道部だけは市内で強豪校であることから別格の存在であり、その練習は超〰️厳しいことなどは後で知りました🙍💦


まず、竹刀を使う前の基礎練習として今では体に有害のため姿を消した害悪トレーニング
うさぎ跳び🐰
を死ぬほどやらされました💀💦


道場や校庭だけではなく、学校の裏山に怨めしい200段の階段があり、それをうさぎ跳びで登ったり下りたりと・・😭

ニヤケタ表情でその後を竹刀片手に付いてくる先輩たち、新入生の動きが止まると同時に「こら~」の罵声と竹刀が同時に飛んできます💦



校庭ではうさぎ跳びの競争をさせられ、遅いと竹刀と腕立て伏せの100回の罰が・・出来ないとまた竹刀が・・・😭


お尻や太ももに、青いみみず腫れが毎日出来ていました👽💦
この世の地獄絵図でした😭
ですから、竹刀を手にして練習を始めるまでに新入部員のうち5名は辞めていきました😣


土曜日は午前中授業があり、午後から練習が始まるため弁当を持参するのですが・・・🙍💦

その弁当も先輩たちから食べられてしまい、残った少しのご飯とおかずで空腹を満たして過酷な練習に臨みます😣💦


竹刀を握ると素振りやすり足の練習が始まり、地獄の打ち込み練習へとつながります✨

防具をつけている先輩たちの小手や面を打つ練習です💧
先輩たちが黙って打たれているはずがありません😵

竹刀でお尻、背中、頭を叩かれます💥
そのうち防具をつけて打ち込んでいくようになると、掛かり稽古という名目で倒されたり足蹴りされる拷問が数時間に及びます😨


近年、特定の人物に対して行われる陰険な「いじめ」が問題となっていますが、これは新入部員全員が平等に体感する公開拷問なのでいじめとは異なります✨
先輩たちも全員が体験し潜り抜けてきた試練、伝統なのです👽


スポ根ドラマのように、弱者が強者に努力と根性で立ち向かうストーリーとは違い、私たち新入部員は
「ひたすら堪え忍ぶ」
だけなのです😫

新入部員同士でお尻や太ももの「みみず腫れ」の大きさを比べあいながら 
後輩が入部するまでは・・
と我慢をしていたものです😝


新入部員もこの拷問についていけずに退部した者が続出して、我々が2年生になった時は7名となっていましたね😫

室内で防具をつけて行う剣道の練習、特に夏は死ぬほど暑い💥
のです‼️
今でこそ熱中症対策で、こまめに水分補給をと言われますが、当時練習中に水を飲むなど言語道断💥な行為で絶対許されませんでした💀💦


水を飲むと余計に疲れる・・という今では信じられない理由で禁止されていたのです😭
もうスポーツをしているというより修行という感じですかね✨


今思うと、よく熱中症にならなかったなぁと感心します😰

あと不衛生でしたね😆
稽古着、袴は数週間洗濯しなくて当たり前、防具は大量の汗を吸い取りそれぞれ異様な悪臭を放っていました😝💦



よく病気にならなかったものです⁉️

我々の子供の頃には、抗菌、殺菌、除菌なんてキーワードはありませんでしたからね😁✌

土や砂、どろんこ遊びをして家に帰り、うがい手洗いなどは適当にしていた時代であり、今のように「超清潔志向」ではなかったです✨


現在の健康のためといって「いい菌」も「悪い菌」もいっしょに排除する清潔志向はいかがなものかと思いますね😅

今猛威を振るっている新型コロナウイルスなどの病原体などが体内に入ってきた場合に、それらの悪い菌を追い出したりやっつけたりするのも菌の力だということなのです☀️


我々人間は、それらの菌とうまく付き合い免疫力を獲得して長寿を手に入れたわけなのですから👏👏

少し汚いくらいが丁度いいのかもね⁉️
シャワー付きトイレ🚽で1日に何度もお尻を洗うのも、お尻を守る菌まで洗い流してしまい、逆に雑菌が繁殖しやすい状態になるそうです😱


つまり、「キレイ」を意識した行動が、逆に「キタナイ」を招いているわけなのです😰

無菌がキレイではない

ということなんですね💡




お話はそれましたが、そんな不衛生な環境でしたが、中学生活3年間において剣道部員で誰一人病気になった者はいませんでした👿✌



当時、剣道の練習で一番楽しみなのは、試合稽古でした🎵

中体連などの大会前には、実践的な試合稽古を3年生中心に一部の2年生も加わり試合形式で行われました✨


その時はさすがに先輩たちも、我々1年生をシゴクことより試合稽古に集中するので、ただ正座して拍手や声援するだけの1年生にとっては天国のひとときなのです☀️


たまに1年生も、2年生相手に試合練習をさせてもらえます❗

当時、我々1年生の方がなぜか2年生に試合では勝っていましたね😆✌
※我々1年生のメンバーは後に九州大会に出場しています💥



そして秋を過ぎると、3年生は受験勉強のため練習に顔を出さなくなり、それまで3年生の顔色を見てくすぶっていた2年生が威張りだします😰


そんな頃に我々剣道少年を元気付けるテレビ番組が登場したのです☀️

それが・・

今回の緊急事態宣言の際に、まさに青春ドラマの主人公のようなノリで


千葉県にはねぇ、カネがないんだよ〜


とサジを投げてみせた千葉県知事の

森田健作



が当時主役を務めた青春ドラマ

おれは男だ❗


なのです☀️

まさに高校の剣道部が舞台となっいるこのドラマに当時は共感しましたね🎵

このドラマの影響もあり、中学2年生になると少しずつ甘酸っぱい恋をすることになります✨

この続きは次回ということで・・

本日はこれまで🙇

森田知事頑張れ〰️✌